「今月のクイズ、やさし過ぎたわよ」

2010年09月30日 | お客さん宅で
(10月のクイズは、過去最高の難しさにしましたよ)


一昨日のことです。Kさん宅でコタツを修理し終えて、奥さんにお話しします。
『Kさんは、私の作ったクロスワードパズルをいつも解いてると聞きました。出来た答えを店に届けてちょうだいね』とお願いすると、
「私は腰が痛くってどこも出歩けないし、お店に持って行くなんて無理よ」、
『FAXでもいいですよ』と伝えると、
「うちにはFAXないし、取りに来てもらわんと駄目だわ」とおっしゃいますね。
『これからは寄った時に、ハイ出来てるよと渡してね』と云いますね。

2月から作り始めましたクロスワードクイズ、お客さまの反応がとっても良くて、どんどん解答が届けられます。
店に届けていただけないお客様も、家でこっそり解いて楽しんでいますの声は、随分聞きますね。
訪問の時、お客様との会話の中で、「簡単すぎる~」、「漢字クロスワードパズルのローカル過ぎる地名なんで分からないわ~、難し過ぎる~」と、良いの悪いのご意見いっぱい聞きますね。
コタツ修理の、Kさんの奥さんおっしゃる、「今月(9月)のクイズやさし過ぎたわよ、もうちょっと難しいの作ってよ」、
『エェ~、そうですか、頭抱えてクイズ作るの大変なんですよ、簡単過ぎたって本当ですか?』。

本日、10月号のクロスワードパズルが完成します。
Kさんの奥さんに、やさし過ぎると云われぬように、歯応えないと云われぬように、ちょっぴり難しくしてみましたね。
写真ではちょっと分かりにくいでしょうが、ヒントを読んで、このクイズがやさし過ぎるか難し過ぎるか、どんなものかを感じてくださいね。

タテのヒント

1.10月17日、粟鹿神社で叫ぶ掛け声は?。
2.電球の明るさを表す単位です。
3.千の次。
4.出石にも、日高にもあります。
6.この符ある方は許しましょう。
9.豊岡にありますこの会館。
11.どうせ乗るなら。
14.声援がうれしい。
15.旅で捨ててきました。
17.金銭でこれが大事です。

ヨコのヒント

1.カニに柿を投げた相手です。
3.かんなべ高原でも開催されました。
5.十字をきって祈ります。
7.天下〇〇〇の仕業です。
8.頑固な〇〇〇はギャグが好き。
10.10月17日、八鹿の九鹿で踊ります。
12.若狭からの街道で京の都に運びます。
13.旧明延鉱山にこんな電車がありました。
16.日立のテレビ。
18. 11月13~14日は但馬ドームで感動市です。

2重枠の5文字を並べ替えて、完成する言葉は?

こんなヒントのクイズです。やさし過ぎますか?難し過ぎますか?、いざ作ってみると大変なのですよ。 
      
《どうですか 難し過ぎて 解けますか》

山田風太郎

2010年09月29日 | ふるさとの話
(関宮町の「山田風太郎記念館」に寄りました)


昨日夕刻、関宮町のYさん宅へオール電化の相談へ向かいます。
帰り道、国道9号線沿いに立つ案内板「山田風太郎記念館・手前信号を→」、幾度となく通り過ぎながら立ち寄ることもありませんでした。時間も遅いかなと思いながらも寄ってみます。
国道から数十メーター入ったところに立つ、こじんまりとした建物があの有名な作家・山田風太郎の記念館なのです。
「風」と刻んだ記念館の入り口に、「山田風太郎記念館」のプレートが秋の夕日に輝き、「山田風太郎」のノボリが風に揺られています。
案の定閉館時刻を過ぎています。残念なことですが中に入ることは出来ませんでした。またの機会にゆっくりと訪ねることといたします。

山田風太郎は、ふるさと但馬は養父郡関宮村(現養父市関宮町)出身の小説家で、忍法帖シリーズで一躍有名になり、あらゆる雑誌への連載、出版した小説の数々、その数は膨大な量に上り、初期のミステリ作品、時代小説、爆発的なブームを呼んだ忍法帖シリーズと、戦後の一時代を築いた大作家なのです。
山田風太郎のことは、ふるさと但馬の有名な作家でありよく知っていましたが、どうしてここに寄ろうと思ったのか、それは3日ほど前の新聞の記事のことでした。
新聞の記事から書き写しますと、

戦後の宰相・吉田茂の参謀で辰巳栄一という人物、吉田首相の軍事の参謀でした。
その辰巳栄一の戦中戦後を辿った記事の中に、「風太郎の終戦」と云う行がありました。
山田風太郎が東京医学専門学校(現在の東京医科大学)の23歳の学生、その頃を綴った日記「戦中派不戦日記」の中身で、終戦直後のところです。
戦いに敗れ、外国の占領部隊を迎える際の潔い振る舞い方を書いた部分です。
「すでに大事去った上は、清々粛々、清掃して敵を迎え、驕(おご)る敵をして恥ずかしからしめるほど端然または凛然(りんぜん)たる態度を持すべきである。いまの激情にかられた花火は、かえって一般国民の惨苦を増大して長びかせるだけである。われわれは敵の駐屯を一日も早く短くするよう努めなければならない」と書いてあります。23歳の日記にして凄いですね、大小説家の片鱗なのですこの日記。
若き日の山田風太郎の一文に触れ、記念館でその貴重な展示品を見ようと思いついたわけです。
だが昨日は閉まっていました。又の機会にぜひ資料の現物を眺めたいものです。

