ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【写】丸加高原付近菜の花畑(滝川)

2008年06月23日 08時19分37秒 | 撮影記録2008
●丸加高原付近菜の花畑(滝川) 撮影日 2008.5.22(木)
・「滝川の丸加高原というところで、菜の花畑が今見頃らしい」という情報を聞き、美唄の練習のついでに行ってみました。

・この辺の地理には疎く、『丸加高原』というのも初めて耳にする場所でしたが、なんとかそれらしき場所『丸加高原健康の郷』に辿り着きました。しかし、菜の花畑は見あたらず。とりあえず付近を散策。

・「ひつじの館」なるもの発見。

・と、館のまえに黒くてごっつい犬がつながれています。檻のそばに『ムサシ』と書かれた札が。強面ですが、こちらが近づいていくとクルリと向きを変え、檻の中に引っ込んでしまいました。実は意外と小心者らしい。「おいでおいで~♪」と呼んでみるとうれしそうに近づいてきます。撫でてやるとうれしくてたまらないらしくガバッと抱きついてくるのですが、デカイので要注意。
 
・中には羊がたくさん。まだ産まれていくらも経っていないような子羊も。そして何故だかBGMにアイネクライネ・ナハト・ムジーク(モーツァルト)の第1楽章が延々とラジカセで流れていました。羊が病気にならないとか、毛の伸びが早いとか、毛並みがよくなるとか何か効果あるのでしょうか。
 
・外を散策。柵の向こうは羊の放牧場。季節になるとコスモスが一面に咲くそうです。
 
・キタキツネがひょっこりと一匹現れました。
・センターハウスにあった案内の紙を見ると、菜の花畑は施設内にあるわけではなく、付近に点在している様子。そういえばここに来る途中にそれらしき畑をとおりかかったっけ、と元来た道を引き返す。
 
・菜の花畑、その1。畑のそばの田舎道に車を停めて外へ出ると、ムワッと菜の花の香りが。
 
・当初は公園形式の施設を予想していたのですがそうではなく、一般農家の畑を見て回ってください、ということのようです。
  
・菜の花畑、その2。よさげな花畑を探してウロウロして辿り着いた場所。それにしてもこのあたりの道は入り組んでいて複雑です。
 
・当日はあいにくの曇り空。時々、雲間から太陽が顔を出します。
 
・砂利道の両側が菜の花畑。
 
・写真ではわざと花のある風景だけを切り出しているので、実際は見渡す限りの黄色い絨毯というほどではありません。
 
・観光的には、小さくていいから高さ数メートル程度の物見台みたいなものが畑の真ん中にあると写真が撮りやすいのに、と思います。私有地なので難しいでしょうけど。平日だったせいか、他の観光客の姿はほとんどありませんでした。
 
・よく、『天国』や『あの世』の喩えとして『お花畑』という言葉が使われますが、まさにそんなイメージの風景でした。
  
 
・国道12号線から見た花畑。ほとんど滝川と深川の境界です。
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【本】心にしみるケニア

