※ ドイツ ‐ ハンブルク/ハンブルガー・クンストハレ編 (1) ‐ 中欧美術館絵画名作選 (92)
08年の晩秋のベルリン、ゲマルデとアルテ・ナツィオナールガレリーで名画を楽しんだ翌朝、Intercity – Express でハンブルクへと向かった。
この時季のドイツ、アドベント・待降節の前だというのに寒気に覆われ、各地の大雪の様子がTVニュースで頻繁に流れていた。
その日も、途中から車窓を雪が叩き始め、雑木林や畑などがみるみる白く変わる様子に驚かされた。
♪ ICE‐906ハンブルク・アルトナ行は、9時19分、定刻にベルリン中央駅を離れました
♪ 誰かは不謹慎にも朝からビール、彼女は検札に来た車掌さんにコーヒーを注文していました
♪ エルベ川に沿って北上する辺りでしょうか、車窓からの眺めが一変しました
♪ 1時間半ほどの乗車時間もあっという間、11時少し前にハンブルク中央駅に着きました
エルベ川の河口、ドイツで二番目に多くの人が暮らす自由ハンザ都市ハンブルク、大阪にも似て少し猥雑とも聞くこの港町に、市立美術館・ハンブルガー・クンストハレがある。
旅の案内書には、“ ドイツ有数の美術館、ゴシックから現代絵画まで見応えがある ” とあった。
この惹句につられた訳でもないが、旅程の最終地フランクフルトへはかなり大回りになるが、足を延ばすことにした。
♪ ホテルへの道、僅か5分ほどですが、凍っていて難渋しました
♪ この街のメインストリート、その一角の市役所広場、勤めを終えた人で徐々にに賑わってきました
♪ ホテルのダイニングルームからはアルスター湖が寒そうに見えますが、ホントに寒いんです
ハンブルクに着く少し前から雪も止んで青空が広がっていたが、北海から吹き付ける風は身を切るように冷たい。
勝手にも抱いていた猥雑なイメージはなく、歴史を感じさせる街は落ち着いた佇まいにあった。
中央駅からアルスター湖畔のケンピンスキー・ホテル・アトランティックへ向かう途中、日陰に残った雪でバリバリと靴が鳴った。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1379
※ 小編は、09-03に投稿した記事をリライト、再投稿したものです。