《戒名が 風々院とは 洒落ている》


扇風機とコタツ、ずっと出しっぱなしよ

2010年09月28日 | お客さん宅で
(ソバ畑をぐるっと囲んで、やっと咲きました彼岸花)


『分解して中のほこりもゴミも取りましたよ、点検しました大丈夫』とYさんへ、堀コタツのヒーターお返しいたします。
二日前ご来店され、「すぐ寒くなるから使えるか見ておいて~」のコタツです。
コードもテープで補修があちこち、見るから古い物でした。
コントローラとコード一式交換しようと、メーカー(ナショナル)に問い合わせても、「20年もたってます。部品供給不可ですよ」と断られますね、残念でした。
徹底的に点検します。そして掃除も完璧に、テストも繰り返してお返しします。
Yさんご夫婦、「点検していただいてありがとう、大切に使います」、「十日ほど前は真夏の暑さだったのに、今度はコタツの心配ね」、「そこの扇風機とコタツやストーブ、一年中ずっと出しっぱなしよ、可笑しいでしょう」とニコニコと、

ご主人は、「やっと彼岸花が咲いたね一週間も遅れて、彼岸はとっくに終わったね。夏が暑過ぎて彼岸花だけじゃなく、野菜も果物も何もかも出来が悪いね今年の秋は」とお話なのです。
昨日今日、走る窓から見渡せる、稲刈り終わった田圃の畔に彼岸花が咲いてます。
花が5分でつぼみが5分で、コスモスに先を越されてしまいます。早く咲かなきゃ寒くなる、彼岸の後に咲いては誰にも振り向かれずに、心持ち寂しそうな感じです。

「コタツが点かない、寒くなるから診て~」と、Kさんも同じことを言われます。早速訪ねて診ましたね、
『こりゃあ~、古いですよ古すぎる』、家具調コタツのヒーター切れてる、メーカー(ナショナル)云うには、「この品番は24年経ってます。部品供給無理ですよ」、
結局、ヒーターユニットまるごと替えるの見ながら、Kさんの奥さんおっしゃいますね、「そこの扇風機とコタツやストーブ、一年中ずっと出しっぱなしよ、可笑しいでしょう」、
「目の前のソバ畑にやっと彼岸花よ、野菜も柿も果物も、何もかも暑過ぎて出来が悪かったわ」と、
Yさんと瓜二つの、古すぎるコタツの修理や、何もかも出来が悪かったのお話続けて聞きますね。

《彼岸花 遅すぎますよ 気が抜ける》

アトム特選品カタログ10月号到着

2010年09月27日 | アトム電器
(ピッタリと来ますねアトムのカタログ、中身を開いて見てみます)


毎月27日、判で押したようにピッタリ来ますねアトムのカタログ、「アトム特選品カタログ10月号」が本日到着いたします。
アトム電器に加盟する前だって、頭をひねって年間計画や月々の重点商品決めてました。でも、街の電気屋の頭で考えることなんかやっぱり限界がありますね。一軒の店で取り組むキャンペーンや、売り出しなんてよ~く眺めてみますとショボイです。
アトムに入って驚きますね、一年中途切れる間ナシの販売キャンペーンなのです。季節ごとに何が売れるか、何を勧めると喜ばれるか、よ~く考えたキャンペーンが続きます。
それに一番助かることは、毎月発行の「アトム特選品カタログ」なのです凄いです。
お客様から、「ちょっと相談に来てよ」と電話があると、このカタログ一冊掴んで走ります。それとも、お客様はこのカタログ見ながら電話されてるようなのですね。

アトムの本部が全力挙げて取り上げた、お客様に喜ばれる一押し商品が載ってます。
メーカーと一生懸命交渉し、さらに相場を徹底調査、お客様が大満足される価格なのです安心なのです。
アトムが取り組む定番商品、その中の選りすぐりが凝縮してます説明しやすい、嬉しいですねこのカタログの10月号を開きます。
「街の電器屋全国チェーン・841店登場!」と、表紙はいつもの日本地図、全国のメンバーの顔が並びます。
「この秋!アトム電器のイチオシフェア」、紅葉をあしらい秋らしい、元気が出そうな表紙です。
オススメ調理家電特集と、「シャープの新型ヘルシオ」や「タイガーの土鍋炊飯ジャー」や、今再ブームの「ホームベーカリー」、どれもイチオシ商品ですね。
各社の「3Dテレビ」や「3Dレコーダー」の新製品、液晶テレビは「LEDタイプ」が普通です。
いやいや、テレビの普通は「録画機能内蔵」が当たり前、HDD・BD対応の三菱独走待ったをかけて、シャープからは外付けHDD対応のLEDアクオスと、HDD・BD搭載のLEDアクオス勢ぞろい、東芝にも三菱にもシャープは勝負を仕掛けます。
エアコン特集は、暖房性能イチオシの高級機種を載せてます。
中でも当店お薦めは何と言っても「うるるとさらら」のダイキン暖房エアコンですね。お年寄りを風邪から守る、加湿エアコンの決定版は、実績一番「うるる暖房」のダイキンですね。
暖房器具もずらっとイチオシ、高級品をお買い得、アトムの得意なやり方なのです。
「冷蔵庫」に「洗濯機」、「照明器具」から「オール電化」まで、どれもこれもイチオシばかりで説明しきれない、28ページのカタログは日本中探してもないでしょう。本当によくできています凄いです。
「暮らしの情報板」は、冬のエアコン暖房について詳しく説明してますね、「何でもします・気軽に声をかけて下さい!!」は、身の回りの修理や工事の案内なのです。街の電気屋さんの一番力の出るところ、
「近くの電気屋さんから買ってて良かった~」と、感じていただく仕事のご案内、「アナログ放送終了まであと296日!」と、地デジ化お願い書いてます。
そうそう、アトムで買って喜ばれます。「日本全国うまいもの市プレゼント」、今月は東京都の特産品で、「山海深幸」と案内します。
山海の珍味の詰め合わせ、東京都らしからぬ「うまいもの」は、ちょっと興味を引きますね。
「アトム特選品カタログ」をドサッと山盛り積み上げました。あとは店から発信いたします、オリジナルチラシやクイズのチラシを急ぎます。

