サッカーワールドカップ、決勝進出チームが決まりましたね!
クロアチア対フランス、16日午前0時からです。
前回のブログから東欧のワインを何回かに分けてご案内しようと思っていたら
クロアチアのワインもありましたのでご案内したいと思います。
クロアチアは九州の1,5倍の大きさ、ジブリ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」の舞台だそうです。
クロアチア・ダルマチア地方
スカラムーチャ プラヴァッツ2015年 ¥2376
品種:プラヴァッツ・マリ100%
中央・南部ダルマチア地方の地場品種であるプラヴァッツ・マリは、
クロアチア黒葡萄の王ともいわれています。
(古くからダルマチア地方で多く栽培されていたトリビドラグとドブリチッチの
交配で生まれた品種で、トリビドラグについては地域によってはプリビドラグ、
ツールイェナック・カステランスキーという呼び名もあります)
イタリアのプリミティーヴォや、アメリカ西海岸カリフォルニアのジンファンデルのような
同じDNAを持つ品種のオリジナル品種であるとされています。
19世紀後半、ヨーロッパで流行したフィロキセラでトリビドラグは急激に減少。
そのため病害に強く、この地の気候に適した交配種であるプラヴァッツ・マリの栽培が広まり
ダルマチア地方の代表的な地場品種となりました。
プラヴァッツ・マリは、ドライフルーツやブラックベリー、プラムなどの成熟した芳醇な香りに
黒胡椒などのスパイシーなニュアンスも感じられるのが特徴。
高い糖度と豊かなタンニン、エレガントさも兼ね備え、スケール感のある味わいが魅力であることからも
クロアチア黒葡萄の王という称号に値すると評されています。
ワイナリーのスカラムーチャは、ペリシャッツ半島でも葡萄の栽培において特に高く評価されている
ディンガッチの地で、代々葡萄栽培を営む農家が1992年に立ち上げたワイナリーです。
クロアチアで法の改正により葡萄栽培をする個人がワイン造りまで許可されるようになったことで
イヴォ氏が創業し、家族総出でワインの生産・出荷に携わっています。
イヴォ氏は石が多く傾斜がきつい斜面で、少しずつ地場品種プラヴァッツ・マリの栽培面積を
増やしてきた結果、現在の畑の所有面積は25haとなっています。
そのほとんどが「息を呑む美しい楽園」というアドリア海を望んでいます。
南向き斜面が多く乾燥した石灰質土壌で、ローズマリー、ラベンダー、セージ、イモーラルなどの
たくさんのハーブが自生しています。病害も少なく害虫も発生せず、化学肥料も使用していません。
収穫は丁寧な手摘みで行っています。日差しが強い急な斜面での作業は、時として忍耐が必要な
厳しい作業となるものですが、土地とそれを取り巻く自然を愛し、その魅力を最大限に表現する
ワイン造りが行われています!
Vina Skaramuča - short version
※音が割れ気味でちょっと聴きづらいかもですが