ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

▲閉店【食】旬処 天馬 [居酒屋@伊達]

2008年06月25日 22時03分26秒 | 外食記録2008
▲閉店 後に「三代目」がオープン [2022.6.23記]
旬処 天馬(しゅんどころ てんま)[居酒屋@伊達][Yahoo!グルメ]
2008.6.2(月)18:30入店(初)
注文 ビールとつまみいろいろ

 
・伊達の街外れにある、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな民家に近い建物です。伊達中心部から海際の火力発電所方面へ向かう道路沿い。JRの線路をまたぐ踏み切りを越えて、200mほど進んだ左手。
  
・店内には玄関で外靴を脱いで入ります。アットホームな雰囲気。テーブル5卓と、小さなカウンターが4席とあまり広くはありません。壁には有名人のサイン色紙が10枚以上飾られていました。これは期待できるかも。

・ビール(480円)とお通し。お通しは二種。一つは写真の長いも。このように丁寧に細かくすれば風味がこんなに変わるとはびっくり。実家で出てくるものとは大違いです。もう一皿は山菜。見た目は普通でしたが、ビン詰めとは違ってシャキシャキしていました。

・漬け物。「料理が出来るまで、ちょっとこれ食べててください」と出てきました。カブが甘くて美味。

・たこしゃぶ(800円) 今回のメインディッシュ。こちらの店は店主さんが漁師とのことで新鮮な海産物がウリのようです。「こちらは捕ってすぐ凍らせたものです」とタコの足の薄切りが出てきました。「なぁんだ、冷凍かぁ…」とちょっとテンションが下がったのですが、一枚食べると、そんな気持ちは吹き飛ぶ衝撃を受けました。もともとタコ好きではありましたが、こんなにタコが美味しい物だったとは。。。 歯ごたえ、舌への絡みつき加減が絶妙。鍋に通す時間が秒単位で違うだけで、歯ごたえがいろいろと変化します。最初はしゃぶしゃぶらしくポン酢をつけて食べていたのですが、途中からはそんなものをつけなくても鍋のコンブダシとタコの風味だけの方が美味しいことに気がつき、鍋から直食い。また、タコだけでなく脇役の野菜やキノコも非常に美味しかったです。厳選した素材だけを使っている感じです。たったの800円でこれだけ幸せな思いが出来るとは。室蘭からだとちょっと遠いですが通いたくなる気になります。

・焼餃子(400円) 注文時に「どの料理が美味しいですか?」と聞いたら、こちらをすすめてもらいました。余計なつなぎの入らない、生肉ギョウザ。ニラの風味が効いていて家庭的な味で、じんわりくる美味しさです。

・牧家のカチョカヴァロチーズとズワイ蟹のカリカリ揚げ(680円) しっかり蟹入り、チーズは濃厚。熱々のときはもちろんですが、冷めても尚、また別な味で美味しい。

・雑炊(380円) こんな美味しいダシ汁を雑炊にしない訳にはいきません。一度鍋を引っ込めて、出来上がった状態でまた出てきます。予想に違わぬ美味しさ。店によっては、煮詰まってアクの混じったコテコテな残り汁のこともありますが、こちらの汁は各素材の美味しい成分だけを抽出したような澄んだ味です。ハー。あまりの美味しさにため息。メニューには ”一人前” とありますが、結構な量あります。つい、食べ過ぎてしまい、帰りはお腹が苦しくなってしまいました。

・豚精(360円) なかなか出てこず、「すいませ~ん・・・」と店のおばちゃんに確認してみると、「あ!? 串でしたよね?? すいませーん!!」とどうやら忘れられていた模様。この日は全てのテーブルが埋まり、スタッフ三名ではいっぱいいっぱいのようでした。出てきた豚串はカラシつきの室蘭仕様。ギュッと噛むと、味がジュワッとしみ出す美味しい肉でした。これで一本120円とは驚きです。待った甲斐があった。。。

・シメのお茶。大満足。ごちそうさまでした。
・料理の方はちょっと時間をかけて室蘭から食べにいく価値は十分にあり、価格を考え合わせても今年のベスト3に十分入るくらいのものでした。しかし、とっても親切にもてなしてはくれるのですが、人手が足りずにきめ細かな接客とはいかない部分と、隣のテーブルのお客さんと背中同士があたりそうな状態で、落ち着いて食事をする雰囲気ではない点がちょっとマイナスです。
・妙に高い価格と数量限定のチャップ(二本610円)が気になります。また来ることがあったら注文したい一品。

  
  
  
 
コメント
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