私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

環境学習会:若き血潮のよか子らと・・・の巻

2017-09-29 21:05:04 | 自然
2017年9月29日(金)

「川の環境体験学習をするんじゃケド、採れた魚の説明、やってくれんかの?」
「えっ? 自分ですりゃあええじゃないですか。」
「わしゃあ、その日忙しいんよ。」
「私だって平日は仕事ですよ。」
「休みゃあええがな。」
「○○先生に頼めばいいじゃないですか!」
「○○先生も忙しいんよ。30分で済むけえ、頼むわ。」
「説明以外は釣りしとってもええんですか?」
「もちろんよ。ほな、頼むわな。」

くされ縁の知人からの依頼である。
ウラを探るまでもなく、○○先生に断られ、自分はしたくないので、おハチがまわっただけだ。

ま、有休とってみるのもええね。

事前にプログラムが届く。
あいさつ → 魚採集 → 水生昆虫による簡易水質判定 → 水質パックテスト 盛沢山だ。
午前中で終わるんかいな? 

現地へ。

貫禄ある男性スタッフのあいさつと採集の注意。話をしっかり聞く子たちやね。


その間に若い女性スタッフ、胴長はいて準備にアクセク。



いざ、川へ。
男の子たちは指定範囲ギリギリまでワラワラと広がる。
ずふぬれになっとるヤツもおるわ。

女の子たちは近場でキャーキャーと。

さて、採集した生物を区分して、私の出番だ。
「みんな、川の魚って海におりちゃうとどうなる?」
「死ぬ~。」 なかなか元気のよい子たちやね。
「川の水は海以外つながってないよね。川の魚はどこで生まれたんだろ?」
「川でタマゴをうむ~。」
「その通り。じゃ、その親の親の親の・・・・・・と祖先をたどるとどこから来たの?」
「海からきたんだと思います。」
「すばらしい! みんなが採ったヨシノボリとか、他にもウナギなんか海をのぼってくるね。」
「え~っ!」と一部の声。
「でも、みんなが一番たくさん採ったカワムツなんかは、ずっと川でくらすよ。どこから来たの?」
「鳥が運んできたんだと思います。」(おもろなってきた)
「そういうこともあるかもしれんな。他にない?」
「人間が運んできたんだと思います。」(やったね)
「そう、1尾だけ採れたブルーギルなんかは北アメリカから運んだんだ魚だよ。」
「コイツ、特定外来種といって・・・・・・(説明略)・・・・・・しかたないのでプチッとしたりもする。」
「プチッってしてみたいわあ!」 (おいおい)
「さてと、人間が生まれる前から川の魚はいるからね。他に意見はないかな?」
「進化だと思います。」
「おお~っ! えらいわあ。」

こんなことやっとると1種ずつの説明がはじまらんぞ、と少しあせって答えを言ってしまった。

川と川がつながることで川の魚は分布を広げること
何千万年も前から何度も大陸と日本はつながっていたこと
分布がせまい川の魚ほど、最近の氷河期にやってきたことがわかること
今、川と川は別れてるので同じ種類でも地方ごとに遺伝子がちがってたりすること
つまり川の魚は、日本列島の歴史をしっかり教えてくれること
地方に方言や伝統芸能なんかがあって大切に守りたいのと同じくらいに守らないと
なんて。

成果は
魚類 5種:カワムツ・カマツカ・ギギ・カワヨシノボリ・ちっちゃいブルーギル

甲殻類3種:テナガエビ・スジエビ・ミナミヌマエビ(?)

昆虫類4種:コオニヤンマ幼生・カワトンボ幼生・コガタシマトビケラ幼生・ヒラタドロムシ幼生
軟体類1種:カワニナ

「ご苦労様でした。じゃあ、ここから水質判定のパックテストするよお。」男性スタッフにバトンタッチ。
「このコガタシマトビケラ2匹もらってもええですか?」

役割を終えたとたんに超無責任男に変身するのであった。
少し移動して、肉まんの皮コネコネでカワムツを数尾釣る。
アブラボテ・ムギツク・コウライニゴイ・オイカワ、そしてまだ釣ってないズナガニゴイも見えるぞっ!

