イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

花粉症で悪名高いが意外に見つからない ブタクサ

2015-01-23 20:51:35 | 趣味・特技
キク科(Asteraceae); ブタクサ属(Ambrosia); ブタクサ(A. artemisiifolia)
学名: Ambrosia artemisiifolia
和名: ブタクサ(豚草)
英名: Ragweed

 ブタクサは花粉症の原因植物の1つとして悪名高いが、いざ探してみると意外に見つからない。ブタクサよりもオオブタクサの方が圧倒的に多く生育している。花粉の量もオオブタクサの方が多く、花粉症の原因としてもオオブタクサの方が問題とされるようだ。草丈もオオブタクサが3m以上にも生育することがあるのに対して、1m程にしかならない。
 葉は一見ヨモギの葉に似ていて、2回羽状に深裂する。雌雄同株であり、雄頭花は直径3~4mmで細長い総状花序につく。雌頭花は雄頭花のつく総状花序の基部に2~3個つくが、あまり目立たない。
 ブタクサという名前の由来については種々あるようであまりはっきりしていないようだ。1つにはブタクサを英名でhogーweedと呼ぶことに由来すると言う説。しかし実はhogーweedとは別の植物のことをいうとの話もあるようではっきりしない。もう一つは英名ではragweedと呼ぶがragとはボロ切れやいやしい人のことを指すのでここから転じてブタクサとなったと言う説。何だかどれもスッキリ来ないよね。

近所の小学校裏でブタクサを見つけた。(花巻市桜台、2013年7月13日)



太田の道路脇で見つけたブタクサ。(盛岡市太田、2014年9月6日)



ブタクサの雄花序。(同上)



ブタクサの雌花。あまりはっきりしないが、雄花序の付け根に細長い総苞がありその中に雌花が見えている。(同上)


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