酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

Myレヴォーグ バッテリー交換に備える(怯える)

2022年08月21日 | カーライフ

納車から3年半ほど、走行距離は31,000kmを超えました。そろそろバッテリーが寿命を迎えるやもしれません。MyレヴォーグVM4はアイドリングストップ車で高性能なバッテリーが標準搭載されています。
バッテリーを交換すると、ディーラーならば4万円以上必要になるでしょう、できるだけ長持ちさせたいものです。かといって突然死されても困りますので近い将来?に備え、現在のバッテリーの状態を把握しておくことにしました。

Amazonから評判の良さそうなバッテリーチェッカーを購入。¥4,369 (230円オフクーポン利用)


AUTOOL BT360 バッテリーテスター車用 デジタル バッテリーチェッカー バッテリー診断器 12V蓄電池用 電圧、抵抗、CCA値測定 車両/ボート/トラック用 一般的な鉛蓄電池、AGMバッテリー、ゲル型バッテリー、EFBバッテリーなどに適用 日本語対応 LCD液晶画面 バッテリーアナライザ 


エンジン停止の状態。
バッテリー赤(プラス)、黒(マイナス)の順でケーブルをクリップします。
液晶の指示に従って設定します。

CCAはバッテリーに記載されている数値620Aを登録すると自動で測定開始。




SOH (健全性) 100%
SOC (充電率) 70%
CCA (始動性能) 660A/620A (106%)

「電池良好」とのことで、問題なさそうです。

エンジン停止の状態なので、バッテリー単体の測定値です(正しいかは別にして)
電圧は定格12.80Vに対し12.42Vということで、ほぼ素の状態を維持しているようです。
INT.R は抵抗値? よくわかりませんが4.74mΩで、値が少ない方が良いのでしょうか。
(ググったら、知恵袋に解説が出てました。「バッテリーの内部抵抗について」)

夏の間、エアコン全開でオーディオにドラレコと電力消費が多かったので少し心配していたのですが、どうやらもうしばらくは大丈夫そうです。

続いて、「エンジンをかけよ」と指示が出ますのでエンジンスタート。

バッテリーに最大の負担がかかるのが、エンジン始動時です。ここが9.6V切ると危ないようです。

続いてアクセルを踏んで「2500回転を5秒間キープせよ」と指示されます。
運転席で、適当にアクセル踏んでからテスト結果を見たら、こうなってました。

判定を見る限りオルタネーターの能力が下がってる、と読めますが、まぁ適当にアクセル踏んでみただけなので、またあとから再測定してみることにします。

測定時は、一晩駐車場に止めて置いた状態で外気温は30℃くらい、バッテリー温度は分かりません。
日頃は通勤で往復15km程度のちょいのり、月に1、2度は山を登ったり高速を走ったりでほぼ毎日乗っています。アイドリングストップ車ですが、エンジンを始動したらその場ですぐアイストはキャンセルしています。

月に800km弱、年にして1万キロほど走行し3年半、これから寒くなるシーズンを迎えバッテリーを交換するか検討したいと思います。
バッテリーチェッカーは、測定値がどこまで正しいか分かりませんので、数値そのものより経年による変化を監視しておくことにします。また来月、ディーラーで42か月点検があるので、その際に測定してもらうデータと比較してみましょう。


測定:2022年8月21日(気温30℃)
距離:31,000km(41か月)
SOH (健全性) 100%
SOC (充電率) 70%
CCA (始動性能) 660A/620A (106%)
電圧 12.42V
INT.R  4.74mΩ
始動時間 264ms
始動電圧 10.82V
充電電圧 低い
負荷電圧 13.16V
無負荷電圧 13.34V
波紋(波形)正常


このあと、郊外を100kmほど走って充電してから再測定しました。

外気温:36℃
100km走行直後に測定。エンジンルーム内は灼熱です。

SOH (健全性) 83%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 630A/620A (102%)
電圧 12.80V
INT.R  5.02mΩ
始動時間 285ms
始動電圧 11.06V
充電電圧 低い
負荷電圧 13.82V
無負荷電圧 14.70V
波紋(波形)正常

相変わらず充電電圧は「低い」と評価されます。2,500~2,800回転くらいで5秒間ほど測定したのですが。
無負荷電圧は14.70Vと充分なので、もしかしたらバッテリー充電制御が働いているのかもしれません。このあたりはまだよくわからないので引き続き観察したいと思います。テスターをクリップする位置によっても違いが出るようですし。
また見えていなかったものを「見える化」すると、色々と要らぬ心配も起こります。まぁ参考程度に。