コガタシマトビケラを使うべき時がやってきたあ!

突然ヤブの陰から現れたんが、このブルーギルなのだ。


戻るとパックテストの真っ最中なのに、ワラワラワラワラ男の子がまとわりつく。
「釣ったん?」
「すげえ! すげえ!」
「ねえねえ? プチッってするん?」

「みんな、パックテストの途中だよお。さ、戻って戻って。」

あ~あ、学習会になったんかいな?
楽しんではくれただろうケド、先生やスタッフたち怒っとらんかなあ。










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クジメの悲哀史 ~アイナメとの・・・の巻

2017-05-28 07:15:44 | 自然
5月27日にクジメを釣った

その場面を少しくわしく書くと
「あ アタリや・・・・・・クソッ! あわんがな!」
「またや・・・・・・もお!」
「あっ! エサだけ食うとる!」
独り言が一人で来るとやたら増える
「やった! かかったあ! ちとデカイで!」
「なんやアイナメかいな・・・・・・わっ! クジメやあ!」
と いきなり走り出す

居あわせた老夫婦には さぞキテレツに映っただろうね
そのせいで竿をたたんだのかもしれん・・・・・・・

かなりの数の釣り人も魚屋さんも
クジメを小さなアイナメとしてあつこうとるし・・・・・・
区別がつく人は「クジメはアイナメよりまずい」なんて言うし・・・・・・

さらに昨夜 友と電話にて
「クジメ釣ったで アイナメとの違いはよう判ったわ」
「ふん わし海の魚に興味ないわ どっちでもええ」

それくらいアイナメとクジメは区別がつかないのである
クジメは知られずに悲しみ・・・・・・知られても哀しむのであった

あらためて
コイツがアイナメ


コイツがクジメ


色が濃いのがクジメという見方もある
あるが どちらも体色の変異の幅が大きいので使えない

側線が1本かクジメ 5本がアイナメという見方もある
正確だが 意外に側線が見えにくくて老眼にはとてもツライ

尻ビレの模様が黒白はっきりしたのがクジメという見方もある
あるが アイナメだってそこそこはっきりしとるぞ
左がクジメ


となると決定打となるのは


やはり尾ビレの形なんだろうね
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生徒さんたちと・・・の巻 後編

2017-04-10 20:58:55 | 自然
 2017年4月8日 土曜日

さ、後半は生息魚類調査という名の「楽しい魚採り」なのである。

上流域で水を止めておける時間も少なくなっていく。

「今年は魚がすっかり減った」と何度となく書いてきた。
この場所も例外ではない。
あらかじめ集合時間前に確かめておいたのである。
小魚の群れで真っ黒に見えた年もあった。
20種近い種類が確認された年もあった。

それがまったくなのである。

ま、入ってみんとね。
我先へとタマリへ向かいタモ網をふるう。
年功序列もシルバーシートもへったくれもないのである。
みんなで深いタマリをバシャバシャ・・・・・・

そうすると、魚たちはパニックになり浅瀬の岩かげへともぐりこむ。
少しずつ包囲網をせばめて一番かくれやすそうな所で一網打尽じゃ!
経験にもとずく見事な作戦である。
こうして私だけたくさん採るのだ! ワハハハハハ・・・・・・

「なんしょんなあ! この!」
元気のいい中学生たちがな~んも考えず最後のおいしい場所にズカズカ来るのだ。
「えっ?」
「せっかく魚を追いつめとったのにい! も~!」
「すんません。でも老師そこやってなかったでしょ?」
何を怒られとるのかは、ひょっとして、たぶん、いやまちがいなく分かってない。
老人と少年のくだらない言い争いは毎度のことなのである。

さて、私が採集したのはヤリタナゴとカワヒガイ。
 
いずれも二枚貝に産卵する魚である。

ギギの幼魚と当才魚のイトモロコ。

イトモロコが一番多かった。

生徒さんたちの成果を加えると、
フナ類・コイ・オイカワ・タイリクバラタナゴ・シマヒレヨシノボリの9種。

数も種類も史上最悪の結果となったのであった。

ま、こんな状況を若者たちが肌で感じてくれてるうちは大丈夫だよね?

