南アルプスの秘境「奈良田温泉」
町営の日帰り温泉施設「奈良田の里温泉」を後にし向かったのは、
日本秘湯を守る会の宿「白根館」
「七不思議の湯」と呼ばれる温泉の湧く湯宿です。
女帝・孝謙天皇の伝説から、
万病に特効があり、美人の湯、若返りの湯ともいわれているのだそう^^
周りは山とダム湖で囲まれ、静かにのんびりと過ごせます。
心なしか時間もゆったりと流れ、まるで異空間にまぎれこんでしまったかのような雰囲気^^
「白根館」のエントランス。
「日本秘湯を守る会」の提灯が掲げられています。
玄関脇に露天風呂があるので硫黄の香りがもうすでに漂ってきます。
ロビーには、猟師であるご主人の獲った鹿や熊などのはく製や角などが
あちらこちらに飾られています。
湯殿へ向かう途中の廊下には囲炉裏も (^^♪
階段を下りてすぐの右手に男性用の露天風呂。
左手に進みランプの続く廊下の先が女性用の湯殿です。
さらに奥には男性用の内湯があります。
男湯前には奈良田の石清水「御付水」
湯上がりにいただきましたがとても美味です (^^♪
それでは女湯へ (*^^)v
更衣室。
つきあたりの扉の先が露天風呂。
手前左の扉を開けると内湯です。
それではまずは露天風呂へ♪
山とダム湖を見渡せる開放的な露天風呂。
この雰囲気堪りません (*´∀`*)
岩造りの露天風呂。
泉質は、含硫黄‐ナトリウム‐塩化物泉。
無色透明で少し熱めの湯。
自然の中に溶け込んでしまったかのような雰囲気が味わえ
優しい硫黄の香りに包まれて癒されます (*´ー`)
いつまでもこのまま浸かっていたい・・・
このままとろけてしまいたい・・・ (*´エ`*)
そんな思いにかられる温泉です。
続いて内湯へ (^^♪
内湯は檜作りの湯船。
大きな窓からは露天風呂と同じ景色が堪能できます。
中に仕切りがあってふたつに分けられています。
源泉がそのまま流れ入るあつ湯と、湯口から離れているぬる湯。
「奈良田の里温泉」と同じ、とろとろのぬるぬるの温泉。
でも、ちょっとまた違った肌触りと香りです。
そしてここ「白根館」の湯の特徴は、
天候や気温、時間とともに色が様々に変化する温泉であるということ。
硫黄の香りも日によって違いがあるようです。
私の入らせていただいた際は、あつ湯は湯の花の舞うエメラルドグリーンの透き通った湯。
ぬる湯は少し青みがかった白いにごり湯。
露天風呂は無色透明でした。
これら全て同じ源泉というので驚きです。
それぞれに色が違うだけでなく湯温も肌触りにも違いがあり、
ひとつの源泉なのに、湯巡りを楽しめるほど。
ラッキーだったようです^^
飲泉もできるようです。
ちょっぴり酸味があって飲みやすいお味。
糖尿病や消化器疾患などに効果があるようです。
おひとり様ひとつの容器に無料でお持ち帰りも可能とのこと。
太っ腹ですね (^^ゞ
遥かかなたにある秘湯ですが、かなり良い湯湧いています ☆^▽^☆
本当の温泉好きの方の集まる湯宿のようで、
湯に浸かりながらの温泉話に意気投合し、時間も忘れ楽しくおしゃべりに花が咲いてしまいました (*^^)v
奈良田温泉「白根館」には是非、機会があれば宿泊で来てみたいと思いました。
日帰りではもったいないですね (^^ゞ
一日、奈良田でゆったりと過ごし、体も心も癒されました。
自然に恵まれた環境による転地効果と、ぬる湯のリラックス効果。
そして「七不思議の湯」といわれる効能あらたかな湯のおかげかもしれませんね^^
遠路はるばる訪れたにもかかわらず疲れも残らず元気になれたのは本当不思議です。
(入湯日:2011.5)
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入浴料金 : 1000円
日帰り入浴時間 : 13時~17時
定休日 : なし
駐車場 : あり(無料)
住所 : 山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
泉質 : 含硫黄‐ナトリウム‐塩化物泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)
湧出量 : 63~70L/分
成分総計 : 3.978g/kg
源泉温度 : 49.8℃
pH : 8.8
加水 : なし
加温 : なし
循環濾過 : なし
南アルプスの秘境、奈良田にある
町営の日帰り温泉施設「奈良田の里温泉」
秘湯と呼ぶのにふさわしいほど山深く、
周りを山と川に囲まれた自然豊かな町の温泉。
中央自動車道 甲府南ICから一般道でさらに約65km。
約2時間かかります。
果てしなく遠い場所にある温泉です (^^ゞ
車はこちらに止めて、この山道を少し登ったところにあります (^^ゞ
この階段を上った高台にあるのが「奈良田の里温泉」です。
古民家そのままの造りです。
なんだか田舎のおばあちゃん家にでも遊びに来たかのよう^^
心がほっとする雰囲気です。
昔懐かしい縁側もあります。
向うに見えるのが奈良田の集落。
高台にあるので眺めも良いです。