一週間経過したので再測定
山道を50kmほど走行し停車後1時間ほどが経過した状態で測定。


測定:2022年8月28日(気温30℃)
距離:31,300km(41か月)
SOH (健全性) 99%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 650A/620A (105%)
電圧 12.60V
INT.R  4.86mΩ
始動時間 264ms
始動電圧 10.94V
充電電圧 正常
負荷電圧 13.96V
無負荷電圧 14.16V
波紋(波形)正常



エアコンをオフにして測定したところ、充電電圧が「低い」から「正常」に変化しました。2800~3000回転で5秒間測定しました。


シガーソケットに差してある電圧計も同じような数値を表示しています。(意外に正確だなぁ)



来週はディーラーで点検を受ける前に、ちょっと走行し充電してから測定してもらいます。


ディーラーで42か月点検を受けてきました。
点検日:2022年9月4日
走行距離:31,489km


前回車検時から、半年間で5,600km余り走行しているとのことで、エンジンオイルも交換してもらいました(点検パックのオイル無料券利用)

バッテリー状態は「良好」
電圧12.75V

ディーラーへ出す前に自分でもバッテリチェッカーで測定しておきました。

前日、150kmほど走行し駐車場に一晩駐車した状態で測定。

測定:2022年9月4日(気温27℃)
距離:31,489km(42か月)
SOH (健全性) 97%
SOC (充電率) 85%
CCA (始動性能) 645A/620A (104%)
電圧 12.50V
INT.R  4.90mΩ
始動時間 258ms
始動電圧 10.78V
充電電圧 正常
負荷電圧 -
無負荷電圧 -
波紋(波形)-

ディーラーの測定値と大差なく、バッテリーは良好な状態にあるようです。

エンジニアさんからは「良好ですが経過3年半なので、次回は交換のご検討を」と言われましたが、せっかくチェッカーを購入したので「ギリ」まで頑張ってみたいと思います。


山道を50kmほど走行し、停車後一時間ほど経過して測定。

測定:2022年9月11日(気温33℃)
距離:31,600km(42か月)
SOH (健全性) 83%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 625A/620A (101%)
電圧 12.72V
INT.R  5.04mΩ
始動時間 -
始動電圧 -
充電電圧 -
負荷電圧 -
無負荷電圧 -
波紋(波形)-



測定:2022年10月1日(気温30℃)
距離:32,200km(43か月)
SOH (健全性) 97%
SOC (充電率) 65%
CCA (始動性能) 640A/620A (103%)
電圧 12.38V
INT.R  4.90mΩ
始動時間 -
始動電圧 -
充電電圧 -
負荷電圧 -
無負荷電圧 -
波紋(波形)-

 


測定:2022年10月22日(気温25℃)
距離:32,600km(43か月)
SOH (健全性) 98%
SOC (充電率) 85%
CCA (始動性能) 645A/620A (104%)
電圧 12.50V
INT.R  4.86mΩ
始動時間 319ms
始動電圧 10.88V
充電電圧 正常
負荷電圧 14.02V
無負荷電圧 14.22V
波紋(波形)正常


測定:2022年11月6日(気温20℃)
距離:33,000km(44か月)
SOH (健全性) 100%
SOC (充電率) 40%
CCA (始動性能) 585A/620A (91%)
電圧 12.24V
INT.R  5.38mΩ

昨日、一般道の渋滞に並んで帰ってきたので、翌朝測定して見たら充電率が40%だった。
そこで山道を2時間ほど、上って下ってもう一度測定してみた。

測定:2022年11月6日(気温22℃)
距離:33,240km(44か月)
SOH (健全性) 74%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 594A/620A (96%)
電圧 12.78V
INT.R  5.30mΩ


走行直後の測定だったのでどうなんでしょうか。充電率SOCは98%と大幅に回復したのですが、なぜか健全率SOHは74%と逆方向に大幅低下。エンジンルームが冷えた状態で測定しないといけないのかな。


測定:2022年11月20日(気温20℃)
距離:33,600km(44か月)
SOH (健全性) 100%
SOC (充電率) 45%
CCA (始動性能) 590A/620A (95%)
電圧 12.26V
INT.R  5.36mΩ
始動時間 230ms
始動電圧 10.40V
充電電圧 -
負荷電圧 -
無負荷電圧 -
波紋(波形)-

