6月の独楽吟

2016年06月30日 | 日記




 6月の独楽吟・・・・・喜びの32首



6/1  楽(たの)しみは   己書で書いた  ありがとう  お礼の品に  添えて貼るとき

6/2  楽(たの)しみは   急ぐ帰りに  約束の  豚まん買いに  赤松寄るとき

6/3  嬉(うれ)しさは   カンカン照りに  調査行く  ご苦労さまと  声かけられるとき

6/4  嬉(うれ)しさは   幾度も訪ね  苦情聞き  仏の心  よく育つとき

6/5  嬉(うれ)しさは   やぶの本見て  やぶ医者や  朝倉山椒の  話知るとき

6/6  嬉(うれ)しさは   店員さんと  間違いの  ホームセンターにて  声かかるとき

6/7  嬉(うれ)しさは   ジョーシンさんかえ  違います  それから話  わんさあるとき

6/8  嬉(うれ)しさは   難読地名  椒(はじかみ)は  川もお宮も  そのままのとき

6/9  嬉(うれ)しさは   75くらいかと  歳聞いて  我より若い  年を知るとき

6/10  楽(たの)しみは   夏至まで十日(とおか)  朝六時  日の出とっくに  空青きとき

6/11  楽(たの)しみは   頼み頼みて  今日こそは  統計調査  一つ得(う)るとき

6/12  楽(たの)しみは   物置(ものおき)いでし  扇風機  若嫁さんが  羽根を拭くとき

6/13  楽(たの)しみは   ハンゲショウ咲く  六月は  日のながきこと  日の出見ぬとき

6/14  楽(たの)しみは   朝おきいでゝ  新聞の  匂い香(かぐわ)し  ひろげ見るとき

6/15  楽(たの)しみは   やっぱり近くね  アトムさん  すぐに駆けつけ  褒められるとき

6/16  楽(たの)しみは   朝夕色が  違うのよ  朝顔ふたつ  鉢もらうとき

6/17  嬉(うれ)しさは   ふるさとの話  ネタ探し  住職さんに  話聞くとき

6/18  嬉(うれ)しさは   キャア~~~っと声出し  コウモリの  こども二匹の  写真撮るとき

6/19  嬉(うれ)しさは   18、19の  若者が  投票できる  選挙来るとき

6/20  嬉(うれ)しさは   断りあれば  すぐその日  代わりの品の  電話あるとき

6/21  嬉(うれ)しさは   思いのほかに  よく書けた  やぶ医者の話  清書するとき