「奈良田の里温泉」の由来が紹介されています。
女帝孝謙天皇が病を癒されたといわれている由緒ある温泉だそう^^
こちらが入口。
地元の名産品など、種類豊富なお土産が販売されています。
奥にはお食事処も♪
この渡り廊下の先、別棟に湯殿はあります。
渡り廊下から見た休憩室。
そして温泉。
孝謙天皇の伝説から「女帝の湯」と呼ばれています。
まず扉を開けると靴箱。
そして檜造りの更衣室。
中は、とってもきれい^^
こちらの蛇口のひとつは源泉が出てきます。
贅沢ですね^^
いよいよお風呂へ (^^♪
ここ「奈良田の里温泉」のお風呂は内湯のみ。
檜造りの湯船がふたつ。
壁も天井も檜なのだそう。
源泉がそのまま加温・加水なしで注ぎ込まれ、
その後下段の湯船に流れていきます。
もちろん源泉掛け流し♪ (*´∀`)ノ
無色透明ながら、やさしい硫黄の香りと強烈なぬるぬる感が堪りません (^^♪
pH8.5のアルカリ性に加えて、重層成分もたっぷりと含まれています。
角質や汚れを落として、お肌がつるつる、すべすべになるので、
女性に嬉しい温泉です♪
源泉温度が42℃のため、浴槽内はぬるめ。
でも、このぬる湯がリラックス効果をもたらし心が落ち着きます (*´ー`)
かれこれ2時間半は入っていました (^^ゞ
緑を眺めながらの湯浴み・・・癒されました (*´ー`)
最高~♪
日頃の疲れもとれて体が軽くなっていくようです^^
飲泉も可能です。
糖尿病や消化器疾患に効能があるようです。
やさしい硫黄の味がする、とても飲みやすい温泉。
ごくごくいけちゃいますよ (^^ゞ
シャワーやカランから出る湯も源泉です。
贅沢ですね^^
かなりの秘境ですが行くべき価値のある温泉。
同じ奈良田には、秘湯を守る会の宿「白根館」もあります。
せっかく遠路はるばる来たのですからと、
この後、「白根館」にも入らせていただきました (^^♪
すぐ近くに湧く温泉ですが、泉質はまたちょっと違います。
それぞれお好みがあるのでしょうが、
私は「奈良田の里温泉」も「白根館」も、どちらも好き♪
湯上がりには「奈良田の里温泉」のお食事処「こんぼうす」へ♪
その模様は次回の記事でご紹介です (*^^)v
(入湯日:2011.5)
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入浴料金 : 1回入浴 500円
休憩料金(入浴料込) 1500円
日帰り入浴時間 : 9時~19時 (12月1日~3月31日 ~18時)
定休日 : 水曜日 (祝日の場合は翌木曜日)
駐車場 : あり(無料)
住所 : 山梨県南巨摩郡早川町奈良田486
泉質 : ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)
湧出量 : 6.6L/分 (自墳) (温泉分析書に表記されていた湧出量 実際には80L/分位あるようです)
成分総計 : 1765.8g/kg
源泉温度 : 42.0℃
pH : 8.5
加水 : なし
加温 : なし
循環濾過 : なし
世界一ともいわれるラジウム含有量を誇る放射能泉で知られる増富温泉。
環境省からも国民保養温泉地として指定を受けている湯治場でもあります。
戦国時代、武田信玄が金発掘の際、湯を発見し、秘蔵湯として傷病兵を療養させたと言われる「信玄の隠し湯」のひとつです。
ラジウムは飲用、呼吸、入浴により皮膚や胃から吸収されます。その作用効果により細胞を活性化させ、体内の停滞している老廃物を取り除き、自律神経系統の復調、自然治癒力を高めると言われています。
▲施設外観
源泉風呂は赤茶色で濃度が濃い印象、35℃、30℃、27℃(冬季25℃)の三種のかけ流しとなっています。
35℃が一番入りやすく人気があるようです。
皆、一時間位はゆっくりと入っているようです。もちろん私も・・・(^^;)
施設内には、無料の休憩室(大広間)や、酵素玄米を使用した健康的なメニューが味わえるお食事処もあり、一日ゆったりと過ごせます。
私のお気に入り温泉のひとつです☆^▽^☆
泉質の素晴らしさはもちろんのこと、周辺の景観とお食事の美味しさとで、心身共に癒される温泉です。
(初訪日:2010.8)
▲施設近くのみずがき湖
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入浴料金 : 700円
日帰り入浴時間 : 10~20時(最終受付19時半)
駐車場 : 80台 (無料)
湯上がり処 : あり (大広間:無料)
食事処 : あり
住所 : 山梨県北杜市須玉町比志6438
電話 : 0551‐20‐6500
泉質 : 含二酸化炭素‐ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉
効能 : 糖尿病・通風・筋肉疲労・精神疲労・循環器障害・リュウマチ・アレルギー体質
内臓疲労・アトピー性皮膚炎・更年期障害・肝機能障害・胆石症、など
公式HP : http://www.masutominoyu.com/