● prologue ● 初めての新浦安 ● だんらんスペース
● 海の向こうは幕張 ● 雨が気がかり ● ディナータイム
● 万願寺唐辛子 ● マーブルド・ビーフ ● ルームシャンパン
● 花火のじかん ● トークは続く ● epilogue
-------------------------------------------------
● prologue
ふだん旅に出ると、うろうろと辺りを動き回るタイプですが、たまには一カ所に滞在した時の話を。
毎年8月1日に花火が上がっていた横浜。
仲良しのルナちゃんが、海沿いのホテルの花火の見える部屋に、誕生日祝いとしてご招待してくれていました。
年に1度の贅沢なひと時でしたが、観客が増えすぎて交通面の問題が大きくなったとの理由で、とうとう今年から花火大会は中止となってしまいました。
横浜の花火がなくなってしまい、かなりしょげていたところに、ルナちゃんがお誘いをかけてくれました。
「今年は新浦安になってもいーい?」
新浦安の花火!見たことありません。ディズニーランドで毎晩上がっているものとは別なんですよね。
ぜひに!と、お願いしました。
● 初めての新浦安
7月29日当日、ホテルのロビーで落ち合います。
新浦安って、東京からだとそんなに遠くありませんが、横浜からだと近いようで遠い場所。
私鉄→メトロ→JRと乗り継いで、1時間半ほどかけて向かいました。
この日は隅田川花火大会も行われるため、町は浴衣姿の人でいっぱい。
混雑を避けようと早目に出たつもりが、昼過ぎにしてすでに電車の中は花火客で混んでいます。
荒川を超え、葛西の観覧車を眺めて江戸川を越え、ディズニーリゾートとイクスピアリが見えてくると、もう新浦安。
初めて降りる駅です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/01/4172f3af3e5db8a210afe5537179308b.jpg)
浦安ブライトンホテル東京ベイ
ホテルは駅の向かいにありました。
なんとなく雲が厚い曇りの日ですが、ロビーは南欧風のリゾートテラスになっており、天井の大きな丸ドームから明るい光が入ってきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/f6/3a697ba439dc451c6693f394294d2f57.jpg)
● だんらんスペース
ルナちゃんと会い、ホテルマンに部屋に案内してもらいました。
「こちらになります、どうぞお入りください」
「わあ、すてき・・・!」
思わず声が上がりました。
大きな窓で広さのあるルーム・だんらん。部屋半分は、上がりかまちのあるフローリングスペースになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e2/f465a79623b05da44209a82b85ab9b74.jpg)
スリッパを脱いで床に座ると、くつろげるわ~。
● 海の向こうは幕張
窓の下には新浦安駅が見え、長い車両の電車がゆっくり通っていきます。
ちょっと窓に水滴がついています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/80/a62c345ddf000777432dcfad48d64718.jpg)
海はすぐそば。海上から花火が上がるのでしょうけれど、土地勘がないため、窓の外に見えている光景がどこなのか、よくわかりません。
「海の向こうに見えるビル群って、どの辺りなんだろう?」
「東京かな?千葉かな?」
地図で調べてみると、どうやら幕張のようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/1f/7675cc221b893261304ab869fe4afb80.jpg)
● 雨が気がかり
フットマッサージャーもあり、とってもくつろげる部屋。
ただ、時々ぽつぽつと点滴が窓につきます。
「雨が降ってきたのかな・・・」
「でもきっと晴れるよ」
水滴はほどなくして消えますが、気が付くとまたついています。
外は、雨が降ったり止んだりしている様子。
でも小雨のようなので、お茶をして部屋でくつろぎます。
ルナちゃんと会うのは、そんなに久しぶりではありませんが、とにかく仕事で忙しい彼女と会っても、最近では思いのたけを喋りきれないことが多いです。
私もバタバタが続いている時だったので、今回はずいぶん久しぶりに、ゆっくりと会えることとなりました。
● ディナータイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/5c/043277262ebedeb99660aff9f61f136e.jpg)
お喋りをしているうちに、夕食の時間になり、最上階のレストラン「燔(ひもろぎ)」へと向かいました。