《特選は その名の通り 選りすぐり》

芝生の上の運動会

2010年09月26日 | ふるさとの話
(ワァ~~、キャ~~、ガンバレ~、大声援を背に受け走ります)


本日は、恒例の国府地区公民館主催の運動会「国府ふれあい運動会」でした。
来賓の府中小校長先生は、「地元の皆さんのご協力で、こんなにきれいな芝生のグラウンドになりました。2週間前の運動会は、生徒も職員も全員裸足でやりました」と挨拶されます。見事な芝生の上での開会式やラジオ体操いたします。
しかし、昨日はゲリラ豪雨のような雨でした。夜半も雨が降り続きグラウンドは結構濡れてます。予定を一時間ずらしての開会なのです。
府中小のグラウンドは、とても水はけが良くて雨が上がれば一時間くらいで使えます。芝の植わってない土のスペースは乾いてるのに、ところが芝生は厄介ですね。芝の中に水を含んでびしょびしょなのです。
正午になっても乾きませんね。それでもきれいに刈り込まれた芝生なのです。泥が付きませんから大丈夫、ちょっぴり湿った芝生の上での運動会となりました。

小学生の金管バンドを先頭に、13地区の列は入場し開会式を始めます。国旗を見上げるポールの先の、9月の空はいわし雲、秋の気配がいたします。
芝生の上でのラジオ体操に、準備のストレッチ、ほんとに気持ちの良いものですね。
競技名を記しても、何のことか半分も分からないかもしれないが、書いてみます記録です。

サッカーボールを蹴る「キックボール」、じゃんけん勝てば近回りの「ジャンケンリレー」、
輪でボールを引っ張る「ねずみの玉引き」、男女でボール受け合う「人工衛星」、
踊りはやっぱり「国府しゃあしゃあ音頭」、
とっても難しい「障害物リレー」、女性ばかりの「玉入れ」、
女性は一輪車で、男性はタイヤを転がす「安全運転」、球を上から下から手渡す「順送球」、ボールでビンを倒す「ビンたおし」、
後は、「綱引き」とクライマックスの区対抗「男女混合リレー」、
芝生の上は、歓声キャーキャー、笑いや拍手に、テントの前で追い抜かれ「ワァ~、キャ~」ため息飛び出す世界です。

《地区総出 実に楽しや 運動会》 

ワイドなパソコンモニター

2010年09月25日 | 店内外の話
(23インチのワイドな画面でブログを書きました)


ブログは当然パソコンで書きますね。
我が家のパソコンは店内に2台、修理スペースに1台と、リビングと寝室にそれぞれ1台で合計5台が稼働しています。
店のパソコンで書くことも、リビングでテレビを見ながら書くことも、寝室で書いてそのままゴロリと寝ることも、どのパソコンで書いてもOKなのです、自由です。
もちろんネットワークで繋がれてまして、投稿も閲覧も自在にできます、その時の気分や都合でどのパソコンを使うかは勝手です。
そのパソコンですが、5台が5台とも遅れてました4:3のモニターなのです古いです。さらに1台なんぞは、古い古い年期物のブラウン管でして、調子が悪くて画面がバタバタ揺れて縮んで、風前のともし火状態なのでした。
本日、23型液晶ワイドモニターを1台新調しまして、店のパソコンにつなぎます。
店の液晶モニターは、修理スペースのパソコンに移動して、やっと年期物のブラウン管が卒業いたします。
息子が、さっそくワイド画面でチラシ作りをしています。
「街のでんきや便り」は、横A4で作るため今までの4:3画面では全面表示ができません。今度の23型ワイドの画面は、横A4原稿を全面表示で見やすい、作りやすいと感動します。
私も、今日のブログはワイド画面で書きました。
原稿打ち込むスペースは今までと同じですが、下部に表示される全体表示が見やすいですね。文章のレイアウトが全面表示、投稿した時の状態が確認できます、いいですね。
そんなわけで、今日のブログはワイドモニターで、サクサクさっさと書いて終わります。

《ワイドです でも内容 乏しいね》

有縁(うえん)、結縁(けちえん)、鴛鴦(えんおう)の契り

2010年09月24日 | 私の思い
(豊岡市野上の金刀比羅〈ことひら〉神社、立派な社殿を見ましたね)


昨日、豊岡市野上(のじょう)のIさん宅に、クイズの賞品を届けます。
あいにくお留守です。郵便受けに、いつものポリ袋に入れて置きますね。夜電話すると、「すぐ分かったわ、街の電気屋さんが置いて帰った賞品ですね」と、奥さんニコニコ電話口、品物見ただけで、すぐに分かっていただく縁ですね。

