教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

川辺の春のいろどり

2020年02月28日 | 生き物

新型コロナウィルスの影響が世界中こんなにも広がるなんて
思いもよりませんでした。しかも長期間。。
2週間後に個展がある予定で、今のところ開催していただける
ようですがこれからどうなるか。
自分ではどうしようもないけれど度々ニュースをチェックしています。

先日久しぶりに川沿いを歩きました。


日々小さな体でたたかうカワセミ


今をせいいっぱい生きるだけ。
先々を想像し憂いているばかりではいけませんね。


前だけを見ている生き物たちに元気をもらえます。


春めく水辺はいろどりにあふれ


新しい命もうまれていました。
ヒキガエルのカエル合戦、見たかったな。


花粉まみれのハナバチもいました。


いちごみるくを思わせるミスミソウ


まぶしいほど純白のスイセン


早咲きの桜も満開


あと何度このいろどりを味わうことができるのだろう。

今年も春を迎えられたことに感謝です☆




コメント (4)
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Iさんの新作水彩画

2020年02月24日 | 教室風景

Iさんはふたたび馬の背洞門を描かれました。


水彩画 F4

今回は暖色を使うことにし下塗りの色を変えた数種の小下図を
作ってどのようなイメージにしどんな色合いがぴったりか熟考
しました。一日の終わり、どこか切なさを感じさせる光景です。

近づいてみました。

夕焼け色をつくるのに黄と赤の組み合わせはたくさんあるので
いろいろ試しました。着色後に岩の陰影を鉛筆で加筆し力強く
まとめ上げました。同じモチーフを描く楽しさを味わえた作品です。

様々なモチーフを描きながら表現の幅を広げ続けているIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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2月最後の教室 小鳥飛び交う森

2020年02月22日 | 教室風景

ぽっかりと雲の浮く風のない穏やかな朝


あっちでガサガサ、こっちでゴソゴソ
食べ物を探すコジュケイの家族によく会いました。

2月最後の教室日も一日晴天!気持ちよく描けました。


活動場所の断水が続いてはや2ヶ月。少ない水で制作や片づけをするのは
だいぶ慣れてきましたがこの季節にお手洗いが使えないのは厳しい。
急ぎの時は本館への道のりがやけに遠く感じられます。


ウイルス感染への警戒もありしばらくお休みにするという選択肢も
ありますが。。作品と向き合い皆さんと過ごせるこの時間が大切。
近々状況がよくなることを信じ変わらず活動を続けたいと思います。

朝の森はしっとりと湿っていました。

ウツギの実をついばんでいたのはウソ


ヒヨドリに


モズ


メジロたちにも会えました。

前回産卵に出てきたヤマアカガエルたちが浮いていた池では


卵塊に動きがあります!晴れてオタマジャクシになれたのですね。


外鰓がなくなってオタマジャクシらしい形に。
レンズを近づけてもまだあまり逃げません。

イボタノキに小さな新芽も♪冬が過ぎ去ろうとしています。



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Kさんの新作日本画

2020年02月21日 | 教室風景

Kさんはなつかしい光景を描かれました。


「頭を雲の上にだし」 日本画 F6

富士吉田で育ったKさんにとって富士は思い出ぶかい特別な山。
左手によく登った山、右下に集落、その向こうに堂々とした富士。
心に刻み込まれた故郷を愛情をこめて生き生きと描かれました。

近づいてみました。

厚く強い高知麻紙に負けぬようひたすら岩絵の具を重ねました。
微妙に変えた淡い色を胡粉でまとめながら粘り強く表現された
雲海は透明感があり美しい。おおらかな筆致が心地よい作品です。

心の風景をいつも楽しく弾むようなタッチで表現されるKさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのKさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

コメント (2)
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2月四回目の教室 カエル集まる雨上がりの森