6/22  嬉(うれ)しさは   若いもんにも  OK出たと  ばあちゃん電話  掛けてくるとき

6/23  嬉(うれ)しさは   この街が好き  人が好き  話書いてて  よく思うとき

6/24  楽(たの)しみは   クイズのヒント  どう書こう  家内に聞いて  考えるとき

6/25  楽(たの)しみは   トンネル貫いて  橋架けて  ふるさとへ道  よく伸びるとき

6/25  楽(たの)しみは   エアコン祭り  今日の日は  仕事はかどる  日も長きとき

6/26  楽(たの)しみは   コーヒー飲みつつ  双眼の  片目凝らして  巣塔みるとき

6/27  楽(たの)しみは   ふたつ違いの  ミオちゃんと  ケンちゃん二人  ウサギ見るとき

6/28  楽(たの)しみは   何ともないの  いい知らせ  帰って言おうと  空を見るとき

6/28  楽(たの)しみは   一番おそい  日の入りの  明日こそ夕日  眺め見るとき

6/29  楽(たの)しみは   そうだろ節を  ふとん屋で  たずね西気に  行けと聞くとき

6/30  楽(たの)しみは   夏越祓(なごしのはらえ)  ラジオから  聞いて水無月  無事過ぎるとき


今年も無病息災、家内安全、商売繁盛で半年過ぎる

2016年06月30日 | 日記




 楽(たの)しみは   夏越祓(なごしのはらえ)  ラジオから  聞いて水無月  無事過ぎるとき



日高振興局からの帰り道、ラジオから聞こえてきます。
「京都は下賀茂神社で、今日は神事・夏越祓(なごしのはらえ)です」とニュースです。

今日でちょうど今年一年の半分が過ぎます。
各地で行われます夏越しのお祓いは、大晦日の一年に比べて夏越しはちょうど半年分の、無事に感謝してお祓いするお祭りです。

豊岡市九日市・女代神社の夏越しの茅(ち)の輪くぐりは、
もう何日か前に終えていたようで、一昨日には青い茅の葉も茶色に枯れていました。

ラジオから「一年ちょうど半分の6月最後の30日は、京都下賀茂神社では半年分の罪、けがれを祓って、生活の更新を願う行事が行われます。
茅(ち)の輪くぐりは夜8時を過ぎるまであります。そして人形(ひとがた)を流す神事が行われます」と聞こえます。

車の中で聞きます。
小倉百人一首にも「風そよぐ ならの小川の夕ぐれは みそぎて夏のしるしなりける」と詠われていますと、鎌倉時代から夏越しのお祓い行事はあったと伝えています。