2008年06月22日 22時21分45秒 | 読書記録2008
心にしみるケニア, 大賀敏子, 岩波新書(新赤版)241, 1992年
・子供のころから憧れていたケニアに、国連職員として2年2ヶ月に渡って滞在することになった著者の体験記。高級住宅街での生活だけにとどまらず、貧しい人々の暮らしにも果敢に飛び込み、生の『ケニア』をレポートする。
・アフリカの赤道直下の国といえば暑くて暑くて大変というイメージがあったが、ケニアの首都ナイロビは標高が高いおかげで過ごしやすい気候であることが印象に残ったくらいで、全く馴染みの無い異国の珍しい話であるはずなのに、どういうわけか他のエピソードはいまいち印象が薄く感じます。今から約20年前の話ですが、現在でもケニアの貧しい状況はほとんど変わっていないのではないかと思います。憧れはありますが、訪れるのには勇気のいる国。
・「豊かな者は目もくらむほど豊かな一方、貧しい者はどうしようもないくらい貧しい社会構造を見せつける材料は、ナイロビの街角のどこにでもころがっている。金持ちと貧しい人では生活パターンのすべてが違う。住んでいる地域も違う、家の造りも違う、昼食に行く食堂も違う、仕事あがりのビールでうさを晴らす場所も違う、何でも違う。」p.7
・「もし、11本の鍵が「仕事によりよく専念するため」に本当に必要なのだとしたら、せめて12番目の鍵だけでも開けて暮らすことはできないのだろうか。」p.17
・「職もなくうろうろしていること自体が、時として現金を得るための「職業」になってしまう。餓死寸前のぎりぎりのところで誰かから助けがさしのべられる、その仕組みは、ムカサの言葉を言い換えれば、アフリカ流の社会保障システムとでも言うのだろうか。」p.39
・「一般のケニア人、特に都市居住者は野生動物をほとんど見たことがない。動物が嫌いなわけでもないし、怖がっているのでもない。「動物を見に出かける、それだけのお金がいったいどこから湧いてくるのさ」というわけだ。だから、多くのケニア人は、外国人観光客が夢中になる国立公園とかいうものがどんなものかも知らなければ、自分の国の美しさも知らない。」p.57
・「その結果、多くのケニア人の頭の中では、絶えず英語、スワヒリ語、マザー・タングの三言語が自由に行き交うという、驚くべきことが起きている。」p.63
・「つまり、キクユ人にとって「分かち合い」は基本的な道徳観念で、一夫多妻制は、一人の男性の愛情を仲間同士で分かち合うという意味において、その一つの具体化の形であり、したがってそれは、美徳でさえあるのだ。」p.85
・「ちなみに、ケニア人は、野菜も肉も生ものはまず口にしない。それから、エビとかタコとかワカメとかカニとかは、彼らにとってはゲテモノだ。  ケニアの料理は食べ方が「分かち合い文化」そのもの。全員の分を大皿に盛って、テーブルの真ん中にどしんと置かれる。」p.93
・「アフリカ人がヨーロッパ人によって奴隷化されたのは、非常に簡単な理由による。それは、アフリカには、ヨーロッパのような武器生産が発達していなかったためである。〔中略〕つまり、ヨーロッパ文明は、戦争による多民族の支配を推進力として発達してきたのであった。これに対して、アフリカ文明は、人間の生活に、より比重をおいたものであって、アフリカ文明が、ヨーロッパのそれに比べて遅れていたわけでは、決してない。それは質のちがいであった(前掲書)。  この共同体に根ざす価値観、つまり、アフリカ的価値観について、私の体験から素朴な感想を述べると、それは、アフリカの暮らしではちっとも一人になれないということだ。」p.101
・「急の来客を嫌な顔せずにもてなすのが接客のマナーなら、来訪のマナーは、用件をすぐには話し出さないことだと言われる。お茶を飲んだり食事をしたり、場合によっては一晩泊まったりしてタイミングを見計らうのがお上品なのだそうだ。」p.121
・「「おねだり上手」のケニア人は、逆にねだられたとき、実は「断り下手」。」p.134
・「しかし、数日もいれば、そういう生活にもどうにかこうにか慣れてくるものだ。ところが、次に私が驚いたことは、一週間を過ぎたあたりから、毎夜食べ物の夢を見るようになったことだ。飢餓を知らない私としては、これは生まれて初めての経験だった。」p.176
・「無限に広がる透明の青空も、見渡す限りのサバンナも、都市文明から取り残された彼らにとっては、退屈という名の「牢」でしかないのだろう。三、四歳の子どもならまだしも、大人が暮らすには、農村の暮らしのその単調さは、絶望的なほどと言ってよいかもしれない。  そんな彼らを前に、私が「都会は疲れた消費文明のふきだまり。緑の大地の方がずっと豊か」と説いたところで、どれだけの説得力があろうか。」p.180
・「つまり、貧しい人々の将来を案じ、明日の社会を論じる、なんていうのは、実は私にとっては、衣食住の面で十分に恵まれた生活環境におかれて初めてできる「贅沢」だったのだ。」p.183
・「さて、改めて問う。私がケニアに惚れ込んだのはなぜなのか。  私をケニアの虜にしたのは、この国の社会そのものだ。言ってみれば、社会の度量の広さというようなものだ。(中略)ケニアの人たちは、われとわが生命を絶つ、という局面まで追い詰められることはまずない。  なぜ彼らは生きていけるのか。それは、必ず誰かにたかり、ねだっているからだ。」p.196
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今週の細々したこと 2008.6.15(日)~6.21(土)

