私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒメハゼ  何でおまえが・・・・・・?     釣査42種目

2016-12-18 20:06:53 | 周縁魚
 2016年12月18日 日曜日

 予報通り久しぶりに暖かい。満潮も14時頃とちょうど満ち上がりにねらえる。
となれば、ちょいとイカねばならぬ、タコねばならぬ。

 ヒメハゼの幼魚である。


 相棒に2尾。帰り際にようやく私にちっこいのが1尾。




 いつもより河口の左岸沿いをさらに海へと歩いて、いつも通りのちゃちなタナゴ仕掛けで釣った。
こんな所。ほぼ砂浜の海岸である。


「えっ? もう海じゃん! 海水魚じゃん!」という人は、するどいっ!
「とうとう海水魚のジャンルに踏み込んでしもうたわ!」と私もこうべをたれつつ家路に着いたのである。
ところが調べてみると、このヒメハゼも汽水域にいる周縁魚として淡水魚のカテゴリーに含めてられていたのであった。
河口と関係のない海水浴場なんかでよく見かけたりするけどなあ。

 この日の私は結局アタリも1回。1尾だけというほぼボウズ。 相棒はさらにマハゼとネズミゴチを追加。


 挙句の果てに「竿を踏みつぶされかかる」というまさに「踏んだり蹴ったり」の悲惨さであった。
と、何で「踏んだり蹴ったり」なんだ? 考えてみると不思議だ。
こういう場合は一方的に「踏まれたり蹴られたり」というサンドバッグ状態なのではないか?

 そういえば、このヒメハゼくん、前から不思議でしかたがなかったのである。
1.ガサであれほどたくさん採集した場所なのに、これまで何回試しても釣れんかったのはなぜ?
2.ひいき目に見ても「ヒメ」を名のるほど美しいとは思えんが?

 夏、繁殖期になるとオスメスともに背ビレが大きくきれいにはなる。
 オスは第1背ビレの2番目のスジがいつも伸びている。


 メスである。


 ね、成魚のホホ真っ黒でしょ? 名前から湧くイメージとあわないんだなあ。

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淡水魚図鑑の紹介 台湾その④ 台灣淡水魚類原色圖鑑 第壹卷 鯉形目

2016-12-18 09:33:09 | 外国の淡水魚図鑑紹介
 2016年12月18日 日曜日

 台湾の淡水魚図鑑紹介ラストを飾るのは、「台灣淡水魚類原色圖鑑 第壹卷 鯉形目」である。
2005年に発行されたとき、多くの淡水魚ファンから絶賛の拍手を浴びた図鑑である。


 台湾在来のコイ科魚類45種の写真がとても美しく、豊富に散りばめられている。




 外来のコイ科魚類についてはほんの付録程度にしか記されていないことからも、強烈な郷土愛を感じてしまう。
この図鑑を越えるものは今のところないかもしれんと思うのだが。

 ほいでも個人的には注文をつけたいんじゃね。
1.1500台湾元ととてもお高い。日本円で5500円の定価はちょっとなあ。
2.コイの仲間しか載っとらん。当たり前じゃ!
  第二巻「ハゼの仲間」 第三巻「スズキの仲間」 第四巻「ウナギ・ナマズの仲間」と続く予定はどうなったん?
  もう10年以上待たされとるで・・・・・・。
3.台湾で使われている漢字での説明に加え、その英語訳が載っているけど、英語で訳されても困るでないかい!
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