酒屋ナカムラ〜天神西通り・大名にある角打ちが出来るワインショップ。ギフトにおすすめボトル彫刻もオーダー出来ます!

ポルトガル・マデイラ島『マデイラワイン』の品揃えは日本有数!只今70種類、角打でもお楽しみ頂けます。

香りにノックアウト!海外で認められた日本の香辛料

2018年04月25日 | おすすめの食品

今日は新入荷の食品を!

香りをかいだ瞬間やられました〜

なんて良い香り 

超お気に入りです

店頭では2ヶ月くらい前に開封したものを香って頂いてますが

それでも皆さん「お〜〜!」っと声を上げて下さっています

山椒や胡椒、スパイス好きにはたまらないと思いますよ〜

和歌山県有田川町「かんじゃ山椒園」手摘み臼挽き粉山椒 8g ¥540

かんじゃ山椒園は、紀州有田川に沿った山間部にあります。

ここは古くから山椒の栽培が行われ「ぶどう山椒」の発祥とされる地域。

紀州の山椒は生産量はもちろん日本一ですが、特徴はなんといっても品質の良さにあります。

それは、果皮厚く大粒の実がぶどうの房のような「ぶどう山椒」と呼ばれる品種

山椒にとって最高の環境適地で古くからの栽培技術の蓄積の賜物です。

かんじゃ山椒園さんの山椒は、海外のレストランなどにも採用されていて

他のスパイスやハーブと同じような感覚で自由な使い方がされています。

日本では数回うなぎに使ったっきりそのままというご家庭も多いんじゃないでしょうか

なので皆さんから「うなぎ以外に何に使うんですか?」「何に使うのがおすすめですか?

と聞かれますが、スパイスの1つと思って何にでも使ってみて下さい!

ちなみに我家では、白身のお刺身(鯛やヒラメやイカなど)に振りかけて、

お醤油をちょっとつけて食べるのがとっても気に入っています

むしろ山椒自体を味わいたいから白身の刺身を買ってくるという・・・

特に娘がこの食べ方を気に入って、刺身全体にいっぱい振りかけてちょーだい!とリクエストします。

それと麻婆豆腐。それも赤い豆板醤を使わない白麻婆豆腐!

やさしい味わいに粉山椒のパンチがなんとも言えません

その他には唐揚げの下味に使ったり、天ぷらやフライドポテト!に塩と振りかけてもいいし

蕎麦、うどん、パスタ、つみれに混ぜて鍋とか、焼き魚、煮付け、照り焼き、きんぴら

クリームチーズやマヨネーズと混ぜてディップやドレッシングにも良さそうだし

甘い物にも合うんじゃないでしょうか?!

アイスクリームとか、チーズケーキ作る時にいれても良さそうですし

とにかく爽やかな香りが素晴らしいです。

いつもの料理が素敵に変化します

 

追記(5月5日)

現在2回目の便が到着しました。

1回目の物と比べると、若干香りは穏やかになった気がしますが

辛み(痺れ)は増した気がします!

開封後は冷凍庫に!

 

 

 


スペインにある人口300人の小さな村エルモラールは世界でも特別な場所!

2018年04月19日 | スペインワイン

昨日は突然思いがけない方がいらっしゃいました!

スペインのワイナリー「グリフォイ・デクララ」の奥様、郁美さんです! 

ワイナリーのHPやブログを拝見していたので、そりゃぁもうビックリしました。

グリフォイ・デクララ」のことは何度もHPを見たり、資料を作ったりしたので

てっきりブログに紹介したと思っていたのですが、戌年ラベルとしてちょっと紹介してただけでした

(ワイナリーのわんこ「メルロ」がコルクやラベル、スクリューキャップの上にも登場しています)

グリフォイ・デクララ」はスペイン・カタルーニャ州、バルセロナから南西に2時間

プリオラートの山奥の谷に位置するエルモラール村にあります。

人口はなんと300人で、高齢化が進み、

ワイン造りをしている地元若手は4人しかいないそうです

そのうちのひとり、ロジェールさんと結婚されたのが郁美さんです。

郁美さんは山口県ご出身、福岡でお仕事をされていたということもあり

とっても親近感を持ってお話しさせて頂きました。

(皆さんももしかしたらどこかですれ違ったりしているかも?!)

日本語で色々と質問できるというのは本当にありがたかったです

さて、「グリフォイ・デクララ」があるエルモラール村は、四方を囲む岩山が

地中海からの湿った風や雨を阻むので一年を通して晴天。

年間降水量は120-150mmと乾燥しており、昼夜の寒暖差と、降水量の少なさ

その過酷な環境が、農薬を使わない、代々受け継がれた自然を尊重した栽培を可能にしています。

そして最大の特徴はDOCaプリオラート(特選原産地呼称)とDOモンサン(原産地呼称)の

異なる土壌を持ち合わせた世界で無二といわれているテロワールであること。

(※ちょっと難しい話ですが、プリオラートの最大の特徴である「リコレリャ」と呼ばれる独特の土壌(珪石、雲母、鉄など様々な鉱物が混じったスレート(粘板岩))と、モンサンのスレート土壌混じりの石灰岩、砂、粘土質の土壌)

そのテロワールが独特のミネラルと個性をもったワインを生み出します。

(この度DOモンサンから脱退し、グリフォイ独自の厳しい基準「マウンテン・ワインズ

という規定を確立しました)

エルモラール村には12のワイナリーがあるそうなんですが、全て外部から入って来たワイナリーで

エルモラールで昔から造っているのは「グリフォイ・デクララ」だけだそうです。

世界で無二のテロワール、オーガニック、そして高いクオリティーがグリフォイの特徴!

