Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

2人でサイクリング

2010-06-24 13:00:03 | サンフランシスコ
日曜日、直したばかりの自転車を車に積み、バークレーを出発。橋をわたり、エンバカデロで車を停める(日曜日なのでこの辺のストリートパーキングは無料)。自転車をおろし、サイクリングのはじまりです。写真はフェリーターミナル前のパームツリー達。



エンバカデロからずっと海沿いの道を走ります。休日なので歩道は観光客がたくさん。私たちは Bike Lane を1列で走行。すぐ横を車が走るので、あまり景色に感動しているヒマがなかったな。

ぐんぐん、自転車をこぐ。



自転車でやっとたどり着いた丘の上。
いつも見ている橋も、自力でたどり着いたせいかひときわ美しく見えます。

道中、フィリップが後ろにいて「気をつけて!」「ほらちゃんと見て!」「右へよけて」「左に止まって!」「はい、車きてるよ」と何度も注意してくるので、もう!私そんなにこどもじゃないわよ!と少しイライラ。先に行っていいよ~と言っても、僕が先に行くとキミがついて来られないかもしれないからこれでいいんだよ、って。だったら静かにしてほしいわー(笑)!


ゴールデンゲートブリッジから見た Marin Headlands. 人々が豆粒みたい。
橋のあたりは風が強くて、飛ばされないように必死でした。



強風の中ゴールデンゲートブリッジを無事に渡り、最近行き過ぎのサウサリートでアイスクリームを食べ、6時半のフェリーに自転車ごと乗ってエンバカデロまで帰りました。日曜日の2時過ぎからのお出かけでしたが、けっこう楽しめました(おかげで行こうと思ってた黒澤映画に行けなくなってしまったけど)!カリフォルニアの人々がフレンドリーなのはこのお天気の効用だよね。こんな青空ときらきらの太陽を毎日見てたら、気持ちも上向くってもの。

家に帰ったら彼は首も顔も真っ赤に日焼け。私も日焼け止めクリームを塗っていたとはいえ、だいぶ紫外線あびたんだろうなぁー。おそろしい。すばらしいお天気とひきかえに、カリフォルニアにいたら肌がどんどん歳をとっていくのね・・・。

でもまたどこかへ行きたいな!

Sushi RAN でおいしく楽しいランチ

2010-06-21 03:05:00 | エクスプロラトリアム

またまたお昼にサウサリートへ行きました。今回はモデストと2人ランチ(前回はアントニオと一緒の3人)。かねてから行きたかったサウサリートで有名なお寿司のお店(ちとお高い)、SUSHI RAN へ連れて行ってもらったのでした!ランチには Yellow tail(ハマチ)のBento Boxをいただきました。おいしかったー。サラダも、お寿司も、ごはんも上品でした。

モデストは理科の先生の育成に携わっているので、ふだん私がいるラーニングスタジオとは別のセクション。そのため日常的には会わないのだけど、会うととてもエネルギッシュ。今日はランチを食べながらこんな話をしてくれました。

「教室に35人生徒がいたとして、全員が将来科学者になるわけでもないのに、今の理科教育はレベルが高すぎる。全員が全員、高尚な理科の授業を習う必要はないのに、学校の先生方は水準の高い「理科」を教え過ぎ。それが本当にわかる生徒は1割のみだろう。もちろんその1割の中から科学者になるような生徒が育つのかもしれないが、クラスの1割にしか役に立たない理科の教育はおかしい。残りの9割は「理科はむずかしい」で終わってしまう。僕は、35人生徒がいたら全員が大人になっても覚えているような授業をしたい。僕の理科の授業は水準を低いところにあわせている。全員が科学者になる必要はないかわりに、全員が日常的な身近な科学(everyday science)を心に留めておけるような人間であってほしいから。」