2008年06月21日 22時01分59秒 | 日記2005-10
皆様こんばんは。10回飲みに誘われても1回行くかどうかの付き合いの悪いぴかりんです。淋しいヤツ。

●6/15(日)
・目覚まし
 朝は近所の小学校の運動会開催を告げる花火で目を覚ます。あの花火は市販されていて学校の先生(素人)が打ち上げているのか、それとも専門業者がやってくれるのか。ちょっと気になる。

・飲み過ぎた
 ちょっと気を抜くと台所は空き缶だらけ。写真の空き缶は一晩で飲んだわけではありません。さすがに二晩かかってます。たまたまつけたテレビで、小学生の娘が遠い異国に単身赴任する父親に会いに行くという、父の日企画をやっていました。視聴約1分で号泣。こういうのに弱いです。もう寝ようかというころに晩飯を食べていなかったことに気づく。

・Forget-me-not
 先週の記事を切欠に、尾崎豊の「Forget-me-not」を聴き直す。やっぱり号泣。なんという生生しい録音。当時は何とも思っていませんでしたが、今時の整った音を聴き慣れた耳には新鮮。
↓ライブ版動画↓
http://jp.youtube.com/watch?v=julAELAKo-c

●6/16(月)
・一休み
 午前中は立ち上がれず、ダウン。午後から無理矢理復帰。風邪か?

●6/17(火)
・セーフモード
 Windows(パソコン)でいうところのセーフモード状態で乗り切る。必要最小限の動きのみ。明日できることは全て後回し。如何に休養時間を作るかが課題。

●6/18(水)
・寝坊
 仕事が遅番なので思う存分寝ようと試みるが、不安感からさっぱり落ち着いて寝ていられない。のんびりしている場合ではない、という焦りでいっぱい。

●6/19(木)
・鼻血
 顔を洗っている途中、ふと薄目を開けてみると、手が真っ赤っか。「!!? なんじゃ!?」 朝からドッキリ。

●6/20(金)
・デジカメ修理完了
 先週修理に出していたデジカメ(Canon IXY50・以前使用)が戻ってきた。きちんと充電しているのに、電池切れの表示が出て動いたり動かなかったり挙動不審な状態。結果、電池の接点の汚れが原因で、その清掃のみで直ったとのこと。手数料・修理代は0円でした。危うく処分してしまうところ。さて現在使用のデジカメ(AF不調)もそろそろ修理に出さないと。

・年代物のダンボール
 夜中に資源ごみを出しに行き、空き缶を入れていたダンボールを潰していると、中に『2004』の表示のあるダンボールが。4年間も空き缶入れとして働いていたとは。ごくろうさん。

・花
 トップの写真は近所の歩道に植えてあった花。名前はさっぱり分かりませんが、目を惹きつける妖しい紫色。付近の歩道は、花好きな住人が色々な花を植えてあり、ちょっとした花畑になっています。写真のネタには事欠きません。

