教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

幸せの青い蜂に出会う

2023年08月26日 | 生き物

先日ようやくルリモンハナバチに会えました♪


幸せを呼ぶ青い蜂と呼ばれているとか。

大きさはミツバチよりふたまわり大きく動きがゆったり。


労働寄生(他のハチの巣に産卵し、孵化した幼虫がその巣に蓄えられた
花粉を食べて育つ)するタイプだそう。

昨年まで毎夏、近所の公園の水辺のミソハギに来ていたので
この夏もちょくちょく確かめに行っていました。
7〜9月中旬の朝に会える印象なのでこれからも楽しみです。


この日はワクワクする出会いが他にもありました。
暑すぎるためか誰もいない道端で


ハンミョウにたびたび遭遇しました。


立派な牙にほれぼれします。

クヌギの樹液レストランには


大好きなルリタテハ!


木のくぼみにはヨツボシオオキスイやヨツボシケシキスイなどもいました。


木陰には数頭のリスアカネが縄張りを守っていました。


まさに夏、の入道雲。

この3時間後には土砂降りとなりました。


花は終盤、種をつけたメハジキに


オオモンシロナガカメムシが来ていました。


ナンバンギセル!
この花を見ればもう秋はすぐそこ。

でもセミたちはまだ力強く鳴いていて森はにぎやか♪
一日がとても長かった子供の頃の夏休みを思い出しました。


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トリノフンダマシなど8月のクモ

2023年08月23日 | 生き物

絵画教室は8月末まで夏休みですが、作品展まで1か月をきりました。

先日、会場としてお借りする栄区民文化センターリリスに
責任者として作品展の打ち合わせに行ってきました。
展示パネルのレイアウトやライト・フックの数まで申請するのに
まだ展示枚数が確定しておらず。。
夏休み明けに確定事項をFAXさせていただく事になりました。

今年のDMが出来上がりました。




デザインの本を買って、それを参考に原稿をつくりました♪
また期日が近くなりましたらお知らせさせていただきます。


打ち合わせが終わった後、一か月ぶりの森を歩きました。


普段は時間が気になって歩けない範囲にも行こうと思いましたが
バケツの水をかぶったかのように汗をかき、足取りが重くなり。。


でも足元に若いヤマアカガエルが飛び出してきて一瞬元気に。


7月にオオトリノフンダマシの幼体を見かけた桑の木に


この日はトリノフンダマシが!


本当に鳥のフンのよう。うまく擬態しているな~♪

クモは他にも。


大型の繊細な網の中央に陣取っているので近づけません。


主は美しいスズミグモのメスでした。
すっかり大きくなって、次回は卵のうを見られるかもしれません。


こちらも大きな網。
複雑さはスズミグモほどではありませんが立派な巣です。


主はジョロウグモでした。
大きなメスの上にいるオスがそーっと近づいたり離れたり
しているのを見ていたら、手前の赤いクモが気になりだしました。

その極小の赤クモにピントを合わせてみると


アカイソウロウグモだ♪


腹端のほうから


真横から

ジョロウグモ、オニグモ、ゴミグモなどの巣に寄生して
かかった獲物をちゃっかりいただくのだそう。

以前出会った時は時間切れでちゃんと撮影できず、
数日後に見たらもういなかった、ということがありました。
今年も会えてよかった。

このほかにも真夏ならではの出会いがありました。
次に続きます☆


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日暮れに舞い飛ぶ

2023年08月20日 | 生き物

あっという間に8月も後半、だいぶ日が短くなりました。
心なしか風に秋の気配が漂っているような。。


散歩道にアブラゼミのペアがいました。
今までこのような状態を見たことがあったかな?