モデストと一緒にワークショップをしたことがあるけれど、ほんとうにこども達をとりこむのが上手。持ち前のエネルギーでぐいぐいリードして、コミュニケーションの取り方がすばらしいなぁと思う。「僕は科学者になるような子に科学を教えることに興味はないけど、科学が嫌いなこども達に科学を伝えることに興味がある」とよく言っているとおり、勉強嫌いなこども達の心をつかむのがうまいのです。自分が教えようとしていることを「売らないと」いけないんだよ、先生は。だから優れたセールスマンでいることが重要、とも。デモ、語り、リアクション、どれをとっても彼は立派な営業マンだ(笑)。水準はさげているのかもしれないけれど、1割の子に役に立つ理科よりも、10割のこども達の心に残る理科。素敵だなぁ。こういうことができるのもミュージアムというインフォーマルな学習環境での教育ならではなのだと思います。

SUSHI RAN でのランチタイムは本当に贅沢で、おいしくて、学びのある時間でした。食後、近くにあるカフェ Taste of Rome (Cafe Triesteと同じオーナー)でコーヒーを買っていたら、エクスプロラトリアムで私と同じくボランティアをしているデービッドに遭遇。デービッドは定年退職したエンジニア。今はエクスプロラトリアムのショップで展示をつくる仕事を手伝っています。高度なスキルの持ち主で、一緒に仕事をするといつもいろいろ教わることがあります。

素敵な偶然に感謝しながら、3人で日なたぼっこしながら食後のコーヒーを楽しみました。

クラムチャウダートリップ

2010-06-17 13:42:10 | サンフランシスコ
お昼11:45にさっとミュージアムを抜け出して、エクスプロラトリアムに来たとき既に知り合いだった人(昔の職場つながりで)のひとり、モデストとランチへ。グルメで知られている彼のこと、会うなり「クラムチャウダー好きか?」「外で食べるとっておきのお気に入りの場所へ行こう」で始まったランチトリップ。おいしいものを知っている人がひとりいるだけでココロがうきうき。

車でゴールデンゲートブリッジを渡り、サウサリートへ。こんな天気のいい日には海を見ながらのランチに決まり、と教えてもらったのは FISH. というお店。うわ~、最高なロケーション!今日は海のデッキ日和!


おいしいクラムチャウダー、定番のクリーミーな白と、ポルトガルスタイルの赤があったので、私は赤をチョイス。ちょっとスパイシーで、具だくさん。はぁ~、おいしい!!ウォーターグラスが瓶なのもかわいいー!


13:00からミーティングがあるといってバタバタのランチとなりましたが、こんな天気のいい日に海やボートを眺めながらおいしいシーフードのスープを楽しめるなんて、気分爽快。サウサリートは観光地化されたダウンタウンしか行ったことがなかったけれど、ちょっと奥までくるとまだまだオススメなお店が点々とあるのね。モデストにお気に入りのコーヒーショップやレストランもいろいろ教えてもらったのですぐにでもリピートに来そう。

またまたサンフランシスコが好きになりました。

FISH.
350 Harbor Drive
Sausalito, CA 94965
Tel: (415)331-3474
(おすすめはクラムチャウダー Cup $5, Bowl $8!他のメニューは値段が高め。)

今さら「赤ひげ」を観た

2010-06-16 16:06:23 | エイガ、DVD
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夜、UCバークレーのアートミュージアムシアター(BAM/PFA)へ。
黒澤明監督の生誕100年を記念して、6月~8月まで頻繁に黒澤映画を上映しているのね。この日は『赤ひげ』。アメリカにいると、私が日本人と言うだけで黒澤映画が話題にあがることがあるのだけど(特に初対面の人とか)、はっきり言って『七人の侍』と『羅生門』を、高校と大学の時に授業で見たというぐらいで特に思い入れもなかった私。これは一度しっかり見てみようと思い、この生誕100年記念を機にシアターへ足を運ぶ。

今やネットフリックスのおかげで家でいくらでも映画が見られる時代だけど、やっぱりシアターへ行ってよかった!『赤ひげ』は3時間という大作なのに、あっという間だった。ひとの一生を思って泣いたり、人の優しさやおかしさに笑ったり、ただただスクリーンから流れてくる心地よい日本語と赤ひげ先生のまっすぐな気持ちよさ。基本中の基本、というものに触れた気がして、心の中をさわやかな風が吹き抜けたような3時間。

