から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

クイーンズ・ギャンビット 【感想】

2020-11-29 06:16:28 | 海外ドラマ


ネトフリは、たまにホームラン級のオリジナルドラマをぶっこんでくる。ネトフリのリミテッドシリーズにおける2019年の最高傑作は「アンビリーバブル」であるならば、今年2020年の最高傑作は「クイーンズ・ギャンビット」になるだろう。

映画や海外ドラマの感想アップが滞るなか、本作については残しておかねば。。。と、1か月前に視聴した記憶を辿りながら簡単にまとめる。

米ソ冷戦期を舞台に、チェスの天才女子の活躍を描いたドラマだ。一見、ありがちな「実話」ベースの話と思われたが、完全なフィクションの模様。但し、実話という鎧をまとわずとも、ドラマの世界に終始引き込まれた。

少女期に起きた壮絶な悲劇。その呪縛からの解放。天から与えられた頭脳と、チェスとの運命的な出会い。主人公の師であった無口な用務員との絆。孤児院で出会い、彼女の心の糧となる友情。新しい家族と築く新たな人生。人を知り、異性を知り、無垢だった少女時代からの成長。忘れることのできない恋。チェスによってもたらされた世界の広がり。紅一点、男性社会のチェス界で躍進する痛快さ。初めて知る屈辱。酒とドラッグ、ダークサイドへの転落と、鮮やかな復活、その先にある新たな境地。

「勝ち負けだけではない。チェスは美しい。」と、自身のアイデンティティの証明だけでなく、純粋なチェスへの想いが貫かれるのがいい。一方で、基本、チェスをスポーツとして見せるドラマだ。小さな盤上で完結し、プレイヤーの思考や動きが見えにくい競技にあって、ここまでわかりやすく、スリリングでダイナミックな世界を表現できたのは、かなりの離れ技だ。スポーツマンシップの美学もしっかり捉えられる。

劇中、主人公を取材する記者が発した「創造と心の闇は表裏一体」という言葉が、主人公の個性を象徴する。演じるアニャ・テイラー=ジョイが最高の最高。今後、彼女のキャリアを振り返るうえで大きな意味を持つ作品になるのではないか。「ザ・ウィッチ」「スプリット」と映画界での活躍もそうだが、自身が彼女のファンになったのは「ダーククリスタル~(人形劇)」での声優としてのパフォーマンスだった。彼女の才能が、いよいよ本作で見事に花開き、魅力全開である。チェスの勝負に勝ったときのクールなドヤ顔が堪んねーし。

脚本、演出、編集、音楽、衣装、メイク、美術と、あらゆる要素が研ぎ澄まさた一級映像作品でもある。ワンショット、ワンショットがいちいち楽しい。計7話というサイズ感だからここまでのパワーがあるのかも。久々に海外ドラマを見て痺れた。

【85点】





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スカイスパYOKOHAMA 【サウナ】

2020-11-28 06:10:13 | サウナ


Go To トラベルキャンペーンの恩恵はサウナ業界にもあり。カプセルホテルを兼業しているサウナ施設は宿泊のキャンペーンの対象となるため、割引が適用される。この機会にと、前から行ってみたかった横浜のスカイスパに行ってみた。

もう1か月前の10月末。平日は終電コースが続いていたが、毎週金曜日は在宅(リモート)勤務であり、その前日の木曜日、21時過ぎに会社を出て、22時前にチェックイン。横浜駅からほぼ直結でアクセスは抜群だ。

まず、ロッカーだが、狭い。。。。ノートパソコンやら着替えやら、入っている私のバッグはなかなか入らず困った。中のパソコンを取り出しうまいことねじ込むことができたが、こういう大荷物の人は来ないのだろうか。

