私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

おっきなナマズ  タナゴ仕掛け:激闘の軌跡と奇跡!    釣査41種目

2016-12-16 16:59:07 | 純淡水魚
 2016年12月16日金曜日

 5日ぶりに釣りへ出かけた。
家にいるのも飽きてきたし、日曜に買ったミミズも冷蔵庫に大量に余っとるし・・・・・・。
「目新しいのも釣れんじゃろうけえなあ・・・・・・。ま、ちょっとだけ行こか。体がなまってもいけんし。」

 体長50cmほどのナマズである。


 ハリス0.4号の金袖1号針(長さ5mmもないぞっ!)で釣ったのである。
ワハハハハハハ・・・・・・笑いがとまらん!

 話は少し遡る。
相棒とあわせて
フナ類7尾・コイ5尾・コウライニゴイ4尾・コウライモロコ2尾・ヤリタナゴ1尾を釣った。
「散策でもしようや。最近アブラボテ見とらんし。」
「ええよ。たまには見て回らんとね。」 
と、水面を覗きつつポイントらしい所で竿を出しつつ、歩いていたのである。

「やっぱ見える魚は釣れんなあや。」
「あれっ? あれ何ね? おっきいよ。」相棒が何かを見つけた。
「わっ! ナマズじゃがっ! じっと動かんがっ!」


 水深はとっても浅い。水温も下がり休眠しつつあるのだろうか?
たわむれにミミズをつけ、ソット吻先に仕掛けをおろし、チマチマ動かしてみる。
「ま、釣れるわっきゃないわな。」
カパッ。
食うたのか、エラ呼吸のために水を吸い込んだのかはナマズくんに聞かんと分からんが、食った!
なんてえことだ。仕掛けが切れるか、竿が折れるか、どっちみちあがらんがあ!
 
 ところがである。夏頃に比べホンマ大して暴れんのである。




 とはいえ、とても重くてあげられないのである。
相棒に竿を持たせ、這いつくばって水面近くへバケツをのばす。タモ網の代わりである。
右足を水浸しにしながら・・・・・・と、ナマズくん首を振った。外れたあ! 針のびきっとるわあ!

 しかし、ナマズくん逃げんのんである。
「もう見つからんとよ。」とすぐ近くでお休みになられとる。
「ま、も一度仕掛け落としてみるけ?」
「釣れんじゃろうけどね。」
と、マサカね。今度は息でも上がったのだろうか、スッと吸ったのである。なんしょんかねえ、ナマズくん。

 逃がさんよう相棒に絶対竿は渡さんことにした。
そして、遠くの空き地に停めてある車まで走っていただくことにした。タモ網を取ってきていただくのであった。
相棒が駆け出した!
あちらへフラフラ、こちらへフラフラする度にテンションを感じさせん程度に加えコントロール。
水草に顔を突っ込もうとしたときは青ざめつつ竿をたわめて窮地をしのぐ。
とてつもなく長い時が凍みるように流れていく。

「戻ってこんな! なんしょんかなっ! わちゃ~、タモ網持って歩きようるがな!」
相棒も息あがっとるがな。(もうとっくに逃げとると思ったらしい)

 タモ網を相棒が持つ。
「おっきいわ。入らんがな。はいらん誘発剤ぢゃ!」訳わからんぼやきをもらしつつ何とか網へこじ入れた。
「やったあ~。」

 ダイコンおろしのような鋭い歯をポロシャツで覆いつつ記念撮影。


 ついでに、正面から一枚、側面から一枚、ちっちゃい背ビレを一枚・・・といろいろ撮りましたで!


 闘いあった180cmタナゴ竿とも互いの健闘を祝して一枚。

 ルアーロッドでは味わえん喜びですなあ。

 さて、日本には3種のナマズがいる。
琵琶湖固有種かつ国の絶滅危惧指定種であるビワコオオナマズ・イワトコナマズと本種である。

 図鑑を見ると、色彩や尾ビレの形が判別するポイントになってたりする。
が、これはホント当てにならんのんである。

 いずれもナマズの幼魚・若魚だが、まず模様のとてもきれいな個体(4月)。


 続いて、尾ビレが2叉に分かれた個体(1月)。


 最後に、尾ビレが分かれていない個体(1月・上の個体と同じ場所で採集)。


 ねっ! ナマズにもさまざまなバリエーション(個性)があるっしょっ!

 ホントは、41種目から「台湾の淡水魚シリーズ」にする予定じゃったけど、リアルガチじゃもんね。

 では、最後に目に入れると痛くなるほどかわいいナマズの赤ちゃん見てもろうて終わろうかの。



 


 

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淡水魚図鑑の紹介 台湾その③ 台灣淡水魚蝦生態大圖鑑

2016-12-16 09:21:08 | 外国の淡水魚図鑑紹介
 2016年12月16日 金曜日

 今日も台湾の淡水魚図鑑の紹介。

「台灣淡水魚蝦生態大圖鑑」上下巻である。


 ソフトカバーながらも製本は「上製本(糸かがり綴じ)・丸背」と豪華である。
上下巻ともに239ページ。
台湾にいる淡水魚類121種、淡水エビ類40種がほぼ漢字のみで紹介されている。
2007年第一版発行から2016年2月までに8回目の印刷がされるほど、とても人気のある図鑑なのである。
価格も定価一冊560台湾元(約2100円)ととってもお得感に満ちているだけでなく、
「なんと今調べてみると上下巻セットで740台湾元(約2700円)となっとるわあ!」
安すぎまっせ!
ヤマケイさん、一度この価格破壊を試してみてくだちー!(あかん、おかしゅうなっとる)
十分に元をとった後の「投げ売りセール」中なのかもしれんが、ちいと悔しいがっ。

 さて、この図鑑の良さはたくさんあるが、
なんといっても生態や生息環境の写真がたっくさんあって、なんと76ページも割いているのである。

 渓谷や渓流(小河川)下流域とか


 平野部の水路や小さな池・沼とか


 日本だったら希少種保護のために掲載できなかったり加工してたりするような写真がいっぱい載っとる。

 しかも、説明がよくまとまっていて日本人でも分かりやすいのだ。

「ホンマ淡水魚マニアや川ツリニストがぎょうさん日本からやってきたらどうするん?」(来るかいっ!)
と心配になるくらいの図鑑である。
これ、初めて「海外の淡水魚図鑑を買ってみようか?」という人にホントおすすめしたい。

 ま、それでも注文をつけると
1.エビはいらん。(ワガママですみません)下巻の約半分は淡水エビが占めている。
  淡水魚飼育マニアや広く生態系を知りたい人にとっては淡水エビも当然大切だからね。
  でも、淡水エビ類は省いて一冊のハードカバーにもできたと思うけどなあ。
2.安売りせんでくれ。複数所有しとるけど、どんどん安くなっとる。
  しがないサラリーマンだった頃にどんだけ悩んで買ったか、きみは考えたことがあるのか!
3.今度行った時に買うとしても書店で「上下巻セット740台湾元(約2700円)」では売ってない!

 くらいかな。
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