帰り道、野上の金刀比羅(ことひら)神社に参拝します。
車で上がれる参道に、神社の由緒の看板がありました。
寛文年間の創建とありますから、350年くらい前の古さです。由緒略記の文中に、「当山は有縁(うえん)の霊地なるをもって来たり・・・・・・」とありますね。
人の世は「縁」の繋がりばかりです。親から子だって、子から孫だって、親戚みんな血で繋がる血縁ですね。
職場や地域の皆さんと、そこで生かしていただく限りは付き合い広がる地縁です。
結縁(けちえん)や有縁(うえん)は、私たち衆生が仏や菩薩に教えを請うて縁を結ぶことです、有難いこと。
結縁の「結」と「縁」を逆さにすれば「縁結び」、人生で最も華やぐ縁ですね。

2年ほど前のブログに書いた、「嬉しいこと、いっぱいありました」の文中で、『・・・・・ヒントは鴛鴦(えんおう)としておきましょう。』の、鴛鴦の意味を明かします。
2年前、息子のお嫁さんをいただく為に、相手の親御さんのお家に息子と家内と一緒に訪ねた時の、その嬉しかった気持ちを書きました。
鴛鴦(えんおう)は、オシドリの雄雌を表わす言葉です。おしどり夫婦のオシドリは、「鴛鴦の契り」とも言いまして、夫婦仲の良いことの代名詞です。

中国の古い話を集めた本「搜神記(そうじんき)」に、悲しい話がありますね。「・・・・・・・・・・・・・又有鴛鴦、雌雄各一。恆棲樹上、晨夕不去、交頸悲鳴、音聲感人。《鴛鴦(えんおう)、雌雄(しゆう)おのおのひとつなり、いつも樹の上に棲(す)み、いつまでも去(さ)らず、頸(くび)を互いに交(まじ)わして、悲(かな)しそうに鳴いている、その鳴き声は聞く人を感(かん)じさせずにはおられない。》、
時の権力者により引き裂かれ自殺することになった夫婦、怒りのため離れ離れに葬られた墓に、枝を張り根を絡ませて伸びた樹にオシドリの雄雌が止まり悲しく鳴く、その様子を書いた話です。
その文中の「又有鴛鴦(また、えんおう、あり)」から、「鴛鴦」がオシドリの言葉に、いつまでも仲の良い夫婦を「鴛鴦の契り」と云う訳なのですね。
神社に参り、2年前を思い出しそんな「縁」のいろいろ想います。

《鴛鴦も 年をとるほど 丸くなる》

「秋分の日」、ぼちぼち

2010年09月23日 | 季節(秋)
(玄さんをいっぱい描いた、しゃれたバスが走ります)


本日、空はどんより曇って雨模様、「秋分の日」は国民の祝日ですから、朝一番に国旗を掲げますいつもの様に、雨に打たれて日の丸は、ピクリともせずに垂れてます。
今週は、「敬老の日」に「秋分の日」と、休みが多くてかないませんね。
街の電気屋さんはどこでもそうかな、案外静か?、平日に比べて日曜日や祝日って、街の中心に出掛けるからか電話やご来店が少ないですね。

同じ訪問するなら休みがよかろう、クイズの賞品持ってお客様を訪ねます。
「まあ、いつも賞品をわざわざ持って来ていただき有り難う」、『次もクイズの応募して下さいね』なんて挨拶かわします。
『答えを店に持参して下さいから、FAXでどうぞとしましたら、応募がどっと増えました』、『ほんの気持ちの賞品ですが、挨拶代わりにお届けします』と、次から次へと御用聞き、街の電気屋さんの仕事ってお客様にどれだけお会いするかが本職なのです。
「クイズを楽しませてもらっています。なのに賞品まで届けてもらって、買わせてもらいます必ずね」と、うれしい言葉いただきます、楽しみですね。

前を走る小型バスは、豊岡市内を循環します「コバス」と呼びます乗合バスです。
「コバス」の車体には、いっぱい描いたキャラクター、只今豊岡市で一番人気があってイベント宣伝なんでも引っ張りだこの、マスコットキャラクターは、玄武洞が本籍地の「玄さん」なのです。堅い顔してやさしいのです。
今日は後ろの写真ですが、次の機会に正面や側面を撮って紹介しますよ可愛いですよ。

神戸や大阪へ向かって走る大型バスには、車体いっぱいに羽根を広げた「コウノトリ」をプリントしたり、派手派手麦わら細工の「城崎温泉バス」や、特産カバンを全身プリントの「大型乗合バス」やら、カバンの姿に変身してしまった「循環ミニバス」や、田舎を循環するバスの名前はユニークで、「イナカー」と云います田舎のバスは、車体に「コウノトリ・玄武洞・サンショウウオ」のキャラクター三人組も描いて頑張りますね。

午後、西の空は雲の切れ目から陽が射して、『これなら夕刻の満月拝めるぞ』と思ったが、残念でした東の空は分厚い雲がどっしりと、満月の月の出を邪魔しています。
秋分の日を迎えて一気に涼しさ、Uさんの奥さんが「やっと彼岸花のつぼみが出てきたよ、でも今年は本当に何もかもおかしいね」と挨拶なのです。
まあ、国民の祝日「秋分の日」もぼちぼちですよ、だって日の丸掲げている家は、一日中走り回っても市役所と当店でしか拝めませんでした。やっぱり何か変ですね。

《秋分も 彼岸も秋も ぼちぼちと》

真っ暗闇の、中秋の名月

2010年09月22日 | 季節(秋)
(最近、国府平野のあちこちに、ソバの畑をよく見かけます)