一年の半分水無月最後の今日の日迎え、
今年も無病息災、家内安全、商売繁盛で半年過ぎることを、感謝感謝で過ごします。

そうだろ節(ぶし)について面白い話ないでしょうか

2016年06月29日 | ふるさと




 楽(たの)しみは   そうだろ節を  ふとん屋で  たずね西気に  行けと聞くとき



7月号の「街のでんきや便り」を明日メール便で発送します。
7月号が片付いたと思う間もなく、すぐに考えなければならんことがあります。

8月号のことなのです。
『なにか 〝ふるさとの話” いいネタないかな~』と、早くも8月号のことを考えねばならんのです。

ふとん屋のKさんを訪ねます。
『Kさ~ん。これ息子さんが出しておくれんさったクイズの回答の記念品です』と親父のKさんにテッシュ一箱渡します。

『Kさんなら何でも知っておられますわな。
聞きますけど「民謡・そうだろ節」の面白い話、詳しく知っている人おられますかな』と尋ねます。

「なんでそんなこと聞くの?」、
『先日、NHKの収録で市民会館であったステージ、オープンに日高の女性方の「そうだろ節」の踊りで始まったの』、

『そうだ、8月のふるさとの話は 〝そうだろ節” で行こうと思い立ったのです。
誰かいい人紹介して~な』と尋ねます。

Kさん、
「そうだな、AさんがBさんが、Cさんが詳しいかな。そうそう西気のMさんだわ」、

「Mさんなら、奥さんも一緒に二人で踊りに笛の演奏にと、保存会で出ておられるがな。
Mさんちで聞いてみな」と答えます。

いい話が聞けそうです。
ふるさとの話やクイズのことは、7月号が済んだと思えばすぐに考えなくっちゃならんのです。

曇りの空模様が続きます。明日こそ晴れますように、夕日が見えますように

2016年06月28日 | 季節




 楽(たの)しみは   一番おそい  日の入りの  明日こそ夕日  眺め見るとき

「もういっぺんよ~く見たいんだわ」とまたカメラを飲まされちゃいました

2016年06月28日 | 日記




 楽(たの)しみは   何ともないの  いい知らせ  帰って言おうと  空を見るとき

兄妹仲良くウサギを見ます

2016年06月27日 | 家族


 楽(たの)しみは   ふたつ違いの  ミオちゃんと  ケンちゃん二人  ウサギ見るとき

 ちょうど二年前のケンちゃんです。ひとりでじっとウサギを見ます。


夕刻です。
ケンちゃんとミオちゃんが、こども園のウサギを見たいと手を引きます。

ウサギ小屋までの途中に、
旧幼稚園の園庭があります。鉄棒などの遊具があります。

ケンちゃんは、
「ミオちゃんミオちゃん、一緒に鉄棒しよう。ミオちゃんは低い方のこっち、ケンちゃんは高い方にぶら下がれるよ~」と仲良く並んで鉄棒遊び、

「ケンちゃんは自分でぶ~らぶら出来るよ、ミオちゃんはおじいちゃんに動かしてもらって」と、
ケンちゃんはブランコ遊びも指図です。

ケンちゃんはサ~~っと滑ったあと、
下で待ち構えて「ミオちゃん、じいちゃんにつかまってすべって~。下で受け止めるから~」と滑り台の下で構えています。

たった二年前にはヨチヨチ歩きで、こども園のウサギ小屋に一人で見に行きました。
今日のケンちゃんは兄ちゃんになって「さっさっミオちゃん、ウサギ見に行こう。おるよ、見に行こう」とミオちゃんの手を引っ張ります。

兄ちゃんらしく「ミオちゃんこれウサギだよ、見て見て」と、小屋を指さし教えます。

喫茶店の双眼鏡

2016年06月26日 | 日記




 楽(たの)しみは   コーヒー飲みつつ  双眼の  片目凝らして  巣塔みるとき



『双眼鏡が立てかけてあるよ、コウノトリを見るように置いてあるよ』と、
入った喫茶店で話します。

福田の豊岡総合卸売市場前の喫茶店で、家内に話しかけます。
道路に面した大きな窓越しの、ずっと先の田んぼに立つコウノトリの巣塔に、ピントを合わせて小さな三脚の双眼鏡です。

ふるさと豊岡には、六方田んぼとか三江小学校とか、
日高の山本田んぼとか、あっちもこっちにもコウノトリの人工巣塔が立つているのです。

福田の山陰線奈佐川鉄橋を背にした田んぼにも、一本立っています。
肉眼では小さな白い点にしか見えないコウノトリも、双眼鏡で大きく見えるのです。

この喫茶店は、巣塔を観測するのにちょうどよい場所にあるのです。
家内に『よく見えたか~』と尋ねます。

「巣塔がレンズに入らないわ。どうすればいいの」と答えます。
喫茶店のマスターに『ちょっといろいますよ。今日はコウノトリいますね』と声かけて、三脚のハンドルを動かします。