浴場に入る。タオルは使い放題。風呂場は聞いていたよりも、こじんまりしている。シャワーの水圧はビル内施設にありがちな、やや弱め。まあこれだけの水圧があれば十分か。ボディソープ、シャンプーは結構いいものを使っていて、とてもいい匂いがするし、しっかり汚れも取れる。洗顔フォームが別になってるのもいい。身体を入念に洗い、まずはお風呂に浸かる。なるほど横浜の夜景がちゃんと見える。体を温め、いざサウナへ。20人ぐらいが入れるスペースだろうか。円柱型のサウナストーブが2台鎮座している。温度は95°ぐらい。結構、体感、熱めなのだがとても心地いい。しっかり湿度が保たれているのだ。なるほど、これはサウナファンが好きになるわけだ。サウナ室からの眺望はまずまず。テレビがついていない。自分はテレビ派なので少し残念。平日の夜、もっと混んでいると思ったが、意外と空いていて、10時半頃の時間帯でサウナ室に5名から10名ぐらい。普通に上段に座ることができる。

6分程度であっという間に汗が出る。お目当ての水風呂はしっかり15℃。これは良い整いが期待できる。3回ほどサウナと水風呂の往復を繰り返し4回目で休憩に入る。ミストが出ている奥の休憩スペースが最高に気持ちいい。整った。。。

そうこうしているうちに、0時近くなってきた。スカイスパの名物(?)、ミッドナイトロウリュウの時間だ。その時間を狙っていたわけではなく、何の気なしに10分くらい前にサウナ室に入ったが、その後、一気に人がドカドカと入ってきた。タイミングよく、窓側の上段に座れたが、サウナ室は直後、満杯に。人数を数えると25人。。。隙間なし。三密、コロナ対策はどこへ。夜中の12時に裸のおっさん達が狭いサウナ室にひしめき合う異様な光景だ。スカイスパの人気が知れた。

ミッドナイトロウリュウが始まる。スタッフの方がサウナストーンに水をかける。ヴィヒタのいい香り。自分はやはりヴィヒタの香りが一番好きだと実感する。1回目の熱波、熱いというよりも気持ちいい。個人的には汗をかきたいので、もっと強めでもいいよなように思うが、他の人たちの表情をみると、すごい気持ち良さそうで満足している模様。2回目の熱波を受けた直後、もう少し粘れたんだが、水風呂が混むのが嫌だったので早めに出る。汗の吹き出しは不十分、整うことはできなかった。でも気持ちよかったので良しとする。休憩椅子はあっという間に、ロウリュウ明けの人たちで埋まった。

みんな、ここに泊まる人なのかなと思っいたら、結構そのまま帰る人も多く、近くに勤めるビジネスマンが多い印象。給水器が浴場の真ん中にあって、とても良い。給水はしっかり冷たいが、水は美味しくない。水圧が笑っちゃうぐらい強い。あえて、強めの設定にしているのでだろうか。それと、個人的にドライサウナよりも面白かったのが、塩サウナである。塩を体にすりこむのは面倒くさくてやらなかったが、あの室内のびしょびしょの湿度がとても気持ちいい。リラックスできる体勢になれるのもよい。15分ぐらい中にこもった。

12時半ごろ、浴室を出る。ドライヤーで髪を乾かす場所に、手を洗ったりする洗面台がないのがかなり痛い。なんでないのだろう。。。あと、ロッカールーム、一見、とても綺麗なんだけど、目立たないだけで、床に結構な毛が落ちていた。

しっかりサウナハットをかぶったサウナーが出没する点や、施設のキャパに対して人が多い点、サウナのコンディションが良い点、その反面、ちょいちょい残念なところがあるところ、というので笹塚の「マルシンスパ」によく似てると思った。

その後、仕事が残っていたのでコワーキングスペースで1時間ほどデスクワークをして、1時半にカプセルルームへ行く。カプセルには電源がなく、ただ寝るだけのボックスという感じ。ただマットがとても気持ちよく、ぐっすり眠れそうな期待が持てる。しかし、サウナに入ってバキバキに目が覚めてしまったため、なかなか眠りにつくことができなかった。

6時に起床。そのまんまお風呂へ直行する。やはり空いている。昨晩のミッドナイトロウリュウで見た面々はまだ寝ているようだ。夜景でよくわからなかった横浜の外の風景は、朝の光でその全景をしっかりと捉えられた。ビルの上から下界の様子を眺める。みんな、せかせか出勤している時間で自分はのんきにサウナに入っている。この優越感が堪らない。