本日、カレンダーに「十五夜」と記してありますね。
今日は旧暦の8月15日、15日の夜ですから「十五夜」なのです当たり前、なので今夜は「中秋の名月」を眺めて秋を味わう夜なのですね。
旧暦では、1月、2月、3月を季節の春と申します。4月、5月、6月を夏、7月、8月、9月を秋、10月、11月、12月を冬と区切って呼んでます。
7,8,9月の秋の季節の真ん中が、8月ですね旧暦の、旧暦8月15日が本日でして9月22日の夜が秋の真ん中の月ですから「中秋の月」、空気も透き通っていて、一年中でひときわきれいに月が眺められるということから、「中秋の名月」というわけですね。

ふるさと豊岡の本日は、朝から雨が降り続き、夜には激しく降りますね。夜空は真っ暗、真っ暗闇で、中秋の名月どころじゃありません。
昨年の「中秋の名月」は、10月3日で晴れた夜空に煌々と、一昨年は9月14日でその夜も、阿弥陀祭りに合わせて晴れた夜空に煌々と、きれいに輝く名月でした。
それにしても本日は、雨降りザーザー残念至極な夜ですね。

旧暦15日は月齢15.0で、十五夜は満月の筈ですがそれが実は違います。
昨年も同じことを書きましたが、地球から月の裏側を見ることになる新月は、真っ暗で月齢が30.0(0.0と同じ)で旧暦8月1日と云いまして、9月8日になるわけですね。
半円形に輝く上限の月が、月齢7.5で9月15日になりますね。そして月齢15.0が満月で本当ならば旧暦15日の今夜の筈が、今日の月齢は13.7で明日23日の月齢が14.7なのです、仕方がないです。
本当の満月は、明日23日の夕刻6時になります。満月での月の出になるはず本当ですよ。
実は、中秋の名月が満月でない方が多くて、一昨年も去年も今年も、中秋の名月と言われるカレンダーの「十五夜」の月は、満月の一日前になりますね。
3年連続、「中秋の名月」の次の夜が本当の満月楽しめますよ、明日の今宵は晴れますように、きれいな名月眺めたいですね。

《ソバの花 名月照らし 増す白さ》
コメント (2)

アトムの、日本全国「うまいもの市」プレゼント

2010年09月21日 | アトム電器
(今月の「うまいもの市」は、大阪心斎橋の『銀装カステラ』なのです)


「テレビにBDレコーダーに、ドラム洗濯機をまとめ買いのMさんが、今日『うまいもの市』プレゼントを取りに寄られたよ」と息子が報告します。
アトムのお店は、お買い上げに感謝して心をこめて差し上げますね、日本全国「うまいもの市」プレゼント、今月は、大阪心斎橋老舗のカステラ専門店から取り寄せた、「銀装カステラ」の詰め合わせなのです。

毎月お届けします、「アトム特選品カタログ」に載ってます、「うまいもの市プレゼント」のマークがついた商品は、アトム選りすぐりのお薦め高級品なのです、お得です。
おおよそ15万円以上の商品に、「うまいもの市プレゼント」のマークがついてますが、当店などは臨機応変対応しまして、ちょっとお値段安いテレビでも、最近は2台まとめ買い多いもので、『ハイ、うまいもの市をお付けいたします』と付けちゃいますね。
「Jさんには紹介のお礼に、ハイどうぞ」と息子が届け、「Uさんにはちょっと安い品でも、ぜひ差し上げたいわ」と家内の希望で差し上げたりと、差し上げるお客様はどんどん広がり、
今では、「先月のうまいもの市でいただいた有名なソバ、とっても美味しかったわ、何とか取り寄せてよ」なんて云う方や、「安い品しか買えないけれど、うまいもの市プレゼント付けてほしいわ」と云う方や、このプレゼントの喜ばれようは本当に凄いもの、毎月ドサッと取り寄せ積み上げてますプレゼント、あっという間に出て行きますね。

日本全国「うまいもの市」プレゼントを、アトムの店がお届けするようになってもう3年以上になりますね。
年に2回の大売り出しで、お買い上げ記念品を差し上げながら、これをヒントに考えて年中、毎月素敵なプレゼント差し上げようと、アトムで始めた企画です。
振り返って、今までの「うまいもの市」の素敵な品々見てみます。

2007年5月の愛媛の「ポンジュース詰め合わせ」から始まって、延々延々続きます。
6月は、長野の「信州戸隠そば・うどんセット」、
7月和歌山「梅屋紀州梅・みかんゼリーセット」、
8月徳島「神山のっすだち酢・すだちポン酢セット」、
9月香川「石丸製麺讃岐うどん」、
10月石川「加賀・五郎島金時いも」、
11月兵庫浜坂「松葉ガニ」、
12月も「松葉ガニ」、

2008年1月岐阜「飛騨高山板蔵ラーメン」、
2月熊本「「デコポン」、
3月宮城「気仙沼・ふかひれスープ」、
4月京都「京煎堂の煎餅詰め合わせ」、
5月は大売り出しでいろいろ出して、
6月兵庫「そうめん・揖保乃糸」、
7月和歌山「湯浅の醤油詰め合わせ」、
8月鳥取はおなじみ「20世紀梨」、
9月大阪「珍々堂のあられ詰め合わせ」、
10月愛知「味噌煮込み・きしめん」、
11月兵庫浜坂「松葉ガニ」、
12月も「松葉ガニ」、