朝、エンジンが冷えた状態で測定。健全性は100%に復帰しているが充電率が45%と低くなってきたので、高速道路を使い往復130kmほど走行しておいた。明日の朝、余裕があったら再測定してみよう。


測定:2022年11月25日(気温20℃)
距離:33,770km(44か月)
SOH (健全性) 94%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 630A/620A (102%)
電圧 12.62V
INT.R  4.98mΩ
始動時間 258ms
始動電圧 10.84V
充電電圧 低い
負荷電圧 14.06V
無負荷電圧 13.04V
波紋(波形)正常



測定:2022年12月4日(気温12℃)
距離:33,953km(45か月)
SOH (健全性) 83%
SOC (充電率) 98%
CCA (始動性能) 595A/620A (96%)
電圧 12.62V
INT.R  5.30mΩ
始動時間 224ms
始動電圧 10.76V
充電電圧 正常
負荷電圧 14.02V
無負荷電圧 14.28V
波紋(波形)正常


記事が長くなってきたので、どこかで分割して整理しましょうかね。

2023年2月から常時接続型のモニターを取り付けました。
<関連記事>
レヴォーグ、Bluetooth型バッテリーモニター


<参考サイト>
あれっ?車のバッテリー電圧14~15Vはどんな状態?もっと上げるには?

レヴォーグのバッテリーメンテを継続している方(レヴォーグ備忘録) 

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今宵の湯宿 悠然で「ぬるつるの湯」を楽しむ

2022年08月18日 | 蕎麦と温泉

Goto九州の旅、マイクロツーリズム、アゲイン。

1泊目 雲仙九州ホテル
2泊目 リッチモンド熊本
3泊目 今宵の湯宿 悠然

です。



3泊目は、こちらも再訪、熊本県は植木温泉の「今宵の湯宿 悠然」 2019年の正月に宿泊して以来です。


前回はやや広めの57㎡、ダブルベッドが2つのタイプでしたが、今回は53㎡シングルベッドx2のタイプになります。


十六夜(いざよい)というお部屋でした。

部屋の概要はあまり変わりませんので省略。(禁煙になりWi-Fiが使えるようになっていました)

露天風呂はタイル敷きの丸いタイプ、事前に「四角い浴槽が好きなのですが・・・」とリクエストしてみましたが既に予約済みで、こちらのお部屋にアサインされました。


前回は冬の時期の宿泊だったので、源泉は加温されていましたが、今回は夏という事もあり源泉そのままのかけ流しです。
「くじら湯音計」を持っていくのを忘れたので正確には計れませんが、源泉が40℃ということで恐らく浴槽中心は39℃前後くらいではないでしょうか。ぬる湯好きの私たちにはぴったりの温度です。

pH値9.21とありますが、この近辺ではかなりの「ぬるつる感」です。佐賀の嬉野温泉より上質な源泉だと思います。近辺の平山温泉や三加和温泉と比べても相当の名湯だと思います。

この温泉が湯量も豊富で常時かけ流し、なんと贅沢なことでしょう。

チェックアウトが11:30なので、夜と翌朝と併せ10回くらい入りました。短く、何度でも入れるのが部屋風呂の良いところです。

今回は、1泊夕食付(朝食なし)プランを、じゃらんから予約しました。
おとな二人で50,000円。
県民割「くまもと再発見の旅」で -10,000円。
じゃらん夏クーポンで -5,000円。
差し引き35,000円と入湯税150円x2、夕食時に注文した日本酒2本(「熊本城」と「れいざん爽快」)2,700円、冷蔵庫のポカリスエット200円で、総支払額38,200円でした。

(お宿のHP直接予約で、冷蔵庫のドリンクは無料になりますが、OTAからだとビール400円、ソフトドリンク200円です)

今回は1泊夕食のみでした。メニューは季節に合わせ食材の違いはありましたが、ほぼ同じ内容です。


食前酒と先付。

これを見た時点で日本酒をオーダーしました(笑)

前回から変わっていたのはメインの「赤牛のフィレ」が、自分で焼く水晶焼きスタイルからグリルされての提供となっていました。
これが旨い、もし食材が前回と同程度のものだったとしたら焼き方でこれだけ変わるのですかというくらい、柔らかく美味しくなっていました。シェフがグリルすると全然違うんですね、と言ったら「水晶焼きはそれぞれ皆さんの焼き方が違うので難しいんですよ」と店員さんに言われました。


