神奈川県川崎市にある「有馬療養温泉旅館」
この辺りでは珍しい鉄泉を源泉掛け流しで味わえる湯治場のような旅館です。
入口には子供用の三輪車などが置かれ、まるで個人宅のようですが、
多くの方が療養に訪れる名湯なのです。
自宅から近いので何度か訪問している、ここぞ!というときに利用している温泉。
体の不調のある時にこそ利用したい温泉なのです。
こちら、2月に訪れた際の写真。
立派な早咲きの桜が飾られていました。
女湯入口です。
暖簾には「天然湧出」「霊光泉」の文字。
「霊光泉」って、なんだか効能あらたかの温泉のようでしょ? (^^ゞ
更衣室です。
毎日のように療養に通われている常連さんが多くいらっしゃるそう。
マイお風呂セットが、たくさん置かれていました。
それでは温泉へ (^^♪
茶色のにごり湯。
見るからに効能ありそうな温泉です。
冬の朝一番には成分が湯膜となり、一面黄金色に輝くのだそう。
湯船は内湯ひとつのみ。
ライオンの口から出ているのが源泉。
源泉は無色、鉄の味をかなり感じます。
飲泉については表記はありませんでしたが、
いつも通われていらっしゃる方は、ごくごくと飲まれているので、
私も思いっきり飲んでしまっています。
泉質は単純鉄冷鉱泉。
飲泉すれば貧血に、浴用すると保温効果が高いうえ、月経障害にも効果があるのだそう。
女性に嬉しい効能です。
湯温はそれほど熱いというわけではないのに、
体の芯までよく温まる湯。
家に帰っても、数日は温かく過ごせるほど。
確かな効果を感じます。
立ち寄り湯は、2時間の時間制限がありますが、
湯あたりしてしまいそうなほど強烈な湯なので、これで充分です。
入浴料金は2時間で1200円と少しお高いのですが、
遠くの温泉まで行かれない時に、効能あらたかな本格的な温泉に入れるのは
嬉しいものです。
これからも元気を取り戻すための、私のテッパン温泉になりそう ヽ(*´∀`)ノ
アットホームな雰囲気の鄙びた温泉旅館。
1階には談話室、2階には和室休憩室も用意されています。
私は2時間めいいっぱいお風呂で過ごすので利用したことはありませんが・・・(^^ゞ
浴槽内の湯は、毎日全て清掃し入れ替えているのだそう。
週に1度の定休日には、熱交換器や配管など部品も分解し清掃しているという徹底ぶり。
温泉を維持していくための努力がうかがえます。
それにしても近くに良い温泉見つけてしまいました♪
好き好きがあると思いますので、万人向けではないのでしょうが、
湯治や、療養には良さそうです (*´ー`)
(入湯日:2011.5)
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入浴料金 : 1200円 (2時間)
日帰り入浴時間 : 11時~22時
定休日 : 水曜日
駐車場 : あり(無料)
住所 : 神奈川県川崎市宮前区東有馬3‐5‐31
泉質 : 単純鉄冷鉱泉 (低張性・中性・冷鉱泉)
湧出量 : 0.6L/分
成分総計 : 0.449g/kg
源泉温度 : 20.9℃
pH : 6.5
加水 : なし
加温 : あり
循環濾過 : なし
消毒 : なし
公式HP : http://www.arimaonsen.jp/
「芦之湯温泉 きのくにや 1」の続きです。
別館 遊仙観「貴賓殿」と、本館「湯香殿」のふたつの湯殿を
日帰り利用できる「きのくにや」
まずは一番期待していた「湯香殿」の硫黄泉へ (^^♪
まずは内湯。
大きくて広々とした湯船。
窓の外は露天風呂になっています。
内湯は、どうやらにごり湯ではないようです。
期待のにごり湯、露天風呂へ♪
これ♪ これ♪
硫黄の香りが堪りません ヽ(*´∀`)ノ
湯口から出ている湯は源泉そのままのよう。
源泉は31.9℃と湯温が低いため浴槽内で加温されていますが、
それでもこの日は若干ぬるめ。
でも、このくらいがちょうど良いみたいです。
