橈骨動脈の再建、こぶの摘出が終わり
「今からシャントを作るぞ」と。
「起きているよね?
つなぐのどーしてもこっちの
(その部分を押す)
血管がいいの?」
と聞いてくる先生。
起きていたからできた
最終確認。
起きていて
いいんだか、悪いんだか。。。。。
「手前の方は、
させるところが少なくて、
それでそっちの奥を希望したんです」
「やっぱり人工血管を
いれないと届かないかも。。」
すると助手の先生
「おいくつなんですか?」
と突然聞いてくる。
「。。。。。。(執刀医)先生と同じ年」
「若い!
いけません。
若いんだから人工血管を
いれてはいけません!」
と突然、説得モードに。。。。
いろいろ調べた結果、
「手前の血管にシャントを作っても、
上腕に流れるから
刺すところは十分確保できる」
ということがわかり、
先生にお任せして、
当初の予定と違う血管で
シャントを結ぶことに。
その後。。。。
5分おきに血圧を測っていたけれど
いつのころからか
測定後に警告音が鳴っていることに
気が付いた。
もしかしたら、最初から
鳴っていたかもしれない。
なんか嫌な感じがしてきた。
血圧いくつですか?
ときいて、
聞いたことにより
体調不良になるのも怖くて
聞けなかった。
だけど、嫌な感じはどんどん増していく。
「どう?気分は?」
と聞かれて
「眠いような、気持ち悪いような。。」
「吐きそう?」
と叫ぶように聞いてくる先生。
「吐きそうではなく。
ちがう気持ち悪さ。。」
身体に新たなる異変が。。。。
次の血圧測定。
「82です。
ら族さん、大丈夫?」
「さ。。むい。。」
「室温上げて!
輸液を10から60へ上げて!
側注から〇〇(聞き取れなかった)入れて!!」
と一瞬で緊迫モード突入
このとき、徐脈にもなっていたとか。
ショック状態
麻酔が効かなくて起きていて、
なのに
しっかり副作用で
血圧下がっちゃうなんて
最低。。。。
自分ではどーすることもできないけどね。
怖くて涙が止まらなかった。
普段血圧が低くて寒いということはない。
寝ていて血圧が下がるときと違う眠いような感じ。
身体が動かなくなるような感じもあり、
いつもと違って怖かった。
その後、雑談は消え。。
「先生なにをしているんですか?」
と助手の先生
「こっちにもつなごうかと思って」
「今はつなぐことを最優先してください」
と常に冷静な判断をしている助手。
「先生、何しているんですか?」
「少しでも脂肪を寄せてあげようと思って」
「。。。。。。」
執刀医の先生は良かれと思い
いろいろ暴走する傾向があるのか。。。。。
助手の先生は、
先生のテクニックを最大限活かすために、
助言者としてよばれているんだろうな。
<続く>