Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

最近の生活

2020-04-12 13:54:28 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】
Shelter in place(自宅待機)令が出てから早4週間。
この生活にも慣れてきました。
外出禁止になって、通勤がなくなって、
ずっと在宅で勤務するようになって、
家族と四六時中いっしょにいる生活。
これはこれで、悪くないなと思う。

まず通勤がないのは最高。
私の通勤は片道で1時間弱ぐらいですが、
とにかく自宅待機になってから移動がないのは助かります。

ミーティングもオンラインで全然OK
同僚たちの存在は以前と同じく身近に感じるし、
Zoomで毎日顔を見ているし、
Slackやメール等、google doc上では
以前よりもやりとりが活発になっている。
職場で数々のマシンやツールが使えないのは残念だけど、
在宅勤務になって心理的にはこちらのほうが「忙しい」と感じている。

時差ありミーティングもあるので、
早朝から仕事を始めることも多い。
まだパパも息子も寝ている間に、
ひっそりとリビングルームから、
Zoomでオンラインミーティングをし、
息子が起きてくると、適当に朝ごはんを食べさせる。

日中は、私と夫、同じ時間帯にミーティングがあることもある。
リビングだと息子の声がしたり、邪魔されたりするので、
2つある寝室(息子の部屋と夫婦の部屋)をそれぞれ使う。
(さすがに子ども部屋の息子のローテーブルでは足がつかれるので、
最近そのために大人用デスクをひとつ買い足し、息子の部屋に置かせてもらってる。)

大人ふたりともがミーティング中のときは、
息子はひとりリビングルームでiPadを見ていたりする。
もうそれも慣れたもの。

でも在宅勤務は息子がいたらはかどらない。
ミーティングには参加できるけど、
そこから発生する仕事は息子が寝てからやるしかない。
なので、コロナ以前より「忙しい」と感じるわけだ。

日中はどうしても3度の食事の支度、
何十回と言われる「ママー!」「見て!」「こっち来て!」「遊ぼ」、
それから息子の幼稚園のオンライン学習のお世話に加えて、
宿題なんてものまで出されてるので、
いろ〜んなことで時間をとられる。

幼稚園のオンライン学習は、月・水・金。
息子も Zoomを使って先生とグループレッスンをする。
月、水は1日に2回レッスン(各30分)があり、
金は1回だけ。
木曜は1対1で面談がある。
息子のレッスン中は私がサポートをする。
(自分の仕事のスケジュールはブロックしておく。)

そんなことをしているとあっという間に夕方になり、
息子を外に連れ出したり、毎日1時間の散歩にいったり。

コロナ以前にはあまりできなかったけれど、
毎日、家族3人で夕食を囲むことも習慣になってきた。
通勤がないことに加え、毎日食卓を囲む時間が必ずあるということも、
自宅待機令が出て「良かった」と思えることかな。

ずっと家で食べているので、
食洗機をまわす頻度も、ぐっと増えた。
息子は幼稚園のZoomセッションをリビングルームでするので、
毎朝家の中をざっと掃除するのも日課。
1日が同じ生活パターンだと、
洗濯のリズムもできて、決まった時間にするようになった。

ずっと閉じ込められていて、
どこにも遊びに行けず、友達にも会えなくて、
なんのメリハリもないこの日々も、
4週間が過ぎた今、日常となりつつある。

長期戦だからね。
たんたんと、粛々と、
日々をこなしていくしかない。

クオモ知事よりニューサム知事!

2020-04-06 22:32:34 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】
夕方、私はひとりで1時間のウォーキングにいくのが日課。
その時にポッドキャストでニュースを聞いたり、
カリフォルニア州とニューヨーク州の両方の知事の会見を聞いています。
カリフォルニアは自分が住む州だから当然。
ニューヨークは全米の半数近くの患者数を抱える州。
クオモ知事が「毎日」定例会見を開いていて、
それがとてもわかりやすくて、
アメリカで今何が起こっているのかよく伝わってきます。

クオモ知事の万人に語りかけるスタイルと、
落ち着いたリーダーシップ。
それでいて時折見せる父親としての人間らしさ(または母を思う息子として)
なども合間って、
彼の知事としての人気が急上昇。
今やアメリカでヒーロー扱いなのです。

でもね、
アメリカで最も被害を多く出した州の知事がヒーロー扱いというのは、
腑に落ちません。
だいたいから、本当に優れたリーダーシップと洞察力のある知事は、
最初からこんなにひどい感染拡大を起こさないでしょう。

カリフォルニア州知事は全米でいち早く自宅待機命令を出しました。
(カリフォルニアに自宅待機令が出たとき、
クオモ知事はNYにはそんな命令出さない、と言ってました。
そんなことしたら経済がとまる、住民が怯えるから云々、と。)

