ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ベルリンからハンブルクへ

2017年09月16日 |  ∟ドイツの美術館

 ドイツ ハンブルク/ハンブルガー・クンストハレ編 (1) 中欧美術館絵画名作選 (92)

 08年の晩秋のベルリン、ゲマルデとアルテ・ナツィオナールガレリーで名画を楽しんだ翌朝、Intercity – Express でハンブルクへと向かった。

 この時季のドイツ、アドベント・待降節の前だというのに寒気に覆われ、各地の大雪の様子がTVニュースで頻繁に流れていた。
 その日も、途中から車窓を雪が叩き始め、雑木林や畑などがみるみる白く変わる様子に驚かされた。

      

 ICE‐906ハンブルク・アルトナ行は、9時19分、定刻にベルリン中央駅を離れました
 誰かは不謹慎にも朝からビール、彼女は検札に来た車掌さんにコーヒーを注文していました
 エルベ川に沿って北上する辺りでしょうか、車窓からの眺めが一変しました
 1時間半ほどの乗車時間もあっという間、11時少し前にハンブルク中央駅に着きました

 エルベ川の河口、ドイツで二番目に多くの人が暮らす自由ハンザ都市ハンブルク、大阪にも似て少し猥雑とも聞くこの港町に、市立美術館・ハンブルガー・クンストハレがある。
 旅の案内書には、“ ドイツ有数の美術館、ゴシックから現代絵画まで見応えがある ” とあった。

 この惹句につられた訳でもないが、旅程の最終地フランクフルトへはかなり大回りになるが、足を延ばすことにした。

      

 ホテルへの道、僅か5分ほどですが、凍っていて難渋しました
 この街のメインストリート、その一角の市役所広場、勤めを終えた人で徐々にに賑わってきました
 ホテルのダイニングルームからはアルスター湖が寒そうに見えますが、ホントに寒いんです

 ハンブルクに着く少し前から雪も止んで青空が広がっていたが、北海から吹き付ける風は身を切るように冷たい。
 勝手にも抱いていた猥雑なイメージはなく、歴史を感じさせる街は落ち着いた佇まいにあった。

 中央駅からアルスター湖畔のケンピンスキー・ホテル・アトランティックへ向かう途中、日陰に残った雪でバリバリと靴が鳴った。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1379

   小編は、09-03に投稿した記事をリライト、再投稿したものです。

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