ベイベリアが見渡せる席に通され、目の前でシェフに鉄板焼を調理してもらいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/4e/31b3c5944cdf4a500ac0cc85051b8502.jpg)
ルナちゃんは「ベルサイユの薔薇」のようなオリジナルカクテルをオーダー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/c7/48b39126264e470bd751b7c5bd83cd27.jpg)
私はレモネードカクテルで、乾杯!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/d4/89741ce16148553fdcbb09d05e40ca22.jpg)
まずは、プチフルールのようにきれいなお皿が登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6a/55e4924032053d0d4ac481eb1d08f885.jpg)
スイーツデザートかと思いましたが、前菜でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/4c/47f1573eedd9e19688b40e0af97bb208.jpg)
● 万願寺唐辛子
大きなお肉の塊やプリプリのホタテが目の前に置かれました。
中でも気になったのが、巨大なししとう。
「あれはいったい・・・」とじーっと見ていると、視線に気づいたシェフが
「万願寺唐辛子です」といい声で教えてくれました。
「ああ、これが。」
京都でよく粉末が売られていますが、実際はこんなに大きなものなんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/bd/064987d4756644be39e6baf9e5aa0720.jpg)
大きさに圧倒されて、及び腰の私。
「なんだかとってもパンチが効いていそうですね」と言うと、
「これ、甘いんですよ。でもごくたまに、1%くらいの確率で、激辛のものがあります」とにこやかに教えてくれるシェフ。
「見て分かりますか?」
「いいえ、食べてみないとわかりません」
ますます笑みを深めるシェフと逆に、青ざめる私。
それってロシアンルーレットじゃない・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b8/f01c16b3c994bf3212a5e7fe4ac71aa1.jpg)
火を通して切り分けてもらった万願寺唐辛子を、ドキドキしながら口に運びました。
わあ、ほんのり甘~い。
手を止めて、反応を見ているシェフに「甘いです」と報告しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/b0/f01eda3317dae426876fc17f32b6fb22.jpg)
次に、大きな真っ白な青森産のにんにくを刻んで丁寧に火を通します。
カリカリの食感で味わい深く、これまで食べたガーリックのうちで一番おいしく感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b7/bac768d173e9a2763396b5b6cff4a4a1.jpg)
● マーブルド・ビーフ
メインは、霜降り牛のお肉。
ミディアムレアでお願いしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/1d/11e81c9a85c078783c96f42523a33bbb.jpg)
もうこの段階でおなかがいっぱいですが、さらにお魚も登場します。
お椀物も出ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/d3/df062ecfe35f2d32ab01331c18e07897.jpg)
調理をしているシェフの背後の窓に、時折水滴がびっしりとつきます。
「わあ、また雨が」
浦安の花火は、前々回は雨で見られなかったそうですが、「今年は大丈夫ですよ」とホテルの人たちは口々に言います。
まるでおまじないのように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1c/3736401209b15117d04cfcc045612299.jpg)
食事を済ませ、おなかがいっぱいになり、シェフとサーブしてくれた人にお礼を言ってレストランを出ました。
出口で待っていた黒服さんが、エレベーターまでリードしてくれました。
「お食事はいかがでしたか?花火鑑賞プランの方特別のメニューをご用意しました」
ぜいたくな花火鑑賞プランなので、特別扱いしてもらっています。
● ルームシャンパン
部屋に着くと、今度はホテルの女性がやってきて、シャンパンとデザートを準備してくれました。
もう至れり尽くせり~!
