長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

史上最大の決戦……プリキュア VS 東日本大震災!!  映画『プリキュアオールスターズ DX3』

2014年09月29日 23時13分42秒 | アニメらへん
映画『プリキュアオールスターズ DX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』(2011年3月19日公開 70分 東映)


 劇場版プリキュア第10作目記念作品。プリキュアシリーズの歴代作品のクロスオーバー作品『プリキュアオールスターズ DX 』シリーズ自体では3作目となり、『スイートプリキュア♪』にとってはスクリーンデビュー作にあたる。本作は「プリキュアオールスターズ三部作の最終作」とされている。
 『ハートキャッチプリキュア!』のキュアサンシャイン・キュアムーンライト、そして『スイートプリキュア♪』のキュアメロディ・キュアリズムが初登場し(ただし前作『 DX2』ではキュアムーンライトへの変身能力を失効中の月影ゆりと、キュアサンシャインに覚醒する前の明堂院いつきがセリフ無しで出演している)、合計21名のプリキュアが出演する。最終作ということもあり、オールスターズシリーズの集大成として歴代の劇場作品の世界やゲストの宿敵などを登場させ、「シリーズ史上最大のスケール」と謳われた。また、第1作と同様に歴代各シリーズの怪物もネガトーン以外すべて登場する。
 プリキュアたちは従来のパートナーと離れ離れにされ、ピンク、ブルー、イエローという3組に分かれて各劇場版作品の異世界に飛ばされてしまう展開となる。また、前作で当時の最新作『ハートキャッチプリキュア!』をメインにしていた展開とは異なり、「旅立ち」をテーマとして、今までは少なかった、プリキュアたちの各シリーズの垣根を超えた共演シーンが増えている。
 音楽は前作までとは異なり、佐藤直紀が単独で担当した。佐藤がプリキュアシリーズで音楽を担当するのは『 Yes!プリキュア5』シリーズ以来である。これまでの『 DX 』シリーズでは、佐藤の音源に関しては過去作品からの流用だったが、本作では歴代作品のモチーフを散りばめた新規楽曲が作曲され、収録は各パート別録りではなく同時録音で行われた(ただし、全てが新作楽曲というわけではなく、かつて担当していた過去作品からの流用曲も使用されている)。

 2011年3月14日には本作の完成披露試写会が、また公開初日の19日には舞台挨拶が予定されていたが、公開直前の3月11日に発生した東日本大震災による計画停電の影響で困難となり、いずれも中止となった(舞台挨拶は翌4月以降に延期)。また、災害を連想させることに配慮して20秒間のシーンをカットしての上映となったが、のちに同年7月に発売された DVD、BD ソフト商品では該当シーンは再編集されて復活している。この他、主題歌シングルとサウンドトラックの CDが発売延期になり、3月30日に開催される予定だった歴代プリキュア声優や各シリーズの主題歌を担当した歌手が出演するスペシャルコンサートも上演中止となった。
 東日本大震災の影響によって上映館の休館や営業時間短縮もあり国内映画興行全体の興行収入が落ち込んでいた中、2011年3月19・20日の初日2日間で興行収入は約1億3500万円、動員は約12万4000人となった。最終的に興行収入は10億2千万円に達し、観客動員数も過去最高の92万人超えを記録している。

 キャストの人数の都合上、プリキュアオールスターズ全員のセリフつきの出演は、本作が最後となった。『プリキュアオールスターズ DX 』シリーズは本作で終了したと明言されたが、翌年に新たな作品として『プリキュアオールスターズ NewStage 』と題された新作シリーズが公開されることが決定した。


あらすじ
 幼なじみである北条響と南野奏は、妖精のハミィと一緒にオープン初日の巨大ショッピングモールへやって来たが、来海えりか主催のファッションショーに乱入してしまう。
 そんな最中、突如として「おもちゃの国」や「デザート王国」といった別世界の建物や住人が出現し、さらには、かつてプリキュアたちを苦しめた数々の強敵が、「ブラックホール」の闇の力で蘇り、世界を繋ぐ奇跡の花「プリズムフラワー」を枯れさせて全世界を暗黒化させようと活動を始めた。
 敵の策によって異世界に飛ばされたプリキュア達は、いつものパートナーや仲間から引き離されてしまい、強敵達が作り出した世界にそれぞれ招かれてしまう。最初は息が合わず混乱し、苦戦するプリキュア達だったが、自分の仲間達を信じあう心を取り戻すと反撃を開始、全員元の世界へと帰還する。元のパートナー達と再会したプリキュア達は、強敵達をそれぞれ撃破するが、ついに真の敵ブラックホールが姿を現した。


