風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

高知県夜須町産 仮名「土佐三彩」

2023-06-17 09:00:00 | 豆 葉

今日も今日とて暇があれば花芽摘み!に励んでいます。前回でネタ切れ宣言していましたが花芽摘だと

株全体を細部に渡って目を凝らしているのかまたもや新たな発見が

2023年6月13日撮影

 

下の画像ですが、これを縞というにはおこがましすぎますね。でも、

細いものの一応は葉の表裏に通っているのでこれなら縞といっても許される範囲ではないでしょうか。

 

本種は先輩経由で棚入れしたものです。先輩宅のものはびっくりする程に太い白縞が数条入った株もありました。が、先輩曰く「中々

縞が継続しにくい品種」だとのこと。当時はすでに豆葉の縞も流通していましたがまだまだ品数少なく、金剛宝など超高級価格帯の

品種に驚いたものです。そのおり、先輩から縞が入った山採りがあると聞かされ、幸い一芽株分けしてもらったのがこの株です。

たまのことですがその後しばらくは縞が入ることもありました。が、ここ数年は一度たりとも縞が入ることなく今に至っています。

ですから縞の復活などとうの昔に諦めており、最近も全く気にかけることがありませんでした。斑入り豆葉種を一切持たない私にとって

唯一(あくまで可能性の追求レベルですが)の斑が期待できる品種の復活です。といってもおそらくは俗にいうびっくり縞に終わるかと。

とにかくあまり期待することなく、しばらくの間楽しめればそれで良しですね

 

【追伸】

一系統のみですが棚の建国殿縞です。殆どが泥根でたまにルビーっぽいのが。で、今回二つの株に一本ずつですがそれらしいのが伸びて

いたので早々に記録しておきます。

                               ルビー根とはいいがたいかな(少し色味が薄い)。

 

                               こちらは尚更かも(赤根っぽい)。

 

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薩摩産無名後冴え極黄覆輪?今は縞!

2023-06-15 09:00:00 | 縞 物

タイトルにあるように、葉3、4枚目あたりからようやく斑が見えてくる薩摩産の後冴え種です。

先日、花芽が伸び初めていたので摘み取ろうと鉢を手にしたところ、おやちょっとした発見が

 

2023年6月12日撮影

  

上の株立ちの中に下の画像の株が親として混じっているはずなんですが縞の子が芽生えて以降、それまでに比して日を押さえてきたからか

いつしかその縞の子以外は無地になってしまいました。おそらく縞の子が付いている苗が親と思います。将来その子を外すことが出来れば

再度日取り強くあぶることで以前の姿を取り戻せればいいんですが。(棚入れ時、日焼けによると思われる葉表の荒れが印象的だった

ように思います)

2013年の8月棚入れ時(荒れた葉の整理後)の撮影画像です。(縞重視よりもこちらの覆輪を気にすべきのような気もしなくは・・・

縞の入った子(残念ながら今のところ片柄)です。

自らの根を伸ばし始めたので来年あたりには独立もあるかな。

 

下の画像の中央あたりにちょっとした発見。           それがこの画像中央に写っている幽霊模様の子芽です

 

まだまだ先のことをどうのこうのといえる段階にはありませんがこのまま幽霊として潰れてしまうのか、それとも今後柄の入った葉が

繰り出してくるのか、はたまた羆芸のような中斑柄に進むのかといろんな想像が交錯します。いずれにしても当面の間は楽しめそうな

ので、つぎは秋口当たりにその後を記録ができればと思います。但し、元親の覆輪再生へのチャレンジは当面先送りとなりそうですね。

で、最後にもう一言。 これをもって本当にネタ切れです

<考察>

棚入れ時は画像を見てもわかるように相当の後冴え種と思っていました。が、しかし縞の子を見るにさほどの後冴えにあらず、一体どれ

が本種の芸なのか見当がつきません。で、今度の幽霊模様の子芽となると結果としては後冴えではなかったのかとの考えに行き着きます。

となれば、棚入れ時の画像にある覆輪はただの日焼けがもたらした偶然のしかも一時的な産物に過ぎなかったのかも知れませんね

 

 

 

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思い込み?