●6/21(土)
・『How to Enjoy Japanese Bath』
 久々に登別グランドホテルの温泉に浸かりに行った。途中、道路際の空き地に警察のバス等の車両が20~30台みっちりととめてあるのを見てビックリ[写真]。登別温泉はサミット関連の警備関係者の宿泊地になっているようです。ホテルに着いてカウンターで日帰り入浴であることを伝えると、応対したお姉さんは何故か奥へ引っ込んでしばらく待たされる。そして戻ってきて言うには、「サミット関連で本日から日帰り入浴は出来ないことになっているのですが……」 (ガーン エエエ~ そうなの~!?) 「……今回は特別にOKです(ニッコリ)」 どうやら、私を不憫に思ったお姉さんが、責任者に掛け合ってくれた様子。お姉さんありがとうー! さっすが登別グランドホテルー!! という訳で意気揚揚と浴場へ。
そして脱衣場では、カゴを見ると中に『How to Enjoy Japanese Bath』と題した、以前には無かった温泉マニュアルが。すっかりサミット体勢です。風呂は空いていて、私のほかは2~3人しかおらずほぼ貸切状態。お気に入りのいつもの露天風呂に行くと、一人先客が。見ると、なんと本を持ち込んで読みながら湯船に。気持ちは分るのですが、手を濡らさずに温泉に入るのはかなり大変そうです。

・風邪?
 もう長いこと常に頭が痛いので、もう風邪だかなんだか。また、オケの時には骨盤に痛みが。
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【食】Kitara大ホール カフェコーナー Amati [軽食@札幌]

2008年06月20日 22時04分01秒 | 外食記録2008
Kitara大ホール カフェコーナー Amati(アマティ)[軽食@札幌][HomePage]
2008.6.1(日)13:00入店(初)
注文 コーヒー 400円

・Kitaraにて演奏会前の腹ごしらえ。どこか良い所はないかとウロウロしていて見つけた場所。

・Kitaraの大ホールのロビーには軽食コーナーが三ヶ所設置されています。そのうちの二階の出入り口側。『Amati』なんて名前がついていたなんてはじめて知りました。
・まだ開場前だったのでお店のお姉さんが一人で準備中のところ、ここで弁当広げて食べててもいいか聞いてみると、「どうぞ~♪」とのこと。しかし、タダでテーブルを使わせてもらうのもなんだか悪い気がしたので、コーヒーを一杯注文。決して、お店のお姉さんがすご~くカワイかったので、話しかけるきっかけのために注文したとか、そういう訳ではありませんので悪しからず。

・弁当は母の手製。おにぎり二つに、おかずいろいろ。豚肉を焼いたもの、キンピラゴボウ、ベーコン・アスパラ・セロリの炒め物、ポテトサラダ、などなど。容器は廃品利用。「おにぎりでかすぎる!」と、過去何度も注意されているので、おにぎりは控えめでしたが、その代わりにおかずがこれでもかと。「演奏会前に、こんなに食えないよ。。。」と心の中でつぶやきつつ、仕方が無いので完食。ごちそうさまでした。
・コーヒーの方は、"ボタンを押してジャー" 方式なのでそれなりの味です。コーヒーとして特に高い値段というわけではありませんが、割高な感じは否めません。

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【論】Tan,2005,Simple decision rules for classifying~

2008年06月20日 08時00分39秒 | 論文記録
Aik Choon Tan, Daniel Q. Naiman, Lei Xu, Raimond L. Winslow and Donald Geman
Simple decision rules for classifying human cancers from gene expression profiles
Bioinformatics 2005 21(20):3896-3904
[PDF][WebSite]

