それから地下鉄とバスを乗りつぎ、東山安井で折りて石塀小路を通り抜けて、高台寺のライトアップへ向かいました。
長い行列に驚きながら並びます。
高台寺のライトアップは評判通り、幽玄の美に満ち満ちていて、きれいでした。池が鏡のように凪いでおり、静かです。
「ここの池は、ほかのお寺と違って落ち葉一つ落ちていないから、映し鏡のようなんですよ」と、観光タクシーの運転手さんがお客さんに説明するのが、隣で聞こえました。なるほど、確かに。
竹林もすがすがしい美しさに満ちており、鎌倉の報国寺に勝るとも劣らぬ素晴らしさでした。
ライトアップは幻想的ですが、撮影が難しいですね。フラッシュをたくと、逆に雰囲気を損ねてしまって、興ざめになりかねません。
暗いけれど、フラッシュをたかずに撮影してみました。
剃髪したねねが、大阪城炎上の様子を見守ったという茶室も見学しました。
彼女はどんな気持ちで、夫の立てた巨大な城が燃え盛る様子を眺めたのでしょうか。
とても見がいがあり、大満足しましたが、光と影を効果的に使うライトアップなだけに、足下が暗い場所も多く、親も自分も転ばないかとはらはらしました。
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