昨日は座れなかった窓側の休憩スペース。そこから見える横浜の風景がとても良い。朝は8時半で浴場が閉まってしまうとのことだが、8時前になってようやく昨日の面々が入ってくる。そして、若干混んでくる。朝の時間も30分に1回ぐらいスタッフの人がサウナストーンに水をかけに来てくれる。とてもありがたいが、これをセルフでできたら最高なんだけど。。。。

8時過ぎに浴場を出て、午前中はここで仕事をすることにした。11時の会社のミーティングに参加したのち、スカイスパを後にした。

評判通りのサウナであったが、通常で入ると2000円超えの料金。場所も近くなく、交通費もそこそこかかってしまう。トラベルキャンペーンでもう一回安く泊まれるとしても自分は他の宿泊施設を選ぶだろう。「スカイスパに行ったことがある」という思い出が残った。

サウナ  :★★★★☆
水風呂  :★★★☆☆
お風呂  :★★★☆☆
シャワー :★★★☆☆
休憩   :★★★★☆
アメニティ:★★★★★
アクセス :★★★★★
給水    :★★★☆☆
コスパ  :★★☆☆☆
眺め   :★★★★★
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神戸サウナ&スパ【サウナ】

2020-11-20 21:28:41 | サウナ


神戸2日目の月曜日。前日夜の「クアハウス神戸」に続き、「神戸サウナ & スパ」に行く。
結論からいうと最高。徒歩圏内で、この2つのサウナを有する神戸市民の皆様が本当に羨ましい。

朝、生田神社にお参り後、午前10時前に入店。

受付を済ませ、ロッカールームにいく。案の定、清潔でキレイだ。館内着に着替え、浴室に向かうが、昨日の「クアハウス神戸」同様、結構な距離がある。浴室までの距離を知らない人は、裸でしばらく歩くことになる(実際そういう人が結構いたww)。浴室前に到着。脱衣棚がない。。。脱いだ館内着をどうするか、しばらく悩むが正解が見つからず、入口付近で整っていたお兄さんに声をかけて教えてもらう。なんと、館内着は使い捨てとのこと。1回着たら、使用済みのボックスに放り投げて、浴室を出たら、また新しい館内着に着替えるという流れらしい。贅沢なシステムだ。。。。このサウナ、サービスの次元が違う。

いざ浴室へ。午前入浴の「あるある」で、宿泊して朝ウナを楽しんだサウナ―と入れ替わるタイミング。平日の空いている時間は最高である。浴室内は予想通りのオオバコだ。ラグジュアリー感が漂う内装。サウナが4つあると聞いていたが、お風呂もいろいろあるようだ。イッキにテンションが上がる。洗い場と、お風呂が分室になっているのもいい。シャワーの水圧も十分、アメニティーもしっかりしている。気持ちよく洗体後、まずは、中央の円形ジャグジーで体を温める。

スタッフの方が清掃に入っている時間帯であり、外の露天風呂にお湯が入れ替えられていた。温泉とのこと。入ってよいか?と尋ねると問題ないとのことで、一番風呂に入る。高温で最高に気持ち良し。どんな効果か不明だが(香り?)、ヒノキの丸太がプカプカ浮いている。丸太と共に入浴しながら、スタッフの方の清掃の様子を眺める。4人がかりで全てのスノコをひっくり返し、入念に清掃している。これはかなりの重労働だ。しきりに関心しながら、本施設への信頼度がますます高まっていく。

十分に体を温めたのち、メインサウナへ入る。熱い。。。。温度計を見ると100度超えだ。100度を超えると、足元もサウナマットを敷かないとかなり痛い。思わず「アッチッチー」と言ってしまうこの感覚は「草加健康センター」以来かもしれない。さらに本施設の特筆すべき点は、30分に一回の頻度で実施するアウフグースである。休日だと、何と15分に一回らしい。。。人がいない午前中からアウフグースをやってくれる、そして30分に1回(1時間に2回)という頻度でやってくれるところは他にないんじゃないか。テレビのチャンネルも関西ローカルで正しいチョイスだ。