木々の緑と山々を眺めながら、
30分程貸切状態で、硫黄泉を堪能 (*´ー`)
硫黄の香りに包まれ、時折うぐいすの鳴き声も聞こえるのどかな湯浴みです。
こちら「きのくにや」の日帰り入浴は2時間。
そのうち1時間半は、この湯船に浸かっていた私・・・
今振り返っても、この湯船だけでも良いくらいです (^^♪
ちなみに「湯香殿」の男湯は造りが違うよう。
こちらも相方ひとりで貸切でしたので写真あります。
まずは内湯。
内湯はほぼ同じです。
そして露天風呂。
「芦ノ湖周遊風呂」
芦ノ湖をモチーフにした岩風呂です。
黄色く見えますがタイルの色なのだそう。
湯は無色のようです。
そして男湯だけの特権「神遊風呂」
おひとり様用のつぼ湯。
湧き出たままの硫黄泉の源泉掛け流しです。
この日は無色でした。
硫黄の香りと湯の花がたまらなく最高だったとの感想です。
女性用にはないんですよね・・・残念 (+_+)
この「神遊風呂」、かなりのぬる湯。
これからの季節にはちょうど良いかもしれませんね。
残り30分となったところで慌てて「貴賓殿」へ♪
「箱根 にごり湯の会」の湯宿の証^^
「貴賓殿」の更衣室。
そして内湯から。
この湯船には「黄金の湯」「仙液の湯」「達磨の湯」「十三番の湯」「底無しの湯」
の源泉が注がれているようですが、
この日は、このうち3本のみ注がれていました。
硫黄泉のようですが白濁はしていないようです。
それだけ新鮮だということなのでしょうか・・・(^^ゞ
そして露天風呂。
湯の花沢より引湯された「湯の花揚湯二号泉」
夏季掛け流し、冬期半掛け流しとの表示がありました。
内湯とは違った泉質を楽しめます。
日帰りで利用できるのは、ここまで。
その他、宿泊客専用の貸切風呂が3か所。
なかでも創業当時の湯殿を再現した「正徳の湯」は、
2つの源泉をそのままに堪能できるこの宿一番の湯殿♪
他にも「枯淡の湯」「鶴亀の湯」も源泉掛け流し。
全て合わせて14の湯船があるのだそう。
昭和の建物で鄙びた湯宿ですが、
箱根で自墳の硫黄泉を堪能できる貴重な湯宿。
単純硫黄泉(硫化水素型)と、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉
のふたつの温泉成分が美肌へと導きます。
女性に嬉しい泉質が揃っています (^^♪
私、またきっと再訪してしまいそうです。
出来ることなら宿泊して「正徳の湯」も堪能してみたいものです♪
(入湯日:2011.4)
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入浴料金 : 1000円
日帰り入浴時間 : 12時30分~16時 (土日祝日 ~15時)
定休日 : なし
駐車場 : あり(無料)
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町芦の湯8
芦之湯温泉(黄金湯)
泉質 : 単純硫黄温泉(硫化水素型) (中性・低張性・低温泉)
湧出量 : 72L/分 (自然湧出)
成分総計 : 0.522g/kg
源泉温度 : 31.9℃
pH : 6.9
芦之湯温泉(揚湯2号泉)
泉質 : カルシウム・ナトリウム・マグネシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉
(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
湧出量 : 引湯のため不明
成分総計 : 1.098g/kg
源泉温度 : 66.4℃
pH : 8.0
加水 : なし
加温 : あり
循環濾過 : あり (「神遊風呂」と貸切風呂は源泉掛け流し)
公式HP : http://hakone-kinokuniya.co.jp/
彫刻の森美術館を後にし向かったのは、
箱根 芦之湯温泉。
創業1715年の老舗旅館「きのくにや」
