酒屋ナカムラ〜天神西通り・大名にある角打ちが出来るワインショップ。ギフトにおすすめボトル彫刻もオーダー出来ます!

ポルトガル・マデイラ島『マデイラワイン』の品揃えは日本有数!只今70種類、角打でもお楽しみ頂けます。

新入荷のヴィーニョヴェルデです!見かけによらずしっかり辛口!

2018年07月31日 | ポルトガルワイン

明日からもう8月なんて!早すぎます

店の改装の件もちょっとずれ込んでしまって、お客様からも「いつから工事なの?!」と

予定では先週くらいにリニューアルオープンだったのです

もうそろそろ日程が決まりそうなので、分かり次第ご報告させて頂きます!

さて明日は大濠の花火大会。

見に行かれる方も、テレビで御覧になる方も、冷たく冷やしたヴィーニョヴェルデをご用意してみては

 ↓ 新しいヴィーニョヴェルデです

ポルトガル・ヴィーニョヴェルデ

トレヴォ・ヴィーニョヴェルデ 2017年 ¥1680

品種:ロウレイロ40%、トラジャドウラ40%、アリント20%

トレヴォとはポルトガル語で「クローバー」の意味なので、ラベルにクローバーの絵が。

可愛い見かけによらず、しっかり辛口で発泡も感じられますよ

 

こちらは昨年から販売しています、ラベルが花火っぽくないですか?!

アートっぽい感じの絵が男性陣に好評

ポルトガル・ヴィーニョヴェルデ

アルト・リマ・ホワイト・ドライ 2017年 ¥1404

品種:ロウレイロ75%、アリント12,5%、トラジャドゥラ12,5%

こちらもしっかりドライで発泡も感じます。柑橘系シトラスの果実や花の香り。

 

 


ケークフランコシュ種では珍しいハンガリーのロゼフリッツァンテ(微発泡)

2018年07月21日 | 東欧

昨日ご案内したハンガリー北西部ショプロンのワイナリー『ヴィンツェレール

資料には何も書いてないのですが、ラベルにある鳥のくちばしと目が可愛いのと

ラベル横に「REED:One of the world's best quality reeds」=

世界最高品質のリード(葦)の1つ」が気になって調べてみました。

 ショプロンにはオーストリアとまたがる「ノイジードル湖」
(※ハンガリー語ではフェルテー湖)があります。

この湖は中央ヨーロッパで2番目に大きいステップ湖

(湖水が海へ流出する自然経路を持たず浅く広がる湖 )で

水深は深いところでも1,8mしかなく、またヨーロッパ最大の塩水湖。

約280種の鳥類が生息し、1993年にオーストリアのノイジードラー湖=ゼーヴィンケル国立公園が
保護区として承認され、その後2001年にハンガリーのフェルテー湖周辺を合わせた一帯が
世界遺産に登録されました。
この湖は(ヨシ、アシ)に囲まれていて野生生物の生活環境になり、
特に渡り鳥にとっては重要になるそうです。
この絵からするとコウノトリなのかなぁ〜と推測します。
葦は建築資材や楽器に使われるそうなんですが、それでここの葦は世界最高品質のひとつ
とラベルに書いたのでしょうかと推測です。ワインと関係ありませんが
 
さて長くなりました!
ヴィンツェレールのもう1つのワインをご案内します!
これも美味しいな〜
フィズィ・ミシュカ2017年 ¥2138
品種:ケークフランコシュ100%(※オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれます)
 
スグリのような赤い果実とベリー系の甘い香り。
ふんわりと口に広がる果実の甘みとキレのある酸、柔らかな辛口のロゼ、
フリッツァンテ(微発泡)です!
豚や鳥肉などの肉料理、ハムなんかとっても合いそうです

キュッと引き締った酸味が美味しいハンガリーの白ワインです!ゼニット種100%

2018年07月20日 | 東欧

とても暑い毎日・・・

キュッと引き締った酸がある白ワインが美味しく感じます。

今日も東欧のワイン

ハンガリー北西部シェプロンという場所にあるワインです。

ヴィンツェレール ゼニット2016年 ¥1966

品種:ゼニット100%

ハンガリーのワインと言えば有名なのは「トカイ」、トカイは北東部に位置しますが

このワインが造られる「ショプロン」は北西部、オーストリアとの国境にあり

古くからワインの生産がさかんなエリアです。

首都のブタペストから行くよりも、オーストリアの首都ウィーンから行く方が近くて

便利なんだそうです。

国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、

ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。

歴史的にも非常に古く、記録によればおよそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代には

すでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。

 

このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し

1つのワイナリーを立ち上げました。

モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した『ヴィンツェレール』です。

設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、

なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。

フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。

栽培されている品種は、白ブドウではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒ブドウではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。


このエリアの地場品種であるゼニットは、1951年にエゼルヨー種とブーヴィエ種の交配で生まれた品種で

ハンガリー国内では北西部のバラトンフレド・チョパクやショプロン周辺で栽培されています。

その特徴は、早熟・高い酸・十分な糖度。アロマは、レモンやライムのさわやかな柑橘系と、

リンゴのフルーティーな香り。地域の気候や土壌などの自然環境を最大限に生かした葡萄栽培を実践し

基本に忠実な醸造にこだわり土地の魅力を伝えることをワイナリーのミッションとしています。

 

キュッと引き締った酸味と、ライムやグレープフルーツ思わせる柑橘系のクリアな果実感が特徴の

後味スッキリな辛口白ワインです! 