その他の料理もおいしく頂きました。

後に続く酒飲みの皆さんに向け、ドリンクメニューをご用意しました。


ご当地、菊鹿ワインが追加されていました。

シャルドネ 樽熟成2019は、日本ワインコンクールで最高賞を取りました。



日本酒リスト。


こちら、「今宵の湯宿悠然」は、なんといっても良質な温泉が部屋風呂としていつでも利用でき、チェックアウトも11:30とゆったりするスタイルがお気に入りです(プランによって冷蔵庫無料やチェックアウト時間が違います)

お盆休みに、離れの露天風呂付き、夕食プランで35,000円から。お薦めの温泉宿です。(地域支援クーポン10,000円とじゃらんの5,000円利用)


おまけの豆知識

自動販売機は駐車場前にあります。アルコール類はありません。


喫煙所はロビー玄関を出たところに1つ。あと、現在では室内は全て禁煙、露天風呂のある庭ならOKです。


翌朝は、ゆっくり温泉に入り最後まで「ぬるつるの湯」を楽しむことができました。

チェックアウト後は、頂いた地域支援クーポンを利用し、菊鹿ワイナリーで「自腹では買えない」ワインを購入しました。


九州マイクロツーリズム、3日間、温泉巡りの旅を堪能することができました。

旅行日: 2022年8月13日

コメント (2)
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県民割とルックアップのW適用でリッチモンドホテル熊本に泊まる

2022年08月17日 | 蕎麦と温泉

Goto九州の旅、マイクロツーリズム、アゲイン。

1泊目 雲仙九州ホテル
2泊目 リッチモンド熊本
3泊目 今宵の湯宿 悠然

です。

1泊目の雲仙九州ホテルに続き2泊目はリッチモンドホテル 熊本新市街です。
温泉でもなく特筆すべきホテルではないのですが、今回の予約は「実質ゼロ円」だったので簡単にご紹介します。

24平米ツイン おとな二人朝食付きに、更に「1Fいねや」で使える夕食券6,000円がもらえるプランでした。
じゃらんで26,200円で販売。

県民割「くまもと再発見の旅」で、-10,000円
熊本市の助成金「LOOKUP Kumamoto(ルックアップ熊本)」で、-4,000円
じゃらん夏クーポンが -2,000円
これを差し引きして支払額は、10,200円になります。
私はじゃらんポイントを200円分使って、チェックイン時にぴったり1万円支払いました。

これに対して、県民割クーポンが4,000円分と夕食券6,000円分を頂いたので「実質ゼロ円」です。

県民割は、Gotoトラベルに代わり各都道府県単位で支援しているもので、2022年8月時点ではブロック割として「沖縄県を除く九州各県」が共通して利用できます。
加えて熊本市が独自に実施している「LOOKUP Kumamoto」は、宿泊+何かプラスアルファの企画に対し、4,000円分を補助するものです。
プラスアルファは、宿泊と朝食以外の「何か」とセットになっているのが条件で、こちらリッチモンドでは「夕食」がそれにあたります。他にもアクティビティや体験プランなんかをセットにして販売されているホテルもありました。

ビールに焼酎を飲んで、お支払い7,200円(うちクーポン6,000円)でした。

通常であればツインで1万円代半ば程度の設定が通常料金なのですが、助成金の上限から逆算して26,200円のプランを用意されたのではないでしょうか。
熊本市の「ルックアップ熊本」は、全体の予算枠がそう大きくないので、販売開始から数日程度でどちらのホテルも完売になっていました。

久しぶりに熊本市中心部に宿泊しましたので、翌日は熊本城を見学してきました。


2016年に起きた熊本地震で大きな被害が出た熊本城。2021年から、復旧した天守閣を中心に特別公開されました。
天守閣の復旧を優先したのですが、他の城郭はまだまだ地震被害そのままです。ですが、空中遊歩道を設けたことで危険な場所をバイパスしながらお城全体を見学することができます。

逆に、この空中回廊のお陰で階段や坂道を上り下りする必要もなくなりました。

崩れた石垣はナンバリングされています。これを元の位置に一つ一つ戻すんですねー。


被災前の写真と、被災後の比較写真が展示されていました。地震の発生時刻は午前1時25分、もし日中に発生していたならば人的被害も相当に出た事でしょう。


以前、「熊本城は天守閣も石垣も過去の修復工事の記録や測量を元にして昔の通りに復旧させるんだよ」と会社の中国人スタッフに言ったら「中国では王朝が変るたびに全部焼き払われるので記録なんて残ってないです」と言われました。