でもそのわずか2週間後、
ニューヨーク州感染者数はカリフォルニア州の10倍近くにあがりました。
最初の週の感染者数は、
ニューヨークもカリフォルニアも同様の数字だったのに、です。
時間の経過とともに、
カリフォルニア州知事の判断は正しかったのだなぁと思い直しました。
(というか一番偉いのはサンフランシスコ市長!
州より先に自宅待機命令をサクッと出したよね、
そして私たちはそれにおとなしく従った)

カリフォルニア(特にベイエリア)はいつも先手、先手の政策で、
この頃ようやくその成果が日々の感染者数の数字に現れてきたところ。
(まだ油断はできないけれど)

今カリフォルニアは、
私たちが最も恐れていた医療崩壊を回避しつつあり、
今日はついに州保有の人工呼吸器500台を、
ニューヨーク州に貸し出すまでに至りました。

すごいなぁー。
敏腕!カリフォルニア州の希望!
うまくやってくれています、
州知事のニューサムさん。

語り口調や人間味からしたら、
たしかにクオモ知事が万人に人気を博すのは頷けるし、
ニューヨークはメディア、報道の聖地ですから、
今やどこのニュースもNYのコロナ事情で持ちきりです。
クオモ知事に大統領になってほしいなんて声も聞こえます。

でもね、
カリフォルニアのニューサム州知事こそヒーローですよ。
全然注目を浴びていないけれど。
声を大にして言いたい。
govern(統治する)とはどういうことか、
身をもって体現してくれてます。

危機を未然に防ぐことのできる人、
危機管理のできるリーダーこそ、
真のリーダーだと思います。

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いつも、ひとりで遊ぶ我が息子。

幼稚園、オンライン学習へ移行

2020-04-02 23:02:37 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】

近所の川でひとり遊ぶ。
紙のボートを浮かばせたくて家から持参する息子。

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幼稚園がなくなってからもうかれこれ、3週間。
息子の幼稚園は来週からオンライン学習へ移行することになりました。

昨日の発表で4月、5月、6月と休校が続くということだったので、
その分の学費返して欲しいーと思ってたのです。

そしたらオンライン学習へ移行、という連絡が幼稚園から来た時に、
1)オンラインには参加しないで100%学費を返してもらう
2)オンライン学習に参加し70%の学費を払う
という選択肢があることを知りました。

ベイエリアの私立幼稚園、チャイルドケアはフルタイムで預けると、
だいたいどこでも月々の学費が20万ぐらいします。
息子の幼稚園も例外ではありません。

なので、このパンデミックで経済が先行き不透明な今日この頃、
3ヶ月分の学費が返ってくるというのはとても魅力的に思えました。

そうなんだけど、
やっぱり昨日書いたように幼稚園への思い入れも強いので、
他の友達家族達が次々と「やめる」「サインアップしない」と去っていく中、
とりあえず4月はやってみることにしました(月単位で決められるとのこと)。

で、肝心の内容なのですが、、、
たった15分のライブ授業が週に3回あるだけ。
それだけ!?って、私もびっくりした。
しかも先生との1対1とかではなく、
5人グループぐらいでやるらしい。

ライブ授業はそれだけで、
あと週3回、録画での読み聞かせなどが配信されるよう。

いくら幼稚園に思い入れがあるといっても、
これで学費70%の価値は、ないでしょう。
先生方だって、オンラインで授業をしたことはないでしょうし。
急にオンライン学習への変更を余儀なくされ、
今世界中の先生達が困っているようです。

私も、5歳児にオンライン学習って、
どんな感じになるのか想像つきません。
親のサポートは必須だろうな(ため息)。
ただでさえ在宅勤務でこどもが家にいて時間とられるのに、
もっと手間がかかりそうな気配です、、、。

でもこれとて、
誰が悪いというわけではないのです。
誰のせいでもないのです。
怒りの持って行き場がないです。

先週1週間だけでアメリカで660万人の失業保険の申請がありました。
先々週は300万人強でした。
ってことは、
たったこの2週間で、約1千万人の人が職を失ったということになります。

こういうショッキングな数字がこれからどんどん出てくるでしょう。

学校は来年度まで開かない

2020-04-02 12:41:17 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】
今日ついに正式にアナウンスがありました。

息子はせっかく3年通った愛着のある幼稚園、
再開を待たずに学年末と卒業を迎えることに・・・。
来年度が始まるのは8月末。
その頃には息子は公立の Kindergarten へ、
まったく新しい、英語での学校生活が始まります。

園庭での芝生の上での卒業セレモニー、
息子の卒園証書授与式、見たかったなぁ。
「はい」と日本語で手をあげる息子を見たかったなぁ。

こうなることはわかっていたけれど、
やっぱり悲しい。
そしてこんな悲しみは、
パンデミックで大切な人を亡くした人の悲しみに比べたら、
ほんのちっぽけなことだとはわかっているけれど。