自分のブログ内を検索してみるとなかったので
撮影できたのは初めてのようです♪


このミンミンゼミやヒグラシの声にとうとう
ツクツクボウシの声も混じって季節の移ろいを感じます。

猫に会える公園まで足をのばすと


トットットッ・・・
可愛い黒白さんがこちらに向かってきました。


久しぶり~♪
若いころは真ん丸で古参猫に叱られていましたがすっかり大人顔に。

後ろから犬連れの方が来た途端、猛ダッシュで逃げてしまいました。


薄暗いなか輝くタカサゴユリ


キツネノカミソリも咲いていて

キツネノカミソリの花色にそっくりなトンボに出会いました♪


綺麗~!
翅が傷ついているけれどちゃんと飛べていました。


アオモンイトトンボのようです。

ハタハタと儚げなものが飛んできて、追いかけると


正体はアミメクサカゲロウ
この日は2度会えました。


咲き始めたハッカの花にベニシジミ


咲き続けるミソハギにこの日はイチモンジセセリと


ウラナミシジミ!

好きな夏がゆく前にもっと味わっておかなければ。
ウラナミシジミを見るともう秋が近いのだな~と思います。


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ミソハギに集まる生き物たち

2023年08月14日 | 生き物

家のことをあれやこれやしているうちにもうお盆。
雨がまだ降っていなかったお昼頃、迎え火を焚きました。


ここですよー、はやくかえってこ~い♪


毎年、送り火の頃に出穂の様子を撮影しますが今年はまだまだのような。
品種の違いや田んぼの場所によるのでしょうか。

いつも棚経の時まで庭で咲かせようと苦心するミソハギの花は
この猛暑で枯らせてしまい、とてもガッカリしました。


公園の花は水辺にあり、今も生き生きと咲いています。

7月初旬から咲き始めたミソハギ。
見ていると様々な生き物がこの花をあてにしているのだと感心します。


ホシヒメホウジャクに


ツマグロヒョウモン

特にハチの仲間が多く


腹部がカラフルなごく小さいこのハチは


アオスジハナバチという名前♪


こちらも小さい!何ハチだろう。


こちらはハキリバチの仲間


オオハキリバチなのかな。


黒くてツヤツヤのフタスジスズバチ


ハラアカヤドリハキリバチも来ていました。


ツルニガクサでもパチリ☆

ルリモンハナバチに会えるはずとミソハギの前をウロウロしていますが
今年はまだ。これからに期待です。


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夕暮れの出会い

2023年08月09日 | 教室風景

夕暮れ、いつもの公園で嬉しい出会いがありました。

ひとつは


アブラゼミの羽化♪
ちょうどエビぞり状態から体をおこしたところでした。


殻から腹部を引き抜こうと頑張ります


その様子を動画に録ろうとジタバタしているうちに


翅が少しずつのびてきました。
なんて美しいのでしょう。。


体の色が変わるまで見たかったのですが、今回はここまで☆

この日はもうひとつ、驚きの出会いがありました!
ナラ枯れ病がまん延し、多くの木々が伐採された散歩道で


やはりカシノナガキクイムシの被害を受けているこのクヌギを何気なく見ると


このようなハチが4匹とまっていました。
2匹は溝にはまるように死んでいて
あと2匹はお尻を振りつつ少しずつ動いています。


黒地に黄色の縞模様だったので、刺されるかもとはじめは警戒しましたが
接写しても大丈夫。腹部先端を幹にこすりつけているような。。


初めての出会い♪
帰宅後調べると、タイワンヒラアシキバチという名前でした。
ヒラアシキバチの仲間の幼虫は衰弱木や枯木の内部で孵化し
木の内部を食べて育つそうです。
この木だけに4匹集まっているとは、里帰りなのでしょうか。


