教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

マユミの仲間とミノウスバ雌雄

2022年12月25日 | 生き物

子供時代は楽しみだったクリスマスですが今年は家にこもって仕事です。
年が終わる前に最近出会ったミノウスバをご紹介いたします。

今年もマユミの実は鈴なりでした。


小鳥がやってこないかな~と遠くから見張っていると


シジュウカラがやってきました♪

マユミはニシキギ科ニシキギ属。
ニシキギ科の仲間は他にも


ニシキギ。 ニシキギ科ニシキギ属。


マサキ。 ニシキギ科ニシキギ属


ツルマサキ。 ニシキギ科ニシキギ属


ツリバナ ニシキギ科ニシキギ属

検索してみると、似たものにサワダツという植物があるそうで
今までツリバナだと思って撮影してきた植物がはたしてツリバナなのか
どうか混乱してきました。


ツルウメモドキ。  ニシキギ科ツルウメモドキ属

こうしてマユミなどニシキギ科の植物を並べてみると
晩秋から初冬にかけて熟す実の形が似ていることがわかります。

なぜマユミの仲間(ニシキギ科)を並べようと思ったかというと


11月末に見たミノウスバのオスが、菊の茎にいたからです。
ミノウスバといえば、マユミ。
成虫が晩秋に現れる、マユミに産卵する蛾だと思っていたので意外でした。

撮影した時はなぜ菊に・・としか思わなかったのですが、先日
同じ場所を通りかかった時ミノウスバのいた菊の上はマサキの生垣
だと気づきました。マサキって確かマユミと仲間だっけ?と気づき
ひとりウキウキ。

今年も11月末の夕方、若いマユミの木を通りかかったら


ミノウスバのオスがフワフワ飛んでいました。


触覚がブラシのようです。
メスが出てくるのを待っているのでしょう。

そして12月はじめ


違うマユミの若木でミノウスバのメスに出会いました。
出会うミノウスバは、虫くいだらけの弱ったマユミの若木が多く


昨年同じころ出会ったミノウスバのメスたちが産卵場所に選んだ枝も
そんなマユミの若木でした。

孵化して今年早春に小さなイモムシとなったミノウスバたちは
あっというまにこの若木の葉を食べつくし、その木は今枯れかかっています。
マサキやニシキギをお庭に植えている方にとっては脅威の害虫。。

食草のニシキギ科植物は種類豊富で近所の公園に多い。
昆虫の少ない冬にミノウスバの痕跡を探す楽しみが増えました。


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