パピとママ映画のblog

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス★★★★

2017年05月12日 | アクション映画ーカ行
1970年代を中心にヒットした数々のナンバーに乗せ、異色ヒーロー集団が大暴れする『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2弾となるSFアクション。銀河の平和に尽力する個性派チームの活躍を描き出す。リーダーのトレジャーハンターを、前作同様『マグニフィセント・セブン』などのクリス・プラットが好演。激しいアクション、つぶらな瞳の“ベビー・グルート”の活躍に注目。
あらすじ:ピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し……。

<感想>どうせ観るならと、3D・IMAXで鑑賞。飛んでもなく目まぐるしくて、大音響で頭が痛くなるほど凄かった。落ちこぼれヤンキー・ヒーローチームが、“ノリと笑い”で銀河を救うという物語。「アベンジャーズ」シリーズのマーベル・スタジオ最新作は、ノリで集まったけれど、仲間たちとの絆は家族のように強くて深いのだ。一見コワモテ、でもその胸に熱い思いを抱えた愛すべきクセ者たちが銀河で大暴れする、痛快アクション・アドベンチャー。

ガーディアンズは宇宙刑務所から脱獄した連中が、ノリと成り行きで結成したチーム。メンバーは、地球生まれのお調子者ピーター、凶暴なアライグマのロケット、セクシーな女暗殺者ガモーラ、破壊王のドラッグス、そして可愛いのに怒ると怖い“木のベビー・グルート”と個性派ぞろい。
誰もが熱いハートを持ち正義よりも金、計画より心意気で動く想定外の行動で、悪党を蹴散らす姿が、スリルとわらいをたっぷり交えて描かれる。さらには、宇宙海賊のヨンドゥにガモーラを憎む義妹ネビュラ、感情を読む能力者マンティスらが、お騒がせチームにさらなる波乱を呼び込むのである。
そんな本作の魅力の一つが、前編にあふれるピーターの、母親の形見のカセットテープから流れる、70年代のヒット曲の数々。かつて世界中を熱狂させたゴキゲンなロックやR&Bが、ガーディアンズの大冒険を盛り上げてくれる。
ですが、その母からの贈り物に入っていたカセットテープを、父親のカート・ラッセルが壊してしまうんですね。しかし、亡き育ての父ヨンドゥが、ちゃんと新しいのを買ってたんですね、これには涙です。

監督はインディーズ映画出身で、前作を大ヒットに導いたジェームズ・ガンが続投。お馴染みのメンバーに加えて、監督の熱きラブコールに応えてシルベスター・スターロンの参戦も、そして、お調子者のリーダー、ピーターの出生の秘密が明らかになる。地球で生まれ、幼いころにヨンドゥに誘拐されてしまった過去を持つ。母親を亡くし、父親を知らない彼の前に、今作では2人の父親が登場する。育ての父であるヨンドゥと、実の父を名乗る謎の男エゴ。理想郷のような惑星で暮らしているカート・ラッセル。彼らとの関係がチームを大きく揺り動かすのであります。

危険な請負で小銭を稼ぐガーディアンズは、ある時巨大な力を持つ黄金の惑星の指導者アイーシャ(エリザベス・デビッキ)から護衛の仕事を引き受ける。だが、あらいぐま、ロケットのある行為が彼女の逆鱗に触れ、チームはピンチに。

アイーシャの軍団から総攻撃を受け、ガーディアンズの宇宙船ミラノ号はスクラップ状態に、そこへ間一髪のところをピーターの父親と名乗る男エゴに救われる。
アクション映画界のレジェンドが参戦する今作では、シルベスター・スターローンの若さは美容整形だというが、カート・ラッセルの若さの秘訣はなんなのでしょうね。とにかくカート・ラッセルはいい年の取り方しているよね。
だが、それを機にチームは分裂の危機に陥っていくのだ。チームとして活動を開始したガーディアンズ。中でも心は読めるが空気が読めないエゴの世話係のマンティス(ボム・クレメンティエフ)と、全身タトゥーのマッチョな破壊王で、怪力だけどおバカなドラックス(デイブ・バウティスタ)のどこか似ている2人が引き起こす化学反応(恋模様)も必見ですぞ。

クリーチャー(タコの化け物)とのバトルなどアクションがパワーアップする一方、ここ一番で噛みあわない微妙なチームワークが、さらなる笑いを生むのであります。中でも、ベビー・グルートの自由すぎる動向は、みんなが敵のクリチャーと戦っているのに、一人でカセットの曲をスピーカーに繋いで、ダンスを踊って楽しんでいる場面は要チェックですからね。

ですが、そんな間抜けな奴らを見下す金ぴかの種族“ソヴリン“が敵として立ちはだかるのだ。喧嘩や対立がお約束の彼らだが、今作はその度合いもヒートアップして、友情や絆を軸に展開する熱血ドラマにもなっている。本当の父親が出て来て、ピーターが悪い父親と闘う場面や、父親の惑星エゴを破壊しようと爆薬を仕掛けるアライグマが、ボタンを押すのに小さいグルーに頼む場面も、予告で見た通りの笑うシーンもあります。

見どころは、ラストのピーターの育ての父ヨンドゥの葬式が、宇宙いっぱいに全キャラクターが揃って花火を上げて見送るというシーンに、つい涙が、・・・しかし、最後までご覧ください。エンディング終わりにもオマケの映像がありますよ。
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