・サンプル分類法として、k-TSP (k-Top Scoring Pairs) を提案する。これは過去提案されたTSP [Geman,2004] の改良版である。
・データ
#Binary class
1.Colon [Alon]
2.Leukemia [Golub]
3.CNS [Pomeroy]
4.DLBCL [Shipp]
5.Lung [Gordon]
6.Prostate1 [Singh]
7.Prostate2 [Stuart]
8.Prostate3 [Welsh]
9.GCM [Ramaswamy]
#Multi-class
1.Leukemia1 [Golub]
2.Lung1 [Beer]
3.Luekemia2 [Armstrong]
4.SRBCT [Khan]
5.Breast [Perou]
6.Lung2 [Bhattacharjee]
7.DLBCL [Alizadeh]
8.Leukemia3 [Yeoh]
9.Cancers [Su]
10.GCM [Ramaswamy]
・比較法
1.TSP
2.k-TSP
3.DT (C4.5 decision tree)
4.NB (Naive Bayes)
5.k-NN (k-nearest neighbor)
6.SVM (Support Vector Machines)
7.PAM (Prediction analysis of microarrays)
・クラス分けの評価法
#Binary class:識別率はLOOCVで計算
#Multi class:実験の設定は以下の三つ
1.One-vs-Others (1-vs-r)
2.One-vs-One (1-vs-1)
3.Hierarchical Classification (HC)

・問題点「Current methods generate classifiers that are accurate but difficult to interpret. This is the trade-off between credibility and comprehensibility of the classifiers.
・k-TSPとは「k-TSP, a refinement of the original TSP algorithm, which uses exactly k pairs of genes for classifying gene expression data. When k = 1, this algorithm, referred to simply as TSP necessarily selects a unique pair of genes. More generally, both TSP and k-TSP may be seen as special cases of a new classification methodology based on the concept of ‘relative expression reversals.'
・「This is accomplished by basing the classification on the k disjoint Top Scoring Pairs (k-TSP) of genes that achieve the best combined score.
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【食】味のむろ市 [ラーメン@室蘭]

2008年06月19日 22時00分23秒 | 外食記録2008
味のむろ市(あじのむろいち)[ラーメン@室蘭][室蘭タウン]
2008.5.31(土)17:25入店(初)
注文 しょうゆチャーシューメン 800円

 
・室蘭の輪西町、バス通りから市民会館へ続く中央分離帯のある道路から数えて、JR輪西駅側へ三本目の通り。う~ん、自分で書いていても分らない。詳しくはリンク先の地図を参照のこと。乗用車二台がギリギリすれ違えるほどの幅しかない狭い路地に面しています。隣には『一平』や『とり金』があります。左隣の空き地に2~3台分の駐車スペース有り。
 
・細長い店内はカウンター10席と奥にテーブルが一卓だけ置かれた座敷があります。おばちゃんが一人でやっている店のようです。壁には少年(社会人?)野球の写真がたくさん。ご家族の関係でしょうか。
・壁に貼られたメニューを見ると非常に簡素。ラーメンは『しょうゆ』と『塩』のみで、『味噌』がありません。こ、これは……美味しい予感がしてきます。

・しょうゆチャーシューメン(800円):具はチャーシューのほか、のり、ほうれん草、長ネギ、メンマ、なるとなど。
 
・スープを一口すすると「おっ!?」と思わせる独特のコク。麺によく絡んで、美味しい~ぃ♪ 素朴な味わい。

・塩ラーメン(600円):同行者が注文した品。試しにちょっと味見させてもらいました。一口すすって、「!? なんじゃ、こりゃぁぁぁ!!!」 一応『塩』とは名前がついていますが、味噌とか正油とか塩とかそんな味を超越した、ただ『ラーメンのスープ』としか呼びようのない代物です。色は透き通った黄金色で『黄金のスープ』と形容したくなるような美しいスープ。ただし、楽に全部飲みきれるタイプのあっさりスープではありません。しょうゆはしょうゆで美味しかったのですが、どちらか一品となると迷わずこちらの『塩』をオススメします。危うく『塩』を食べそびれる所でした。一人で行かずによかったです。
・人の姿がほとんど見えない寂れた場所にありますが、食べていると一人また一人と、いったいどこから沸いてくるのかと思うほど続々とお客が入ってきました。どの客も馴染みの地元の方のようです。地元民御用達のお店。