2009年1月は広島「ますやみそ鍋調理みそ」、
2月宮崎「日向夏・調味料セット」、
3月北海道「生味ラーメン」、
4月和歌山「温州ミカンジュース」、
5月奈良「三輪のそうめん」、
6月東京「赤坂ラ・ポムのゼリー」、
7月岐阜「飛騨高山板蔵冷やし中華」、
8月広島「寺岡家のお醤油」、
9月山形「ストレートジュース」、
10月静岡「焼津の鰹角煮」、
11月兵庫浜坂「松葉ガニ」や北海道の「特製ハム」、
12月も同じく「松葉ガニ」と「特製ハム」、

2010年1月は三重「手打ち式伊勢うどん」、
2月鹿児島「屋久島産たんかん」、
3月福岡「博多生ラーメン」、
4月和歌山「紀州調味料セット」、
5月は800店突破セールで盛りだくさんに、
6月奈良「高野山・胡麻どうふ」、
7月栃木「佐野・冷やし中華」、
8月山形「フルーツゼリー」、
今月9月は大阪心斎橋「銀装カステラ詰め合わせ」ですね、

とにかく喜ばれましたね、アトムが始めた日本全国「うまいもの市」プレゼントです。

《うまいもの 気持ちを込めて ありがとう》

早く来い来い、秋に冬

2010年09月20日 | 季節(秋)
(暖房機や加湿器を、展示して準備しています)


本日二十日は彼岸の入りで、あと三日後の彼岸の中日は「秋分の日」の祝日ですね。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言いますから、さすがの暑さも和らいで、ひんやりした涼風が吹くことでしょう。
店の展示も、石油ファンヒーターや電気ストーブに電気毛布、それに加湿器を並べて待ちますね。
電気屋さんて欲張りですね、つい先日までは『暑い暑い、死ぬほど暑い~』なんて言いながらも、エアコンの売れ行きにニンマリ微笑み喜んでいましたね。
さすがの暑さも彼岸近くになりますと、最高気温も30℃に届かずエアコン売れるほどには暑過ぎず、暖房機には早過ぎますね。
欲張り電気屋さんは、凌ぎやすい気温はお好きでないようで『暖房機早く売れる寒さ来ないかなあ~』なんて欲なこと考えますね。
「扇風機を仕舞ったら、入れ替えにすぐストーブを出すの」と言うお客様ありますね。
両方部屋に出したまんまのおうちって案外見かける、電気屋さんの喜びそうな、暑いか寒いのどちらかしかないような、そんなおうちが好きですね。

ところで今年は変ですね、彼岸花をちょっとも見かけないじゃあ、ありませんかね。
毎年彼岸のこの頃は、稲穂に並んであぜ道に一直線に咲いてます、彼岸花。土手の斜面の彼岸花、真っ赤なじゅうたん模様が鮮やかなのに、今年は一本も見かけませんね。
茎が一本まっすぐ伸びて葉が一枚もない彼岸花は、地上の暑さに恐れをなして飛び出す時期を失ったかな?、それとも、もしや夏のあんまりの暑過ぎで、地中の根っこから枯れたかな?、いずれにしてもあと三日、彼岸に間に合うか心配します。
彼岸の入りの本日は「敬老の日」の祝日で、23日も「秋分の日」で祝日なのです。
電気屋さんは欲張りで、世間に逆らい休みませんね。早く過ぎてよ連休なんて、早く来い来い秋に冬、暑さが終われば寒さを待ち焦がれる、欲張り電気屋の彼岸です。

《寒さ来い のど元過ぎた 夏忘れ》

波賀のコメが一番うまい。それで、お客さんどちらから・・・・

2010年09月19日 | ふるさとの話
(大屋町には「大杉ざんざこ踊」と「若杉ざんざか踊」、お隣なのにちょっと違う)

ちょっと近場をドライブします。明延から峠を越えて、一宮町に入ります。
明延のある養父市大屋町だって、一宮町のある宍粟市だって、とにかく回りは山ばかり、きれいに植林された杉の木立が続きます。
ふるさと但馬の周辺は、丹後に丹波に、播磨に鳥取と、走る範囲が限られまして、どこかに行こうと思っても同じコースばかりとなりますね。
それでも一宮町に抜けるコースは数回しか走っていない、久しぶりのドライブなのです。

一宮温泉・まほろばの湯で昼食しまして、売店で鳥取梨を買いますね。
実は、本当は鳥取で20世紀ナシを買いに行く予定を、急きょ一宮町にしたのです。なので兵庫県で鳥取梨を買うことに、どうせ隣県・鳥取から運び込まれた梨です、かまいませんね。
『一宮と云うことは、さぞや立派な神社はどこですか?』と尋ねまして、伊和神社に参拝します。
さすが一宮と云うだけあって、境内がなんと16,000坪の広さに、樹齢数百年の杉の巨木が84本、杉や桧やその他の木々も大木数えて1,650本と、境内に書いてあります凄い立派な神社です。

道の駅・みなみ波賀に寄りますね。
『さっきの一宮温泉でジックリ見て、伊和神社前の道の駅・播磨いちのみやでもジックリ見て、またここでも見るの』と、どこに立ち寄っても見てばかりの家内に驚きますね。
「美味しい、おこわの山菜ご飯はいかがですか~」と、外でおじさんパックのご飯を売ってます。
「波賀のコメが兵庫県で一番うまい米、新米のもち米100%ですよ~」と叫びます。
「それで、お客さんはどちらからお越しですか?」、『山を越えて豊岡市から来ましたよ』、
「えぇ~っと、・・・・う~ん、米は豊岡が一番かな、波賀も一番かな」、『いやいや、おじさんの波賀が一番、豊岡は二番、でも二番のほうが美味しいこともあるよ』と笑います。