アウフグースをしきりにやっているので、サウナ内の湿度もずっと保たれたままだ。とても良いコンディション。午前中、アウフグースをやってくれたのは若いお兄さんだ。30分に一回、汗だくになりながらタオルを振る。一番少ないときだと、自分を含め、2人だけの時もあった。2回目のお替りで回数を指定できるが、たくさんやってほしい気持ちもありながら、お兄さんの疲弊度を考慮し、5回までに留めた。(「10回」やらせていたオッサンは鬼だな。。。)

そして、お楽しみの水風呂。定員は8名くらいだろうか。結構広めで、体を大の字に浮かせても人が入れるスペースがある。温度はしっかり15度。スタッフの方に聞くと、他のお客さんが入っていなければ潜水OKとのこと。ということで15度冷水の潜水を楽しむ。最高。。。。いつものように、サウナ→水風呂→サウナ→水風呂のルーティンを3回実施したのち、休憩に入る。整わないワケがない。神戸の空に飛んだ。

その後、フィンランドサウナでセルフロウリュウを楽しむ。ここも結構な広さ。この広さでセルフロウリュウができる施設もかなり貴重だ。メインサウナと比べて利用する人も少ないため、何度も貸切状態になる。フィンランドサウナも常時100度近くの高温のため、がっつり汗が出る。入口前に置かれているヴィヒタは使いこなせなかった。。。他の2つのサウナもレベルが高い。まず塩サウナ、床が塩で埋め尽くされている。ちゃんと高温が保たれており「汗をかく」サウナとしての役割を維持している。そしてハマーム(岩盤浴)。これが個人的にポイントが高かった。室温は当然ぬるめだが、ものスゴい湿度であり、じんわり汗をかける。水滴の音も相まって、めちゃくちゃ居心地がいい。中央の岩盤に大の字になれば、部屋内の水蒸気と同化するような感覚になる。

途中、露天温泉を挟みながら浴場内で4時間ほどサウナを満喫する。温泉の横にある、打たせ湯の水圧が凄まじくて楽しかった。料金はクーポン利用で2500円(通常2700円)とやや高めだったが、その値段に見合うクオリティ。帰り際で飲んだオロポも美味しく、飲食スペースも綺麗でゆっくりできる。

最高のサウナサービスを提供しようとする、施設の執念みたいなものを感じた。
神戸は、環境良し、メシ良し、パン良し、サウナ良し。最高じゃんか。また来たい。

サウナ  :★★★★★
水風呂  :★★★★☆
お風呂  :★★★★★
シャワー :★★★★★
外気浴  :★★★★☆
アメニティ:★★★★☆
アクセス :★★★★★
給水    :★★★☆☆
コスパ  :★★★★☆


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クアハウス神戸 【サウナ】

2020-11-16 23:20:54 | サウナ


サウナのメインディッシュは水風呂だ。
静岡の「しきじ」と並び、天然水かけ流しの贅沢水風呂で知られる「神戸クアハウス」に行ってきた。宿泊先の「ホテルピエナ神戸」の目と鼻の先。ホテルのフロントには割引チケットもあり、「ホテルピエナ神戸」から「神戸クアハウス」のラインは多くのサウナ―が通ってきたに違いない。

日曜日の20時に入店。ライトグリーンの内装がまぶしい。タオルが有料とのことで自分のリサーチ不足を軽く反省。サウナでは珍しい前精算で、1000円を切る価格。クーポン利用で900円くらいだったと思う。ロッカーで裸になって浴場に向かうが、長い通路を裸で動くことになる。少し恥ずかしいが、これが「関西スタイル」というものらしい。

浴場に入る。思っていたより広い。そして作りが独特で面白い!ワクワクする。

「日本一、お湯と水にこだわりがあります」と、浴場内に大きく貼られているとおり、いろんな形状、いろんな種類のお風呂がある。温泉は2種類あって、黒い重曹泉と白い普通の温泉。黒い方が温度熱め。その日、三宮の街を山から海まで歩き回った足腰を和らげてくれる。ドバドバと勢いよく温泉が放流されており、充実の温泉気分。他にも薬湯風呂や炭酸風呂もあったと思う(他にもあったような)。ちなみに洗い場の形も面白い(かつ機能的)。お風呂だけでも楽しめるのだが、しっかりとしたサウナも併設されている。