劇場にアジア人の姿はほとんどなくて、白人が多かった。劇場で観ることの楽しみは、みんなの笑い声。「あ、こういうところで笑うんだねー」というささやかな気づきがあって、リアクションを隠さないこちらの映画館は楽しい空間なのでした。あまりに日本語の映画に感情移入していたせいか、映画が終わってパッと場内が明るくなってまわりがガイコクジンだったことに少しだけ違和感。おっと、ここは外国だったっけ、みたいな。

『赤ひげ』みたいな大作を観たら、自分がとってもちっぽけに感じる。自分はなんてたくさんのかさぶたがついていたんだろう、とか。原点に戻ろう、原点に、と思う。何が大切で、何が余分だったのだろうか、と。

来週は『生きる』を観に行く。

自転車を直した

2010-06-16 16:00:17 | バークレー
気温が30度を超えた土曜日、彼のサッカー仲間達とUCバークレーの1室を借り切ってワールドカップ観戦。アメリカvsイギリス。アメリカではサッカーは人気がないものと思っていたのに、この日、サンフランシスコでもバークレーでも街頭の大きなモニターでサッカー観戦イベントがあったみたい。

お昼過ぎにゲームが終わって、そのまま自転車でWillard Parkへ。



大きな木の下でヨガのクラスが行われていて気持ちよさそうだったー。同じく木陰を求めて、この人達を眺めながら、芝生の上でランチ。ランチは近くのWhole Foodsで買ったスープとサラダ(あんまりお腹すいてなかった)。このヨガクラス、FREE だったので参加したかったのだけど、ジーンズだったしマットもないので眺めるだけ。



またまた自転車に乗って、今度は Waterside Workshops へ。ここはバークレーの自転車工房。ベイエリアは自転車人口が多いのだけど、その分自転車リテラシー(?)も発達していると思う。当然メンテナンスも自分でやる、という人が多い。ここには自転車のいろ~んな部品とツールが置いてあるので、自分の自転車に不具合があるときに来て、修理できるところ。ここの雰囲気いいな~。「自分でやってくださいね」という空気が好き。


自転車はたまにしか乗らないけど(1人の時はもっぱらシャトルやバス)、こちらで中古で買った自転車なのでとにかくすぐに不具合が出るのね。この日はブレーキがぜんぜん効かないのがかねてから気になっていたので直してみることに。親切なスタッフのアシストもあり、「へぇ、自転車ってこうなってるんだ」という発見もあり、手も指も真っ黒になりながらも、、、でも学びの多い工房でした。工具が揃っていて、ありとあらゆる部品があって、自転車をフレームからつくり直している若者もいて、このDIYな雰囲気がいいな。

Waterside Workshop というだけあって、水際の立地。終わった後は併設されてるカフェで湖を眺めながらアイスカフェラテ。気持ちよかったー。でも暑かった、この日。日本と違って、30度あっても湿気がないのでからりとしていたけど。

Waterside Workshops
84 Bolivar Drive
Berkeley, CA 94710

夜、今さらながら黒澤映画を観に行った。続きはこの上の記事に。

honest であること

2010-06-10 12:39:30 | エクスプロラトリアム
"I hope this discussion will be honest and constructive. "
「このディスカッションが正直で建設的なものになることを願う」

明日のミーティングアジェンダが送られてきて、メールにそう書いてあった。honest(正直)って、エクスプロラトリアムに来てからよく聞く単語。そうだ、このチームの居心地のよさは、みんなのディスカッションがいつも honest だからだ。気づいてはいたけれど、いつも身近すぎて、とくに言葉にしたことがなかったので書き留めておく。

「正直」なミーティングって本当に大事だと思う。

みんなホントに honest だと思う。知らないこと&分からないことを口に出していっても大丈夫な場所(知らないことをはずかしいと思う人とか、知らない人に対して見下したりするような人が1人もいない)。ことアメリカ人ということもあり、堂々と質問したりフォローし合ったりするカルチャーは日本より顕著。自分の理想を押しつけでなくきちんと伝えられる場所。もちろん賛同されないというリスクもあるけれど、誰も気にしていない。なにかヘマをしたら、他人のフォローが入り、自分への反省とその人への感謝を心の底から感じられる場所。そして、この13人のメンバーをしっかりリードしているリーダーの力量がこれをつくっていることも忘れちゃいけない。

