ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

なんだ?‐ ドナウの旅(Spin off)

2015年03月18日 | ドイツ/オーストリア

 お天気からそっぽを向かれたブタペストへの旅中旅行からウィーンに戻った翌日。
 久し振りに晴れた空をホテルの窓から眺め乍ら、「メルク修道院に行こうよ」と言いだした。

 オーストリアを流れるドナウは360キロにもなるという。
 その中で最も美しいと言われているのが、メルクからクレムスに至る全長36キロにおよぶヴァッハウ渓谷。

 ウィーン西駅からザルツブルグ行インタシティ―に乗った。
 この日は二等車、おばあさん一人のコンパートメントに、「OK?」と訊き座わる。
 分岐のザンクト・ペルテン駅までは40分ほど、発車して暫く女の子が「OK?」と断りながら入って来た。

 *カタリナの独り言〔写真帳・アルバムのメモ書きから〕
 この若い女性、二の腕にタトーが彫ってある
 国民性の違いなのだろうか、それともこのこの娘さんの個人的な事情なのか分からないが、少し驚いた
 絶えることなく携帯電話で喋っているのは何処の国も同じ、少し可笑しくなった 

 検札の車掌さん、殆ど聞き取れないが、メルクへはペルテン駅でクレムス方面行に乗り換え、時間がないので早くしろよ、と教えてくれているようだ。

 予定通り1時5分にペルテン駅着、少し蓮っ葉に見える娘もこの駅で降りた。
 クレムス行は11時11分発2番ホームa、既にホームには電車が待ってい、5分ほどあるのでカメラを呑気に構えていた。

 撮り終えて乗車したものの11分を過ぎても発車しない??
 乗客の女性に訊ねると、「イエス ジス トレイン ゴー ツー ヴィエンナ」と言う。
 このおばさん、「久し振りの英語で緊張するわ私、ホホホ・・・」なんてカタリナに言ってたらしいがウィーン?一体どういうこと!

 カタリナがホームの青年に訊ねるには、メルクへは2番ホームのa、この電車は同じホームのbで25分発のウィーン行、なんとまあこんなことのよう。

 二つの電車は背中合わせに停まってい、発車時間になれば左右に別れる仕組みらしい・・・のだが、えっ、常識なの外つ国ではこんなホーム? 旅の案内書「地球の歩き方」には書いてないもん!

 次の電車は30分後、負け惜しみ半分、お陰様で舌を噛みそうな長い名の州、その州都でバロック建築の町とも言われるらしいザンクト・ペルテンをちょっぴりだけど楽しめた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.947


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