リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

シリーズ『転勤』~その3 Googleマップで見た転居先~

2006-09-01 16:24:49 | 日記
昨日転勤者向けの説明会があったそうだ。向こうの事業所の規則だとか、交通案内とか社宅リストとかがちょっとした厚さの冊子になってコタツの上にぽーんと置いてあった。

風呂上りに戯れにぱらぱらと見ていたら、

「E市に住もう」

と彼が言うじゃないか。
というか、E市にしか社宅の空きがないそうなのだ。

「うーん、私、E市に会社があるんですけど」
「うん、だからキミは歩いて通勤できて楽だよ」
「私が楽になるのはわかるけど、アナタのメリットは?」
「ここから通えば67分。E市から通えば50分。」
「E駅、朝は通勤ラッシュの新宿駅みたいよ。牛歩作戦みたいに時間かかるよ。それに、あの駅で電車に乗っても絶対座れないし、あそこは夜中に病気になってもいろんな病院たらい回しにされるのよ。」
「まるで、E市には住みたくないみたいな言いっぷりだね。」
「うん、はっきり言って絶対に絶対に住みたくない。」
「なぜ?」
見せた方が早いと思って、私はパソコンをつけた。



「こんな田んぼのど真ん中に住むのはイヤ。」
たしかに今住んでいるところだって田舎という点においては五十歩百歩かもしれない。だけど、3分歩けば海岸に出られるし、歩いて温泉にも行けるし、新幹線の駅だってある。通勤のたった15分の違いのために、この環境を捨てて、ソファ捨てて、田んぼのど真ん中行くかぁ?

「だって、キミはこの2年間で自治会の海岸清掃でしか海に行ってないし、温泉だって入ってないし、未だに新幹線の切符を独りで買えないじゃないか。」

うん、そ…、それはそうなんだけどね!!

だけど、「アタシの家、海の近くなんだ」と言うのと「あぜ道を通って駅まで行くの。」と言うのでは前者の方が絶対カッコイイし、誰かがはるばる遊びに来てくれたときに「せっかくだから温泉行く?」なんて言えたら喜んでもらえること間違いない。銭湯じゃないよ、温泉だもん。だけどE市は、駅前のパチンコ屋はメチャクチャでかいけど、そういう田舎のスローライフ的なカッコよさが皆無なのだ(←毎日通ってるからよく知っている)。
それに、E市近辺に新幹線の駅をつくろう!という住民運動があって、そういうポスターを見かける度に、「フン、こんなド田舎に新幹線止めたら新幹線の意味がないっちゅーの!」なんて優越感に浸っていたりしたのだ、私は。

「キミの言っていることは、まさに目クソ鼻クソってやつだよ。」



…そんなことわかってますよ。

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