日本で仕事してた時もそうだったけれど、「場」をつくる仕事をしている人達の日常的なファシリテーション力(?)にいつも助けられている。アメリカに来て、エクスプロラトリアムに来て思うのは、ひとりひとりのファシリテーション、と言うと安っぽく聞こえるけれど、なにかをつくるというゴールに向かっている時のメンバーからの「正直な」力添え、それがへらっとした表面的なものでなく、真摯な姿勢が感じられるのがほんとうにうれしい。お返しするべき何かは私には特にないのだけれど、せめて honest でいよう!といつも思う。

抽象的な文章、、、まとまってないけどふと思った私の内省。

Cafe Du Nordで音楽を聴いたり

2010-06-10 10:15:38 | サンフランシスコ
フィリップの同僚スティーブのおすすめで、カストロのバーCafe Du Nordにブラジリアン音楽のライブを聴きにいきました。初めて行ったのだけど、ここはいつも何かしらライブが行われているみたい。スティーブとその彼女と、フィリップと私。サンフランシスコでバーに行くのは久しぶり。でもやっぱり苦手です。ライブだと音が大きすぎて、会話できないんだもの。人に話すたび耳元でどならなければいけないのが面倒くさい!9時半に行って、ひたすら音楽を聴いて12時には退散。今日は私が運転手。




光るマドラー。運転手だけど一口もらった(カリフォルニアではビール1杯程度なら飲んで運転しても大丈夫とみんなが言う、、、具体的には血中アルコール度0.08%以下ならOKという法律なんだけど、私はもともと弱いので一口でおしまい)。フロアで踊りながら聴いてる人、バーで座ってる人、コーヒーテーブル囲んで大声でお話してる人、いろいろな夜。ていうか、彼が陽気に踊ってるところを初めてみた(笑)。

サンフランシスコ、もっと開拓したいなー。


Cafe Du Nord
2174 Market Street
San Francisco, CA 94114-1319
(415) 861-5016

Jupitorでランチ

2010-06-08 15:14:52 | バークレー
バークレーでとっても人気のあるバー、Jupitorにて日曜日ランチ。彼はなぜかここのマッシュルームのピザが大好きで、お昼にピザを食べにいくことが度々。すごくいい天気だったので、中庭のテーブルでぽかぽかランチとなりました。まわりの人達はみな昼間からビール飲んでたよ。私たちはレモネード!待ってる間は最近iPhoneでよく遊んでるFling!というゲーム。初めてiPhoneでゲームにはまった私。レベルがあがるとどんどん難しくなるのだけど、ハッピーな音楽ともっさりしたキャラがかわいいのと、シンプルなルールがいい。それに、スクリーンの向きが関係ないので相向かいながら一緒に考えられるのもマル。


あらら、肝心のマッシュルームのピザを撮るの忘れちゃった。これは前菜に食べたカレー風味チキンとキュウリとにんじんのマリネ。

Jupitorはバークレーダウンタウンにあり、通りから見るとふつうの飲み屋さんなのだけど、中に入るといつもたくさんの人でにぎわってる。バークレーの学生、研究者、教授達が多し。実際この日もフィリップの同僚に出会いました。この中庭が私はほんとうに好き。夜にくると木々についてるライトが点灯してもっと素敵です。



Jupitor
2181 Shattuck Avenue,
Berkeley, CA 94704

ミシンだ!

2010-06-07 05:29:06 | エクスプロラトリアム

ラーニングスタジオにSewing Machines(ミシン)が6台やってきました!どこかの団体のおさがりを譲り受けたのだそう。わーい!うれしいな。さっそくメンバーでスキルスワップをしてみたら、最新のミシンはほとんど自動でいろんなステッチを縫ってくれるのね。たのしい!うちにミシンがないから何もつくれなかったけど、これからはスタジオのを借りれるからなにかつくれそう!