ねっ?


代表のまとめの話もそこそこに、軽トラへ積み込み、学校へ戻り、採集道具を洗うとのこと。
こちとら一人分の始末くらいは簡単なので、水面に映る満開のソメイヨシノでも眺めていよう。

ご苦労様でした。
また来年!





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生徒さんたちと・・・の巻 前編

2017-04-09 21:41:38 | 自然
 2017年4月8日 土曜日

タナゴ類が産卵する二枚貝の生息調査に参加させてもらった。
中高の生徒さんが10名弱と役所の人たちとボランティアの方々。

こんなシルトや泥でおおわれた流域を調べるのである。


若者たちは、あいさつもそこそこに胴長にはきかえて1列にスタンバイ。
ローラー作戦で幅10m、流域数10mを手探りしながら前進である。


とてもじゃないが腰がもたんので、私は去年に続き記録係。
採れた貝の種類と地点をプロットしていくのである。

「1個も採れんヤツは後で一発芸じゃあ~!」
「トンガリササノハガイですっ!」
なぜか役所の新人さんが必死に報告をしてくれる。
中高の生徒さんたちは経験者が多く、どこに多いかも知っている。
あわてないのである。

「老師! てっぺんうすくなりましたね!」
「うるさいわい! これでもコンディッショナ~使いよんぞ!」
「効果ないんじゃないですか?」
「ええいっ! お前マイナス3ポイントじゃ!」
くだらないヤリトリも束の間である。

「トンガリです!」「トンガリ4つ!」「トンガリ7個!」
次々と手をあげて知らせてくる。

「イシガイやマツカサガイ見つけんといけんでえ!」
最も保護の必要なあるタナゴの産卵母貝なのである。

「マツカサガイです!」
なんと遠方の街からわざわざ参加してくれた小学生が見つける。
「ええ子じゃねえ! お父さんはどっか遊びに行っとるちゅうのに。」
そう、その子のお父さんは1人下流域へ魚採りに行きやがっとるのである。

半ばを過ぎ、イシガイもマツカサガイもほどほどに見つかってくる。
ほぼ昨年並みの数である。

という訳でこの日の二枚貝の成果は次の通り。


ずいぶんトンガリササノハガイが増えてきた。
シルトが堆積し、しだいにタナゴ類の生息地として不適な環境になってる証だ。

この調査が始まってから約20年。
よくぞ中高の生徒さんたち続けてこられたと感心するのである。
ドロにまみれることも嫌がらず、雨に降られることも気にせず・・・・・・
役所の人たちも含めて手弁当で集まる若者たちの姿は、ドロだらけだけれどとても美しい。
「天然記念物」に指定してあげたいくらいである。

もっとも私は彼ら彼女らに「天然危険物」と呼ばれたりもしている。
お互い口が悪いので指定されないのであった。

さ、後半は生息魚類調査という名の「楽しい魚採り」なのである。
ウホホ~イ!
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春の土手で花見?・・・ の巻

2017-03-24 17:50:55 | 自然
 2017年3月24日 金曜日

気晴らしに河原の散策へ。
ずいぶん歩いたぞ。
もちろん良いポイントがあれば釣りをするつもりなのだが・・・・・・

小魚たちの姿はまったく見えない。
今年の春は何かおかしい。

数尾のコイがノタリクタリ泳いでいたのでしゃがんでパチリ。

と、足元を見るとナズナの花。 ついでにパチリ。

ま、歩きながら春の野草でも撮影するかねえ。

カンサイタンポポが外来種のセイヨウタンポポに負けずに咲いとる。


スミレも芝にかくれて咲いとるわ。


ホトケノザの花弁の蜜もなつかしいねえ。


外来種のオオイヌノフグリもすっかりなじみの花になってしまってる。


まだ外来種としては新参者であるヒメオドリコソウもあちこちで見かけるようになった。


春の野にいでて若菜つむのもいいもんだ。
何も花見は桜に限らない。
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はずかしい話の巻