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【本】ノーベル賞 二十世紀の普遍言語

2008年06月19日 08時05分35秒 | 読書記録2008
ノーベル賞 二十世紀の普遍言語, 矢野暢, 中公新書 900, 1988年
・とっても有名ではあるけれど、その内幕となるとさっぱり分からない、『ノーベル賞』について。新書のため分量が限られているものの、日本の "ノーベル賞通" である著者により、その生い立ち、歴史、各賞にまつわるエピソードが網羅されている。ノーベル賞受賞者についての文献は数多く出ているが、このようなノーベル賞そのものについての文献は少ないのではないでしょうか。
・巻末にノーベルの遺言全文日本語訳、歴代受賞者リスト、各国受賞者数の表などの付録つき。
・今にしてこのような世界的に有名な賞が、ノーベルの遺言の一部、新書にしてたった1ページの分量の簡素な文言から生まれたとは驚きです。
・「ノーベル財団の活動が、アルフレッド・ノーベル個人の思惑よりは、むしろスウェーデンの国家的な業と結びついて展開してきた、という考え方のほうが妥当であるかもしれない。」p.ii
・「<普遍言語>とは、世界のどの文化圏にも絶対的な価値として通用する記号なり象徴なりをいうのだが、私は、二十世紀が生み出した<普遍言語>としては、ノーベル賞以上の存在をほかに知らない。その意味で、ノーベル賞は奇跡的存在ですらある。」p.ii
・「私は、あるとき、大人たち子供たちほどノーベル賞には関心をもっていない事実に気づいた。大人になり、己れを知ったとき、自分とノーベル賞との距離があまりに隔絶しているので、思わず知らずそれを関心の外に置くのであろう。私は、ノーベル賞を描いた大人のための作品がほしいと、いつしか願いはじめることになった。ところが、それを、まさか私自身が書くようになるとは、夢にも思ってはいなかった。」p.iv
・「十二月十日は、アルフレッド・ノーベル(Alfred Bernhard Nobel)の命日である。ノーベル財団関係者は、この日のことを「ノーベル・デイ」あるいは「儀式の日(Hogtigsdag)」と呼んでいる。ノーベル賞授賞式は、毎年この日に行われる。」p.6
・「この文章のあとに、五つの賞についての規定がくる。そして、この肝心のパラグラフの最後のところに、「賞を与えるにあたっては、候補者の国籍はいっさい考慮されてはならず、スカンディナヴィア人であろうとなかろうと、もっともふさわしい人物が受賞しなくてはならないというのが私の特に明示する願いである」という文章がくる。この文章は、ノーベル賞のだいじな特徴となる開かれた国際性を規定したものとして、ひじょうに重要な個所である。」p.27
・「俗に「ノーベル経済学賞」といわれている賞である。しかし、これは厳密な意味ではノーベル賞ではない。  この賞の正式の名称は、「アルフレッド・ノーベルを記念する経済学賞(pris i ekonomisk vetenskap till Alfred Nobels minne)」である。それに、「スウェーデン銀行」という表現が付くこともある。そもそもノーベルの遺言にない以上、名称を「ノーベル賞」とするわけにはいかなかったのである。」p.63
・「ラメル専務理事は、経済学賞がはじまってからの十五年間のあいだに、およそ二十ほどの新賞の提案があったことを認めている。なかでも有名なのは、音楽賞の設置を求めたあるスウェーデン財界人からの寄付の申し出、そして、たしかアメリカから出たものであったが、バレー賞の設置のための寄付の申し出である。」p.65
