保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

ヤマ場!遺産分割の話し合い…①遺産分割が確定するまでの主な流れ

2011年05月27日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

波平の死亡と同時に、自動的に相続はスタートしますが
相続人たちに、相続財産が自動的に
振り分けられるわけではありません

もちろん、相続人が一人でしたら必要ありませんが
複数の場合は、具体的に相続分に応じて
割り振らなければならず、これを遺産分割
この話し合いを遺産分割協議と言います。

●誰が●どの財産を●どの方法で●どれだけ取得するか
について相続人全員で話し合いますが、民法では
「遺産に属する物または権利の種類及び性質
各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況
その他一切の事情を考慮してこれをする」と定めています。

この遺産分割を行う方法は次の4種類があります。
A.遺言での指定分割
B.協議による分割
C.調停による分割
D.審判による分割

 

主な流れは下のようになります。

遺言書の有無の確認

相続人の徹底調査を行い、全相続人を確定

相続財産を確定・評価し財産目録を作成

全相続人が合意するまで話し合う 
全員の合意が必要ですので
当然、もめるのはココです!   

(成立)遺産分割協議書に署名、押印する…B)

  (もめる)   家庭裁判所の調停で確定…C)

(さらにもめる) 家庭裁判所の審判で確定…D)

 【遺産分割協議の補足】

相続人が見つからなくて話し合いができないときも
調停や審判を申してます。

 

(遺言書がある場合=A)

遺言書があって分割の内容などが指定されている場合は
原則としてその内容に従って遺産が分割されます。

遺言書があっても、遺産分割協議で相続人全員が納得すれば
どのような分割をしても構いません
・波平の遺言の内容と違う
・法定相続分と違う
・サザエが相続放棄する など。
ただし、ここでも多数決では成立しません

 

 

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