『そら、コウノトリがよく見えるよ。親鳥が見えるよ』と、
コーヒー片手で、それに眼鏡をかけてますので片目でのぞきます。

家内は「見えた見えた、大きなコウノトリが羽根広げてるわ~」と、
豊岡の人間でありながら、珍しいものでも見るように「見えた見えた~」と喜びますね。

暑くなるまでに付けてもらったらよろしいで

2016年06月25日 | お客さま




 楽(たの)しみは   エアコン祭り  今日の日は  仕事はかどる  日も長きとき



梅雨に入って、
小雨やドシャ降りが続き、ちょっと暑さも一休みです。

Nさんから、
「孫の勉強部屋のエアコン付けて」とご注文です。

「アトムさんも今一番忙しい時だろうし、順番でよろしいですよ。
暑くなるまでに付けてもらったらよろしいで」とやさしい言葉です。

夕暮れ時の一番遅い、6月最後の一週間です。
雨降るときはチラシを作り、雨止む合間は配達やエアコン工事です。

空の様子を伺いながら、日長の今日の日どうしよう。
晴工雨読の毎日ですね。

北近畿豊岡自動車道

2016年06月25日 | ふるさと




 楽(たの)しみは   トンネル貫いて  橋架けて  ふるさとへ道  よく伸びるとき



アトムに入った10年ちょっと前のころは、

大阪に車で走るときは、一般道をどんどんどんどん走って遠坂トンネルを抜けて、
青垣を通り、氷上稲継の交差点を左折して、春日まで走らなくては高速に乗れませんでした。

春日までたっぷり2時間近くかかります。

何年かして、
氷上で乗れるように『ああ、ちょっと近くなった』と思い、

その後、
遠坂から氷上がつながり『だいぶ近くなった』と感じ、

さらに、
和田山から乗れるようになり『40分で高速に乗れるようになって、とても楽になった』と感謝し、

現在は、八鹿から高速に乗ることができるようになりました。
八鹿氷ノ山ICまでは店から20分の距離となり『とても近くなった』と大感謝です。

現在、フル回転で工事です。
八鹿の国道9号線・八鹿氷ノ山ICから、日高町までの区間です。

ほとんどが山をくり貫きトンネル工事、
ところどころに川や谷をまたぐ橋梁の姿が遠目に見えますね。

八鹿氷ノ山ICを出て、すぐの国道9号線をまたぐ橋梁の橋げたも、
最終の作業に入り、完全につながるのも目前です。

写真は池田草庵の青谿書院すぐ近くの工事です。
青山川の急峻な谷をまたぐ、八鹿日高道路・青山橋のやじろべえ工法の工事です。

写真ではそんなには見えませんが、この橋桁とても高いのです。
地面から車道までの高さが約52mなのです。

和田山ICの円山川をまたぐ工事でも、やじろべえ工法を見ました。
勾配をつけて上っていく一番高いところで、高さ約35mなのです。

あの有名なJR山陰線・余部橋梁が約42mですから、
この青山橋の52mはとても高いものなのです。

超巨大なクレーンがニョキニョキと、国道312号線からも見えてます。
あとはトンネルぶち抜き橋を架け、同時フル回転の工事は日高町まで迫ります。

来年3月末には開通します。
店から5分も走れば高速道路に乗れます。

アトムに入った10年ちょっと前には、考えられなかったとても嬉しいことですね。




 

クロスワードパズルのヒント、これがまたひと苦労

2016年06月24日 | 仕事




 楽(たの)しみは   クイズのヒント  どう書こう  家内に聞いて  考えるとき



『クロスワードパズルを作るって、なかなか難しいんよ。
いや、ムチャクチャ大変なんよ』と家内に話します。

若嫁さんが、チラっと 〝アマノガワ” って見てしまった7月号のクイズです。
今日は、タテ、ヨコのヒントを書いて仕上げます。

ヒントが出来ると誤字脱字、意味が分かるか分からんかと、
家内に点検たのみます。

点検しながら話します。

『タテ、ヨコにつなぐワードを考えるって難しいんよ。
5つの文字も含まれてなきゃならんし、ふるさとの話からも言葉をとってこなけりゃならんし、とても難しいものなんだよ』と話します。

ところがところが、ヒントを考えるってことがこれまた簡単なようで難しい、
ある言葉、例えば家(イエ)をどんなヒントで表現しようかと、いざ考えてみますと厄介ですね。

分かり切った「人の住む建物」なんて書いてしまえば、面白くも何にもないし、
「ハウス」なんて、ただ英語に置き換えるのもおかしいし、難しからず易からずの中々いいころなヒントの短い文章って難しいですね。

