教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

半夏生

2010年07月02日 | 生き物
ハナショウブが植えられている公園の木道で



子供たちが夢中になってザリガニ捕りをしていました。
楽しそう!



ハナショウブの花盛りが終わろうとしていましたが
入れ替わるように見頃を迎えていたのはハンゲショウ。



漢字で書くと半夏生もしくは半化粧。
確かに半分白粉を塗ったような姿は
半化粧の字がぴったりですね。



今日7月2日は暦の上で半夏生。
夏至から11日目にあたる日で梅雨明けの頃、と
カレンダーに書いてあります。
この植物のもうひとつの当て字、半夏生は
ちょうどこの時期に盛りになるからなのでしょうか。

近くの池ではじめての出会いがありました。



この白い泡状のもの・・・これはもしや!



ウシガエルの卵ではありませんか?!



近づくとやっぱり、いかにもカエルの卵です。
手元にある「決定版 日本の両性類爬虫類」によると
ウシガエルは
“6,000~40,000個の卵を水面にシート状に産む”
とあります。



確かに近くでモーモー鳴声をきいていましたっけ。
北米東部出身のウシガエルは食用として輸入されたものの
今は食べられることもなく、特定外来生物に指定され
まったくの厄介者になってしまいました。
動くものを何でも口に入れるという習性の彼らに罪はないけれど
モリアオガエルが生息する池にウシガエルが入ったら
モリアオガエルの方が消滅してしまった、などという記事を
読むと複雑な気持ちになります。

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