おもな登場キャラクター
『ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュア Max Heart 』より
美墨 なぎさ / キュアブラック …… 本名 陽子(32歳)
 ピンクチームとして行動。ムシバーンやサーロインが率いるザケンナー軍団と戦っていく。ピンクチームではリーダー格として真っ先に仲間たちに指示を下したが、人を指揮することに慣れておらず大雑把な言い回しをしたため、かえって皆を混乱させる。それでも、不屈の精神で仲間たちとともに状況を打開していく。

雪城 ほのか / キュアホワイト …… ゆかな(36歳)
 ブルーチームとして行動。魔女、フリーズンとフローズンが率いるデザトリアン軍団と戦っていく。新人プリキュアであるキュアリズムをリードし、知略の面でも活躍する。

九条 ひかり / シャイニールミナス …… 田中 理恵(32歳)
 イエローチームとして行動。トイマジンやサラマンダー男爵率いるウザイナー軍団と戦っていく。お菓子作り対決で活躍した。

『ふたりはプリキュア Splash Star 』より
日向 咲 / キュアブルーム / キュアブライト …… 樹元 オリエ(32歳)
 ピンクチームとして行動し、サーロインやホシイナー軍団と戦っていく。新人のキュアメロディをどんな状況下にあっても前向きに勇気づけた。

美翔 舞 / キュアイーグレット / キュアウィンディ …… 榎本 温子(31歳)
 ブルーチームとして行動し、魔女やザケンナー軍団と戦っていく。新人プリキュアのキュアリズムを手助けする役目が多かった。

『 Yes!プリキュア5 / Yes!プリキュア5GoGo!』より
夢原 のぞみ / キュアドリーム …… 三瓶 由布子(25歳)
 ピンクチームとして、ムシバーンやサーロインたちと戦っていく。持ち前の明るさで仲間たちを励まし、キュアメロディをうまく援護しながら目的地を目指した。

夏木 りん / キュアルージュ …… 竹内 順子(38歳)
 イエローチームとして行動し、トイマジンやコワイナー軍団と戦っていく。一部の仲間の奇抜な行動に対して慌ただしくツッコミを入れていた。当初はスゴロクに乗り気ではなかったが、状況を打開するために頭を切り替え、途中からは運動関係の試練で中心的に活躍する。

春日野 うらら / キュアレモネード 伊瀬 茉莉也(22歳)
 イエローチームとして行動し、ホシイナー・コワイナー軍団と戦っていく。持ち前の天然気質を発揮し、真っ先にスゴロクに参加した。現役アイドルとしてカラオケ勝負で活躍する。

秋元 こまち / キュアミント …… 永野 愛(36歳)
 ブルーチームとして行動し、フリーズンとフローズンと戦っていく。慣れない戦いをするキュアリズムをうまく援護した。

水無月 かれん / キュアアクア …… 前田 愛(35歳)
 ブルーチームとして行動し、持ち前の頭脳を駆使して魔女やザケンナー軍団と戦っていく。

ミルク / 美々野 くるみ / ミルキィローズ …… 仙台 エリ(29歳)
 イエローチームとして行動し、トイマジンやサラマンダー男爵たちと戦っていく。トイマジンを相手にしても軽く蹴飛ばし、他のメンバーたちをリードしていた。

ココ  …… 草尾 毅(45歳)
ナッツ …… 入野 自由(23歳)
 本作でも妖精たちのまとめ役として活躍し、プリズムフラワーやミラクルライトに関しても詳しい知識を披露した。

『フレッシュプリキュア!』より
桃園 ラブ / キュアピーチ …… 沖 佳苗(26歳)
 ピンクチームとして、サーロインやムシバーンたちと戦っていく。改心して幸せになったはずのトイマジンの過去の姿を利用して悪事を行うブラックホールに激怒した。

蒼乃 美希 / キュアベリー …… 喜多村 英梨(23歳)
 ブルーチームとして、魔女やフリーズンとフローズンと戦っていく。キュアピーチがいないことで調子を乱され、苦手なタコの姿をした怪物と対峙するなど苦戦を強いられる。その後は敵を挑発し、状況を打開する役割に一役買った。