家内と話して悩みます。

タテの1は「テマリ」です。
「手まり」をどう言って表現すればいいのか、実際に向かうと考え込んでしまいます。

もっと難しいのは、無理矢理にはめ込んだワードですから無理があるのですが、
タテの2の「キル」ってヒントも難しいです。

「キル」を「着る」にするか、「切る」にするかでヒントも変わります。

だいたい、クロスワードに「キル」なんてワードは相応しい言葉ではありません。
仕方なしに出来てしまったワードです。

「そんなん、私にヒントどうしようと聞かれてもいい表現分からんわ。
あんたが考えたんだから、ヒントも責任もって考えてよ」と突き放されますね。

嗚呼、なんと苦労することですか、
難しからず易からずの、一言で表すヒントってこれまたとっても難しいです。


7月号のクイズは、どんなヒントを考えたか、
ヨコのワードとヒントだけを紹介してみます。

                           赤文字のヒントの答えは、ふるさとの話の中にあります
ヨコのワード             ヒント   〇〇は漢字です。

1 的庵(テキアン)         長嶋徳元の孫は、長嶋〇〇
4 (ヤニ)               松の木から分泌します
6 (マルサ)              国税局査察部
7 歌舞伎(カブキ)         「松嶋屋!」「成駒屋!」の大向こうが聞こえます
8 九鹿(クロコ)           禅寺・龍蔵寺は八鹿町〇〇にあります
10 あられ(アラレ)         寒い冬、空から粒々(つぶつぶ)が降ってきます
12 画家(ガカ)            書家は字を書く、〇〇は絵を描く
13 綱吉(ツナヨシ)         徳川5代将軍
16 一位(イチイ)           首位
18 寛永(カンエイ)         〇〇14年に長嶋徳元一家は江戸に出ました
19 泡(アワ)             水の〇、〇風呂、〇洗浄の洗濯機もあります

中々、難しからず易からず、
気の利いたヒントが頭に浮かびません。

「クイズ作り、ボケ防止にいいね」と褒められて

2016年06月23日 | 家族




 嬉(うれ)しさは   この街が好き  人が好き  話書いてて  よく思うとき



夕ご飯時です。
「7月号の答え、天の川(アマノガワ)でしょ」と若嫁さんが言いますね。

パソコンの前に置いていたクイズの原案が、チラッと見えちゃったそうです。
『見たの~、分かったか~』、『きのう早朝、6時から7時までの1時間で7☓7枠のワードの埋め込み作り上げたよ。1時間で出来たの新記録なんよ』と話します。

「5文字は先に考えるの?、後で考えるの?」、
「5文字にヒントって、ケンちゃんの 〝こども園(コドモエン)” の時はあったね、7月はヒント付けないの?」なんて質問します。

そこで得意になって、若嫁さんにクイズの話をいたします。

『5文字は先に決めておくの。
それに、たった49の枠にふるさとの話からワードを六つも入れ込むの』、

『5文字の入った言葉を考え考え、タテヨコつないで入れと作っていくんだよ。
そりゃムチャクチャ難しいんよ、これが』、

『5文字にヒントを付ける時も、付けないこともあるんよ。
正解がなんであったか安心なのは、ヒントが付いてた方がいいかな』、なんて苦労話をいたします。

それに、若嫁さんに話はしなかったのですが、
ふるさとの話とクイズの関係も話しておけばと思いました。

ふるさとの話の原稿を書こうと思いますと、店の立地するこの町の良いこと良い話、
素晴らしい歴史や、人物のことを調べたり知らなければなりません。

創業時から店のキャッチフレーズにしてます「この街が好き、人が好き。」の気持ちがなければ、とてもとてもいいネタ探して書けません。
それをクイズに連動するわけですから、なかなかワードで埋める作業も大変なのです。

若嫁さんは、クイズが完成しますと一番に試しに解いてくれる係です。
その若嫁さんに7月号の答えを見られてしまったのです。

いろいろ、クイズの苦労話を若嫁さんと会話です。
若嫁さんは「お父さんのクイズ作り、ボケ防止にいいね。ボケ防止にいいわね」と、

いつものように、ニコニコ笑顔で褒めますね。

若いもんに買うと了解とってね

2016年06月22日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   若いもんにも  OK出たと  ばあちゃん電話  掛けてくるとき



ばあちゃんから「アトムさ~ん、冷蔵庫、あんたのとこから買ったのと違うけど診て~な」、
「冷蔵庫の中の容器の上に水が溜まるんだわ」と電話です。

頭はしゃ~んとしているじいちゃんですが、
すっかり耳が遠いものですから、何でもご用はばあちゃんからの電話です。

Tさ~~ん、これはね、故障してるの。長いことお使いだね』、
「ええ~~そうですかえ、傷んどりますかえ」、

このナショナルの冷蔵庫、86年製ってここに書いてあるでしょ。お買いになってから32年も経ってますよ』、
「へ~、30年は過ぎてると思っとりました。そうですか32年ね」、

