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~病に負けないで頑張っておられる方々、私の雑記帳を見てやって下さい~

【上を向いて - I LOOK UP】

最後の記事

2014年09月21日 | 自分記事

何故か、久しぶりにブログを書くと妙に緊張するものですね。

ロンサーフ配合錠(一般名:トリフルリジン・チピラシル塩酸塩、開発コード:TAS-102、フェーズ3治験薬)使用に関する結果は大失敗でした。元々「5-FU系」の経口抗癌剤ですから、最初から効果は疑問視していましたが、悔いの残らないように全ての治療を行うことに決めたのです。

一例を上げると一般的には5-FU系の治療方法(レジメン)を行うと使用薬剤は次のように成ります。【XELOX療法+アバスチン】⇒エルプラッド(点滴静注)+アバスチン(点滴静注、分子標的薬)+ゼローダ(経口抗癌剤、5-FU系)などのように5-FU系の単独使用は現在のがん治療では、ほとんど行いません。癌ステージが低い人、5-FU系の治療薬しか使えない人及び回復の見込みが無い人の治療(対処療法)に使用するぐらいしか無いのが今の実情です。

5-FU系と紹介していますが過去には5-FU(経口抗癌剤)が主な有効な経口抗癌剤として使用されてきたのです。経口抗癌薬は、全てと言っていい程5-FU系です(5-FU、ゼローダ、TS-1、ロンサーフなどの保険適用薬)。

 

保険適用外治療では、免疫療法やワクチンなどが有りますが一回の治療が数万円~数百万以上の自己負担では、通常の一般生活は出来ません(普通は破産だよね)。

たまたま、同じ病院に他の医療施設で免疫治療を受けて来た末期がん患者が入院してきましたが、数回の治療で300万円以上の費用が掛かったそうです。ところが回復どころか悪化してしまい、免疫療法を施した病院とはトラブルに成ったそうです。そのため私が治療を受けている病院に転院して来たそうです。未だ、やり残したことが有るので後6ヶ月ぐらい、生きていたいという事でした。

また大脱線してしまいましたが、私のロンサーフ配合錠の使用は、アービタックス(点滴静注)+TS-1(経口抗癌剤)で対処療法を行っていましたが腫瘍マーカーが徐々に悪化を始めたので、新薬のロンサーフ配合錠を試すことを自分で決断しました。 

 

結果は腫瘍マーカーを中心に説明すると以下の様な状態です。 

★アービタックス(点滴静注)+TS-1使用時(対処療法);

2014年4月の腫瘍マーカーの値:CEA 9.0ng/ml CA19-9 19.1U/ml

2014年6月の腫瘍マーカーの値:CEA 6.9ng/ml CA19-9 23.0U/ml

★ロンサーフ使用時;

2014年8月の腫瘍マーカーの値:CEA 13.1ng/ml CA19-9 48.2U/ml

★数値が悪化し、アービタックス(点滴静注)+TS-1に戻す(対処療法)

2014年9月の腫瘍マーカーの値:CEA 15.3ng/ml CA19-9 30.7U/ml

【正常参考値:CEA 0.0-5.0ng/ml   CA19-9 37.0以下U/ml】

 

自分に発症した副作用は、下痢、頭痛、イライラ感、白血球の減少が早いこと等ですが骨髄抑制が関係しているのでしょう。他の患者さんは、ムカつき感も出たと聞きました。

以上の結果から、ロンサーフの治療が大失敗だということが分かって頂けると思います。ただし、2014年9月の腫瘍マーカーの値は、対処療法に対して効果のある癌と無い癌が共存している可能性が確実だと考えられます(主治医判断)。

現在、大問題なのは癌がリンパ節に転移したことです。他の臓器に複数の癌転移が発症する事、多臓器不全などの内科的な病気に発展すると、いよいよ最後の時が近づいてきた事に成ります。時期的なものは数ヶ月或いは数年後になるかは誰も判断する事は出来ません。ハッキリしているのは回復させる治療方法は全て無くなったと言うことです。2~3年後には新しい分子標的薬が出来るそうですが・・・。

これ以上、治療を続けても正直なところ、精神力、体力を強く持続させ続けることが出来るのか、また限界が直ぐ目の前に迫っているので癌治療を止めることも考えています。しかし、素直に諦めるのは自分に腹が立つので次の様な対処療法を行うことを、主治医に申し入れ認めてくれました(効果が有るとの事でした)。