細長いタイプのサウナで、ソーシャルディスタンスのため1人おきに座るようになっている。上段と下段を合わせて10人くらいが定員だろうか。決して狭くない。サウナはガラス張りで、浴場と繋がっている感じ。開放的でもある。

室温は90度ちょっとだったと思うが、湿度が程よくあり、前評判で聞いていたよりもしっかり熱を感じる。上段だと6分で汗だくになる。いつものように、2回目まで水風呂に入らず、十分に体が火照った3回目で水風呂にイン。

「柔い!!!」

水温がおそらく高いのだろう。しかし、「ぬるい」ではなく「やわい」のだ。水風呂に浸かる心地よさという感覚では、歴代1位といえ、リアルにずっと浸かっていられる。心地よいけど、ずっとは入っていられない「しきじ」とは異なる。なので、サウナ―の中にはかなり長時間入っている人もいる。頭上の3つの水管から「ドドドドっ」と天然水が直下する光景も美しい。頭から浴びたい衝動に駆られるがマナーマナーで我慢。ちなみにここは「潜水NG」とのこと。

水風呂が楽しくて、休憩をせずに、サウナと水風呂を繰り返す。5回目くらいで休憩に入る。

整わない。

体が疲れていることもあるが、おそらく、水風呂の温度が高いのが原因だ。「整い」の達成率は、圧倒的に「しきじ」に軍配が上がる(サウナの性能も含め)。だけど、これはこれでいい。クアハウスの場合は、お風呂も楽しく、いろんな攻め方ができるのが魅力。そして「しきじ」同様、給水のお水も絶品だ。

3時間ほど堪能。日曜日の夜なので、人も空いていてストレスなく楽しめた。帰る間際、上の階があることを発見。半屋外(?)の露天風呂と休憩スペースがあり、もっと早くに知るべきだったと後悔。うす暗くムーディーな照明もグッド。

気に入ったため、オリジナルのタオルを購入。150円。安っ。だけど、かなりペラペラで白地「神戸クアハウス」のロゴが入っているくらいの作り。もう少し、値段上げてもよいので、しっかりしたタオルを作ったほうが良いと思う。とても個性的なサウナだけに勿体ない。神戸にきたら、また来よう。

サウナ  :★★★☆☆
水風呂  :★★★★★
お風呂  :★★★★★
シャワー :★★★★☆
外気浴  :★★☆☆☆
アメニティ:★★★☆☆
アクセス :★★★★☆
給水    :★★★★★
コスパ  :★★★★☆

店内で流され続けている天然水。めちゃくちゃ旨かった・・・・。


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神戸に旅行した件【2日目】

2020-11-12 23:45:09 | 旅行
ホテルピエナ神戸 ★★★★★

朝食が美味しいホテルとして有名。が、正直なところ、朝食は期待はずれ。通常料金は2,200円というポスターを見たが、その値段を払うならもっと美味しい朝食が食べられる。コロナの影響でビュッフェは休止中とのこと。前菜、メインディッシュ、デザートと続くフルコース形式だが、全てが一口大の極小サイズ。気に入った料理はお替りができるが、対象は前菜のみ。食べ応えも食感の1つであり、あくまで前菜としての味付けのため、お替りをするほどのものではない。一生懸命、動いてらっしゃるスタッフの方には申し訳ないです。。。朝食にはモヤモヤしたが、ホテルのサービスに感動。隅々にまで、ホスピタリティが行き届いている。部屋着がパジャマだったことや、歯ブラシ(日本製)の性能が高いこと、USBの充電のコンセントが2つ穴で用意されていたことなど、「助かる~~~」と思うシーンが多々あった。三宮に来たら、またここに泊まりたい。

生田神社 ★★★

三宮駅近くにある大きな神社。月曜日の朝イチに参拝。昨日の混雑ぶりとは打って変わって静寂で神聖な雰囲気。今回もしっかり御朱印をゲット。

パンやきどころ RIKI ★★★★★
大当たり。パンのお土産として2,300円分購入。ハード系最高、デニッシュ最高。他にもいろいろなパンを購入したが、全てがもれなく美味しかった。お値段も良心的。あぁ、また行きたい。

