淑(よ)き人の 良しとよく見て 好(よし)と言ひし 吉野よく見よ 良き人よく見 (天武天皇/万葉集1-27)
こちらでは、花便りが届いていますが、そちらは如何ですか?
その昔、やんごとなき御方が詠んだ吉野の山はもう少し先だろうと思いますが
ところで小ブログ、職を離れ無聊の慰めにと始めて六年、足掛け七年目を迎えました
そうそう、マリリン・モンローのコメディに、“ 七年目の浮気 ” とかいうのがありましたよね、ええ、白いスカートが地下鉄の通風孔の風で、ふわりと浮き上がるシーン・・・が
えっ、そんなことはいいから話を戻せって! はいはい、どこまで書きましたっけ?
でね、面白くもない老人の戯言にお付き合いを頂き感謝のほかないのですが、こんな原稿でも結構苦労しているんですよ
私小説風? いえいえ、決してそんなかっこいいものと思ってる訳じゃないんですがね、おだてられりゃ豚も木に、とでも言えばいいんでしょうかね
花マル欲しさに駄文を綴ってきましたが、途中、何度も止めようかと思ったことも・・・
そんな中、<500号>(12/8/15)で、“ 千回目指して頑張って ” と励ましのコメントを頂きましたが、その時はなんて大それたことをと仰天もしました
初夏の頃にはその千号が見えるほどにまで、陳腐乍ら “ 思えば遠くへ ” 来ちゃいました
で、ですね、青い空から降ってくる、それとも昇(あげ)られるかな? 花を見上げ、“ 花に嵐のたとえもあるさ/さよならだけが人生だ ”(訳:井伏鱒二)、とまあ、その辺で旅もそろそろね、お仕舞にする潮時かも・・・と
ここまで書いて目が覚めたが、卯月・四月、春眠、暁を覚えたような、覚えなかったような。
二日ばかりの好天が嘘のよう、愚図ついた新年度の始まりとなった。
が、ものは考えよう、埃りが洗われ、「ソメイヨシノ」も「オオシマサクラ」も一層綺麗になる、筈なんだが・・・?
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.953
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