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【上を向いて - I LOOK UP】

新経口分子標的薬 スチバーガ錠 (1)

2013年05月31日 | 自分記事

  

新経口分子標的薬スチバーガ錠 (1)    

 

突然の事に私も驚いていますが、5月23~25日にかけて、新薬の発売、承認が一気に決まりました。バイエル薬品株式会社のスチバーガ錠のホームページも医療関係者用の製品情報以外は全て「Coming Soon(クリック出来ない部分は、現在制作中です)」であり、患者様用は全てが現在製作中です。従って、医療関係者、薬剤師、納入業者が少し混乱しています。11月発売予定のはずが何故ここまで急ぐのか自分なりに調べてみると、臨床試験適応患者数が少なく、効果の有無、副作用の有無等の症例数が余りにも少ないので、エビデンスを的確化する為に急いでいるのが最大の一因だと考えています。補足説明すると通常の癌を摘出し、標準化学療法を受け、Kras遺伝子野生型(2/3人)しか受けられない注射型分子標的薬アービタックス、ベクティビックスの治療を受けて顕著な効果が現れなかった人が、経口分子標的薬スチバーガ錠を単独投与することが出来ます。言い換えると重症のがん患者で生き延びている人なんて何人いるか分かりませんが、これが最後の有益な治療と成るのです(実のところ私はKras変異型v12)。また、医療施設では、次の副作用に対応できる医師、薬剤師、看護師、設備等が無ければ実施できません。手足症候群、高血圧、発声障害、発疹、下痢、食欲減退、疲労、肝機能障害、大腸や脳からの出血、可逆性後白質脳症、血栓塞栓症、消化管穿孔、血栓塞栓症、中毒性表皮壊死融解症(スチーブンス・ジョンソン症候群、多形紅斑を含む)等です。この薬剤は、民族的な違いも顕著に現れます、手足症候群で視ると欧米人が約42%、日本人が約80%の確率で発生します。

一番大事なことを書き忘れましたが、ハイリスク、ハイリターン?の分子標的薬で有る事と私が少ない情報から推測した考えであることです。

この条件に当てはまる私は6月7日より、スチバーガ錠を使用した治療を始めます。3週間は1日4錠を朝食後1度経口服用し、1週間休薬します(1クール)。この薬は院外薬局では今のところ扱うことは出来ません。蛇足ですがスチバーガ錠1錠あたり、5,42430銭です。インフォームド‐コンセント【informed consent】が最重要ですが、セカンドオピニオンも考慮に入れておくべきでしょう。 

経口マルチキナーゼ阻害剤「スチバーガ40mg(R)錠(一般名:レゴラフェニブ水和物)の治療経過報告、詳しい内容などを適時書き込みたいと思います。


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