若杉峠を越えまして、播磨から但馬に帰ります。
若杉峠の急坂下った、大屋町の若杉地区には三社神社がありまして「若杉ざんざか踊」が県指定の無形民俗文化財で有名ですね。
若杉地区から少し行った地区が大屋町大杉地区で、二宮神社は「大杉ざんざこ踊」と云いまして、こちらは国指定の無形民俗文化財で有名なのです。
「ざんざか」と「ざんざこ」の呼び名は一字違いでまぎらわしいが、「ざんざか」と「ざんざこ」の違いは、踊の由来や仕草の違いのようですね。
但馬には、八鹿町の九鹿(くろく)や和田山町の寺内や、浜坂町の久谷でも「ざんざか踊」が伝承されてます。
でも、大杉地区だけが「ざんざこ」の呼び名の踊りです。

《山ばかり マイナスイオン 吸い過ぎる》

足踏み脱穀機で「稲こき」した昔

2010年09月18日 | ふるさとの話
(10段の稲木を見つけました。忙しかった昔の秋を思い出しますね)


神鍋からの帰り道、頃垣から八代へ山道を抜けて走ります。
道路沿いに立てられた稲木を見つけます。一番下の段がちょっと低くて掛けるの無理ですが、全部で11段の稲木が6間ま(ろっけんま)の幅に立ってます。
今では稲木そのものを見かけることなんて滅多になくて、とても珍しい風景なのです、懐かしい。
雨の少ない播州方面では、2,3段の稲木を横に長く長く立てますが、雨の多いい但馬では掛けている日数も長いためでしょうか、昔から10段くらいが普通でした。
柱になってる縦の稲木だつ(棒の呼び名)、その間隔はおよそ1間(1.8m)なので写真の稲木は6間ま(ろっけんま)と云いますね。
子供のころの国府の田圃は、どこもここも稲木がびっしり並んでました。
今日は夜なべで、3間ま(さんげんま)「稲こき」(脱穀のこと)するぞ、勉強なんかせんと手伝えよ~、なんて親父が話してた。子供たちは「また夜遅くまで手伝いか~」と云いますね。

彼岸を過ぎたころから稲刈りが始まりました。子供だって大切な働き手ですから、日曜日はもちろん、学校から帰ったらすぐに田圃に駆けつけて、家族そろって稲刈りなのです。
昔のことです何でもかんでも手作業なのです。ノコギリ目の稲刈り鎌で、サクサクサクと5株ほど刈り取り、次の5株は少し斜めに重ねて束ねます。
キリッと回して空(くう)を切り、ワラで束ねる動作は子供ながらも鮮やかでした。
日暮れが早くて夕闇せまる、稲木の前にせっせと重い稲束運びます。
稲木の上の親父めがけて、竹竿使って稲束を手渡す役目は男の子、下から懐中電灯で照らす役目は女の子、家族総出で頑張りました。
十日か二週間もすれば、重たかった稲の束も乾いて軽くなりますね。稲木の10段上から腕の長さいっぱいに、バッサバッサとムシロの上に落します。
昔はトラックなんてありません。荷車いっぱい積み上げて、テクテク、テクテク何往復も田圃と家を通います。

小さな家の狭い作業場に、稲束ぎっしり詰め込んで、夕食すましてすぐに立ち「稲こき」なのです、夜なべです。
昼間のうちに「稲こき」したことないのです。「稲こき」は夜なべの仕事と決まっています。
足踏み脱穀機は、人力で回るドラムに金具の突起がぶんぶん回り、それで稲穂をワラから引きちぎる、それを「こく」と云います、「稲こき」なのです。
男の子は、親父と一緒に足踏み脱穀機のペタルを踏む役目、女の子は一束一束差し出す係り、「稲こき」すんだワラの束は後ろに放り投げる、それを片付けたりそこらの整理は母親の仕事、それが深夜の12時まで続きます。
狭い作業場はホコリが舞って、向こうが見えない霞んでいます。それに稲穂のホコリは、皮膚に刺さってチクチクします。とっても大変な作業です。
今の小学生も中学生でさえも、足踏み脱穀機も「稲こき」も、チクチクするホコリの作業なんて絶対知ってないと思います。
そんな50年前の国府の秋の、稲刈り、稲木や「稲こき」を、想いだします懐かしい。


《秋の夜 家族総出で 稲こきを》

副市長に電話したんよ、ガハハハ~

2010年09月17日 | ふるさとの話
(窓の外に鐘をつるして、引いたヒモで鳴らして追い払うものは?)