ロマンチックな夜に、ドキドキしながらグラスを合わせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/21/62561673412c04742dee2bd497f22554.jpg)
デザートを終えた頃が、花火の上がる時間。
シャンパングラス片手に、素足で一段上のフローリングスペースに上がり、大きな窓の前に座ります。
雨粒は窓についたままですが、中止とは聞いていないので、きっと催行されるのでしょう。
● 花火のじかん
「あ、上がった!」
真ん丸の花火が、目の前に上がります。
あわてて部屋の電気を消して、暗がりの中、二人でうずくまりました。
防音が効いている部屋なので、打ち上げの音はかすかに聞こえてくる程度。
これはすごいわ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/2f/7535a789301e8672352288a8f6537b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/38/ba4393908a259d0a5496d8c5827572ff.jpg)
最近見られていなかったホテル花火。やっぱりいいなあと思いながら、しばし見とれます。
ルナちゃんとのお喋りを続けながら。
花火って真ん丸ですよね。
打ち上げられてた火薬が、それぞれ計算されたようにはじけるのって、すごいことですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/57/da15c736d050e0dc6433955e5321684a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/30/5d91897f0f6267cdd72b8fe622d8407c.jpg)
大勢で花火を見る時には、静かに打ち上げに見いっていました。
時折尺玉が上がると、みんなで「たまや~」と声を上げました。
でも、今回は花火の間もずーっとお喋りを続けています。
いつも友だちを誘ってワイワイと見ているので、2人で花火を見るのって、もしかすると初めてかもしれません。
二人占めなのでのびのびと見られます。ますます贅沢感も感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/a689f1c11b99ada00036302ff166dd30.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ef/ef36b057571a7165e43e5f9e8d2c5c9d.jpg)
花火撮影は難しいです。画質が荒くて済みません。
それでも定点撮影ができて、ブレないだけでもよかったです。
動画も撮れそうでしたが、オープンできないプライベート話に花を咲かせていたので、記録するのはやめておきました(笑)!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/81/2dc23d1cd5f9da1dec0b9fedb22553f3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/60/43f7a5331a110a6c44d1afc455282763.jpg)
横浜の花火は、最後にドーンと一尺玉が打ちあがってファイナルとなりますが、浦安の花火はふっと静かに終了したようなので、終わったのかどうかわからずにキョロキョロします。
でも、下をのぞいても、駅周辺で見ている人はいなさそう。
花火大会だからと新浦安で降りた人は結構いましたが、みんな、どこで見ているんでしょうね。
バスで海の方まで行ったのかな。
● トークは続く
きれいな花火を快適な場所から見られて、すっかり満ち足りた私たち。
部屋の電気をつけて、コーヒーのルームサービスをお願いしました。
持ってきてくれたホテルの男性は「この部屋からは良く見えたでしょうね。
去年は花火は上がったものの、煙がこちら側に来ちゃって、あまりきれいに見えなくて」と教えてくれました。
今年は3年ぶりにラッキーだったようです。
のんびりしながらもおしゃべりは途切れることなく続き、夜も深くなってから、フカフカのベッドに寝につきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/0b/8c44033f5df0c43055314b6753d39299.jpg)
ちなみにこの日、屋内にいた私たちは「また窓に雨粒がつき始めてきたね」なんて言っていましたが、実際の外はかなりの大雨だったそう。
隅田川も浦安も、なんとか花火大会は催行されたものの、強い雨に耐え切れず、場所取りをあきらめて帰った友人も何人もいたと、後で知りました。
そんなに悪天候の時に外にいたら、ずぶぬれになって、私もあきらめてしまったことでしょう。
最後まできれいな花火を見られてよかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/db/db0721b20983981381611c2f4ab67184.jpg)
翌朝はのんびり起きて、ビュッフェを食べてお昼にチェックアウト。