イスズベーカリー 元町店 ★★★★☆
三宮を代表するパン屋。パンのお土産として3,000円分購入。パンの種類が多くてワクワク。そして安い。正直、明太フランスなど、買ったもののなかには「それほどでも・・・」というものもあったが、基本はハイレベル。塩バタ、トレロン、めちゃウマ。神戸の人たちは幸せ者ですよ。

ハウネベーヤー さんちか店 ★★★★☆
口コミでみた「玄米パン」。想像の斜め上をいく美味しさでびっくり。ふわふわ食感、パンの甘み、玄米の香ばしい香りが口いっぱいに広がる。幸せの味。。。。数日後、冷凍から出してトーストしても、めちゃくちゃ美味しかった。

パンのお土産は7,000円分を購入。大容量のエコバッグがドラム缶バッグくらいに膨らんで帰りが大変だった。しかし、その量も、あまりの美味しさに1週間くらいで食べきる。神戸のパン、最高。神戸楽しい。

メインイベントのサウナは別でまとめる。
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神戸に旅行した件【1日目】

2020-11-09 23:27:08 | 旅行
もう1ヶ月以上前だが、久々に国内旅行をした。行先は神戸だ。
お目当ては「グルメ」「夜景」「サウナ」の3つ。

「Go To トラベル」キャンペーンの恩恵にて、一泊二日の宿代と往復エアチケットで2万円ちょっと。めちゃ安い。しかも、そこに「地域共通クーポン」の5,000円分がついてくる。どんだけ、お得なんだ。

今の職場に転職してから10か月が経過し、初めての有給を取得。日曜出発の月曜帰りで行ってきた。

朝10時に羽田を出発。これまでいろんな飛行機に乗ってきたが、人生初のANAに乗る。1時間弱で伊丹空港に到着。そこから電車を乗り継ぎ、11時過ぎに目的地の三宮に到着(初上陸)。大阪、京都にいったときも感じるが、近畿エリアは電車での移動が便利で素晴らしい。
以下、行った場所順に情報を羅列する。★は行ってよかった場所を5つ星で判定。

サ・マーシュ ★★★★☆

三宮の食べログのパン屋部門で1位の店。日曜日だし、さぞ混んでいると思って急いでいったが普通に問題なく入店できた。口コミ情報でチェックしていた「あんぱん」が焼きあがっていないということで1時間後、他の場所で時間を潰し、再来店。客自身がセルフでとっていく販売形式ではなく、ケーキ屋と同じで客がオーダーしてスタッフの方がとっていく形。あんぱんとハード系(?)のパンを2つ購入。あんぱん1つで300円くらいするなど値段は張るが、両方とも驚くほど美味。特にあんぱんは衝撃的。クリームのようにとろけるようなパン生地と、ぎっしり詰まった餡が口の中で混然一体となる。これは新食感。通常あんぱんの2倍くらいの大きさだが、上品な甘さでペロリといってしまった。月曜日も営業していたら、間違いなくお土産で購入していただろう。

ル・パン ★
サ・マーシュ近くのパン屋。ホテルに卸しているパン屋とのこと。記憶だとどれも300円オーバーだった気が。。。値段はさておいても、パンのサイズが小ぶり過ぎて割高感が否めない。味は美味しいと思うが、2口程度で即終了。呆気ない。

順徳 ★★★★

中華街から外れた場所にある中華の名店とのこと。11時半開店で、11時35分くらいに入店。すんなり入れたが、1階と2階がすでに満席状態、多くの人が開店前から並んでいたと思われる。3階に通され、名物の「ネギそば」を注文。ほぼ具ナシ、スープと麺とネギと青菜。美しく澄んだスープ。あっさりのあとに、じんわり芳醇な味わい。ストレート麺の喉ごしも手伝って箸が止まらない。相席のおじさんは迷いなくスープをイッキに飲み干していた。わかるー。10分後、店から出ると行列が。。。

