Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

よいお年を!

2009-12-31 23:59:00 | 日常
2009年も終わりますね。
いま、友達の家に持っていくケーキを焼きながら、これを書いています。

今年はものすごーく悩みの多い1年でした。思いもよらぬ悩みごと、いろいろあるねー、人生は。そして大きな環境変化の年でした。でも良きにつけ悪しきにつけ、いい経験をしていると思います。短期間ですぐに結果が出せる類いのことと、もっともっと気の長いコミットメントが必要なこと。両者をごっちゃにしてはいけないね。環境を変えたおかげで見えてきたもの、ワクワクしていることもたくさんあります。一方で、起こらないことに対して悲観的になる自分もいたのだけれど、それらのことに対しては、まだ起こっていないだけ、まだ結果が出ていないだけ、と思うようになりました。もちろん、これからも対峙していかねばならないことですが。むつかしいことや苦しいことを自分の真ん中に持ってくるよりは、感謝の気持ちやあたたかさを自分の中心に据えておきたいものです。

新しい年に、素敵な人達、素敵な出来事との出会いが待っていることをとても楽しみにしています。受け身でいるとここに埋もれてしまいそうだから(苦笑)。自分から動いてとりにいくフットワークを今まで以上に大切にしたいと思います。

さ、ケーキが焼けるのを待って、出かける準備しようー。
みなさまよいお年を!

紀伊國屋さん

2009-12-31 16:40:24 | サンフランシスコ
活字が読みたくなって、サンフランシスコのジャパンタウンにある本屋さん紀伊国屋へ行きました。ここは日本の本屋さんをそのまま持ってきた感じです。文庫本も雑誌も実用書もズラーーッと。久しぶりの日本の本屋さんが嬉しすぎて夕方6時ごろから閉店の夜8時まで、ブラブラといろんな本を物色してきました。何も買わなかったけれどね。なにか文学作品を読みたい、買おう、と思って行ったのに、結局ものづくり関連の実用書(クラフト、木工、電子、編み物からお料理まで)をじっくり熟読。やっぱり日本語で読むと分かりやすいなぁー(笑)。

自分のバージニア州への留学時代と比べると、サンフランシスコ、バークレーには日本のものがあふれていて驚きます。それだけ日本人率が高いということなのでしょうけど。本当になんでもあって、便利&感謝です。

年の瀬だというのにバークレーにいるとまったく「年末感」がしなかったのだけれど、雑誌の見出しや新年号、新春という言葉を見て、あーお正月を迎えるんだなぁと少し実感。その後にじやスーパー(日本のスーパー)へ行くと、紅白の幕や鏡もち、門松などが並んでいて、あ~、私の求めていた年末はここにあったのか、と安堵。私もお餅を買って帰りました。

大晦日はバークレーに残っている友達と(ほとんどの人はいま里帰り中で留守)過ごす予定です。

ホロスコープ

2009-12-30 13:13:25 | 日常
ジョナサンケイナーの星占い。
こっちの友達から聞いて最初は英語版をなにげに読み出したのですが、思い当たることがばしばし書いてあって、なんだかびっくり(時々こわい)。星占いって万国共通?読み出して1ヶ月ほどですが、抽象的な書き方なんだけどこれってあれのこと言ってるのかな?みたいな合致がよく起こります。単に私が連想力/想像力はたらかせすぎなだけなのかしら。

ということで、みなさんにもおすすめします。試しに読んでみてね。

ジョナサンケイナーの星占い(日本語簡易版)
http://www.cainer.com/japan/

Jonathan Cainer (英語版はもっと詳しい)
http://www.cainer.com/

エクスプロラトリアムのこども達

2009-12-29 17:10:07 | エクスプロラトリアム

教師があらかじめアレンジしたとおりに生徒が発見してくれるのを待つ、というだけの発見学習と比べると、エクスプロラトリアムにいるこども達はなんて自由なんだろうと思う。気の向くままに発見と探索をくり返している。誰にも強制されない。時にひとつの展示に1日中夢中になったり、時には走り回るだけでなんの科学的な学習もしていなかったり。展示の装置ひとつとっても、「そうやって遊ぶためにつくられたんじゃないんだけどなー」とつっこみたくなるようなこともあるけれど、でもその瞬間自分のことをなんて不自由な大人なんだろうと反省してしまう。そんな遊び方を見つけてくるこども達はプレイフルそのもの。

私自身このがらんどうみたいなミュージアムになんでこんなにひかれるんだろうね。でも、夢中になっているのはよくみるとこどもだけじゃない。大人もまたしかり。

週末のバナナブレッド

2009-12-28 13:18:26 | 日常
日曜日の朝、大掃除したばかりの気持ちのよいキッチンでムクムクと創作意欲。ひと月以上前に買って出番のなかったパウンドケーキ型を初めて取り出し、バナナブレッドを焼いてみました。焼き菓子は計量が肝心というのに、私ははかりも計量カップも持っていません。そのうちそのうち、というつもりが、まぁなくてもどうにかなるというか(←適当です)。でも、焼き菓子の場合は計量がとても大切なので、うまくいくかなぁと心配しつつ。とにかく昔パウンドケーキをつくっていた要領を思い出して、やってみました。