「これともう一つあります。それから三菱の冷凍庫が一台と、上向き開ける大きな冷凍庫が物置にあるしな」、
傷んでるこの冷蔵庫が320㍑で32年、そこの冷蔵庫は220㍑ですか?、これも30年経ってますね』、

Tさんちは電気代どれくらいなんですか?』と尋ねます。
じいちゃんはすぐに関電の領収書を出してきて、「4万円だわ」と言います。

ばあちゃんと、じいちゃんと、もう一人単身赴任で実家にいる息子さんと、3人の電気代にしては使い過ぎですね。
古い古い冷蔵庫が原因です
』と説明します。

耳が遠くて説明が大声になります。
それでもじいちゃん「わかった、30年以上の冷蔵庫2台をリサイクルに出して、500㍑くらいのに買い替えましょ」、

「アトムさんに任すから、どこのメーカのでもいいから頼むわ」とスパッとあっさりご注文ですね。

帰り際、ばあちゃんに頼みます。

『あのね、いつもTさんちはじいちゃんがあっさりご注文していただくのですが、
若いここの息子さんにも、アトムから冷蔵庫買うことになったよと話しといてね。できたら了解とってね』と話します。

いくらしっかりしたじいちゃんのお家でも、
90も過ぎているお年寄りに20万も過ぎる商品のご購入は、お家の若い方の了解がいるのです。

今まで他のお家で何度か「年っしょりに勝手に売って~」と苦言を言われたことがあるのです。

店にばあちゃんから電話です。

「息子に電話しましたよ。勤めから帰るのとても遅くなるので電話しました。
冷蔵庫買ってもいいって、それに明日は息子が休みで家にいます。配達明日にお願いできるでしょうか」と掛かってきました。

ホッとしました有り難いです。

ふるさとの話⑰7月号

2016年06月21日 | 仕事




 嬉(うれ)しさは   思いのほかに  よく書けた  やぶ医者の話  清書するとき



ふるさとの話⑰ 7月号
 道の駅ようか但馬蔵(たじまのくら)で「やぶの本」というパンフレットを見ました。
養父のちょっと自慢ばなしとして「朝倉山椒」と、「やぶ医者の語源は養父」の記事が載っていました。
今月は八鹿町の「養父医者」の話です

クイズのヒントも隠れています。
 
子供のころ、大人から聞いたことがあります。「へたくそなお医者さんのことを、やぶ医者っていうね。やぶ医者って八鹿の昔のお医者さんのことだってね」、
「やぶ医者ってのは本当はすごい名医のことを言うそうだね」と話していることを聞きました。

やぶ医者の語源 
 「やぶの本」という観光パンフレットにはこう載っています。
見出しに、やぶ医者の語源は「養父医者」と書いて、「やぶ医者」のモデルは、5代将軍綱吉に仕えた、養父出身の医師長嶋的庵の一族だと伝えられています。
語源も「もともと養父にいる名医のことで、下手な医者という意味ではない」と松尾芭蕉の門人が編纂した「風俗文選」には記されています。

江戸に出た長嶋徳元
 寛永14年(1638)のころです。今から380年前のことです。
但州養父郡九鹿村から長嶋徳元という医師が、祐伯と立庵の二人の息子と一緒に、一家あげて江戸に出向きました。
天下の大老酒井忠清の知遇を得て、徳元と長男祐伯は武蔵金沢(横浜)に居を構え、新田開発などをします。
荘子から由来する、泥の中で生きることを善しとした亀の「泥亀(でいき)」を号とした祐伯の家系は、泥亀長嶋家として近郷に知られる素封家としての道を歩みます。

医道を進む長嶋立庵
 次男立庵は、典薬頭半井家の後押しで医道によって幕府に仕えることとなります。半井家の系字である「瑞」を得て立庵は瑞得と名乗り延宝8年(1680)に
将軍綱吉にお目見えします。2年後、200俵10人扶持の旗本となり、綱吉の脈を診る奥医師に上りつめます。
立庵には丈庵、的庵(てきあん)の息子がいたが、早世した丈庵に代わって九鹿村の医師・湯浅元友に養育されていた的庵が、江戸に呼び寄せられます。
名医としての名声は、徳元の孫に当たる的庵の時代にますます広がり、江戸の町は養父出身の医者を「養父医者」としてとても評判となります。
但馬国の養父に住んでいました湯浅元友も評判の医師だったようです。多くの医者の卵が弟子となり的庵一族は広がります。