異人館あたり ★★★

道も綺麗に整備されていて散策にもってこい。イメージする神戸らしい風景。だが、その実は、長崎や函館、横浜あたりの雰囲気とあまり変わらず。外観をみるだけで十分かな。坂道なので食後の良い運動になった。

茜屋珈琲店 ★★★★★

阪神三宮駅前の喫茶店。カウンターのみの小さな店内だが、ジャズが流れ、クラシカルでとても落ち着いた雰囲気。お店のオリジナルブレンドを注文。一口、「うまっ!!」。酸味、苦み、甘味、香ばしさ、あとを引く余韻。。。コーヒーってこんな豊かな飲み物だったんだな、と感動しながら、ゆっくりと味わう。マスターがコーヒーを入れる動きがカウンター越しに見えたが、普通のドリップと変わらない。やっぱ豆が違うのかな。。。また行きたい。

南京中華街 ★

まず中華街に行くまでに通ったアーケード街が大きくて楽しい。中華街は想像していたとおり、鬼混み。肉まんの名店「老祥記」も鬼行列で諦める。異人館同様、横浜や長崎のイメージに近い。

ポートエリア ★★★☆
「神戸」と聞いてイメージしていた風景が広がる。海沿いの公園エリア。広くて綺麗、海風が心地よい。市民の憩いの場でもあるようで気分が和む。ポートエリアだけでなく、三宮には大きめの公園がいろんなところにあって、神戸の人たちが羨ましい。

神戸市役所(展望室) ★★★★☆
山と海に挟まれた三宮の特殊な都市地形を一望できる。「三宮って面白い場所だな~」と、じっくり街を眺める。入場無料。常駐している警備員さんも気さくで、来た人に街について説明していた。

ぎょうざ 赤萬 ★★

食べログ上位のぎょうざ専門店。16時過ぎにいったが、並んでいる。かなりの繁盛店。店内、びっくりするほど狭い。たたみ二畳分くらいのスペースを調理場と客席で分け合う。小ぶりの餃子も、名物と言われる味噌だれも、すみません普通です(普通に美味しいという意味)。お店の人はとても親切。

掬星台 ★★★★★

想像以上の眺望で感動。スケールでいえば、函館、長崎を凌駕する。場所取りが難儀(仕方なし)。明るい時間から1時間近く立っていないと、夜景がしっかり見れるポイントを確保できない。暗くなって10分くらいに下山。早めに切り上げたおかげで、下りのロープウェイは貸切状態。雄大な夜景を独り占めできた。良い想い出。そして、三大夜景をコンプリート。

キッシーの鶏からあげ ★★★★☆

ノーマークながら、その日で一番美味しかった食事(笑)。思わぬ伏兵のから揚げ。濃い目の味付けと、ザクザクの食感がもろタイプだった。

1日目、終了。ホテルには19時半にチェックイン。
三宮はとても栄えていて賑やかな街なのだが、一方で歩いて回れるほどコンパクトな街。そして、いろんな表情を見ることができる。グルメタウンとしての実力も見せつけられ、とても好きになった。
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罪の声 【感想】

2020-11-08 01:45:16 | 映画


震えた。
戦慄と感動が同居する、こういう日本映画を待っていた。隣国、韓国映画のお株を奪うようなミステリー映画の傑作だ。ざっくり抽象的に本作を褒めると、映画化すべき原作小説を、これ以上ない最高の形で映画に仕上げた作品といえそうだ。その重厚感と風格に、製作陣が「傑作」になる確信をもって作られたのがわかる。

子どもの頃、「大人はよくニュースを見るな」と思っていた。そして自分が大人になってニュースを見る立場になった。ニュースを気にするのは、自分の実生活への影響度合を無意識に測っているのだと思う。他人に起きた悲劇をみて、自分じゃなくてよかったと安堵したりする。重視するのは、事件と自分との距離だ。そのため、起きた事件を「面」の大きさで見がちになる。そんな価値観をもっている自分は、本作で気づかされる。事件の背景には計り知れないほどの「深さ」が存在するということを。