2本の自家源泉を所有。
箱根の名湯、自墳する硫黄泉が魅力の湯宿です。
こちらの硫黄泉、硫黄泉でありながらお肌に優しい泉質なので、
古くから美肌の湯として親しまれているそう^^
多くの女性客が訪れていました。
今回「じゃらん4月号」を利用し半額で入湯 (^^ゞ
別館「遊仙観」より入らせて頂きました。
左手にフロント。
奥にはロビーがあります。
温泉へは、左手奥の渡り廊下を進みます。
庭にはお稲荷さんがあります。
温泉までのアプローチ。
鄙びた旅館ではありますが、和の趣が風情を感じさせます。
いよいよこの扉の先が「貴賓殿」と呼ばれる湯殿。
「貴賓殿」女湯入口です。
さらに廊下を奥へ進むと、本館へ。
本館には「湯香殿」と呼ばれる湯殿があり、
どちらも日帰りでの利用が可能です。
まずは、本館「湯香殿」へ (^^♪
本館へと続く外廊下からは庭園と池が眺められます。
向うに見える建物は春還楼と吉昇亭。
右奥の吉昇亭は昭和初期の建物だそう。
歴史を感じます。
箱根の歌として親しまれている「箱根八里」
「♪箱根の山は~ 天下の嶮
函谷關(かんこくかん)も~ ものならず♪」
この歌を滝廉太郎が作曲したのも、この「きのくにや」滞在中なのだそう。
由緒ある湯宿のようです^^
それでは、いよいよ温泉へ♪
・・・この続きは「芦之湯温泉 きのくにや 2」でご紹介です (^^♪
彫刻の森美術館を堪能した後、ランチにと立ち寄ったのは
美術館内にあるブッフェレストラン「Bella Foresta(ベラ フォレスタ)」
箱根の地産地消を推進しているレストラン。
契約農家から仕入れているお野菜はどれも採れたてで新鮮です。
節電のため照明は必要最小限のようです^^;
どこも今このような感じですので気になりませんが・・・
大きな窓からは箱根の山々と美術館の庭園が見渡せます。
眺めの良い窓側の席を確保です (^。^)
旬のお野菜と海鮮、和食と洋食などメニューのバリエーションも豊か。
ソフトドリンクも飲み放題です。
園内を歩き回って喉も乾いてしまっていたところ・・・
ありがたいです (^。^)
桜えびのちらし寿司
桜えび・・・って言われると思わず手が出てしまいます^^;
グリーンサラダとシーフードマリネ
生野菜は本当、みずみずしくってお野菜の味がしっかりしています。
ハンバーグと白身魚の煮込み
デミグラスソース味、子供が喜びそうです。
はまぐりと野菜のチャウダー
ミルクの風味とお野菜がごろっごろっと入っていて、とても美味。
この根菜類も美味しかったです。
小鉢いろいろ・・・
タコのマリネとオクラなめこ。
こちら、箱根の有名なお豆腐屋さん「銀豆腐」の冷奴。
まさか、こちらでいただけるとは思ってもいませんでした (*^^)v
その他、カレーライスとか・・・
とろろ蕎麦なんていうメニューもあります。
他にもパスタやピラフ、おかずも食べきれない程のメニューの数々・・・
どれもこれもいただきたかったのですが、
ふたりで頑張っても全種類は食べきれませんでした (^^ゞ
デザートも揃っています。
これはまだ一部なんです。
本当すごいです。
ちょうどお昼時。
開店したばかりでしたので、お料理も全て出来たてで、
とても美味しかったです。
地元のお野菜と、小田原漁港から届く海鮮がおすすめのようですね。
箱根の観光地にあるレストランなので、
正直全く期待していなかったのですが、期待以上の美味しさでした。
すぐお隣には本場の点心をいただくことのできる箱根飲茶楼もあります。
こちらの点心も気になります^^
(訪問日:2011.4)
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所在地 : 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121 彫刻の森美術館内
営業時間 : 平日11時~16時