2023-06-13 09:00:00 | 虎斑・牡丹芸

ブログネタも尽きたところで先輩宅へ暇つぶしに出かけました。先輩は植え替えの最中でしたが一時手

を止めしばしの風蘭談議に。で、たまたまそのとき手にしていたのが3本立ちの朱天王の虎で、先輩曰く

「十数年作り込んできたが全然増えないし大きくならない」とのぼやきが節(実は数本立ちの株がもう

1鉢ありました)。しばらくは先輩のぼやきに耳を貸しつつ、私のところにも大きくはならないものの

先輩から譲ってもらった少子を入れると10芽に増えた株があるとご報告(一度だけですが相も変わら

ず作落ちさせています。それがなければおそらくは今の倍くらいには増えていたかと)。で、話は続き

ますが、大きくならないのは本種が実生作出種で、持って生まれた性質ではと先輩に尋ねたところ「こ

れは実生ではなく大阪の趣味さんの棚で本来の赤花が咲く朱天王が芽変わりしたもの!」だと聞かされ

ました。今の今まで全くの実生種と思っていたので「思い込み」甚だしいことこの上ないですね

当然ながら、先輩から言われるまでもなく、その日を境に朱天王の虎を見る目が変わったのは言うまで

もありません。

 

2023年6月12日撮影

 

適当に作っていたので所々に痛んだ葉が

 

 

 私の手元にある株も先輩とほぼ同時期に作に入っているはず。やはり

思うように大きくは育ってくれません。これはこれで芽変わりとしての本種の主張と思えば逆に良い結果かなと嬉しくもあります。とはい

えもうすこしボリュームアップさせたいのであまり使うことのない活力剤も交えながらこれからは心新たに頑張っていこうかと(いつもの

ことながらただただ思うばかりに終わりそうです・・・が)。   あと、作下手が影響しているのかどうかはわかりませんが一度たり

とも開花を見ていません(これは先輩も言っています)。そういえば譲り受けたときに先輩が言っていた「これで赤花が咲けば!」との一言

が思い出されました。「時すでに遅し」・・・いやいやまだまだこれからと自問自答しながら、よっしゃの気合い注入です。

 

 

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瓢箪から駒

2023-06-11 09:00:00 | 覆 輪

前回は私にとってこれほどのサプライズがあるのかというほどうれしかった綾の白神授との再開記事を

投稿しましたが実はもう一鉢先輩から譲り受けてきた品があります。紀州の山採りを日にさらしていた

ところ、先輩曰く「こんなもの(墨による黒ずんだ立ち葉の無地風蘭数本立ちの株)からこんな子が出

るのか」と驚くほど荒れた風蘭から芽生えたもので、早々に清少納言と仮名し親から外さずに育てて

きたとのことでした。その後、根の伸張具合を見計らい去年又は一昨年(水苔の傷み具合から、おそらく

一昨年と思われます)前に親から外し独立させたようです。

 

2023年6月8日撮影

 

親から芽生えた当時は白さが際立ち、親から外すときも今のようなクリーム白ではなく真っ白だった(先輩談)ということです。

こちらはうっすらと覆輪が。                   気をつけないと日焼けするのかな

 

先輩が託すといってくれたのはうれしかったんですが本品を見るにつけ「枯らしてしまう」のではとの不安が。というのも

片側3枚の内天葉から2枚がほぼ幽霊。これではと譲り受けるのを躊躇もしました。が、今割ではなく株分け後1年以上も経過して

いることを考えれば作ベタの私でも何とかなるかと急に適当な楽観視で、結果譲り受けてしまいました。とにかく先輩

が日本でいってもこの一本しかないと豪語する品ですからそのプレッシャーときたら

 

根が水苔から顔をだしていないので色味など残念ながら未確認。ただ、軸を見るにうっすらとした泥軸なので、おそらくは泥根もしく

はうまくすればルビー根の期待もってところかな なお、末尾となりますがこれにてネタ切れそのためブログの更新からしばし

遠ざかるかと。ただ、その間は懸命(?)にネタ探し(というよりも花芽摘み・・・風蘭を趣味と始めた頃からなんとなく花軸を残すのが

嫌いな質でして)に励んでみます(とはいえ、今年は例年になく良く頑張ったな)。

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綾の白神授

2023-06-09 00:00:00 | 縞 物

 僅かでもブログへの投稿を続けようと先日ですがネタ探しのため先輩宅を訪問。・・・・・ありました

これまでも同じ名前の札が立った鉢があることには気づいていたんですが何年か前に枯らしたものと少し違う

よう思いほぼスルー。で、今回ですがなんと見落としていた鉢を発見。これでもかと純白の斑が際立ち、じっ

くり見る必要もないほどに以前枯らしたもの同様の品だと直感し、早速頼んで自宅に持ち帰りました・・・

・・・・・しかし、何故今の今まで気づかなかったんでしょうね

 

2023年6月8日撮影

 

この少子なんか日焼けすることのない純白の斑が際立っています。   葉縁ですが親にも純白の縞が。

また、やや青味を帯びてあがってきている少子の立ちも綺麗かな。   本種は純白の斑が最大の特徴だと思っているんでどちらか

                                 といえばこのような太めの縞を流してもらいたいものです。 

 

現状やや紺性が薄いように でも、今後適度に施肥を重ねて行けば秋口には純白の縞が冴える濃紺の葉になっていると思います。

 

 せっかくの再開です。とにもかくにも今度こそは枯らさないように・・・ね

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