2017-03-18 07:18:31 | 自然
中国の植物園を訪ねた時の話である。

黄色い小さなマメ科の植物が一面に咲いていた。


「ミヤコグサですか?」

「いえ、あれは落花生の花です。」

はずかしかったのである。
いや、間違えたことがはずかしかった訳ではない。

落花生は幼い頃から食べ物として慣れ親しんできた。
その種子はもちろんのこと、果皮の形も知っている。
たぶん誰でも知っているだろう。

加工食品ならまだしも、ふだん当たり前のように食べている物を、
ええ年になるまで知ろうとしてこなかったことがはずかしかったのである。

カボチャ・ニンジン・ナス・ジャガイモ・タマネギ・・・・・・
命をいただいている野菜たちの花なんかは、感謝の思いを込めて調べてきたつもりだったのに。

もっと知らないといけないと反省した出来事だった。
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化石でも探すかの?の巻

2017-03-02 15:34:09 | 自然
 2017年3月2日 木曜日
釣りのポイント新規開拓をかねて相棒とドライブ。
Googleマップでの候補地はどれもこれもパッとしない。
「ま、10数年ぶりに化石でも探すかの?」
「え~っ! 掘るんはいやで!」
「いや、河原で拾うんや。すぐそこの中学校前じゃ。」

なんたることじゃ!
河原が埋め立てられとるがな。
以前は、石灰岩や安山岩・凝灰岩などのゴロタ石でできとった河原に多量の土砂が・・・・・・
河川公園にでもするつもりなのかもしれないが
「100年に一度の大洪水に備える」なんて昔は言っとったのにねえ。

しかたなく上流へ向かう。
駐車場のある所まで進んで河原へ。


相棒に石灰岩の特徴を伝え、それらしい小石を集める。
ウミユリという古生代の化石がすぐ見つかる。
茎っぽいところの断面。




ウミユリはれっきとした動物である。
クモヒトデを岩にひっつけてビヨ~ンと引っ張ったようなもんである。

残念ながら四放サンゴや有孔虫なんかは見つけられなかった。
何より石灰岩の小石が以前よりも随分減っとるし。

もちろん1つたりともお持ち帰りはしない。
「やはり野におけ山野草」なのである。






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この飛行機雲は何じゃ?の巻

2017-02-19 10:59:34 | 自然
 2017年2月16日 金曜日

河川公園で昼弁当を食べていたときのこと。
ふと見上げた青空に飛行機雲がくっきりと描かれていた。


「明日は雨やな。」
「ん? ちょっと待てい! なんじゃ、あの飛行機雲?」


まず、画面右から左へと①の飛行機が飛んどるわな。
前後して、②の飛行機が高度を変えて上から下へと飛んどるのが分かるわな。
問題は③の飛行機雲である。
画面下から上へ飛んどるのはいいけど、
「①の飛行機雲と重なった後、どこいったんや?」なのである。
コツゼンと消えてしまっているのである。
「①にあわせて飛んだ」という説も浮かんだが、そうそう急角度に曲がれんじゃろ?
「①の飛行機にぶつかった」という説は、考えるだけバカらしいわな。
「どこか異次元へと連れ去られた」という説にいたっては、もはや自然科学ではないわな。