ちゃんとふくらんでくれたし、ちゃんとしっとりバナナブレッド出来上がりました!うれしかったのは、ちゃんと割れ目が入ってくれたこと。焼く前の生地にヘラで一筋入れておいたらこんなふうに割れてくれました。お菓子をつくっている時は、部屋中にケーキの焼ける匂いが充満して、なんともしあわせな気分になりますね。焼き上がり、少し冷ましてから型から取り出して両端をカット。そのはじっこ部分もおいしいんだよねー。

初めてつくったけれど、これなら朝食にもいいかも。週末とか時間のあるときに。それにしてもパンケーキやクレープもよくつくるので、こちらに来てからの小麦粉消費量はすごい(笑)。日本にいた時は、小麦粉って私の台所であまり使われずに鎮座してる存在だったのにね。

家でゆっくり映画

2009-12-27 16:59:30 | エイガ、DVD
今日は雨で寒い1日。外に一歩も出ず、ひたすらインドアに過ごす。夕方からDVDを観ました。


Sin Nombre (2009)
(邦題「闇の列車、光の旅」)
スペイン語の映画なので、英語字幕。私は英語字幕だと寝ころがって観られないので(横になるとなぜか英語が読めない、日本語字幕なら読めるんだけど。笑)、きちんと座ってみました。でもあっという間の2時間。アメリカに豊かな暮らしを求め移民しようとする中米の人々の現状をリアルに描いています。ギャング、復讐劇、剥奪、違法入国。結末がどうなるのか分からず、ドキドキしっぱなし。それに怖い。でも、中米の大自然を美しく映し出すこの監督の映画の撮り方には唸らされます。ロードムービーのような、列車がひたすら北上するのに合わせて、息を飲むほどきれいな風景もしばしば。

しかし移民を試みようとする人々の現実は本当にショッキングなものでした。でもこれ現実なんですよね。ふだん観るのはアメリカ映画ばかり。たまに外国語映画を観ると、いつもと違う風が吹きぬけていくのを感じます。知らない世界をかいま見るというか、視野を広めるという意味でもお勧めします。


TOKYO! (2008)
独創的で不思議な短編映画3本。3人の外国人映画監督が撮った、とっても非現実的な「東京」にまつわる映画。ストーリーは意味不明なこともありついていけなかったけれど(シュールすぎ)、私には、映画の中の何気ない風景がまぎれもない「東京」でした。駅のホームのアナウンスや、ATM機械の声。狭いアパートや路地、街並み。もはやストーリーよりも、背景に映っている街並みを食い入るようにみてしまった。

アメリカの広さに慣れると、密集した市街地や何もかもをぎゅぎゅっと凝縮したあの東京の雰囲気がまた懐かしいものです。それにしても香川照之や蒼井優、竹中直人らを起用しているのに、、、もっとストーリーにふくらみがあればと思ってしまいました。

クリスマスに飲茶

2009-12-26 16:55:48 | サンフランシスコ

今日のサンフランシスコは、比較的空いていたのだけれど、インターナショナルな観光客の人々でにぎわっていました。でもストリートはクリスマスデコレーションで華やかに見えるのですが、お店というお店は軒並み閉まっていた。クリスマスの日に営業しているのはチャイナタウンとファーストフードのお店だけ。それなら!と思い立って、飲茶(ヤムチャ)を楽しんできました。

YANK SING
One Rincon Center
101 Spear St. San Francisco,
CA 94105
Tel: 415-957-9300


サンフランシスコでいちばんの飲茶と評判のこのお店、小龍包がとっても美味しいのです!小龍包といえば、リタイヤしてから台湾によく行くようになった父が絶賛していた台湾の県泰豊というお店があるのですが(新宿にも支店あり)、そこのお店を思い出すような美味しさです。箸でつまむと今にも皮がやぶれそうなフルフル感、口の中に入れると「じゅわ~っ」と肉汁、紅ショウガとの相性もばっちり。その他、ぷりぷりの海老シュウマイ、ふかふかの肉まん、もちもちのちまきに、北京ダック。ほんと、ここのお店は何を食べてもおいしい。次から次へと通りがかるワゴンに、ついついあれもこれもと手が伸びて、デザートにマンゴープリン、お持ち帰りにごま団子までテイクアウトする始末。


サンフランシスコの街中が閉まっている中、いつもと変わらずしっかり営業してくれる飲茶屋さんやチャイナタウン。美味しいものを食べて、チャイナタウンを散歩。夜になっても風もなくあたたかく(気温12度)、なかなか気持ちのよい1日でした。ふと思い出したJun Sky Walkersの「白いクリスマス」を口ずさんでみたけれど(ひゃー懐かしいな)、どうもカリフォルニアの雰囲気には合わないのでした。。