・「ラメル専務理事がよく口にする話に、こういうエピソードがある。1976年に経済学賞を受けたミルトン・フリードマンが授賞式のあと賞金小切手を受けとりに財団に出頭したとき、ノーベル財団の基金はいくらか、とラメル専務理事にきいた。ラメル氏が「米ドルに直して約五千万ドルだ」と答えたら、フリードマンは目を丸くして、「たった五千万ドルで、こんなに世界中を大騒ぎさせているのか!」といったそうである。ラメル氏は、そのとき、「財団の設立者がダイナマイトの発明者であった以上、他の財団よりは小さな基金で大きな騒ぎ(ビッグ・バン)を起こすのは当然でしょう」と答えたという。」p.72
・「ノーベル賞の選考過程の事実関係はいっさい極秘に付され、しかも守秘義務の守られるべき期間は五十年である。選考過程に関する記録や資料はことごく各アカデミーの資料室(アーカイブ)に厳重に収納されるが、五十年経ったあとも、閲覧を認められるのは科学史等の分野のとくに認められた研究者に限られ、自由な閲覧は認められない。」p.75
・「物理学賞と化学賞のばあい、選考は三段階方式でなされると通常いわれるが、その意味は、まずノーベル委員会で決定がなされ、そのつぎに該当クラスで決定され、最後アカデミー総会での秘密投票で決定される、という手順を踏むということである。」p.86
・「外に通じない人間を、内輪だけで英雄視していることほどみっともないことはないのだ。そのようなみっともない事態は、日本人の習癖なのか、私たちの社会のそこかしこにみられる。」p.123
・「初期のころ、「理想主義的傾向」の厳格な解釈の壁のために受賞できなかったのが、たとえばイプセンであり、エミール・ゾラであった。こういう作家の自然主義的傾向は、「理想主義的」とは見做されなかったのである。」p.141
・「ノーベル文学賞の黄金時代は、やはり1940年代から1960年代にかけての時期であっただろう。毎年、めくるめくような大作家が選ばれ、世界の話題になった。この時期は、二十世紀文学のピークでもあった。(中略)ところが1970年にA・ソルジェニーツィンが選ばれたあとになると、多少傾向が変わってくる。世界中がなじんでいる周知の大作家が少なくなったこともあって、無名の作家を探し出してくる、いわば発掘型の授賞が増えてくる。」p.143
・「つまり、ストックホルムの授賞式が、いわば最高の知性を祝福する豪華な祭典という性格をもつのにたいして、ノルウェーのほうは、世界に向けて平和のメッセージを発する理念発信の機会として位置づけられている。」p.164
・「私のみるところ、この1987年からことしにかけて、ノーベル賞の権威は、おりしもいま、頂点を極めているように思えてならない。2章で述べたように、1987年度には、ノーベル財団の基金も1901年当初の規模を回復したし、ノーベル各賞の賞金額も史上最高の水準に達している。名実ともに、現在世界に二千を数えるという国際賞および国際的水準の賞のことごとくをはるかに凌駕する立場にあり、ノーベル賞の権威はいまなお高まる一方である。」p.192
・「ノーベル賞は、一言でいうと、二十世紀が生み育てたひとつの<普遍言語>である。」p.203
・「ノーベル賞は、一言でいうと、男のロマンである。」by ぴかりん
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▲閉店【食】ラーメンの福井家 [いろいろ@室蘭]