地元では豚肉とパプリカ、マジョラムやタイムで作るハンガリーのシチューや、

鶏肉の炒めものと親しまれているそうですよ!

次回はもう1本、ヴィンツェレールのワインをご紹介します。

ケークフランコシュ100%で造るロゼのフリッツァンテ(微発泡)辛口です。

 




クロアチアの赤ワイン

2018年07月13日 | 東欧

サッカーワールドカップ、決勝進出チームが決まりましたね!

クロアチア対フランス、16日午前0時からです。

前回のブログから東欧のワインを何回かに分けてご案内しようと思っていたら

クロアチアのワインもありましたのでご案内したいと思います。

クロアチアは九州の1,5倍の大きさ、ジブリ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」の舞台だそうです。

 

クロアチア・ダルマチア地方

スカラムーチャ プラヴァッツ2015年 ¥2376

品種:プラヴァッツ・マリ100%

中央・南部ダルマチア地方の地場品種であるプラヴァッツ・マリは、

クロアチア黒葡萄の王ともいわれています。

(古くからダルマチア地方で多く栽培されていたトリビドラグとドブリチッチの

交配で生まれた品種で、トリビドラグについては地域によってはプリビドラグ、

ツールイェナック・カステランスキーという呼び名もあります)

イタリアのプリミティーヴォや、アメリカ西海岸カリフォルニアのジンファンデルのような

同じDNAを持つ品種のオリジナル品種であるとされています。

19世紀後半、ヨーロッパで流行したフィロキセラでトリビドラグは急激に減少。

そのため病害に強く、この地の気候に適した交配種であるプラヴァッツ・マリの栽培が広まり

ダルマチア地方の代表的な地場品種となりました。

プラヴァッツ・マリは、ドライフルーツやブラックベリー、プラムなどの成熟した芳醇な香りに

黒胡椒などのスパイシーなニュアンスも感じられるのが特徴。

高い糖度と豊かなタンニン、エレガントさも兼ね備え、スケール感のある味わいが魅力であることからも

クロアチア黒葡萄の王という称号に値すると評されています。

 

ワイナリーのスカラムーチャは、ペリシャッツ半島でも葡萄の栽培において特に高く評価されている

ディンガッチの地で、代々葡萄栽培を営む農家が1992年に立ち上げたワイナリーです。

クロアチアで法の改正により葡萄栽培をする個人がワイン造りまで許可されるようになったことで

イヴォ氏が創業し、家族総出でワインの生産・出荷に携わっています。

イヴォ氏は石が多く傾斜がきつい斜面で、少しずつ地場品種プラヴァッツ・マリの栽培面積を

増やしてきた結果、現在の畑の所有面積は25haとなっています。

そのほとんどが「息を呑む美しい楽園」というアドリア海を望んでいます

南向き斜面が多く乾燥した石灰質土壌で、ローズマリー、ラベンダー、セージ、イモーラルなどの

たくさんのハーブが自生しています。病害も少なく害虫も発生せず、化学肥料も使用していません。

収穫は丁寧な手摘みで行っています。日差しが強い急な斜面での作業は、時として忍耐が必要な

厳しい作業となるものですが、土地とそれを取り巻く自然を愛し、その魅力を最大限に表現する

ワイン造りが行われています!

Vina Skaramuča - short version

※音が割れ気味でちょっと聴きづらいかもですが


伝統的なクヴェヴリ製法に新しいエレガンスを備えたジョージアのワイン『オルゴ』

2018年07月06日 | 東欧

先週末セミが鳴き出した!と思ったら台風と連日の雨

今日は携帯の警報もなってびっくりしました。

ちょっと新天町に出かけてみると、夕方4時くらいに店じまいをしているところがちらほら

西鉄電車が大橋から久留米の間が運転見合わせとのことで、皆さんどうやって帰るのでしょう

店に戻るとお向かいさん達もすでに閉めていました。。。

さて今朝はテレビに栃の心が映っていたので、まだ紹介していなかったジョージア(旧グルジア)