心地よい時間を過ごし、心身ともにスッキリしました。
● epilogue
お互い、仕事帰りに会って話をするには時間が足りな過ぎましたが、その不足分をこの1日で解消できた感じ。
暑い夏の期間で夏バテになりかけていましたが、リフレッシュして元気を取り戻すことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/75/aacab0831d96b43a0fe90ee3f264b33a.jpg)
ホテル泊は贅沢ですが、たまになら自分に必要な時間だなあと思います。
メリハリがついて、やる気が出るのです。
「よし、これからもお仕事がんばろう」とルナちゃん。
夏らしい、すてきな時間をプレゼントしてくれる彼女には、いつもとても感謝しています。
私も、なにかいいプランを考えようっと。
● 海の向こうは幕張 ● 雨が気がかり ● ディナータイム
● 万願寺唐辛子 ● マーブルド・ビーフ ● ルームシャンパン
● 花火のじかん ● トークは続く ● epilogue
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● prologue
ふだん旅に出ると、うろうろと辺りを動き回るタイプですが、たまには一カ所に滞在した時の話を。
毎年8月1日に花火が上がっていた横浜。
仲良しのルナちゃんが、海沿いのホテルの花火の見える部屋に、誕生日祝いとしてご招待してくれていました。
年に1度の贅沢なひと時でしたが、観客が増えすぎて交通面の問題が大きくなったとの理由で、とうとう今年から花火大会は中止となってしまいました。
横浜の花火がなくなってしまい、かなりしょげていたところに、ルナちゃんがお誘いをかけてくれました。
「今年は新浦安になってもいーい?」
新浦安の花火!見たことありません。ディズニーランドで毎晩上がっているものとは別なんですよね。
ぜひに!と、お願いしました。
● 初めての新浦安
7月29日当日、ホテルのロビーで落ち合います。
新浦安って、東京からだとそんなに遠くありませんが、横浜からだと近いようで遠い場所。
私鉄→メトロ→JRと乗り継いで、1時間半ほどかけて向かいました。
この日は隅田川花火大会も行われるため、町は浴衣姿の人でいっぱい。
混雑を避けようと早目に出たつもりが、昼過ぎにしてすでに電車の中は花火客で混んでいます。
荒川を超え、葛西の観覧車を眺めて江戸川を越え、ディズニーリゾートとイクスピアリが見えてくると、もう新浦安。
初めて降りる駅です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/01/4172f3af3e5db8a210afe5537179308b.jpg)
浦安ブライトンホテル東京ベイ
ホテルは駅の向かいにありました。
なんとなく雲が厚い曇りの日ですが、ロビーは南欧風のリゾートテラスになっており、天井の大きな丸ドームから明るい光が入ってきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/f6/3a697ba439dc451c6693f394294d2f57.jpg)
● だんらんスペース
ルナちゃんと会い、ホテルマンに部屋に案内してもらいました。
「こちらになります、どうぞお入りください」
「わあ、すてき・・・!」
思わず声が上がりました。
大きな窓で広さのあるルーム・だんらん。部屋半分は、上がりかまちのあるフローリングスペースになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e2/f465a79623b05da44209a82b85ab9b74.jpg)
スリッパを脱いで床に座ると、くつろげるわ~。
● 海の向こうは幕張
窓の下には新浦安駅が見え、長い車両の電車がゆっくり通っていきます。
ちょっと窓に水滴がついています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/80/a62c345ddf000777432dcfad48d64718.jpg)
海はすぐそば。海上から花火が上がるのでしょうけれど、土地勘がないため、窓の外に見えている光景がどこなのか、よくわかりません。
「海の向こうに見えるビル群って、どの辺りなんだろう?」
「東京かな?千葉かな?」
地図で調べてみると、どうやら幕張のようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/1f/7675cc221b893261304ab869fe4afb80.jpg)
● 雨が気がかり
フットマッサージャーもあり、とってもくつろげる部屋。
ただ、時々ぽつぽつと点滴が窓につきます。
「雨が降ってきたのかな・・・」
「でもきっと晴れるよ」
水滴はほどなくして消えますが、気が付くとまたついています。
外は、雨が降ったり止んだりしている様子。
でも小雨のようなので、お茶をして部屋でくつろぎます。
ルナちゃんと会うのは、そんなに久しぶりではありませんが、とにかく仕事で忙しい彼女と会っても、最近では思いのたけを喋りきれないことが多いです。
私もバタバタが続いている時だったので、今回はずいぶん久しぶりに、ゆっくりと会えることとなりました。
● ディナータイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/5c/043277262ebedeb99660aff9f61f136e.jpg)
お喋りをしているうちに、夕食の時間になり、最上階のレストラン「燔(ひもろぎ)」へと向かいました。
ベイベリアが見渡せる席に通され、目の前でシェフに鉄板焼を調理してもらいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/4e/31b3c5944cdf4a500ac0cc85051b8502.jpg)
ルナちゃんは「ベルサイユの薔薇」のようなオリジナルカクテルをオーダー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/c7/48b39126264e470bd751b7c5bd83cd27.jpg)
私はレモネードカクテルで、乾杯!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/d4/89741ce16148553fdcbb09d05e40ca22.jpg)
まずは、プチフルールのようにきれいなお皿が登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6a/55e4924032053d0d4ac481eb1d08f885.jpg)
スイーツデザートかと思いましたが、前菜でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/4c/47f1573eedd9e19688b40e0af97bb208.jpg)
● 万願寺唐辛子
大きなお肉の塊やプリプリのホタテが目の前に置かれました。
中でも気になったのが、巨大なししとう。
「あれはいったい・・・」とじーっと見ていると、視線に気づいたシェフが
「万願寺唐辛子です」といい声で教えてくれました。
「ああ、これが。」
京都でよく粉末が売られていますが、実際はこんなに大きなものなんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/bd/064987d4756644be39e6baf9e5aa0720.jpg)
大きさに圧倒されて、及び腰の私。
「なんだかとってもパンチが効いていそうですね」と言うと、
「これ、甘いんですよ。でもごくたまに、1%くらいの確率で、激辛のものがあります」とにこやかに教えてくれるシェフ。
「見て分かりますか?」
「いいえ、食べてみないとわかりません」
ますます笑みを深めるシェフと逆に、青ざめる私。
それってロシアンルーレットじゃない・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b8/f01c16b3c994bf3212a5e7fe4ac71aa1.jpg)
火を通して切り分けてもらった万願寺唐辛子を、ドキドキしながら口に運びました。
わあ、ほんのり甘~い。
手を止めて、反応を見ているシェフに「甘いです」と報告しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/b0/f01eda3317dae426876fc17f32b6fb22.jpg)
次に、大きな真っ白な青森産のにんにくを刻んで丁寧に火を通します。
カリカリの食感で味わい深く、これまで食べたガーリックのうちで一番おいしく感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b7/bac768d173e9a2763396b5b6cff4a4a1.jpg)
● マーブルド・ビーフ
メインは、霜降り牛のお肉。
ミディアムレアでお願いしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/1d/11e81c9a85c078783c96f42523a33bbb.jpg)
もうこの段階でおなかがいっぱいですが、さらにお魚も登場します。
お椀物も出ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/d3/df062ecfe35f2d32ab01331c18e07897.jpg)
調理をしているシェフの背後の窓に、時折水滴がびっしりとつきます。
「わあ、また雨が」
浦安の花火は、前々回は雨で見られなかったそうですが、「今年は大丈夫ですよ」とホテルの人たちは口々に言います。
まるでおまじないのように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1c/3736401209b15117d04cfcc045612299.jpg)
食事を済ませ、おなかがいっぱいになり、シェフとサーブしてくれた人にお礼を言ってレストランを出ました。
出口で待っていた黒服さんが、エレベーターまでリードしてくれました。
「お食事はいかがでしたか?花火鑑賞プランの方特別のメニューをご用意しました」
ぜいたくな花火鑑賞プランなので、特別扱いしてもらっています。
● ルームシャンパン
部屋に着くと、今度はホテルの女性がやってきて、シャンパンとデザートを準備してくれました。
もう至れり尽くせり~!