Happy Holidays

2009-12-26 05:40:04 | 日常
サンフランシスコから、Happy Holidays!
ユニオンスクエアにあるMacy'sのクリスマスツリーです。

これを書いているのは25日のお昼どき。
ほとんどのアメリカ人は今日はおうちにてゆっくりのんびり過ごすのでしょう。今日のサンフランシスコはきっと誰もいなくて閑散としているんだろうなぁ、と思いつつ、私はアメリカ人でもないし、これから空いている街を散歩しに出かけてみようかなと思ってます。

24日の夜はこちらで知り合いになったアメリカ人夫婦のお宅にて、クリスマスディナーをいただきました(この2枚の写真はiPhoneで撮ったので暗い!)。メニューはタンジネスクラブ、つまりカニ。クリスマスディナーにカニ、というのはぜんぜんアメリカっぽくないですが(ふつうはターキーとかローストビーフとか?)、あたたかいスープに、ブレッド、サラダにカニ。どれもとっても美味しかった。

ここのお宅は2歳と4歳のこどもがいるので、クリスマスツリーの下にはおじいちゃん、おばあちゃん、親戚一同から送られてきた20個以上のクリスマスプレゼントがどっさり。おうちの中がツリーだけでなく、そこかしこにクリスマス模様になっていて、しかも家族がみんな、どこかしらに赤いものを身につけている。こども達はトナカイ模様の赤いベスト、クリスマスっぽいセーターを着ていて、典型的アメリカ人ホームクリスマス!という感じでした。しかも、暖炉のそばに、クッキーとミルク、にんじんが置かれていて、お母さんのエイミーがこども達に「これはサンタさんが来たときのためのクッキー。にんじんはトナカイさんのためよ。」と言っていて、それもまたアメリカっぽいクリスマスの光景なのでした。

でもカニ、おいしかったなぁー。
マーケットから生きたカニを買って来てスチームするだけなのだそうです。私も今度やってみようと思います。

Lawrence Hall of Science

2009-12-23 16:05:16 | バークレー
バークレーは、山と海がとても近くて(例えると神戸や尾道のような感じ?)、少しのぼると海、というかサンフランシスコ湾がきれいに見える。


丘をぐんぐん上り、Lawrence Hall of Science(ローレンス ホール オブ サイエンス)へ行きました。UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)に併設された、こどものためのサイエンスミュージアムです。そのすべての展示がハンズ・オン、つまりインタラクティブなものばかり。規模こそ小さいけれど、Exploratorium(エクスプロラトリアム)と同じようなスピリットを感じます。エクスプロラトリアムはサイエンスのほかにアートや認知、心理学を取り入れごちゃごちゃとしていて「おもしろい!」という空気があるのだけれど、こちらはサイエンスに特化していて、算数・理科の学校用カリキュラム開発がとてもさかんだそう(また別の機会に紹介したいと思います)。

それにしても。
ここベイエリアの科学教育の質の良さには感心しっぱなしです。ExploratoriumLawrence Hall of ScienceCalifornia Academy of Science. すでに私が知っているだけでも3つの優れたサイエンスミュージアムがほど近い距離にあります。もちろん、個人的にいちばん感動したのはエクスプロラトリアム。でもどのミュージアムもそれぞれ良いところがあり、訪れるたびに新鮮な学びを提供してくれます。

大人になっても世界は不思議なことで満ちあふれていて、まだまだ発見したいことがたくさんあるようです。これらのミュージアムのこと、少しずつ開拓していければいいなと思います。

(写真はLawrence Hall of Scienceの展望台。好きな場所のひとつです。)

久しぶりの小学校ワークショップ

2009-12-22 16:45:28 | バークレー
先週、バークレーの小学校にて、5年生のクラスでワークショップをする機会がありました。このワークショップはCLASSBOOKプロジェクトの一環で行われたもの(詳しくはリンク先へ)。前の職場とアーティストの駒形さんとの企画で、来年世界中のクラスルームから集められたクラスブックの展覧会をするにあたり、アメリカからは私が貢献することになったのです。なので、材料もアジェンダもすべて日本の職場から届きました。退職した後に、こんなかたちで再びつながれるのはうれしいことです。


今回使用したアーティストの駒形さんの紙、ほんとうにきれいでした。色合いも手触りも「なにかつくりたい!」と思わせるパワーのある紙です。

そして、久しぶりのアメリカの小学校。留学時代の1年半におよぶ教育実習(インターンシップ)を思い出しました。クラスルームガイダンスは懐かしいような、心地よいような。それにしても、良い機会をいただいたと思います。英語でのインストラクションの練習になったし、こども達との活動はいつもとても楽しいし。どこぞの誰とも分からぬ私を受け入れ、この案件を持ち込むことで知り合いになれた3人の先生にも感謝。ジーンズで行けてしまう気軽さも好き。

あと2クラスあるので、今度はもうちょっとリラックスして楽しもうと思います(初回はやっぱり緊張しました!)。