この雲たちは姿かたちを変えぬままユルリユルリと西から東へと流れていくのであった。

気になるので何枚も写真を撮ったのはいいが、ピントがうまく合わんのんである。
うまく伝えられんで悔しいのである。

「重なる飛行機雲」について調べてはみたけど、こんな場面には出くわさんまま。

よかったら誰かマジで教えてください。
気になって気になって夜も眠れんまま、昼寝してしまうのである。

という訳で、このブログに掲載する次第である。



 
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久しぶりに訪ねた川は・・・の巻

2017-02-19 09:39:18 | 自然
 2017年2月16日 金曜日

暖かくなるとの予報である。
昨年の晩秋に友と出かけた川を訪ねてみることにした。

まず、上流域のタマリでタナゴ類も含めいろんな魚を釣らせてもらった好ポイント。


全面にわたって工事、工事・・・・・・。
あられもないお姿になっとるわ。
しばらくは回復せんだろうね、ここまで川をいじると。
竿を出すまでもない。

下流に向かって歩く、歩く。

フタケタはいるであろうトリミニストの方々とあいさつを交わしながら水面を見つめる。覗く。
「コイしか見えんなあ。」
「ひょっとしたらカワイワシに会えるかも・・・と思うとったんじゃけど・・・」

オオバンたちがたくさんおるけど、私のデジカメではこれが限界。


マガモもおったりして。


「どっか深みを知っとってないですか? 子どもらがフナ釣りょうるような・・・」
「ああ、3つ下の橋近くにあるで。」

さっそく車移動。
またまた、歩く、歩く。
汚れまくった枝川にぶつかる。
「アカンで。生き物すめんわ、こんなんじゃあ・・・」
「本流に意図的に造られた石組みの深みが水温が高くなった時にいいかもしれんな。」

またまた、竿を出すまでもない。

さらに下流へと移動。
歩く、歩く。
排水機場が見えてくる。
しかも学校を終えた中学生が2人、釣りをしとる!
「何が釣れるん?」
「ついさっきナマズとフナ釣ったんですよ。」
「ここだけすごく深くなっとって冬に魚がたまるんです。」
「エサやルアーは要らんのんです。引っ掛けて釣るんです。」
実にハキハキとさわやかな2人なのである。
「見とってください。すぐ釣りますから。」
まったく釣れんまま石組みにひっかけて切ってしまうのである。
申し訳ないので、あいさつをしてその場をはなれたのであった。

冬の釣りには最高の場所かもしれんけど、20mは投げんといかん。
タナゴ竿ではとても無理な話である。

いやあ、汗ばんだなあ。
たまには竿を出さずに見て回るのもいいかもしれんな。
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野草 見てある記 

2016-12-21 14:23:34 | 自然
 2016年12月21日 水曜日

 いよいよ明日の早朝、台湾へ向け出発。
一通りの準備をすませ、散歩することにした。
「見なれたこの景色も見納めになるかもしれんが。」

 相変わらず外来植物が猛威をふるってる。
「こりゃあもう、水戸黄門なんかの時代劇であぜ道を歩くシーンなんか撮れまへんなあ。」
在来の野草を探しながら山道へと足を運んだ。

 アキノノゲシ・イノコズチ・シロバナタンポポ(キビシロタンポポ?)である。


 季節でいうと順に「秋・秋・春」になる。
 イノコズチが服に付く。懐かしいひっつきむしだ。付くのだが払うとすぐ落ちる。
「お前、そんなにヤワだったかいのう?」
「そんなんじゃけえ、外来種のアレチノヌスビトハギやコセンダングサに負けるんで! 頑張ろうで!」
と、近くの神社でエールを送っておいた。ジンジャーエール・・・・・・。

 ノゲシ・ナナホシテントウ・ハコベである。


 季節でいうと順に「春・越冬・春」になる。

 たまには魚からはなれ、こんな暖かい日に日本の野草を見てあるくのもなかなかオツなもんだ。

 
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コセンダングサ  私の釣りのおまけとして      ~植物編②~

2016-11-21 13:32:43 | 自然
 2016年11月21日 月曜日

 さすがに、毎日釣り三昧とはいかない。散歩中にふと思った「ひっつき虫」の話である。
 
 小さい頃、釣りや野遊びをし家に帰ると、植物の種子がたっくさん服に付いていた。
よくおふくろに怒られた。ブツブツ言いながら取ってくれていた。
 今でも、たくさんの植物の種子を服に付けて帰ることに変わりはない。
変わったのは、取ってくれるのがかみさんになったことと、この「ひっつき虫」の種類である。

