風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

開花

2019-06-29 16:09:26 | 花 物

近畿地方ほか遅れていたところもようやく梅雨入りですね。付近では田植えも済みミカン農家では
摘果の時期に入りました。妹が農家に嫁いでいるので先週あたりから招集がかかりこれからも休日
は摘果に追われそうです。といったところですが紅天狗ほかいくつかの花物品種が花開いたので
次はいつになるかわかりませんがとりあえず開花写真を記録のため掲載

2019.6.29撮影






紅天狗の花裏から。


紅天狗の正面から。
去年の作場環境が悪くまたあまり日を当てていないので色が例年に比べ
やや薄いようです。やはり赤花は日照が大きく影響しますね。


四国産赤花。


紅天狗の蕾と花軸。蕾は非常に色濃いですが花軸は差ほどに紅が濃くありません。これが
紅天狗の大きな特徴ですね。



変わって四国産の赤花ですが、紅天狗とは対照的に蕾は白の部分が多く花軸が非常に紅が濃いです。
この四国産に限らず他の赤花種も殆どはこのような感じですね。


緑花の代表種、翡翠です。


濃い素晴らしいの一言につきます。


和歌山県日高郡にある原谷区山採りの緑花種。


翡翠には到底及びません。外にも緑花種は数ありますが殆どはこれくらいの色止まりかな。


紀州富貴蘭会登録の紀州緑宝です。


やはり原谷山採り種と同じくらいの色づきですね。


有田郡金屋地区の山採り種です。葉幅は差ほどではありませんが横幅となるとその大きさは相当の
物です。


翠宝と並べ撮り。






これが今日現在(2019.6.29)の状況です。開花まであと3~4日といったところでしょうか。


これまで一度も株分けせずに今日に至った金屋地区山採り種です。平成13年に棚入れしこれまで
一回しか開花していない緑花種です。


これも大きさ比較に翠宝と。

細い葉を直線的に伸ばしますが大きさ的には和歌山産らしく中型程度かな。

蕾です。これまでに一度の開花だけですが先の原谷種や紀州緑宝また大型の金屋緑花と
同程度の色づきでした。今年の開花で緑色が確認できれば2度続いての緑花となるので
初めてのことですが他の余剰種とともにオークションに出品しようと思っています。

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紅天狗

2019-06-19 12:15:52 | 花 物

前回は緑花だったので今回は紅天狗です。風蘭の花色は基本「白」。そのほかに
色の濃淡はありますが品種数が最も多い「赤」。次いで「緑」種。また黄花もあり
ますが絵の具のような黄色を連想するとそれは全く別物で、ハッキリ言って黄色で
はなくクリーム色が表現として近いかな。私が風蘭を趣味と始めたころは極黄とい
う品種があり、ある店では鳥取産として販売されていたのを思い出します。でも、
それは洋蘭との掛け合わせによる実生種で、このようなハッキリとした黄色は天然
種ではまずあり得ないということでした。


2019.6.16撮影




この写真では伸び始めの為つぼみや茎の色はまだまだ色濃いですが今後伸びるにつれ
つぼみの色の濃さは継続されるものの茎の色については緑の部分が多くなってきます。
他の殆どの赤花はその逆で、軸色は濃いまま伸びていき、つぼみは色濃くても開花すれば薄く
なってしまう。この差が紅天狗の特徴かな。


四国産の赤花です。見比べるために撮影しました。こちらの方が花茎がよく伸びています。


今の時点ではつぼみ・茎には遜色ない色味ですが、開花に近づくにつれつぼみの色が薄すれ
花開けばつぼみの時ほどの色を残しません。


私的には花よりも縞や覆輪種の鑑賞が好きですが、極たまに棚を見に来てくれる方もいらっしゃり、
中には色花の開花を楽しみにしてくれる方も。そのため今もいくつかの花物を残し作っています。
でも、株立ちに加えそれに花芽が多く付いたものが開花すればそれは見事に咲き誇るため、作って
いて良かったと思える瞬間の余韻に浸れますね

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開花まで今しばらく

2019-06-16 11:01:27 | 花 物

今日は液肥を加えた水やりを予定していますがこれはと思うものを虫にかじられる
ことなく綺麗に開花させようと水やり後には消毒も予定しています。でないと、虫害が出ると
いじけた花になったりとせっかくの花が台無しに。そうならないように軽めにですがスプレー
缶による散布をいつもよりこまめに行っています。何しろ周辺はみかんなどの柑橘畑
その関係で他の昆虫もよく飛来してくるんでね。