2008年06月18日 22時11分13秒 | 外食記録2008
▲閉店 営業の気配無し [2018.1.30記]
ラーメンの福井家(ふくいや)[いろいろ@室蘭][室蘭タウン]
2008.5.31(土)11:15入店(初)
注文 焼肉定食 550円


・室蘭市内の日の出町と寿町の境目を、JRの線路から海の方向へ向かって伸びる、広い中央分離帯のある道路沿い。室蘭の地方裁判所の並びです。この近所はよく通りかかりますが、こんなところにこんな店があったなんてつい最近知りました。すっかり周囲の風景と同化して目立たない、渋い佇まい。

・店はL字のカウンター7席のみと小ぢんまりしています。客は私だけにもかかわらず、店の三名のスタッフはなぜか大忙し。どうしたのかと思って見ていると、その後もひっきりなしに出前注文の電話が鳴っていました。どうも店舗の営業よりも出前中心のお店のようです。

・メニューはラーメン、丼、定食など。ラーメンは450円から、そしてメニューの最高額がカツ丼700円、と低めの価格設定です。ラーメンにもひかれたのですが、この頃はラーメン率が高いので、定食を注文。
  
・出てきたのは甘塩っぱい味付けの豚肉、目測150g。味噌汁の具は苦味のある大根の葉っぱ。渋い。どこかの社員食堂のような雰囲気の料理でした。味の方は値段相応。

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【写】藻岩山展望台(札幌)

2008年06月18日 08時01分07秒 | 撮影記録2008
●藻岩山展望台(札幌) 撮影日 2008.5.18(日)
・札幌市街から気軽に行ける距離にある観光スポットです。ちょっと時間があったので、カメラを担いで行ってみました。

・藻岩山山頂の展望台までは、観光自動車道路、ロープウェイ、徒歩の三つの行き方があります。今回は観光自動車道路を使用。こちらは有料で一般車で660円かかります。山頂までは10分ほどの道のり。

・駐車場から徒歩でちょっと登ると早速良い眺め。北東方向。
 
・山頂に建つ建物の屋上から、周囲360°の景色が見渡せます。この日は天気もよく、観光客や登山者で賑わっていました。

・東方向。右に札幌ドーム。

・伏見のあたりを見下ろす。

・西方向は山岳地帯。

・芝生の上では登山者がお弁当を広げたりと、長閑な光景。
 
・南東~南方向。それにしても、このような上からの眺めを撮るのは、写真に風景をどう収めるかを考えると難しいところです。

・真駒内方面。

・見知らぬ子供が風景を見ながら、熱心にスケッチブックになにやら書き込んでいました。ま、まさか、この風景をスケッチ!?
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【食】一平 工大前店 [居酒屋@室蘭]

2008年06月17日 22時03分23秒 | 外食記録2008
一平 工大前店(いっぺい こうだいまえてん)[居酒屋@室蘭][室蘭タウン]
2008.5.27(火)18:00入店(10回目くらい)
注文 宴会コース(2000円)+ 飲み物 会費3000円

・職場の送別会にて。今回は私が幹事。
 
・室蘭工業大学の正門そばの交差点の一角にあるお店。室蘭やきとりで有名なチェーン店で、近隣では定番の飲み屋です。学生の時分は "高級店" だったので寄り付けず、はじめて入ったのは社会人になってからだったと思います。

・奥の座敷を貸し切っての宴会。予想よりも参加人数が多く、ぎゅうぎゅう詰めに。
 
・メインは豚肉のすき焼き。やわらかくて美味しい肉でした。ところで、すき焼きってどうやって作るんだっけ?? とりあえずこんな感じ? と適当に作り出し、途中からは単なる甘いタレの肉鍋に。

・エビの塩焼き。デカいエビ。

・あさり酒蒸し。以下は、一人につき一皿でてきました。

・茶碗蒸し。

・野菜サラダ。

・デザートのイチゴ。
・当然この他、豚精や豚トロなどの串物も4種くらい出てきたのですが、残念ながら写真を撮る間も無く消えていました。どれも美味しくいただきました。
・どう考えても2千円とは思えないお腹いっぱいのボリューム。お店に相当無理をさせてしまったのではないかと、かえって申し訳ない気になりました。この他、通常メニューにはないワインをこちらのリクエストに応じて取り寄せてくださったり、会計の面でもいろいろ気を遣ってくださったり、至れり尽せりで幹事役の私としては大助かりでした。感謝。
・最近メニューが新しくなったようです。以前は串物は基本的に1皿5本でしたが、これが4本に変っていました。近所に新たなやきとり店の出店を控え、対抗策としていろいろ工夫しているようです。

   
   
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