 小さい頃は、イノコズチ・ヌスビトハギ・オナモミが私の服の主流派だった。
今は、コセンダングサ・アメリカセンダングサ・アレチヌスビトハギが政権を奪っている。
ちなみに、タモ網・胴長でガサガサをしていた長き間、
やっかいだったのはノバラのトゲと放置されたルアーのフックである。
何本胴長に穴を開けられたことか・・・・・・
特に、捨てられたルアーのフックの頑丈さには、時に命に関わるぞという恐怖すら感じた。

 さて、その「ひっつき虫」のうちのコセンダングサである。


 外来生物法(2015)で、要注意種から生態系被害防止外来種(年取ると覚えられんで困るんぞ!)へと、
変更された北アメリカ原産のキク科の植物である。
私の庭周辺でも勢力を増している植物でもあるのだ。

 こいつがどうやって服に付くのか試してみた。   暇だね。

 まず、愛用している作業ズボンである。

 あまり付かない。

 続いて、愛用しているフリースである。

 いっぱい付いた。

 そうか! 小さい頃はセーターを、今はフリースを着るからいけんのんじゃ!

 さらに、部屋に持ち帰り、種子の構造を確認してみることにした。


 おおっ! 釣り針とは違う!

 むしろ、銛(モリ)やヤスの構造に近いではないか。
ウニのトゲや、ギギの胸ビレの構造にも似ている。

 そのとき、ふと思ったことが2つ。
1.この構造で新しいタナゴ針が作れないだろうか? エサ付けも食いつきも針はずしも当然良くなるはずだ。
  やってみんといけん!
2.庭周辺で勢力を増したのは、私のせいかもしれんな。
  
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アゾラ・クリスタータ(アメリカオオアカウキクサ)の脅威      ~植物編①~

2016-11-17 18:08:51 | 自然
 2016年11月17日

 久しぶりにGB水路をのぞいた。
もちろん、竿は「愚か者の杖」であると、夢枕獏さんが書いておられるように、
杖として持ち歩いた。

 突然で申し訳ないけれど、
「外国から日本が侵略されているとき、あなたはどうしますか?」と、尋ねられたら
「私は、これまで何度も闘ってきました。ま、ほぼ一方的に敗けてますけどね。」と、答えよう。
つまり、今の日本は、ある意味、見えない脅威に侵略されているに等しいのである。

 この水路を4ヶ月前にのぞいたときには、
気付かなかったアゾラ・クリスタータ(アメリカオオアカウキクサ)が、水面に広がっているではないか。



 なんてえことだ!
こいつは、外来生物法による特定外来生物に指定されている水草である。
特定外来生物に指定されると、「移動させる。飼育する。販売する。」ことが、刑罰を伴う形で禁止されている。
合ガモ農法のときの合ガモのエサとして移入させたのがきっかけらしい。
すっごい勢いで水面を覆ってしまう繁殖力で、国内に分布を拡大しているのだ。
私も、何度か除去作業に加わってみたものの、到底歯がたたないのであった。

 こいつがいない水中には、以前と同じようにオオカナダモが繁茂し、白い花を咲かせている。

この水草もアルゼンチンあたりを原産とし、観賞用や植物の実験用として移入したものらしい。
今では、理科の教科書にふつうに載っているもんね。

 今では、どちらも除去しても追いつかないくらい国内に広く分布しているのである。
まだ、オオカナダモはましな方なのだ。水面を覆わないからね。

 水面が覆われてしまうととんでもないことになるのは分かるよね?
水中に陽の光が差し込まないから、オオカナダモももちろん植物プランクトンも他の水草も、ほぼ全滅になる。
「するってぇと何かい! 生態系を支える植物がいなくなるんだから、魚も暮らせなくなるのかい? 釣りもできなくなるのかい?」
「熊さん、よぉく気づいた! その通りなんだよ。だから『侵略生物』って呼ばれたりするんだよ。」