山吹 祈里 / キュアパイン …… 中川 亜紀子(37歳)
 イエローチームとして、トイマジンやサラマンダー男爵たちとすごろく対決で戦っていく。動物仲良し対決で活躍した。

東 せつな / キュアパッション …… 小松 由佳(33歳)
 イエローチームとして、トイマジンやウザイナー軍団とすごろく対決で戦っていく。野球対決では、過去にも対戦経験のあるナケワメーケと再戦していた。ダンス対決でも活躍する。

『ハートキャッチプリキュア!』より
花咲 つぼみ / キュアブロッサム …… 水樹 奈々(31歳)
 ピンクチームとして、ムシバーンやザケンナー軍団と戦っていく。プリキュアの先輩として、キュアメロディをリードしていた。サラマンダー男爵の過去の姿を悪事に利用したブラックホールに憤りを露わにする。
 序盤に全員でプリキュアに変身する際には、先輩プリキュアを代表して音頭をとった。

来海 えりか / キュアマリン …… 水沢 史絵(31歳)
 ブルーチームとして、フリーズンとフローズンと戦っていく。チーム内ではムードメーカーであり、持ち前のマイペースな発言に仲間たちが苦笑いする場面も見られた。しかし、彼女の何気ない一言がブルーチームの反撃の糸口となる。
 新たに出会った響と奏と積極的にコンタクトをとり、サポートした。

明堂院 いつき / キュアサンシャイン …… 桑島 法子(35歳)
 イエローチームとして、トイマジンやデザトリアン軍団と戦っていく。武道対決で活躍した。

月影 ゆり / キュアムーンライト …… 久川 綾(42歳)
 イエローチームとして、サラマンダー男爵やウザイナー軍団と戦っていく。慣れない者同士が集まる中でも冷静さを失わず戦い、混乱するチームを立て直した。自身も勉強対決で活躍する。

『スイートプリキュア♪』より
北条 響 / キュアメロディ …… 小清水 亜美(25歳)
 リズムと別れてピンクチームとして行動し、ムシバーンやサーロイン率いるザケンナー軍団を相手に戦っていく。復活した敵幹部軍団の力やブラックホールの桁外れの強大さを見て一時は弱気になるが、先輩であるキュアブラックたちに勇気づけられ、状況打開の突破口を切りひらいていく。

南野 奏 / キュアリズム …… 折笠 富美子(36歳)
 メロディと別れてブルーチームとして行動し、魔女やフリーズンとフローズン率いるデザトリアン軍団を相手に戦っていく。慣れない海上の戦いに苦戦するが、先輩のキュアホワイトたちの援護を受けて次第に自信をつけていく。

ハミィ …… 三石 琴乃(43歳)
 ファッションショーに乱入して響を怒らせるが、響と奏が他のプリキュアたちとの交流を始めるきっかけを作った。


本作の敵キャラクター
 本編中では軍団名は語られていないが、公式ガイドブックでは「ダークライズ」と呼称されていた。
ブラックホール …… 山寺 宏一(49歳)
 今までプリキュアたちに倒されたドツクゾーン、ダークフォール、ナイトメア、エターナル、ラビリンス、砂漠の使徒の邪悪なエネルギーが宇宙で融合し、宇宙最強の「暗黒の力」として復活した存在。
 悪意の塊「フュージョン」や深海の闇「ボトム」を生みだした(それぞれの登場作品の冒頭で、宇宙のブラックホールからやって来る描写がある)、いわばオールスターズ DX三部作の事件すべての黒幕であり、今までのプリキュアたちに敗れ去った全ての敵たちの集合体でもある。魔女いわく「邪悪の神であり、闇の意思そのもの」。
 宇宙最強の暗黒の力で「プリズムフラワー」を消し去って宇宙を飲み込み、すべての希望と命の輝きをなくし、無限の闇の世界を創ることが目的。
凄まじい悪のエネルギーをもち、近くにいるだけでプリズムフラワーが弱って枯れてゆく。
 その大きさは太陽系を超えており、その名の通りブラックホールのような姿をしている。中央に赤い目があるほか、口に白色の炎ガスのようなものがあり、長い両手もある。クライマックスでは6つの目を持つ邪悪な最終形態となった。