「死者も出ていない事件。この事件を追う価値ってあるんですかね?」と、小栗旬演じるジャーナリストが発する言葉のとおりだった。「グリコ・森永事件」をモチーフにしているのは早々にわかったが、未解決事件だったというだけで、わざわざ映画化するような題材なのかと。ところがどうだ。壮大なドラマが徐々に姿を現していき、明らかにすべき謎の解明に引き込まれていった。

登場人物が多く、情報量も多い。序盤、まったく接点のない2人の男の話が平行に同時進行で進む。ばらばらに散らばっていたパズルが、1つの答えを導こうと集まり、かみ合い、まとまっていく。その語り口はまさに圧巻、ワクワクとゾクゾクが止まらず、何度も鳥肌が立った。

35年前、自分の声を録音され、知らぬうちに「罪」を背負われた3人の子どもたちの運命。子どもたちを利用した大人たちに悪意はなかったはず。欲望によって盲目になる人間の愚かさ。60年代の学生闘争がもたらした幻想と、怒りが歪んだ正義へと転化するプロセス。抗うことのできない運命の悪戯。世界を変えることもできるジャーナリズムの力。マスコミの罪と社会的意義。家族愛の強さと代償。。。。本作をみて語るべきテーマは実に多い。

いろんな角度から見ることのできる映画ながら、それらの要素がしっかり、本題である人間ドラマに結実している点が素晴らしい。証言者としての役割を担う多くの俳優陣は、隅々まで適材適所のキャスティングで構成され、素晴らしい熱演で応える。それぞれにある人生や、想いの深度を見事に体現してくれる。豊潤で隙のない脚本との幸福なマリアージュに痺れた。(鑑賞後に見たが「王様~」で重要なシーンを先出しするのはホント良くない)

小栗旬と星野源、2人の抑えた演技も効果的だった。異なる境遇で生きてきた2人が運命に導かれるように出会い、ともに手を取り合い真相解明に挑む。その様子はバディムービーのようでもあり、次第に育まれる友情に救われる思いがした。この2人の距離感がとてもよいのだ。最後の最後までグッとさせる。「テーラー」という仕事(アイテム)の使い方もニクい。最後は希望。素晴らしい映画だった。

【90点】
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シカゴ7裁判 【感想】

2020-11-03 09:03:25 | 映画


次のオスカー賞レースにおける、ネトフリの注目作を見る。ロッテンでの絶賛スコアとは裏腹に、個人的には正直期待はずれ。
ベトナム戦争に対する反戦デモの中心人物たちが起訴され、その裁判の様子が描かれる。アメリカ史において人民の力で国を変えようとした大きな事件であったことは、本作から十分に理解できた。脚本家であるアーロン・ソーキンが「モリーズ・ゲーム」以来、2度目のメガホンをとる。彼の代名詞である膨大なセリフ量。止めどなくあふれ出る情報とユーモアのアンサンブルが楽しい。被告、弁護士、検察、裁判官の4者を軸にした裁判劇だが、登場人物が多く、状況整理までしばらく時間がかかる。そして最後まで「シカゴ7」がどっからどこまでのキャラを指すのか、わからなかった。
裁判の実態は、ごりごりの「政治裁判」であり、権力に癒着した立法の汚点が晒される。その様子から大統領選を前に反トランプの明確なメッセージが透ける。権力が民主主義を抑え込む愚かさ。温故知新、歴史は繰り返されるの図だ。
2時間強の時間、途中で集中力が切れてしまうのは、被告側によるあの手この手で戦法も、結局は裁判官から叩かれて萎むというパターンが続き、その状況説明以上のドラマが感じられなかったこと。被告側弁護士の法に対する信頼が揺らぐ部分とかは、もう少し掘っても良かったのではないか。デモが暴力化する群衆のメカニズム、怒りが導火線になる様子は臨場感をもって捉えられていた。
昨日の午前中、会社の新卒の子たちの企画で、トランプ VS バイデンの勝敗予想が立ち上がった。結果、同僚のほぼ全員が「トランプ勝利」と予想。どんなに人が死んでも銃を手放さないアメリカ。すぐには変わらない。
【65点】
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