 水域をかなり歩き回って、ほんの数箇所、赤く輪状に広がるもう一つの植物があった。


 これが、日本にもともとある「ヒシ」と呼ばれる植物だ。
小さい頃、このヒシの実をゆがいてもらって食べていたなあ。

 この3種が全面戦争を展開している場面も載せてみる。このヒシたちも近いうちに・・・・・・


 私は、豊かで特有の自然をもつ日本が大好きだ。
そして、釣りも大好きだ。
オオクチバスやブルーギルが、特定外来生物に指定されたときには、大騒ぎになった。
それと同じか、それ以上の「見えない脅威」によって日本は侵略されているのである。

 くそっ! 魚もすっかり姿を見せん! ウキも身じろぎ一つせん!
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イシガメの里  希少生物観察記録の旅①   出会った動物1種目。

2016-11-05 12:59:05 | 自然
 2016年11月3日10時過ぎ到着。

 川仲間と久しぶりの遠出をした。というか、誘ってもらった。

 主な目的は、スナヤツメの生息の確認である。一応、ガサのためのタモ網と胴長・記録用具は二人とも、加えて友は水中撮影道具、もちろん私は釣り道具を用意した。特に今回「改良スペシャル何が何匹釣れるか分かりまへんでタナゴ仕掛け」を試してみようと思っていた。
 車で2時間弱。目的地点の近くまではたどり着いているのだが、生息環境としてピンとくる流域が見つからない。
 とりあえず、小さな水路でガサをしることにした。良さそうな水路だが、タモ網にはドンコばかり・・・。少しばかりのカワヨシノボリとカワムツ・ムギツク・アブラボテがたまに入るだけ。実際胴長を吐いて入ってみると、とてもスナヤツメの生息地としては不適当のようだ。

 「イシガメじゃあ!」と友が叫ぶ。
 叫ぶのも無理はない。私たちのフィールドでは、まず見かけることのできないカメなのである。絶滅危惧種でもある。
 このあと2つの地点に向かうが、ニホンイシガメ(標準和名)の姿をあちこちで見かけたり、採ったりした。



 イシガメは、カメ類の中で唯一日本在来の固有種だといわれている。スッポンは近隣の国にも生息するし、クサガメも実は国外からの移入種らしい。ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)については言うまでもない。言うまでもないが、言いたいことがある。タナゴ釣りのフィールドにうじゃうじゃいるのだ、こいつは。クサガメやニホンイシガメの生息域をどんどん狭めるくらい強い繁殖力を持っているようで、まさに「カメ界のブラックバス」や。いるだけならまだ我慢しよう。しょっちゅうタナゴ針に食いついてくるのだ。ほんま、素手で針をはずすのは大怪我を覚悟せんといけん。結局、道具を使って針を壊すか、ハリスごと切るしかないのである。特定外来種指定への方向も検討されてはいるが、縁日屋台やペットショップの「かわいいミドリガメ」は、そりゃ買いたくなって当然である。飼っていてしだいに大きくなってやっかいになった後が問題なのかもしれない。

 さて、話を戻すとガサ中に岸辺から声をかけてくれる人がいた。
「何が見つかりましたか?」
「この水路は、十数年前私たちの企画で『ホタルの里』にしようと改良したんですよ。」
 きっと怒られると思った。無断で人の庭の芝生を踏んでいるようなもんだ。
 一応、私たちは公的な形で野生生物保護に関わってきているので、その事を告げると、
「ぜひ、いろいろ調べてください。改良後、調べていないんです。これからもよろしくお願いします。」
と、実に好意的に迎えられたのである。事前連絡もなく、本来の目的と違う場所で勝手にやっていた言わば悪徳人物なのである。ウソをついているかもしれないのである。おかげで、お互い名のりあい「水路の環境についての感想やイシガメを手にした感動」など、心があったまる交流ができた。



 さて、次へ向かうか。日暮れまで時間が残り少なくなっていく。
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