奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

困った入試問題

2018-01-14 21:18:52 | 社会
昨年の阪大入試にミスがあり、30人を追加合格したらしい。
なんでも、条件不足で「正解」が複数あったが、「正解」を限定していたそうな。
最初に複数の「正解」があれば、その問いを踏まえた問題から「正解」の数は発散していくわけで、こういう問題を作るのはダメである。
再三の指摘にも係わらず出題者の「正解」に固執し続けたが、数式を示されて納得したらしい。指摘に気付かないほどの無能な出題者を阪大が雇っているとは思えないから、訂正するのが面倒くさかったのだろう。もちろん、それもダメである。

昨日のセンター試験でも困った問題があったようだ。

 大学入試センター試験で「ムーミン」の舞台についてフィンランドを正答とする問題が出題されたことについて、ネット上では「ムーミンの舞台はムーミン谷という架空の場所。そこがフィンランドという説明は作品にないはず」として、出題ミスを指摘する書き込みが相次いでいる。
 ムーミンが取り上げられたのは、センター試験1日目の13日の地理Bの問題。スウェーデンのアニメ「ニルスのふしぎな旅」とスウェーデン語の組み合わせが示され、「ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメ」としてムーミンと「小さなバイキングビッケ」のどちらがノルウェーでどちらがフィンランドかを選ぶよう求めた。
 ムーミンは、スウェーデン系フィンランド人の作家、トーベ・ヤンソン(1914~2001年)によってスウェーデン語で書かれた。「フィンランドの作品」として認知されているが、「フィンランドが舞台」かどうかは不明だ。
 スウェーデン大使館のフェイスブックには「ムーミン谷のモデルになったのは、ヤンソン一家が夏の日々を過ごしたスウェーデン群島にあるブリード島です」との記述もある。(産経)


これもダメである。
いろいろな見解がある政治や歴史に関する教育はよほど注意しないと、偏った人間ができる。入試問題作成にあたっては、さらに注意が必要で、いや、そういうものは出題すべきでない。



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