歴代劇場版作品の敵たち
 「プリズムフラワー」を探すためにプリキュアたちの前に姿をあらわす、かつての敵たち。全員がこれまでのシリーズ単独劇場版作品に登場した敵である。ブラックホールが、その邪悪な心のみを再現して生み出した存在であり、全員の瞳や目全体が赤く光っている。
 邪悪な心のみを再現しているため、劇場版作品では最終的に改心したムシバーン、トイマジン、サラマンダー男爵(のコピー)も、再びプリキュアたちと敵対している。
 プリキュアたちを3つの世界にバラバラに飛ばし、それぞれのパートナーと引き離すことによってペースを狂わせて苦戦させる。

魔女 …… 勝生 真沙子(52歳)
 かつて「希望の園」でジャアクキングを復活させようとした、ドツクゾーンの魔女。敵幹部軍団のリーダー格を務めている。「水晶玉」でプリズムフラワーを発見し、魔力でプリキュアたちを離間させて異世界に迷い込ませた。
 フリーズンとフローズンとともにプリキュアのブルーチームと交戦する。

フリーズン …… 草尾 毅(妖精ココと兼役)
フローズン …… 檜山 修之(43歳)
 かつて「雲の園」で世界を氷の闇にしようとしたドツクゾーンの魔神のコンビ。魔女と組んでブルーチームと交戦する。過去と変わらず「最強のコンビ」を自称しているが、安易に挑発にのる一面も見せる。

サーロイン …… 速水 奨(52歳)
 かつて「時計の郷」で世界の時間を止めようとした、ダークフォールの住人。ムシバーンとともにプリキュアのピンクチームと交戦し、ウザイナー軍団を召喚する。

シャドウ …… 朴 璐美(39歳)
 かつて「鏡の国」を支配していた魔物。ブラックホールの力によりプリズムフラワーが自然に枯れるのを待ちきれずに単独で人間世界に残り、自分の鏡を使役してプリズムフラワーの探索をする。それを妨害した妖精たちを追いつめるが、逆にミラクルライトの光を浴びて消滅した。そのため、プリキュアたちと直接戦闘することはなかった。

ムシバーン …… 大塚 明夫(51歳)
 かつて「デザート王国」でプリキュアたちを菓子にしようとした男。サーロインと組み、ピンクチームを倒そうとする。

トイマジン …… 塩屋 浩三(55歳)
 かつて「おもちゃの国」で子どもたちに復讐しようとしていた魔神。サラマンダー男爵とともにプリキュアのイエローチームを「すごろくゲーム」で邪魔しようとする。しかし、正当なルールでゲームをするつもりはなく、さまざまな妨害を行った。

サラマンダー男爵 …… 藤原 啓治(46歳)
 かつてフランスのパリで世界を破壊するために暗躍していた砂漠の使徒。トイマジンとともにイエローチームを「すごろくゲーム」で倒そうとする。ステッキの先端についているクリスタルの色が以前の赤ではなく青になっており、攻撃の際も炎ではなく衝撃波を使っていた。


本作でのプリキュア
 今作では敵の罠によって3組のチームに分断されてしまい、歴代作品のプリキュアが混合して戦うことになる。また、チームごとにそれなりの長所・短所を持っている。
「ピンクチーム」
メンバー …… ブラック、ブルーム、ドリーム、ピーチ、ブロッサム、メロディ
 歴代作品のリーダー的ポジションかつイメージカラーがピンクのメンバー(厳密にはブラックは黒でブルームは金)が集まったチーム。サーロイン、ムシバーンと対決する。行動的ではあるものの、作戦を考えることが苦手なメンバーがほとんどであるため、うまく連携が取れず苦戦を強いられる。しかし持ち前の心の強さで弱気を打ち払い、自分たちのペースに持ち込んでいく。また変身前でも、響とつぼみを除いた4名は「デザート王国」のお菓子を食べまくり、遠くから見ていたえりかに「何やってんのよ!?」と突っ込まれるなど、早くも個性を垣間見せていた。

「ブルーチーム」
メンバー …… ホワイト、イーグレット、ミント、アクア、ベリー、マリン、リズム
 主人公のパートナーや頭脳派かつイメージカラーがブルーのメンバー(厳密にはホワイトとリズムは白、イーグレットは銀、ミントは緑)が集まったチーム。魔女、フリーズン、フローズンと激突する。作戦考案や咄嗟の機転に優れるが、自発的に行動するタイプではないメンバーが大半を占めるため、調子が出ずに困惑する。頭脳を活かして敵を挑発するなどして戦況を有利に持っていった。