のワインをご案内しようと思います。

以前紹介したジョージアのワインは近代的な造りでしたが、

今日のワインは伝統的な造り、クヴェヴリ製法にエレガンスを備えた「オルゴ」

ビデオの中でクヴェヴリの穴が見えます

ორგო. ქვევრის საფერავი, 2015 წლის მოსავალი

オルゴは東ジョージアのカヘティ地方にある小さなワイン工房です。

ワイン生産には樹齢50年以上の古樹のブドウを用い、8000年の歴史を持つジョージアの

クヴェヴリによる製法で造られます。ソヴィエトの時代に古樹は引き抜かれてしまったので

ジョージアで古樹を使ったワイン造りは大変希少です。

古樹のブドウの凝縮感とオルゴの手腕によって出来上がったワインは唯一無比のものであり

オルゴのワインは古来のジョージアのクヴェヴリスタイルのワインでありながら

新しいエレガンスを備えた、他とは異なるビジョンのあるワインです

オルゴはジョージアの有名ワインメーカーGogi Dakishiviliと息子のTemurによるプロジェクト。

息子の若さとエネルギーが父の経験と知恵と結びつき、数百年に渡るDakishiviliファミリーの

ワイン生産の伝統を守りつつ、それを毎年新しい物へと向上させています。

オルゴの使命は、8000年の歴史を持つジョージアのワイン造りの伝統に独自のエレガントさと

品の良さを加えていく事です。

ではまず白ワインから。映像の中でグラスに入っているワイン、色が少し茶色っぽいですよね

白ワインではなく、ジョージアでは「アンバーワイン」と呼ばれています。

オルゴ・ルガツィテリ2014年 ¥4104

ルカツィテリ100%、ノンフィルター

クヴェヴリで発酵させ約6ヶ月スキンコンタクト(ブドウの皮も一緒に漬け込む)を行いながら

熟成させます。その為、暗いオレンジ或は茶褐色の色味を持つタンニンのあるワインになります。

ドライアプリコット、レーズン、スパイス、紅茶、ドライフラワー、クルミ等の

心地よいアロマ、軽やかなタンニン、リッチな味わい。

癖のあるチーズや、豚肉などの料理と。

オルゴ・サペラヴィ2015年 ¥4104

サペラヴィ100%、ノンフィルター

樹齢80年のブドウを使い、クヴェヴリで発酵と熟成を行います。

エレガントさと力強さの見事なバランスを持つ唯一無比のワイン。

黒すぐり、チェリー、カシス、ジュニパーベリー、皮、ダークチョコレート、スパイス等の香り。

温かみのあるタンニンがあります。ラム肉やビーフシチュー、ソーセージ等とどうぞ。

Georgian Wines


甲州のオレンジワインと香り仕立て

2018年07月03日 | 日本のワイン

サッカーとても惜しかったですね

今日はこのワインを飲みながら、もう一度試合を見ようと思います

今週の角打ちにもどちらかお出しします。

どちらのワインも昨年から発売された商品です。

特に「オランジュ・グリ」は好評だそうで、ヴィンテージも2017年に切り変わりました。

2016年とはかなり印象が違います。

2016年はとても味わいが柔らかく、スーッと体に染み渡るような優しい味わいでした。

2017年は若干色が濃くなった印象(黄色みがかったオレンジ)、2016年と比べると

香り(洋梨や白い花)、味わい、酸味がよりはっきりした印象です。

やや辛口の表示になっていますが、2017年はしっかりドライだと思います。

※オレンジワインをご存じない方は、オレンジから造られるのか?!と思われるかもしれませんが

これは赤ワイン、白ワインのような一種のカテゴリーです。

オレンジワインは白ワイン用のブドウで、赤ワインを造るときの様に皮や種も一緒に

漬け込むことによって、ほんのり色が抽出されます。なので皮に色があるものが使われます。

例えばゲヴィルツトラミネール種やピノグリ種のように、灰色がかった紫をしたブドウです。

白ワインって皮が緑色のブドウだけから造られるんじゃないので面白いですね。

この「甲州オランジュグリ」に使われる甲州種は綺麗な藤色をしたブドウ品種なのです! 

シャトーマルス 甲州オランジュ・グリ2017年 ¥1598

(※グリとはフランス語で灰色を意味します。先程を名前をあげましたブドウ品種

ゲヴィルツトラミネールやピノグリのような灰色がかった紫色したブドウをワイン用語でグリといいます)

 

もうひとつの「甲州香り仕立て」も甲州種100%でつくられますが、

通常の収穫よりも早め、8月の下旬にブドウを収穫します。

「香り仕立て」という商品名の通り、甲州の香りの特徴をより引き出した造りになっていて

グレープフルーツやメロン、青いバナナのような、爽やかでアロマティックなワインです。

シャトーマルス 甲州香り仕立て2016年 ¥1706

 

シャトーマルスさん、昨年から1樽分(約300本)づつしか販売されない特別なワインがあります。

日本の代表的な赤ワイン用ブドウ「マスカットベリーA」を、栽培家違い、仕立て違い、樽違いで仕込んだ

特別なワインです。今年の10月前後、3タイプ入荷予定。価格は¥2916です。

先週、瓶詰前のテイスティングで選んで注文しましたが、ちゃんと確定したら予約をご案内します。

昨年大好評で、皆さん味わいに驚かれていました! お楽しみに〜