歩道沿いに組んであった石壁。ガイドさんに聞いたら「これは観光客の皆さんを守るための臨時です、復旧が全て終わったら取り除きます」とのこと。地中に杭を打つことができずバラスを積んだ防護壁にしたそうです。

復旧工事だからと鉄板で囲ったりせず手間をかけてるんですね。

特別公開中ということで、秘密の?地下通路も見学できました。天守閣から地下を通り城外へ抜ける道だそうです。

攻め落とされた時の脱出通路なんですね。

まだまだ復旧半ばですが、天守閣が立派に立ち上がったことに元気をもらいました。


日本の築城技術ってすごいですね。

旅行日:2022年8月12日

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「心呼吸の旅」雲仙九州ホテルに泊まる

2022年08月16日 | 蕎麦と温泉

Goto九州の旅、マイクロツーリズム、アゲイン。

一昨年の「Goto九州の旅」に続き今年も近隣の温泉を回ってきました。一昨年も昨年も八重山の旅を諦め、近隣を巡るマイクロツーリズムで3ヶ所を訪れてきました。

昨年は、お盆休み直前になって急激に陽性者数が増えたことで、嬉野温泉の一泊だけでした。
一昨年は、お籠りの宿・シティホテル・温泉宿と3ヶ所を巡ってきたのですが、今回はその逆バージョンのような日程になりました。

1泊目 雲仙九州ホテル
2泊目 リッチモンド熊本
3泊目 今宵の湯宿 悠然

です。

当初は、雲仙から天草に渡り「天空の船」へ泊るつもりだったのですが、雲仙と天草が連続日で予約できず旅程の都合上「天空の船」を諦めました。
ということで、1泊目の「雲仙九州ホテル」からのご紹介です。

とはいえ、雲仙九州ホテルは前回訪問時の様子をブログで記事していますので、あらためて新しくご紹介するところはありません。前回との違いは、4Fから3Fへ変わり「テラスプレミアキングベットダブル」となりました。
お盆休みの八重山旅行を諦めた7月初旬に予約していたのですが、その直後に長崎県の宿泊支援(県民割)「心呼吸の旅」が延長となりましたのでお宿にメールで尋ねたところ、「既にご予約頂いている方も対象になります」とのことでした。

雲仙九州ホテルの立地は標高が高く夏でも涼しく過ごせること、部屋にはかけ流しの温泉、そしてフリーで使えるバーが2か所、今回もたっぷり楽しんできました。

ホテルにチェックインする前に「雲仙ロープウエイ」で雲仙岳に。キャッチフレーズは「冷えてます。雲仙山頂 マイナス13℃の清涼空間で~」とありますように、地上から13℃低い気温20℃ほどの避暑景勝地です。



チェックインの時間に合わせホテルに到着。


お部屋は3Fのダブルタイプ。


雲仙地獄が目の前の立地です。


お隣には星野リゾートが運営する「界シリーズ」である「界 雲仙」が建設中です。以前の老舗旅館「雲仙富貴屋」を買収し2022年11月にリニューアルオープンの予定です。

建屋を見る限り、「界 阿蘇」のような庭もなくカートで移動する敷地もありません。パブリックスペースが広く確保されているようには見えませんでした。

九州地方は、昨年(2021年)の夏には豪雨が襲い大変な被害が出ました。熊本の人吉温泉、佐賀の嬉野温泉、そしてここ長崎の雲仙温泉も例外ではなく土砂崩れにより地元の方が3人亡くなられました。
コロナ禍が続く中での自然災害、しかも観光シーズン真っ最中に起きたことで風評被害も含め多くのキャンセルが出たようです。

「界 雲仙」が建つ敷地の先には「八万地獄」がありますが、その山手側が崩落したことで大きな災害となりました。2022年8月現在、八万地獄は立入禁止のままです。


とはいえ星野リゾートのような大資本が参加することは、やはり雲仙温泉が「魅力ある土地」であることは間違いないでしょう。

雲仙温泉は古くからの避暑地、観光地でありながら、一時期は衰退の兆しを感じましたが今回訪れた感想ではまだまだこれから生まれ変わって賑わいを取り戻していくと感じました。
地域には魅力的なお宿がたくさんあります。旅亭半水盧雲仙観光ホテル福田屋山照別邸雲仙九州ホテル、そして界 雲仙 。一時期は団体旅行御用達で古いスタイルだった雲仙温泉は、新しい温泉街へと変わりつつあります。

