本種は世に出て長い品種ではあるものの、今もそう多くの鉢数があるとは思えません。しかし芸はというと縞柄の一芸品。
昨今は実生作出品種も含め、2芸3芸と多様な芸を見せる素晴らしい品種が目白押し。そんな中においても何故か好きで好
きでたまらず、棚に行けば必ずというくらい手にする品種です。ただ、何故と聞かれてもその説明に困るかな。誰しもが
そうではないでしょうが、純粋に趣味の対象としているなら好きに理由など必要ないですよね。
2023年10月1日撮影
この前、建国殿縞の掲載時に系統が大事だとしましたが、我が家に数鉢ある中でこの株がとりわけ優秀です。昔から縞は暴れやすい
といわれ、これまでの経験からして、そのことについては全く異論なく的を得た話だと同感します。この株は最上柄の親に3本の子が
付きましたが何れの子もほぼほぼ最上柄。趣味と初めて23年は経ちますがこれだけ柄狂い無く子を増やしてくれた株はそうそうあり
ません。もしかしてそのこともあって愛着弱まることなく、今もお気に入りの一品として君臨しているのかも。・・・・・・・・
・・・・・ということは、純粋に趣味の対象としているというのはうそで、欲を裏返した体のいい繕い話になってしまうのかな