2020年02月18日 | 教室風景

元気がなかった梅の木に今年も春がやってきました。


たくさんの花が見られてよかった。甘酸っぱい香りにうっとりします。

2月4回目の教室もよく晴れました。強い風が吹いていますが暖かい♪


森を訪れる方もまばらで遊ぶ子供たちもおらず聴こえるのは
風の音と鳥の声だけ。穏やかな時間がながれました。


窓から差し込む光は強く澄んでいて絵肌がよく見えます。
春の気配に力をもらって制作に集中できました。

前日あたたかい雨が降ったのでカエル合戦の名残りがあるかもと
池に急ぎました。するとカエルの鳴き声が♪


コウホネの新葉の間で水面がゆらゆら。。


目の前にヤマアカガエルのカップルが泳いできてくれました♪
メスのお腹はパンパンで出産間際のようです。


周りにはメスを待つオスもたくさんいました。
今年のカエルたちは以前見たものたちよりも小柄に感じます。


周りにはこんな卵塊が


発生が進んでいます♪


1月中旬ごろから始まっていたヤマアカガエルの産卵。
なかには発生が進みもう卵の膜からでているものが。

カメラを近づけてみると


外鰓が目立ちまだ目があいていないのかその場で体を揺らしているだけ。
次回見る時にはよりオタマジャクシらしい姿で自由に泳いでいることでしょう。

ヤマアカガエルの歌を聴きながら水辺でのんびり。早春の楽しみです。




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2月三回目の教室 春めく湿った森

2020年02月15日 | 教室風景

朝の森は白く霞んで、湿った地面からはよい香りがしました。


蜘蛛の巣に小さな水滴


ネコヤナギにもびっしり♪

2月三回目の教室日は晴れてあたたかい制作日和となりました。


午前中、Iさんが水彩画作品を、午後にはKさんが日本画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

午後の部の制作風景はうっかり撮影しそびれてしまいました。
今年に入ってから続く断水に浮足立っており時間の流れが違う。。
はやく平常通りにもどれるとよいのですが。

お昼休み森をゆくと遠くからヤマアカガエルの鳴き声が!
急ぎ水辺にかけつけそーっとのぞきこむと


ぼっかり浮かぶヤマアカガエルのオス


近づくとみな次々と水底に隠れてしまいました。
雨の早朝にくればメスにも会えるのでしょうが今年はタイミングが合わず。


産みたて卵がありました!まだタピオカのように膨らんでいません。


今頃お母さんガエルは落ち葉の下で休んでいるのかな。


ギチギチギチ・・・
遠くの枝でさえずっていたのはモズのメスでした。

そういえば今年はノスリに会えていない。
会っておきたい冬鳥はたくさんいますが春はそこまで来ています。




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2月二回目の教室 氷はる池

2020年02月08日 | 教室風景

ささやくような優しいさえずり。プチプチとついばむ音。


見上げるとウソのオスがいました。


昨年の11月頃にはさえずりを聞きたびたび群れを見かけていたのですが
ようやく撮れた♪紅色ほっぺが愛らしいです。

2月2回目の教室日は気温の低い一日でした。

この冬の教室日で一番寒かったかもしれませんが日差しが強く
乾燥していて気持ちよく描き進めることができました。


マスクをしている方もちらほら・・スギ花粉も飛び始めたようです。
もうすぐ春!筆運びも軽やかになりますね。

朝は久しぶりに空気が冷たく、急ぎホタルの池へ行ってみると

薄い氷がはっていました。ヤマアカガエルの卵塊は氷の下。。

お昼休み、氷はとけており卵を観察してみると

朝顔の種のような神経胚の時期。
次回観察するときにはもう動き出しているかもしれない。
毎日通えたらいいのだけれど今はガマンです。

この日はウソに続き素敵な小鳥に会えました。

ルリビタキです♪


メスであっているかな。真っ青なオスにも会いたいな~。


ロープにとまっていたのはホオジロ


このロープには昨秋アキアカネがよくとまっていましたっけ


この日もタイワンリスは木の皮を削っていました。
食べ物の少ない時期、みな必死です。

寒々しく見える冬の森も耳をすませば動物の活動する音が聞こえて
案外にぎやか。想像がふくらみます。




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2月最初の教室 おだやかな節分

2020年02月04日 | 教室風景

春の兆しをさがして朝の森をみてまわると


ふわふわ小さな猫柳。隣にあるのはヤブマメのサヤが丸まったものかな。
近くでウソがないていたけれど見つけることができませんでした。

2月最初の教室日はよいお天気♪日差しが強くなってきました。

いまだに断水が続いており電気ポットが大活躍。
よごれものはボールに入れてまとめ洗い、お手洗いはコートを羽織って
本館への坂道をあがるという不便を皆様におかけしています。


この絵画教室が20年目、施設はもっと前につくられているので
これからこういう設備の不具合が増えてくるかもしれません。
あたたかな思い出がつまったこのスペースを大切に使っていかなければ。
水場の古い蛇口を勢いよく跳ね上げていたことを今更ながら反省。。

穏やかな朝。

青空に春を感じ


昼の風にも春を感じました♪


今年も豊作、ノシランの実


着々とヤマアカガエルの卵塊が増えているのに
乾燥続きで池が干上がってきたのが心配。


いつまでも見ていられる。。

ぼーっと水辺にしゃがんでいたら突然カエルたちが鳴きはじめました。
カエル合戦が見たい!けれど姿は見えず時間切れ。
雨がザッと降らないかなぁとこの時だけは思いました。


この日、目の前に出てきてくれたのはヒヨドリだけ。

お昼の森は静かでしたが足元で春の気のようなものが動いている
のを感じ嬉しくなりました。啓蟄まであとひと月です。


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Iさんの新作水彩画

2020年02月01日 | 教室風景

Iさんは三浦半島の城ケ島で取材されました。


「城ヶ島 馬の背洞門」 水彩画 F4

長い年月をかけ侵食された奇岩は丸い額縁のように海景をきり
とっています。煌めく海原を見つめる人は何を思うのでしょう。
鮮明な空色が月の明るい太古の夜を想起させる幻想的な作品です。

近づいてみました。


鉛筆デッサンで丁寧に岩肌を追いながら作品に不要な部分は省略し
ました。小下図で様々な色の組み合わせを考えた末、青い世界に。
メリハリのきいた彩色もドラマチックで悠久の時をおもわせます。

今は色の力をひきだす組み合わせに注目して制作しているIさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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