2019.6.16撮影



有田川町産の緑花です。知人が採取し庭石に着生させ作っていたものでいつかの訪問時に
開花写真が飾ってあるのに気づき、その花色が登録品の翡翠に匹敵するような濃い緑色だった
ので頼んで数株譲っていただき作ってきたものです。ただ、我が家での開花結果は緑花ではある
んですが知人宅の写真のような濃い緑には及ばず、紀州富貴蘭会登録の紀州緑風か紀州緑宝レベ
ルでの発色が精一杯でした。といっても、花色がやや薄い分涼しげな色味で鑑賞価値はあるかと。



知人宅では石付けで作っており、しかも南受けの非常に日が当たる場所だったので譲っていただいた
ときの葉姿は立葉ぎみで大きさも中型程度のものでした。我が家では品種に関係なく(というより
いい加減なだけ)液肥により肥培しているので数年先には今のような大きさに。しかも相当に湾曲
する姫葉に仕上がりました。

よく大きさ比較に使う翠宝と並べ撮り。





まだまだ日がかかりそうですが順調に花茎を伸ばしています。


つぎは今はもう閉店してしまいましたが地元にあった山野草店に近くの趣味者が採取した風蘭に
緑花が咲いたと持ち込まれたもの。大きな4本は直ぐに数人の趣味者それぞれが購入し、残った
極小さな子をたまたま居合わすことのできた私が購入。気長に作ってきた結果がこの株立ちです。


おそらく手に入れてから十七年位作っているのに開花はというと一昨年だったと思いますが
その一度だけでしかも一本のみでした(そのときカメラ納めておけば良かったんですがまた
次の年も作だろうと高をくくってしまい記録がありません)。


で、ようやく2回目の開花へと花茎が。写真はありませんがこれを含めあと2本が伸び始めています。


山野草店に持ち込まれた当時に他の方に渡った株はどうなったか知りませんが私は未だ一本も
外に出していません。その理由はというとただただ花色が未確認だったからというだけですが
今回の開花で再度花色が確認できれば2本のみオークションに出してみようとこの春株分けして
準備しています。はてさてその結果はいかに。

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無名覆輪

2019-06-14 20:19:22 | 覆 輪

品種にもよりますが日に日に花軸が伸びています。開花が待ち遠しい時期です。が、・・・・・・・・

・・・・・・早く開花してくれないと
早くもブログネタに行き詰まってきました

2019年6月8日撮影


元は葉幅のある超大型の縞でしたが、新たな葉が覆輪で上がり縞に回帰することもなく完全覆輪に
替わったものです。覆輪に変り立てのころは元の大きほどではありませんでしたが結構なボリューム
があり中々見応えのある木姿でした。しかし、本種も何年か前に作の失敗で殆どの根を枯らし、枯死
寸前までいったこともありそれ以降中々元のボリュームに戻ってくれません。ただ一度の失敗とはい
えこのようなことになってしまうと元に戻すためにどれだけの時間を要すことか。「後悔先に立たず」
何度も自分に言い聞かせてきたことですが未だに冷や汗ものの作を続けている始末です。



下葉に以前の名残を残していますが一度萎縮させてしまうと本当に元に戻すのは時間がかかります。
肥料を与えれば直ぐに元通りとは行きませんし、時間がかかっても元に戻ればまだしもですがそれ
もかなわないこともあるので本当に作は気を抜くことなく頑張らないといけませんね


覆輪も派手傾向にあるし
この天葉を見るともしや覆輪が崩れてしまう・・・いや、すでに崩れている・・・


また、このような状況下では根の伸張もいまいちって感じです。以前、根もエネルギーを消費するので
植替え時など5本程度を残し切り取るなど整理した方がいいとの話を耳にしたことがあります。しかし、
我が家なような自然栽培では冬を無事越すことが大事であるのと、乾燥に強いといっても水分がいらな
いという訳でもないのでできるだけ多くの根がある方が絶対的にいいと考えています。作場環境も多種
多用であると思いますので人が一番といってもそれがすべてに適している訳でもなく、自分の作場環境
にあった作が一番なんでしょうね。といっても人の話に流され未だに試行錯誤の繰り返しこんな
ことですから今もって作の失敗を繰り返しているんでしょうね


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薩摩産黄縞

2019-06-11 07:58:58 | 縞 物

嘘からでた誠ではありませんが青から出た最上柄です。こんなこともあるんですね。

2019/5/26撮影

矢印が指す葉の部分。一部の葉だけなので多分違うとは思いますが葉先がへの字のように曲がっている
ところは金廣錦を連想してしまいます
。                






最上柄といってもここまでくると過剰気味で、下手をすると超派手に進んでしまいそうな気がしない
でもない感じ。また、立ちがこんなに太縞に割れてしまっては尚更かな。で、・・・出る子といえば
予想通りというか・・・・・


・・・・・これです。ま、青から出た儲けものの株なので気分的なダメージは差ほどありませんが
種木として作をするにはやはり地味目の最上柄が一番ですね。

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