これからは、アービタックス(点滴静注)+TS-1+クレスチン細粒で治療を続けます。最後が近くなれば、前向きな(ポジティブ)治療の撤退(中止)を選択するでしょう。 

少し宗教的な話になりますが、伝承されてきた偶像崇拝の神は信用しませんが自分の上に、もしかすると自分だけの神様が(自神)存在しているような、していないような神様に頼っているのは確かです(何時も言っている第六感)。私は運命を天に任せないで自分の運命を己の精神力、体力、判断力に任せることによって後から天命が付いてくるという強い信念に基いています。

この話は病室で同室だった宗教活動を行っている人と話している時に感じたことなのです。人間の主観、希望、世界観、生き方などを話しているうちに、最終的に私があなたは「ビッグバン」を信用しますかと問いかけると返事が有りませんせした。何もない所に宇宙空間が出来たのが「ビッグバン」なのですから、光も音も地球も惑星も星雲も無いのに神がこの世を設計し創りだしたというのは、私的には信用できません。「ビッグバン」もある一点から派生して宇宙空間が出来て膨張し続けているというのですが本当に証明できるのか、また他にも「ビッグバン」が起きた宇宙空間は無いのでしょうか。逆説的に考えると想像出来ない程の超巨大なブラックホールが全てを消滅させ再生するための事象が「ビッグバン」だとしたら、また新たな宇宙空間が出来上がる様な気もします。(私の考えが飛び過ぎかな)。 

☆誤解を招くと困るので御ことわりしておきますが神、宗教、信者の信仰心を肯定するものでも無く、否定するもでも有りません。私の考えなので気に触ったらお許し下さい。☆

 これ以上の大腸癌の記事を書くとなれば、ホスピス、医療用麻薬などに成りますが自分の気持ちが落ち込むのを我慢した状態で記事を書くことは病状を悪化させる要因にも成りかねませんので、最後の記事とさせて頂きます。支離滅裂な文脈に成りましたがご容赦願います。

 

★長い間のお付き合い、励ましのお言葉に大変感謝申し上げます★

 

血液検査が表す主な事柄(公益社団法人 日本人間ドック学会さま)

http://www.ningen-dock.jp/public/inspection/blood

 

追記:「ビックバン」について書き込んだ理由は、私が死に至る重篤状態の時に見たこともない真っ黒で吸い込まれそうな闇?があり、歩いてもいないのに何故か闇?に同化してしまう様な感じを受け、そこにピエロが出てきて助かった話を前に記事にしたと思います。本当に表現が難しい何もない闇?が脳裏に焼き付いて忘れることが出来ないからなのです。 

m(_ _)m…

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TKK)
2014-09-28 22:15:42
こんにちは。同病の者として、貴重な情報を提供して頂いたことに感謝するとともに、治療が上手く行く事を祈念します。
新薬に関しては、実際に治療をした患者からの情報が出てくるまでには時間がかかります。とりわけあまり効果がなかったり、副作用が酷かったというケースほどコンディションが悪くなるので、発信しづらくなるのが現実だと思います。
このブログで、使命感を持って「最後の記事」として情報発信される姿勢に頭が下がります。
私も現在2ndラインの抗がん剤治療中です。軽々しくは言えませんが、記事に書かれた「2~3年後」の新しい分子標的薬が登場するまで何とか粘って、一緒に情報発信できることを願っております。
Unknown (さち)
2014-09-29 19:43:11
ずっと拝見していました。私もUnknownさんと同じ現在2ndラインの抗がん剤治療中ですが、効果が限界のようでロンサーフとスチバーガの2つなら使えると説明を受けました。薬を変えたら効くとは言えない(当然ですが)と言われており腹膜播種もあるので果たして効果があるのか・・・まさかロンサーフの事を書いて頂けるとは思わず毎日ページを開いていました。よく考えたいと思います。同じ状況でも何も出来ない自分ですが未来は誰にもわかりませんよね。☆ I LOOK UP☆頑張ります。本当にありがとうございます。
Unknown (さち)
2014-09-29 19:46:19
すみません。コメントの仕方がわかりませんで・・・Unknownさんではないですね。TKKさんと同じです。失礼いたしました。
Unknown (rainbow)
2014-11-05 22:22:39
同志として一緒に戦っているような、そのような気持ちで拝見させて頂いておりました。どうもありがとうございました。これからも治療がうまくいきますようお祈りします。

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