魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ヴィニウスRSV Me-精霊流し

2021年08月15日 | ワイン 2021

雨もひどいので大人しく「うまかっちゃん」(スタンダードタイプ)を

すごく久しぶりに食べてみたら、やたらと美味しかった~。

結構驚き。(笑) 袋麺は美味しいですねえ。さすがスタンダード商品!

 

 

で、大好きな「一双」も食べる。

やっぱり良いスープだねえ。

でも麺はうまかっちゃんの勝ちだね。麺に関してはカップは袋タイプに敵わない。

 

 

 

さて、今夜の試飲はこれ。

 

2017 ヴィニウス レゼルヴ メルロ

  (仏、ラングドック地区、メルロ種100%、赤、千円台前半)

 

ヴィニウスのシリーズは下のベーシックなクラス(千円以下)もあるのですが、私の

経験では絶対にレゼルブクラス(リザーヴクラス)を選ぶこと。たいして高くないので

どうせなら圧倒的に美味しい方が良い。

 

さて、このメルロ種、香りを嗅いだ瞬間からおやおや?!と興味津々。

プラムやブラックチェリーなどのフルーツに、エンピツの芯(鉛)やシガー、甘草、

赤い花の蜜、シナモンやクミン系のスパイス、乳酸などが来ます。

 

味わいはお手軽なのにしっかりと濃いめでボルドーチック。紫や赤い花、そして蜜、

上記の香りたちに包まれいたので驚きました。

ボルドーの価格が約倍くらいする2500円くらいと言われてもおかしくないでしょう。

それくらいのコストパフォーマンスを持っています。これは驚き。次回の仕入れで

入れておきたいと思います。ホントに試飲してみて良かった~。

 

 

 

さて、本日はお盆。つまりは精霊流し。

父が亡くなった初盆なので流して来ます。

といっても精霊船は作りきれないし、ひとりでは到底流せないので「菰(こも)」を

船代わりに流して来ましょう。たったひとりの精霊流しとなります。

5年前に母を亡くした時はこうして流しました。(クリック)

 

今年もその再来です・・・が、このコロナ禍の下、あまり人込みには出たくありませんので

出来るだけ近い流し場(菰の集積所)に持っていくか、はたまた大波止の精霊船の流し場まで

歩くか?は決めておりません。その時の天候や気持ち次第となりそう。

 

では心の中の父と最後に一緒に歩いて送ってきます。

 

 

 

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たったひとりの精霊流し2

2016年08月17日 | Weblog
母を送ってきました。


大きな精霊船はとても作りきれないので、菰を船の代わりに流しました。


これが菰(こも)です。

お菓子や野菜などのお供えした食べものを藁包みして縛ります。

そして持ちやすいように紐をつけたり、この日は肩に下げられるようにしました。
菰ですが、気持ちとしては精霊船です。



これと線香。



そして魔よけの爆竹。あんまりしたくないのでとりあえず10発だけ。




さて、その爆竹を鳴らして出発!


外国人居留地のあった大浦町へ。



そういえば最近、この元英国領事館、後に児童科学館、野口弥太郎美術館などを
経た極めて重要な残された洋館が工事中!どうなるの?!










それはさておき、新地町の中華街へ。


巨大な精霊船に出会いました。
6、7連の葬儀会社メモリードのもやい船です。
これにいっしょに乗せるというすべもありましたが、ひとりで、気持ちで流すことを選びました。
もちろんどれが正解とかはまったくありません。それぞれの思いです。



さあ、浜の町、長崎市の真ん中です。



普段は賑わう長崎のメインストリート。ここから県庁坂を見ます。
この真ん中を通って行くんだ。



ここが県庁坂のてっぺん。爆竹も鳴らします。




そして坂を下って大波止、夢彩都前へ。

ここを右へ曲がって、流し場を目指します。



この近所にも菰だけの流し場はありましたが、心の中は精霊船なので、尾上町の
流し場まで行こうと決めました。


そしてほどなく到着。


ゴールが見えきます。母と最後に歩くのもあとこれだけ・・・と思うと目の前が曇ります。

爆竹は悲しみを紛らすためにあれだけ派手に鳴り響くものだと初めて知りました。




そして、精霊船はここ(船の集積場)へ入っていきます。


中では壊され、トラックに積み込まれます。

海に流すわけではないので、現実はあまりドラマチックではないです。



そして菰は置き場がありますのでここへ。

他にも同じような思いでここへ持って来られたのでしょう。
ここへ置いて手を合わせます。

最後に「母さん、いつかまた会おうね」と別れを告げてきました。


帰りの風景。

まだまだ多くの精霊船が県庁坂~大波止を流れていきます。

たくさんの方に思われ、船を作ってもらって送られることはとても幸せなことなんです。
何十回も経験していますが、今年は特に心に沁みました。

いつか自分自身も送られる日が来るんだろうなあ・・・と思いながら
長崎の夏、お盆が過ぎて行きます。


コメント (2)
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たったひとりの精霊流し

2016年08月15日 | Weblog

本日はお盆、長崎では精霊流しです。
うちも3月に母が亡くなったので初盆です。


本来は下の写真のように精霊船(しょうろうぶね)を作って大勢で流します。






が、担ぎ手もいないし、父も長い距離は歩けないので、私ひとりで、菰(こも。藁で出来た小さな
ゴザみたいなものにお菓子や果物などを包んだもの)を流してきます。



花火も買いましたよ。

魔除けとして使う爆竹を、出発と大きな辻(交差点)で鳴らしていきます。
10発だけあります。(167円ね)




長~い線香も用意。

1本で1時間くらいはもつそうです。これだけで100円台です。




ゆっくりと県庁坂を登り、下って、メインストリートを通り、大波止の菰流し場か
尾上町の流し場まで行ってみます。


他の家の大きな精霊船の間を進んでいくので、かなりの爆竹の攻撃にさらされるかも?しれませんが、
ひっそりと、流してきます。



お盆の夜、母と歩くのもこれが最後。

ゆっくり、ゆっくり、母を送ってきます。

長崎の夏。




なお、明日8月16日(火)、17日(水)は店はお休みとなります。
このブログも休むかもしれません。よろしくお願いいたします。


コメント (4)
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