腹部先端に、黒く小さなとんがりと、長い管のようなものが見えます。
長い管は中央に溝があるよう。


腹部先端を樹皮に突き立てて産卵するのかと観察しましたが
ただ前後左右に振るだけで、そのような動きは見られませんでした。

動画を録っていたら、小さく薄い封筒のようなものがぐんぐん近づいてきて
ハチと何か関係があるのかと、今度はそちらが気になりだしました。

タイワンヒラアシキバチとマダラマルハヒロズコガ

見ていると、偶然出くわしただけのようで、平べったい方は
蜂のお尻にぐいぐい押されながらもマイペースで移動してゆきました。

この平べったいものは、やはりクヌギの樹皮でクヌギカメムシを
観察していた時に見たことがあります。
今回、短い動画を録ってみました。


この時見たものは長さが8mmほどでした。
時折ちらっと頭を出すところなど何だか心が和みます。

マダラマルハヒロズコガの幼虫

検索すると、マダラマルハヒロズコガという舌をかみそうな名前。
幼虫時代は鼓のような形の硬い巣をつくる蛾で別名ツヅミミノムシ。
コケを食べているように見えましたが、肉食なのだそう。

ワクワクが重なった、素晴らしい夕暮れでした。


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この夏出会ったクワガタにカブトムシ

2023年08月05日 | 教室風景

近所でよくカブトムシが見られるという場所を教えてもらいました。
朝早く出ようと思ったのに歩いたのは正午。

有料駐車場に車をとめ、教えてもらった小さな緑地をぶらぶら。
でもクヌギやコナラなどそれらしい木はなく拍子抜けしました。

蚊に刺されるばかりなので残念だけれど帰ろう‥ときびすをかえすと


膝の高さにカブトムシ♪


この木は・・カシの木なのかな。

隣の木を見上げると


カブトムシにハナムグリにチョウが。

蝉時雨のなか動くカブトムシの短い動画を録ってみました。

カシの木にカブトムシ


カブトムシの他にシロテンハナムグリ


久しぶりのサトキマダラヒカゲ


恋の駆け引きをするアオスジアゲハも飛んでいました。

見回すとほとんどが照葉樹と針葉樹でどれも大木。


こんなところがあったんだ。。
夏休みというのに虫捕りの子供たちがいなかったのが不思議で
タイムスリップしたような、どこか懐かしい場所でした。
もしかして入ってはいけない所だったのかも。。

近所の公園にはクヌギ林がありますが


会えるのはこのカナブンはかり、と思っていたら

今年は珍しくクワガタに会いました。


シラカシと思われる木にノコギリクワガタのペア♪


小型ですが赤みがかったつやつやボディに見とれました。


そして家の近くにコクワガタのオス。こちらは真っ黒です。

朝まで同じ場所にいたら、いつも隣接する森に放しにいくのですが
ちゃんといなくなっていてホッとしました。
子供の頃は、夜網戸に飛んできたカブトムシを
近所の大工さんからもらったおがくずを敷いて飼ったものです。
カブトムシの匂いを嗅ぐとその頃のことが思い出されます。


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懐かしい川沿いを歩く

2023年08月02日 | 生き物

母を病院に送り診察が終わるまでの間、
いつもの川沿いを歩きました。


きりたんぽみたいなガマの穂がたくさん♪

幼い頃ザリガニを゙とった川は昔よりきれいになりました。。
でも今は川に入って遊ぶ子供はいない。川どころか道にもいない。


カルガモの親子に会いたかったけれど

実際会えた鳥はビュンビュン飛ぶツバメと


アオサギだけでした。


田んぼは青々として


オモダカの花が咲いていました。

畦道をゆくと


お腹がパンパン!


今年生まれの小指の先ほどのアマガエルがたくさんいました。

ムクゲの木にカブトムシがいないかな?
以前、たくさん見たことがあるのです。


この日は花にミツバチとヒメアカタテハを見ただけでした。

日向を1時間半ほど歩いてもう汗だく。。


木陰の道をゆくと


ツマグロヒョウモンに


オナガ


栗の木にシジュウカラをがいました。


やがて黒い雲がたれこめ雷鳴がとどろき
少し涼しくなったかなと思ったら大粒の雨。

子供の頃の夏休みはいつまでも続く気がした。。
あれこれ思い出し、夏らしさを満喫した数時間でした。


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