ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

あばたもえくぼ ‐ カタリナ便り

2013年06月12日 | カタリナ便り

 週明けの月曜、午後遅くガラシア病院に向かった。
 談話室の前まで行くと丁度歌の会が終わったらしく、神父様やボランティアの方が後片付けをされていた。

 にこやかに応えて下さる神父様に、「彼女、音痴でしょう」と話を向けると、「遠くにいたので聞こえなかった」と明るく笑われていた。
 このことをカタリナ に話すと、「正直な神父様」と笑い転げていたが。

 ところで今日はどんな歌を? と尋ねると、曲名を知らないらしく、「節々に、ちゃんちゃかちゃんと合いの手を入れるのね」と訳の判らないことを言い、「それが私だけ上手くいかなくて、一呼吸遅れちゃうの」と楽しそうに続ける。

 Rehabilitation1_2Rehabilitation_3ちゃんちゃかちゃん?  一体どんな歌なのなのだろう、思い浮かばなく首を捻っていると、彼女曰く、「何とかおけさみたいなの・・・」。
 そういえば随分と昔、五輪や万博のテーマソングを歌った着流しの演歌歌手が、♪ 小皿叩いてちゃんちき・・・、と歌っていたのを思い出し、「それ」と尋ねたら、「そんな歌・・・」と心許ない返事。

 へえ~っ、そんな歌をと思って、後で娘にこっそり聞いたら、「そんな歌なかったよ。高原列車は行くとか言っておられたけど」と教えてくれた。そう言えば、その曲も、途中で合いの手を入れたような、入れないような?

 話は変わるが、大昔、付き合いでマイクを握らされた頃のこと、矢鱈歌が上手い人がいたが、ペトロ も含めて音痴な方がその場が和んだような気もした。ごまめの歯軋(はぎし)りに聞こえなくもないが。

 彼女、根っからの<音痴>なんだろうけれど、その方が可愛くていい。こんなのを、あばたもえくぼと言うンだろうな、きっと。
 リハビリの先生と歩行練習(6/11)に余念のない彼女、お陰様でかなり足腰が強くなってきました。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.628

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