福岡で働いていた女性が、今ではスペインのワイナリーを支えていると思うと

是非応援したくなりますよね!

是非そんなエピソードも添えて「郁美さんとこのワイン」とおススメして下さいね〜

 DOCaプリオラートのワインです。

左:プレディカット 2015年 ¥3024

品種はカリニェナ50%、メルロ30%、カベルネソーヴィニヨン10%、シラー10%

柑橘を思わせるフレッシュなアロマに熟した赤果実、バニラ、タバコの広がる香り。

クリーミーで果実味豊か、樽の風味が溶け込んだ程よいタンニンと骨格のあるワイン。

右:グラン・プレディカット 2014年 ¥5184

品種はガルナッチャ50%、カリニェナ50% 

プリオラートらしいしっかりとしたストラクチャーとポテンシャル。

テロワールの個性であるミネラル感とエレガンスが際立つフレッシュなワイン。 

グリフォイ家に伝わる伝統的な方法で醸造。フレンチオーク(新樽80%, 1-2年使用の樽20%)で15ヶ月熟成。年間生産量4500本。

こちらはDOモンサンのワインですが、今後「マウンテン・ワインズ」になります。

左(白):エル・ゴス・ブラン 2016年 ¥2160

品種はガルナッチャ・ブランカ80%、マカベオ20%

白バラ、ライチ、火打石を思わせるしっかりとしたブーケ。まろやかで豊かなフレーバーにミネラルを感じる長い余韻。フレッシュさとエレガントさ、複雑さを備えたワイン。

右(赤):トッサルス・ジュニア 2015年 ¥2700

品種はガルナッチャ40%、カリニェナ40%、カベルネソーヴィニヨン20%

熟した赤果実と、甘くスパイシーなバルサミコにほのかなバニラの香り。

きれいな酸とまろやかなタンニンがフレッシュさと長く心地よい余韻。

詳しい説明がHPにありますのでどうぞ⇒こちらを

 

郁美さんはスペインの食文化をこよなく愛する素敵な女性で

ワイナリー以外のことも積極的に発信されています。

グリフォイ・デクララ ※日本語でとても細かく書かれていますので是非ご覧下さい!

日本とスペインを結ぶ架け橋  

スペインワインと食協会

インスタグラム


ロワールワインの続き

2018年04月14日 | フランスワイン

前回ロワールの続きです

今日は写真↑中央のティエリー・ミッションが造る「ドメーヌ・サン・ニコラ」のワインです。

前回はロワール川上流、今回は下流ナント市の南にドメーヌはあります。

大西洋に面した緩やかな斜面を持つフィエフ・ヴァンデアンに33haのブドウ畑があります。

もともとはVDQSであった地区は、2011年からフィエフ・ヴァンディアン・ブレムAOCに昇格しました。

サン・ニコラがあるブレム地区は大西洋から吹き付ける烈風は防風林を陸側に曲げる程の凄まじく、

この地の伝統的な葡萄畑を見れば驚愕の声をあげずにはいられないほど。

ブドウの主幹が地中にあり、枝のみが地上に出ています。

 ↓ この映像を見てみるとよくわかります。収穫も大変です。ティエリーのTシャツに注目!

  彼はユーモアたっぷりな人です facebookの写真も「夢」着てます

Vendanges 2015 au Domaine Saint Nicolas

さて長くなりましたがワインです

左:キュヴェ・ジャック・ルージュ 2009年 ¥4104

品種はピノ・ノワール100%、ビオディナミ農法です。

完熟状態の葡萄を手摘みし自生酵母で発酵。リムザンオークの樽で15月間熟成後、大樽で3ヶ月間熟成。

紅茶、ブラックチェリーやカシスのような濃厚なフルーツの香り。

果実味、タンニン、酸味が高い次元でバランス、密度の高い味わいを生み出している。

右:キュヴェ・ルフル・ロゼ 2015年 ¥2592

品種はピノ・ノワール70%、ガメイ20%、グロロ・グリ10%、ビオディナミ農法

セニエ方式(黒ブドウの皮を一緒に醸造して、色がついたら果汁のみ発酵させる)で造られています。

チェリーやフランボワーズなどの赤い果実を思わせる果実味と、きれいな酸味をミネラル感が支えています。

繊細でチャーミングな味わいのロゼ、お気に入りの1本です!


さて、ロワールのロゼで忘れてはならない有名なロゼ「ロゼ・ダンジュ

フランス3大ロゼワイン(プロヴァンスのロゼ、タヴェル・ロゼ、ロゼ・ダンジュ)のひとつ

昔ワインを飲み始めた頃、ロゼと言えばこの「ロゼ・ダンジュ」が代名詞だった気がします。

そのもっと昔のお馴染みのロゼと言えば、ポルトガルの「マテウス・ロゼ」「ランサーズ・ロゼ」

共通するのはほんのり甘いこと。日本で初めに有名になった?!ロゼが甘かったので

昔からワインを知っている方は甘いというイメージをお持ちの方多いかな?!

その頃は甘口が人気だった時代でしたが、今は辛口指向な世の中?!

先日もお客様が「ロゼ・ダンジュ見なくなったね〜」とおっしゃったので「ありますよ!」と

10何年ぶりに店頭に並べてみました。

かなり久々に飲んでみましたが、あら、ほんのり甘く優しい味わいで美味しいわ

アルコール度数も低めなので気楽に飲めます。

以外と売れてビックリ 昔流行った!ワインと変な偏見を持ってたことに反省・・・

ドメーヌ・ラ・クロワ・ド・ガレーヌ ロゼ・ダンジュ 2016年 ¥1620

品種はグロロー100%