さて、夕食です。


和洋折衷スタイルながら洋を中心としたコースになります。
前回のブログでちょっと文句を付けた「和」も、今回は美味しく頂きました。また前回の反省から、ディナー中のワインは「ペアリング4」から3に減らしアルコール摂取量を調整します。

なんといってもこちらの魅力は、2Fのバーと屋上のトップバーがフリーで使える事です。食事中の(有料の)ワインは控えめにしましょう(笑)

メインダイニング1917(創業年)のロビーには昭和天皇や、お若い頃の皇太子殿下(令和天皇)の写真が飾られていました。


トップバー。お気に入りです。涼しくて景色が地獄でいつまでも飲んでいられます。




が、肝心の温泉を楽しむためにはアルコール摂取量を調整しておかなけばいけません。

トップバーでウイスキーを、2Fラウンジでカクテルを頂きました。



県民割、「ふるさとで"心呼吸の旅"」と「じゃらん夏クーポン」を利用しました。
おとな二人2食で74,800円と入湯税が300円
県民割 -10,000円とじゃらん -7,000円で、合計58,100円
それに夕食時のワインx3がふたりで4,290円。こちらには地域支援クーポン4,000円が利用できましたので差し引き290円。
総計で58,390円でした。


おまけの豆知識

私たちが泊った305号室からの風景です。写真の左、お隣のお隣が307号室になります、そちらは「景観が少し良くないために」と訳ありネット限定で販売されていますが、そう大差がない風景だと思います。

目の前に「はなれAタイプ」の屋根が見えますので、雲仙地獄を大きく見たいならば4階か5階を選択すればいいでしょう。部屋では風呂とビールがあれば良いという人は3階でOK。どうせ夜になれば雲仙地獄は真っ暗で見えませんから。


心呼吸の旅「地域支援クーポン券」は長崎県の場合チェックアウト日までの有効期限です。雲仙九州ホテル内にはお土産物ショップはありませんが、レストランで頼んだワイン代に利用できました。
また、雲仙(長崎県)から熊本に渡るフェリーでは、九商フェリー(長崎県側)でクーポン利用可、熊本フェリーは運航会社が熊本県にあるため、例え雲仙の島原港でも利用できません。


長崎県の県民割「心呼吸の旅」申請用紙を、予めダウンロードしたPDFにタイプ打ちして持って行ったのですが「手書きじゃないとダメなんですよ」と言われました。熊本県の「再発見の旅」申請書はタイプ文字でもOKでした。

宿泊棟の自動販売機

冷蔵庫のビールや2つのバーが無料なので、自販機にはアルコール類はありません。

ところで、バーで食前酒代わりにビール飲んでから晩御飯に行こうと思ったら、2Fバーは18時まででいったん中休み、トップバーは20時からとちょうどこの時間帯はどこからもアルコールを手に入れることができませんでした。風呂上がりに缶ビールをたくさん飲みたい人は自分で持ち込んでおきましょう(笑)

旅行日:2022年8月11日

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ボーイスカウト日本連盟 創立100周年 いやさかー

2022年08月05日 | その他

ボーイスカウト日本連盟が創立100周年を迎えたそうです。


私は昭和のボーイスカウトでした。ボーイスカウトに入ったことで、後々の生活、人生において大いに役立ったと思います。

ひとつ 奉仕の精神、正義感が養われました。
ふたつ アウトドア生活に困らないノウハウを得ました。
みっつ 段取り命、何事も前準備を万全に、備えよ常に。

私が最初に入ったのはボーイスカウトの下部組織カブスカウトです。小学6年生の頃でした。そこからボーイスカウト、シニアスカウトと進み十代のほとんどをボーイスカウトで過ごすことになりました。
きっかけは、春休みや夏休み期間中、親の息抜き?だったのかもしれません。毎週末の活動、そして春キャンプと夏キャンプと大いに野外生活を楽しみました。
時代が昭和だったので入団当時の団長さんは「第二次大戦から復員してきた兵隊さん」が勤めていたと思います。スカウト=偵察、斥候という意味で、元はイギリスのロバートベーデンパウエル卿が興した活動です。