休日10時~16時
公式HP : http://www.hakone-oam.or.jp/index.html
箱根 芦之湯温泉のにごり湯を目指し箱根へ向かった私 (^^♪
温泉の前にまず立ち寄ったのは「彫刻の森美術館」
美術館ではありますが、自家源泉の本格的な足湯もあるのです (^^♪
ここ「彫刻の森美術館」では、7万平方メートルの緑広がる敷地に、
100点余りの迫力満点の彫刻が野外展示されています。
またピカソ館では、スペインの巨匠パブロ・ピカソの作品を300点余り所有。、
油彩、素描、版画、彫刻、金のオブジェ、銀製のコンポート、ガラス芸術のジュマイユ、
タピスリーなど様々な作品が展示されています。
敷地内はとても広く、芝生の緑と山々の景観がすがすがしく、
ピクニック気分で楽しる美術館です ヽ(*´∀`)ノ
▲「勢魂」 安藤 泉
間近で見ると巨大な彫刻。
迫力満点。
▲「嘆きの天使」 フランソワーザビエ、クロード・ラランヌ(フランス)
涙で池になってしまったよう・・・(>_<)
▲春 マルチェロ・マスケリーニ(イタリア)
桜とのコラボがさらに春らしいですね^^
ちょうど見頃を迎えていました (^^♪
ネットの森は子供たちに人気です^^
▲おくりもの:未知のポケット2 堀内紀子
中は手編みのネットで作られた、子供用の巨大な遊具になっています。
そして広い敷地内の一番奥にあるのがピカソ館。
同一人物がこれだけの作品を生み出したのかと驚くほどの、
幅広い様々な作品と、時代によって移り変わる作風を
間近で見ることができます。
館内は写真撮影禁止です ^^;
▲妖精たちのチャペル 岡本覚 ウクムエナ・センダ
ティアラとウェディングヴェールをモチーフにしたチャペル。
結婚式も実際に挙げることができるのだそう^^
こちらはギャラリーカフェ。
大きなガラス張りの窓から緑や野外作品を眺められる
素敵なカフェ。
おしゃれなメニューも揃っています。
そして、すぐお隣にあるのが温泉足湯「ほっとふっと」
ナトリウム‐塩化物泉。
源泉温度 78.1℃
pH 7.9
成分総計 1498mg
源泉温度が高いため加水はありますが、掛け流しの
本格的な温泉です。
足湯からの眺め。
気持ちの良い景色です。
足湯には、いろいろなみかんが浮かんでいます。
広い敷地内を散策中、ちょうど良い場所にこの足湯。
ひと休みするにはぴったりですね^^
体はぽかぽか、なんだか足も軽くなったような気がします。
なかなかのものです (*´ー`)
足湯から見えたこの塔。
▲幸せをよぶ《シンフォニー彫刻》
外から見た印象と違い、
内部はステンドグラスがキラキラと輝く幻想的な造り。
中心が螺旋階段になっていて最上階からは全体を見渡せます。
私は登らなかったのですが・・・(^^;)
▲神の手
▲交叉する空間構造 後藤良二
ここ彫刻の森美術館は、小さな子供連れでも楽しめる美術館。
多くの子供連れの方がいらしていました。
ネットの森の他にも、しゃぼん玉のお城や円形広場で、
芸術に触れながら、思いっきり体を動かして遊ぶことができるのも、
嬉しいポイントですね。
私も息子が小さい時連れて来たっけ~^^
と、しみじみ。
もちろんカップルや夫婦、あらゆる方に、
それぞれの楽しみ方を与えてくれるところが、
なかなか素晴らしいですね。
御殿場ICから箱根までの道中、車から見える富士山です。
感動ものです (*^^)v
(訪問日:2011.4)
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所在地 : 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
開館時間 : 9時~17時
入館料 : 1600円
休館日 : 年中無休
公式HP : http://www.hakone-oam.or.jp/index.html