名医のブランドがヘボ医者に 
 そのうち「自分は養父医者の弟子だ」などと口先だけの者が表れるようになります。
「養父医者」の名声は地に落ち、いつしか「薮」の字があてられ下手な医者を意味するようになっていきます。名医のブランドだった「養父医者」は、いつしか
ヘボ医者の「やぶ医者」に変わっていきます。江戸時代の俳人・松尾芭蕉の門弟・森川許六(もりかわきょろく)の俳文集に、「薮医者ノ解」という一節があります。
 『世に薮(やぶ)醫者と號するは。本(もと)名醫の稿なり・・・但(たん)州養父(やぶ)といふところに隠れて。治療をほどこし。
死を起(をこ)し生に回(かえ)すものすくなからず。されば其の風をしたひ。其業を習う輩。津々浦々にはびこり。
やぶとだにいへば。病家も信をまし。薬力も飛ぶがごとく・・・』と出ています。

長嶋家のその後
 的庵の後は秀明、秀房、秀等、秀門と医者の家として代々続きました。しかし江戸の町にも、八鹿の町にはもちろん跡はほとんど見当たりません。
八鹿町九鹿の禅寺・龍蔵寺の裏山に、的庵に命じられて子である長嶋秀明が建立したといわれる、養父母の湯浅元友の墓があります。
ふるさと但馬に残る唯一の「養父医者・長嶋家」にかかわる跡と言われています。
長男・祐伯を祖とする泥亀永島家は、幕末、明治、平成の世まで続き、十六代永島家(途中で長嶋から改名)当主、永島加年男氏(故人)が編纂した
「泥亀(でいき)永島家の歴史」が、昨年七月遺稿集として出版されました(八鹿公民館所蔵)。但馬九鹿村から江戸に出た長嶋徳元一家の詳しい話が載っています。

(養父市ホームページや「泥亀永島家の歴史」を参考にして書きました)

ご注文キャンセルがあった直後に、別のお客さまから埋め合わせるように

2016年06月20日 | 商売




 嬉(うれ)しさは   断りあれば  すぐその日  代わりの品の  電話あるとき

7月10日の投票日には240万人も増えるんだってね

2016年06月19日 | 社会




 嬉(うれ)しさは   18、19の  若者が  投票できる  選挙来るとき



「今日は何の日?」って話で、
昨年の6月19日のブログに「55年前の修学旅行」の話を書きました。

いや、
今から56年前の安保闘争とか安保騒動と呼ばれる、60年日米新安保条約のことを書きました。

もめにもめて、昭和35年(1960)6月19日午前0時をもって、
日米安全保障条約改定案が、国会で自然承認された日だと書きました。

中学生だった田舎の15才の若者が、
修学旅行で目にした「アンポ反対、アンポ反対」の東京のデモの印象を書きました。

「戦争に巻き込まれる~~、アンポ反対、アンポ反対」なんて煽り立てる、
その当時の、社会党とか共産党の政治家の叫びが、今となっては大ウソだったことを書きました。

あれから56年の今日です。
今日の新聞に、7月に投票があります参議院選挙に向けての、全政党10党の公約が載っていました。

全部詳しく読んでみます。

平成の今の世は、
56年前に比べて、私たちが受け止める情報の種類も質も、量も桁違いに増えています。

大切な日本の針路を決める、
私たちの代表を決める選挙です。

240万人もの18歳、19歳の若者にさえも「何やってるの、大人たちは」と笑われることにもならないように、
投票には必ず行く。よ~く考え考えて人・政党を選ぶ。しっかりせねばいかんと思う今日でした。

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