「イエローチーム」
メンバー …… ルミナス、ルージュ、レモネード、ローズ、パイン、パッション、サンシャイン、ムーンライト
 歴代シリーズに途中参戦したメンバー(追加戦士)、もしくはイメージカラーがピンクでもブルーでもないメンバーが集まったチーム。便宜上「イエローチーム」と呼ばれているが、ルミナスはピンク、ルージュとパッションは赤、ローズは紫、サンシャインは金、ムーンライトは藤色がイメージカラーである。
 トイマジン、サラマンダー男爵の策ですごろく空間で激突することになる。ルージュやローズなどはすごろくゲーム参加には反対したが、レモネードやパインなどの天然ボケなメンバーによってなしくずしにスタートしてしまう。すごろくで行われる様々なイベントではキュアムーンライトの指揮でそれぞれ得意分野を持つメンバーの個性を活かし、順調にクリアしていく。

合体技
プリキュア・コラボレーションパンチ
 ピンクプリキュアチームが同時にパンチを放つ技。ピンクのオーラを放ち、怪物たちを一撃で蹴散らした。その結果、異世界からの出口が露見した。
 のちの映画『プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』(2014年)では、本作の6名に加え、『スマイルプリキュア!』のキュアハッピー、『ドキドキ!プリキュア』のキュアハート、『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアラブリーを加えた計9名による「プリキュア・コラボレーションパンチ NewStage 」として再登場した。

ショッピングモール
 本編の主な舞台。正式な店名や所在地は語られていない。開業初日、響・奏・ハミィがここを訪れ、吹き抜けのあるイベントスペースでは、つぼみ・えりか・いつきによるファッションショーが行われ、変身前のプリキュア16名・サブキャラクター・シプレ・コフレ・ポプリが観客となっていた。だがプリズムフラワーが弱った影響で、上空から大量の妖精と異世界精霊たちが舞い降り、付近一帯はかつてプリキュアが訪れた異世界と融合した風景に一変し、更に敵幹部軍団と共に現れたブラックホールの魔力で、その場所は瓦礫の山と化した。なお事件解決後は元の風景に戻っている。

プリズムスターミラクルライト
 本編では「ミラクルライト」と呼称されていた。プリズムフラワーの力と連動しており、鏡に光を反射させると威力が強化される。歴代妖精・歴代サブキャラクター・歴代劇場版登場キャラクター・その他の異世界の精霊たちがライトを振り、プリキュアたちをスーパープリキュア化させた。

プリズムフラワー
 人間世界と妖精の各世界を繋いでいる力の源。これが消滅すると妖精たちは強制的にそれぞれの世界に戻され、交流が断絶してしまう。

高台
 事件の解決後に、変身前のプリキュア20名(くるみはパルミエ王国に帰ったため不在)が、気晴らしにボール遊びをしていた場所。桜の木がある。場所の具体的な地名は語られておらず、近くに海が存在するが、ショッピングモールの近所なのかは不明である。
 のちに映画『プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』(2014年)でも、『ハピネスチャージプリキュア!』までの歴代プリキュアと妖精たち(『 NewStage 』シリーズのキュアエコー・グレル・エンエンも含む)と精霊ブルーがこの場所で記念撮影をしている。


主なスタッフ
監督 …… 大塚 隆史(30歳)
脚本 …… 村山 功(36歳)
キャラクターデザイン・作画監督 …… 青山 充(57歳)
音楽 …… 佐藤 直紀(40歳)
演出・絵コンテ …… 大塚隆史、松本 理恵(26歳)
制作 …… 東映アニメーション

主題歌
オープニングテーマ『キラキラ kawaii!プリキュア大集合♪ いのちの花』
 歌唱 …… 工藤 真由(24歳)、コーラス …… 五條 真由美(39歳)、うちやえ ゆか(40歳)
 オープニングアニメーションはプリキュアオールスターズ DX シリーズ初の3D 仕様となった。パワーアップしたプリキュアたちとブラックホールとの最終決戦シーンでも挿入歌として使用された。

エンディングテーマ『ありがとうがいっぱい』
 歌唱 …… キュア・レインボーズ(五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子・茂家瑞季・林桃子・池田彩) with プリキュアオールスターズ21(プリキュア声優21名)

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