から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

マダム・イン・ニューヨーク 【感想】

2014-11-11 09:00:00 | 映画


新作DVDの感想を短く残しておく。みんなアタリ映画。

マダム・イン・ニューヨーク 【70点】
「女性のための映画」とは勿体ない。もれなく元気にさせてくれる力強い痛快作。主人公がNYで挑む語学力の修得は物語のフックに過ぎない。淡いロマンスも交え、1人の女性が自信と誇りを取り戻す過程をドラマチックに描く。未知の世界に飛び込み、壁にぶち当たり、それを越えた先に新しい自分に出会う。性別を問わず普遍的なメッセージとして刺さった。心憎い演出を施した、鮮やかなラストに感涙。軽快で洗練された脚本は、これまでのボリウッド映画とは一線を画す。NYの描写も素晴らしい。主人公を演じた女優さんは50代とは思えぬ美貌。インドのお菓子「ラドゥー」、いつか食べてみたい。


WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~ 【65点】
予想以上に面白かった。林業とは、先祖と子孫の繋がりの上に成立する仕事であり、山の神と共にする仕事。美しい日本の森の風景と、山人たちの風土文化をちゃんと抑え、その仕事のディテールを丁寧に描いてくれた。主人公の成長物語よりも林業の特異性に純粋に惹かれた。「ええ仕事をしたか結果が出るのは、わいらが死んだ後なんや」にグッときた。伊藤英明の役作りが素晴らしく、現実感を失わない範囲でアツい男を巧く好演している。ラストの主人公が行きついた「香り」に感動。ちゃんと繋がってるのね、と。


ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 【65点】
中年男子による中年男子のためのSF劇。エドガーライトならではの早いカット割りがそのまま作品の勢いに。最後の最後までハチャメチャでハイテンション。アクションの派手さが目立つが、中身は結構、硬派な作りで実は社会派ドラマ。想定外に笑えなかったが、それなりに楽しむ。イギリスのパブ文化に憧れる。ビールが美味しい。

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