パース日本語キリスト教会

オーストラリア西オーストラリア州パースに有る日本語キリスト教会の活動報告を掲載いたします。

日曜礼拝 2017年8月20日

2017-08-20 21:35:12 | 日曜礼拝
ワーシップソング
主の名を賛美せよ
イエス、麗しい御名
主イエスの聖名は

聖書箇所:マタイ5章17節~33節
説教題:塩気のない塩

律法について(17節―20節)
イエスの公生涯の初期からパリサイ人や律法学者との対立が有ったことがうかがえる。
イエスはメシア預言の成就であり、贖いの祭儀律法の完成者であるから、律法を廃止し
たのではなく、ことごとく成就させた方である。

律法を守らないように教える者への言及は、パリサイ人が解釈を施して重い、軽いとの
区別を教え、その結果律法の精神を守れていないことに対する警告と考えられる。

塩気のない塩の有様(21-37節)
律法に関するパリサイ人や律法学者の実践に対しての警告となっている。律法を代表す
る十戒から、先ず二つの項目を取り上げている。


殺してはならない
行動において人は殺さなかったが、心の中は憎しみ、軽蔑、断罪が満ちていた。それは
神が似姿に創造された他の人間をないがしろにし、亡き者にする思いであった。
1ヨハネ3:15は、そういう者は人殺しであると明言している。イエスの例話は、審判と
罰が伴うことを示している。

塩気のある有様は、弟子道の一つである「平和を作り出す者」となることである。それ
が和解も含む。

コドランとはローマの貨幣の最小単位だった。我々の罪の代価はイエスが払われた。


姦淫してはならない
実際に婚外の性的交渉を持たなかったが、心の中はふしだらな思いに満ちていた。情欲
を持って女を見るというのは、具体的な性的交渉を空想することである。更に、離婚に
ついて述べている。律法学者たちは、気に入らないことが有れば離婚状を書けば離婚で
きるとしていた。妻の立場も考慮に入れず、気に入った女性を見つけては離婚状を書く
ようなことをしていた。手続き上姦淫でないが、その実態は姦淫と変わらなかった。

塩気のある有様は、弟子道に則って神の前に謙遜になり、平和を作り出し、情け深くあ
ることである。

目をくりぬくこと、手を切り取ることをすれば人をつまづかせなくなることはない。
問題は心の状態である。我々の敬虔を目指す努力には聖化の力は無い。


塩気のない塩は何の役にも立たない。そのような人々は望が一切無いのだろうか。悔い
改めよというイエスの招きに応えて弟子道を歩む者は塩気を得ることができる。

1)塩気は悔い改め、考えを変えることによって得ることができる
2)塩気は律法の成就であるイエスの義によって得ることができる
3)塩気は心を守り、見張ることによって維持される。

説教音声ダウンロード (mp3ファイルをダウンロードすることができます。)
ダウンロード画面右上のダウンロードボダンをクリックしてください。
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