ロマンチックな夜に、ドキドキしながらグラスを合わせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/21/62561673412c04742dee2bd497f22554.jpg)
デザートを終えた頃が、花火の上がる時間。
シャンパングラス片手に、素足で一段上のフローリングスペースに上がり、大きな窓の前に座ります。
雨粒は窓についたままですが、中止とは聞いていないので、きっと催行されるのでしょう。
● 花火のじかん
「あ、上がった!」
真ん丸の花火が、目の前に上がります。
あわてて部屋の電気を消して、暗がりの中、二人でうずくまりました。
防音が効いている部屋なので、打ち上げの音はかすかに聞こえてくる程度。
これはすごいわ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/2f/7535a789301e8672352288a8f6537b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/38/ba4393908a259d0a5496d8c5827572ff.jpg)
最近見られていなかったホテル花火。やっぱりいいなあと思いながら、しばし見とれます。
ルナちゃんとのお喋りを続けながら。
花火って真ん丸ですよね。
打ち上げられてた火薬が、それぞれ計算されたようにはじけるのって、すごいことですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/57/da15c736d050e0dc6433955e5321684a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/30/5d91897f0f6267cdd72b8fe622d8407c.jpg)
大勢で花火を見る時には、静かに打ち上げに見いっていました。
時折尺玉が上がると、みんなで「たまや~」と声を上げました。
でも、今回は花火の間もずーっとお喋りを続けています。
いつも友だちを誘ってワイワイと見ているので、2人で花火を見るのって、もしかすると初めてかもしれません。
二人占めなのでのびのびと見られます。ますます贅沢感も感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/a689f1c11b99ada00036302ff166dd30.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ef/ef36b057571a7165e43e5f9e8d2c5c9d.jpg)
花火撮影は難しいです。画質が荒くて済みません。
それでも定点撮影ができて、ブレないだけでもよかったです。
動画も撮れそうでしたが、オープンできないプライベート話に花を咲かせていたので、記録するのはやめておきました(笑)!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/81/2dc23d1cd5f9da1dec0b9fedb22553f3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/60/43f7a5331a110a6c44d1afc455282763.jpg)
横浜の花火は、最後にドーンと一尺玉が打ちあがってファイナルとなりますが、浦安の花火はふっと静かに終了したようなので、終わったのかどうかわからずにキョロキョロします。
でも、下をのぞいても、駅周辺で見ている人はいなさそう。
花火大会だからと新浦安で降りた人は結構いましたが、みんな、どこで見ているんでしょうね。
バスで海の方まで行ったのかな。
● トークは続く
きれいな花火を快適な場所から見られて、すっかり満ち足りた私たち。
部屋の電気をつけて、コーヒーのルームサービスをお願いしました。
持ってきてくれたホテルの男性は「この部屋からは良く見えたでしょうね。
去年は花火は上がったものの、煙がこちら側に来ちゃって、あまりきれいに見えなくて」と教えてくれました。
今年は3年ぶりにラッキーだったようです。
のんびりしながらもおしゃべりは途切れることなく続き、夜も深くなってから、フカフカのベッドに寝につきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/0b/8c44033f5df0c43055314b6753d39299.jpg)
ちなみにこの日、屋内にいた私たちは「また窓に雨粒がつき始めてきたね」なんて言っていましたが、実際の外はかなりの大雨だったそう。
隅田川も浦安も、なんとか花火大会は催行されたものの、強い雨に耐え切れず、場所取りをあきらめて帰った友人も何人もいたと、後で知りました。
そんなに悪天候の時に外にいたら、ずぶぬれになって、私もあきらめてしまったことでしょう。
最後まできれいな花火を見られてよかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/db/db0721b20983981381611c2f4ab67184.jpg)
翌朝はのんびり起きて、ビュッフェを食べてお昼にチェックアウト。
心地よい時間を過ごし、心身ともにスッキリしました。
● epilogue
お互い、仕事帰りに会って話をするには時間が足りな過ぎましたが、その不足分をこの1日で解消できた感じ。
暑い夏の期間で夏バテになりかけていましたが、リフレッシュして元気を取り戻すことができました。
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ホテル泊は贅沢ですが、たまになら自分に必要な時間だなあと思います。
メリハリがついて、やる気が出るのです。
「よし、これからもお仕事がんばろう」とルナちゃん。
夏らしい、すてきな時間をプレゼントしてくれる彼女には、いつもとても感謝しています。
私も、なにかいいプランを考えようっと。
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