Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

息子、現地校の小学1年生入学

2021-08-21 00:47:15 | 育児:6歳〜
【6歳7ヶ月】
今週、息子は晴れてアメリカの小学1年生になった。

思い起こせば2020年の3月にパンデミックが始まって以来、
息子はずっと家にいた。1年と5ヶ月。長かった。

それが今週から息子には通う場所がある。
担任の先生がいて、クラスメイトがいて、自分の教室があって、、、
パンデミック以前に、息子には大好きだった幼稚園があり、
コロナのためにそこに突然行けなくなってしまったことを、
息子は悲しんでいた。
(5歳なりに理解はしていたけれど今も時々「あそこに戻りたい」と言う。)

そんな人知れず傷ついてた心が、今週から始まった新小学校生活で、
どこか癒されつつあることを感じる。
なんだかとてもいきいきしてきたから。

まず夜寝るのが早くなった。
これは学校がオンラインのときとは全く違う疲れようなのだ。
新しい環境に入って、新しいクラスメイトたちに囲まれて、
すべてがフィジカルな活動で、、、
心身ともにクタクタに、良い疲れ方をしていると思う。
夜早く寝るので朝も早く起きてくる。
学校へ行くのはたのしみなようだ。

フィジカルといえば学校のグランドにある雲梯 (monkey bar) を克服中。
息子はかよわい。身体もクラスでいちばん小さい。
握力が弱いのと腕の力がないので、
2〜3本いったところですぐに落ちてしまう。
できるようになりたいという気持ちがあるようで、学校が終わった後、
プレイグラウンドで遊びながら何度もトライしている。
息子を鼓舞するつもりで、
「ママの知り合いの XXちゃんはうんていができるようになりたくて、
毎日毎日、手にマメができるまで練習してたんだって」というと、
マメに憧れを持ったよう。
「ねぇ、ぼくマメできた?」と、
私に手のひらを見せてくる(できちゃいないけど)。

息子はもう英語も流暢で言葉の面での不安は全くない。
まだ特定の友達はつくっていないようだけれど、
ここが新しい僕の居場所という感覚はできつつあるようだ。
これまでずっと家 -HOME- だけが彼の居場所で、
家族とほんの数人の友人間で生きてきたわけだけれど、
やっぱり家を出るって必要なんだと思った。
6歳児にも、家以外の居場所があったほうがいい。
新しい学校、プレイグラウンド、教室、お手洗い、などなど、
息子は我が物顔で案内してくれた。

コロナでまたいつ学校がシャットダウンしてもおかしくない。
こどもにワクチンは打てないこと、
より強い感染力のデルタ株が出回っていること、
ワクチンを打っても感染/重症化するするケースが増えていること、を考えたら、
生徒でクラスター感染が起きて学校がシャットダウンとなるのは時間の問題かと思う。
昨年度と違うのは大人の私たちがほぼ全員ワクチン接種を済ませていること。
(しかしそれとて3度目のブースター接種が必要だから効果の持続は期限付き)

でもやはり息子が1年5ヶ月ぶりに通学を再開し、
こうも毎日こどもらしく生き生きした様子を目の当たりにすると、
親としては1日も長く通学ができますようにと願わずにはいられない。