— 少年斥候隊(ボーイスカウト)の運動は、少年を軍人に仕立てる予備教育のように考えるものがあるけれども、これは甚だしい誤解であって、実は少年をして名誉と愛国との観念を信条化せしめ、精神、身体共に強壮なる人間に仕上げようとするものである。従って其の訓練の如きは、日本武士道の真髄を採ってこれを行うものである —

ロバート・ベーデン – パウエル

ボーイスカウト日本連盟100周年特設サイトから引用


と、設立の趣旨が書かれています。まぁもっとも昭和の時代だったので、当時は君が代を歌いながらぴったり60秒で国旗を掲揚する、というような訓練もありました(今は知りません)

その他、野外生活に役立つ結索法(ロープ結び)、手旗信号、モールス信号などを学び、野営生活で欠かせない火の起こし方や調理法などを身に着けました。当時は、燃料は薪で明かりはロウソクランタン、テントといえばキャンバス地の三角形のもので、グランドシートを敷いて三角屋根を立てただけのテントに1週間ほど寝泊りしていたものです。

ボーイスカウトは、学区のように各地域に割り当てられた「団」という組織から成り立ちます。その下は班(カブスカウトは組)と組織化されています。
我らは兵庫県西宮市の伝統ある「西宮第6団」に所属し、その後、人数の増加に伴い「西宮第16団」に分離しました。班は伝統の「トラ班」でした。

ボーイスカウト活動での一番の思い出はやはり日本ジャンボリー。4年に1度、全国のボーイスカウトから選抜されたメンバーだけが参加できる大会、そうオリンピック、サッカーワールドカップみたいなイベントです。
まぁ実際には開催される年度にちょうど年長組に居るかどうかということで「選抜」される訳ですが。

1978年に開催された第7回日本ジャンボリー富士山御殿場会場へ参加しました。
兄は先行しての支援隊、私は本隊として兄弟で参加することができました。

私たちが現地に到着した段階から大雨、暴風雨の中での設営となりました。設営地は御殿場にある自衛隊の訓練地になっており、また「建設省洪水実験地」という看板も立っています。
その大雨の中で設営し野営を開始するも、あまりの悪天候のために用意されていたあらゆる行事が中止になりました。自衛隊が協力して建ててくれた「サーカステント」が本部でした。そこに定時になると配給の食糧を受け取りにいくのですが、その大型テントでさえ風で支柱が折れるほどの過酷な状況となりました。
3日目だか4日目に、ようやく雨雲がさり富士山を仰ぎ見ることができ、多くの隊が避難するなかでわが西宮16団は最初から最後まで設営地を維持しておりました。今考えるとあの悪天候の中で自炊しながらよく耐えたものだなぁと思います。

ほとんどの公式行事が中止になる中、唯一開催されたのが皇太子殿下の謁見です。現在の天皇陛下です。陛下はこの第7回日本ジャンボリーから第17回に至るまで毎回参加されているそうです。(10年ではありません、4年に1度の開催なので40年もの間、欠かさず参席されています)

●ひとつ 奉仕の精神、正義感が養われました。
 毎週のように、国鉄甲子園口駅周辺で清掃活動をしていました。通りすがりの人達からお礼を言われるのが嬉しかったです。
 「霧のロンドン、アンノウンボーイスカウト物語」 神奈川県綾瀬第1団HPから引用

●ふたつ アウトドア生活に困らないノウハウを得ました。
 野営生活で、自分たちで水汲みから調理まで全てをこなさないといけない、そんな体験を通じ、家庭のありがたさや食べ物の大切さ水の重要さを学びました。
阪神淡路大震災で被災した時も、大変ではありましたが不平や不満はあまり感じませんでした。

●みっつ 段取り命、何事も前準備を万全に、備えよ常に。
 社会人になって何か新しい仕事、プロジェクトに臨む際、あらゆることを想定し備えて置く、こうした考え方はビジネスシーンでも大切なことで、そういう感覚が自然と身に着いていたことで出世できました(笑)



「備えよ常に」はボーイスカウトのモットーです。

「いつなん時、いかなる場所で、いかなることが起こった場合でも善処ができるように、常々準備を怠ることなかれ」 社会人生活でも、災害時の対応でも役立つ心がけではないでしょうか。


ボーイスカウト日本連盟、創立100周年おめでとうございます。

※写真は全て兄による。仕事上での関わり(支援活動)での撮影になります。



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