9月20日は「敬老の日」です。
祝日を月曜日にくっつけるハッピーマンデー制度になってから、祝日の日がコロコロ変わってかないませんね。
昔は、「敬老の日」は9月15日が当たり前、「体育の日」は東京オリンピック開催日の10月10日が当たり前、それが今年の「体育の日」だって又々月曜日の10月11日ではありませんか、妙ですね。
2004年から、従来の9月15日を尊重する意味で、15日は敬老の日に変えて「老人の日」と呼びまして、それから一週間を「老人週間」としましたね。
今日も明日も、そうです21日までの一週間は、「老人週間」なのです、ほんとです。

本日は、メチャメチャ元気なTおばあさんへ、『地デジチューナー付けませんか~』とお訪ねしましたその時の、とっても愉快な話です。
山奥に一人ぼっちで住むTさんは、90才近くのおばあさん、とっても元気で大柄で、何といってもしゃべった後の「ガハハハ~・・・・」と叫ぶ豪傑ばあさん、山奥の弁慶のようなお方です。
『この先のKさん宅に地デジチューナーを付けてきたよ、Tさんのテレビにもどうですか?、付けませんか~』と、窓の外から尋ねると、
「来年か~、映らんようなるのは来年か~、それまでわしの命が持つかわからんわ~、地デジなんかどうでもええよ~、ガハハハ~」と、窓際のベットに横たわったままで叫びます。
『まあまあそう言わんと、元気な顔でも拝ませてもらおう』と、裏口から勝手に上がりベットのそばへ行きますね。
それからTおばあさんの一人話の始まりなのです。

「外の田圃、ひとつも稲を作らず見渡す限り草ぼうぼうの放棄田、イノシシや鹿のええ遊び場になってしまったよ。ガハハハ~」と、限界集落の秋の風景嘆きます。
「電気屋さんよ、夜になると窓の外に7頭も8頭も大きな奴がやって来るんよ、鼻で垣根の金網をガタガタゆすって暴れくさるんだで、ガハハハ~」と、夜な夜なイノシシの大群が家の周りにやってくる様子をお話なのです。
「ケーブルテレビで市議会の中継見てたが、山間部のイノシシや鹿の被害対策の答弁聞いてて腹が立ったわ~、ガハハハ~」、
「JAあがりの副市長のやつは事情よう知っとるはずなのに、あの答弁は何だいな、高給とりが許せん、ガハハハ~」、
「見終わって夜10時だったが、副市長に電話してバンバン言ってやったぜ、ガハハハ~」、
「副市長は、いつものTさんにはキツイお叱りをいただいてなんて言ってたが、JAあがりの副市長さん、しっかりしてもらわんとあかんぜ、ガハハハ~」と、延々お話つづきます。

帰る時、窓の向こうのTばあさんに、『息子さんはしょっちゅう来(く)るかね』と聞きますと、
「来(く)れへん、ひっとつも来れへんわ」と云いながら、窓からヒモを引いて大きな鐘を、「カランカラン~、カランカラン~」と鳴らします。
『ビックリするがな~、ああ、ビックリした~』の私です。
イノシシを追い払うために、軒先に吊り下げた鐘なのですね。
元気で大柄なTおばあさんは、当分死なないな、死ぬわけないな、
限界集落の山の中、「老人週間」の秋の日差しはゆっくり弱まり、吹く風もちょっぴり涼しさ感じるようでした。

《あの元気 イノシシ達も すぐ逃げる》

帰去来兮(帰りなんいざ)

2010年09月16日 | 世相雑感
(豊岡病院の窓口で、清算を待つ間に想うこと)


今日、豊岡病院の計算窓口で支払いをするために、長椅子に座って清算を待ちますね。
正午前です。目の前の大型テレビはニュースを伝えて、今日明日中に民主党の役員人事と菅内閣の閣僚人事を終えたいと、そんな報道しています。
民主党の幹事長を誰にするかというニュースでも、とにかく枕詞(まくらことば)のように、「小沢さんを支持したグループから」、「いや中間派から」、「いやいや小沢さんから距離を置く人だ」、そんな言葉の端々に、とにかく小沢、小沢派、あるいは反小沢、小沢から距離云々(うんぬん)と、どうしてこんなに云うのでしょうか。

党員やサポーターの投票数は、6対4で菅総理を支持したそうで、ポイント数では菅総理のボロ勝ちでした。それに引きかえ国会議員の投票結果は、5対5と互角のポイントなんですね。
国民目線は、もうとっくに小沢さんの呪縛から解き放されようと、覚めた結果でありますが、「お世話になった、選挙は小沢さん、剛腕くらいの決断を」と、国会議員の皆さんはなかなか目が覚めてませんね、困ります。
ところが結論出た後も、マスコミも悪いですよ、何でもかんでも人事の話に「小沢対反小沢」の枕詞を付け過ぎる、悲しいくらいに呪縛の解けないマスコミですね。
もしかしたら、政局混乱期待するマスコミが、一番怪しいように思えてきます。
1月15日のブログで書いた、「竈(かまど)に媚(こ)ぶ」という話、もしやもしや媚びているのはマスコミじゃないかと感じます。

しかし、しかしですね、やっぱり思いますね、もうこの辺りで小沢さん、投票前の大演説で「皆さんの前で話をするのも最後かもしれない」と云ってたはずです。
誰かが言ってましたね、「時の総理に対抗し、結果それに敗れたならば、惨めな身の処し方になるだろう」、もういいでしょう「小沢対反小沢」の世界は終わりにしましょう、終わりにしたい、
本当に、「帰去来兮(帰りなんいざ)、小沢一郎君に与う」の、今は亡き文芸評論家・江藤淳氏の言葉の意味を、じっくり聞いてほしい気持ちでありますね。
陶潜の「帰去来辞」に載ってる、「帰去来(かえり)なん いざ、田園 将(まさ)に蕪(あ)れんとす胡(な)んぞ 帰らざる、既に自ら心を以て 形(かたち)の役(えき)と為す・・・・・・」、
もう充分でしょう、そんな気持ちがいたします。

《もういいよ いつまでたっても 同じ事》