ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

おおかみこどもの雨と雪

2012-10-11 23:57:22 | 本を読みました

ごく最近、映画として放映されて

予告編を見た方もいると思います。

 

「おかあさんが愛した人はおおかみ男でした。」という予告のセリフと

二人の子供。

つまりおおかみ男の子供を産むってことなんですよね。

このぐらい想像はできたと思います。

 

ただ、おおかみ男が事故で死んでしまい、

花(かあさん)がひとりで子育てすることになるのです。

 

 

おおかみこどもを産み育てるということ。

産まれてくる時も人間の姿で産まれてくるか、

おおかみの姿で産まれてくるかもわからない。

よって、自分の手であかちゃんを取り上げます。

 

こどもは些細なことで、人と半獣とおおかみになったりする。

オオカミの本能か、犬にほえられておおかみになってしまったり。

機嫌がよかったり、思い通りにならなかったりするとおおかみになったり。

 

だから、こどもを外に出すことができません。

予防接種も健診も受けることができません。

ささやかな刺激で、いつおおかみになるかわからないから。

もし、おおかみとわかったらどうなるかわからないからです。

 

病気になっても、小児科にいくべきか、獣医にいくべきか迷います。

結局、行かないで、医学書で調べて必要最小限の薬を与えます。

 

花は、育児書とオオカミの飼育書を読み比べながら、

迷いながら育児をしていきます。

 

そして、おおかみとして育てるべきか

人として育てるべきか

こどもたちはどちらを選ぶのかと

山奥のさびれた村で子育てを始めるという話です。

 

オチはとりあえず、割愛します。

 

 

うーん。設定に無理がある。

「男が残してくれた貯金で生活する」というけれど、

男が死んでから4年ほど一人で育児し、

山奥の村に移住して、廃墟を直して生活を始めますが。

わずかな貯金がそんなに続くもんなの???

家賃だけで5万円と安く見積もっても、

一年で60万円、4年で240万円。

食費とか衣類もいるはずだし、これを月3万円として

家賃と合わせて約380万円。

その後の廃墟の修理と。。

500万円近い貯金って、20代独身男性が作れるものなんだろうか???

無理無理。

生命保険もなかったわけだし。。

 

犬を飼うなら

(こどもたちがおおかみの姿になったとき、遠吠えしたときなどのこと)

アパートを出て行ってくれと大家に言われて、

その後、3年ほどいたわけだけれど、

自動更新できるはずもなく。。。。。。

 

 

あと、一歳半の雪がおなかがすいて

「まんま!」と食事を要求する。

「今用意するから、まっててね」といっても

「まんま!!」と再度、要求をする。

「だから待っててね」

「まんま!!!」と大きな声を出し、半獣になってしまう。

そして、犬のごとく、後ろ脚でゴミ箱を蹴散らし、

物陰に隠れてしまうシーンがある。

花は「しかたないな」とビスケットの箱を渡す。

でもね。。そのあとに食べたのが、

マッシュポテトなどの裏ごしした離乳食。

一歳半になるとマッシュポテトはみたいな離乳食は

たべないと思いますが。。。

また、離乳食を食べるような子供はビスケットは食べれませんが。。。

あかちゃんせんべいは口でとかして食べるけれど。

 

作者が男性だから無理があるのか。。。

 

私って現実的すぎるかも。

軽く読める本です。

立ち読みで読めると思う。。。。私は買ったけれど。。。 

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