ぬるい気持ちで、ええんちゃう

頑張ってもどうにもならんこともある。
”しゃーないやん!!”ってぬるい気持ちのときもあるよ。

ほぼ平地

2016-09-28 18:07:11 | 自転車

今週で9月も終わって10月がはじまろうというのに、この蒸し暑さはいったいなんやねん。まるで梅雨時みたい、いや今年の梅雨よりも嫌な感じの湿気がまとわり付いて、まったく気分がよくないではないか。
そんなことを毎朝考えながら自転車乗って会社まできていて、仕事は仕事で相変わらず意味が分からんくらいに切迫した状況が続いているので厄介なのである。
そんな愚痴を言いたくなってしまう水曜日である。

すでに自転車に乗ってヘロヘロになって数日過ぎてしまったので、もうだいぶ前のことのように思ってしまう。翌日はけっこう自分でインパクトがあるなと思っていたのに、すでにたいしたことないやんと思ってしまってる。人間ってほんま不思議なものやな。
ということで、そろそろ忘れかけているのでちょっとはしょりながら記録しておきたい。

土曜日のこと。
自転車デビューしてまだ2年も経っていないスキー部の一つ下の後輩と昨年は木津から信楽あたりを周遊するサイクリングに行って以来いっしょに自転車に乗っていないので、天気も比較的よさそうな感じと高野山まで行きましょうかとお誘いしていた。当日の朝に雨雲レーダーをチェックすると和歌山の下のほうから雨雲がどんどんと北に攻めてくるような感じで、天気予報も和歌山県北部は雨が降るかもしれんし降らんかもしれんと誠にあやふやな予報。でも大阪は比較的天気もよかったのでとりあえず集合場所の滝谷のコンビニに向かうことにして6時45分に我が家を出発。いつものペースなら1時間15分ほどかかるのでちょうどいい時間に到着するかと思ったけど、先日の台風の余波で柏原のガタガタの橋を過ぎてから河川敷に降りての道が泥だらけ。降りてしまってから土手の上の道を選択すべきやったと後悔したけどすでに河川敷まで降りてしまったのでソロソロと進むことにした。当然到着も遅くなって5分ほどお待たせした8時5分ごろに到着。
後輩はすでに到着していたけど、別の二人組みがいててよく見ると岩ちゃんではないか。

Shallowさんと水越峠を越えて飛鳥方面を目指すみたい。
ここでまた雨雲レーダーをチェックするとどう見ても高野山は雨みたい。というか奈良方面までどんどんと雨雲が攻めてきているみたい。
岩ちゃんらも雨に当たるのではないかと思ったが、お互い無理せずに楽しみましょうとここでお別れしおいらたちはトトロ街道から紀見峠を目指す。
紀見峠の登りはそれほど激坂ではないけど、友達はアウターでどんどん進んでいくではないか。一応自転車でも先輩なもんで頑張ってアウターで登り切ったけど、後輩の自転車のカセットを見るといやに大きなギアがついているような気配。よく見るとおいら達では禁断の32Tのローギアをつけているではないか。普通のロードでは27Tはよくあるけど32Tは初めてみた。そらアウターでもすいすい行くわな。
後輩は特に自転車に乗る際になんの先入観も持っておらず、自宅が富田林なもんで近くのショップでとサカタニさんに相談し、とにかく登りが楽にとリクエストしてつけてもらったみたい。これは高野山でも楽に登れるよな。おいらは必死で付いていかなくてはならないと思ったりした。

紀見峠を9時半ごろに出発。橋本まで一気に下って紀ノ川を渡り九度山を過ぎて118号との合流を過ぎてからポツポツと雨が落ちてきてちょっと止まって思案したけどしばらく走ると路面に水溜りができるほどに降ってた。

このまま雨の中を頑張って上がってもぜんぜん楽しくないし、着いてからご飯を食べるにも食堂に濡れたからだで入れないしコンビニでご飯となるはず。まったく面白くない。なので即Uターンして九度山まで降り、道の駅で作戦を練り直すことにする。

しかし九度山の道の駅も真田幸村ブームで団体のバスも一杯来てるし観光で来てる車で駐車場も渋滞しているではないか。おいらたちは自転車なんで関係ないけど。この道の駅、自転車置き場にバイクスタンドも用意してあってサイクリングの人たちも立ち寄りやすいようにしてあるな。
少しお腹もすいたので屋台で売っていたてんぷらを補給しながらこれからどうするか検討。雨雲レーダーを見ると南からはどんどん雨雲が登ってくる。このまま紀見峠を上がっても河内長野の手前くらいまで雨雲が覆っているの来た道を帰るのも雨の中。比較的和歌山方面なら少し雨に濡れても少し走れば雨雲から逃れそうな感じもするので、ここはぐるっと岬公園のほうを回って帰りましょうと決定。距離はあるけどほぼ平地なもんでそれほど負担でも無いかと思ったので。

20分ほど走ると雨も上がり、かつらぎ町を過ぎたあたりから青空も見えてきた。
打田のあたりで国道を離れて土手沿いにできてたサイクリング道を走る。途中貴志川の合流あたりで自転車道が無くなったけど、対岸を見ると土手にそれらしいもんがあるように見えたので橋を渡って北側に渡りまた土手沿いを河口をめざす。
河口に近づき南海本線を過ぎて加太を目指す。時間も13時になろうかって時間になってたので途中にあった王将で昼食。 14時ごろ食事を終えて再スタート。7号線を加太まで進みそこから65号で小嶋から多奈川を過ぎて深日港へ。ここまで岬をぐるっと回ってきたけどそれなりにアップダウンがありさすがに100キロはすでに過ぎているのでちょっとしんどかったりする。
高野山を目指して出発したのに海を見ているとはなんか不思議な気分。


岬公園からは5月に来ているので淡輪から箱作までは海岸沿いをずっと走り、途中で26号線をちょっと走ってから裏道の250号に入る。ここからひたすら走り途中から日根野に出るコースをとり後は170号に合流してから登ったり下ったりとヒィヒィいいながら河内長野まで。後輩が富田林なんで途中から千代田に出る道を走り亀の甲の交差点から狭山池を越えたところで後輩と別れる。彼はここから5分ほどで到着するけど、おいらはまだ20キロほど走らんとあかんし。別れた時間が7時前。明るければ石川に出るけど、我が家は309号から内環状を走るのが最短。なので狭山市役所の前の道を美原まで北上し309号に合流したところをさらに裏道で近鉄松原駅に出る道を選択。昔はバスがこの道を走ってたなとか思いながら走る。


結局我が家に到着は8時。走行距離も200キロを越えてしまった。

がっつりと登ることがほぼ無くて、登りらしいのは紀見峠の上りだけ。後は平地かじんわりとした登り。でも最後の170号線の天野山あたりの登りは以外にきつくて、さすがにインナーに落としてヘコヘコと登った。


しかしまぁ、雨を避けるためとはいえ笑えるくらいに走っているではないか。でもブルベといわれるものなら初心者コースの距離やと聞くしさらにこの距離にわりとがっつりとした登りもあるらしい。
今回は後輩が一緒やったのでこんなコースを選択したけど、一人なら絶対に雨に濡れようが同じ道を引き返してたやろな。輪行の用意があれば和歌山くらいから南海電車で帰ったかもしれんけど。ブルベで600キロとか走る人、すごい精神力やとつくづく尊敬いたします。自分は無理やわ。

そんなこんなで自転車で200キロ走れるんやな。