パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

劇場版 仮面ティーチャー★★

2014年03月27日 | アクション映画ーカ行
「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演し、「GTO」の藤沢とおるが描いた同名漫画を実写化したテレビドラマ「仮面ティーチャー」の劇場版。教育環境が崩壊した近未来の日本を舞台に、無法地帯と化した学校と非行生徒たちを更生させるため政府が送り込んだ特別教師「仮面ティーチャー」の活躍を描く。
<感想>最近特にTVドラマが劇場版として映画化されている。でもその中でも織田裕二さんの「踊る大捜査線シリーズ」は最高に良かったと思っている。で、今作の深夜TVシリーズは観ていません。力ではなく“心”で生徒とぶつかることを学んだ仮面ティーチャーこと荒木剛太が、恩師と対決する物語。熱血先生といえば、懐かしの「金八先生」を思い出します。
しかし、この作品では、理想の教育をめぐる熱いドラマに加えて、ワイヤーやバイクを駆使したアクションもスケールアップしており、ハマリ役となった藤ヶ谷の熱血教師ぶりが冴えわたります。
あらすじ:体罰が禁じられ無法化した教育界を是正すべく、政府の教育省から“仮面ティーチャー”として華空学院高校に派遣されて来た荒木剛太。彼は力による制圧を許される身ながら、生徒と誠実に向き合い、その甲斐あって、学院には平穏が戻りつつあった。
だが、力による秩序回復に固執する教育省は、荒木剛太の恩師でもある羅門(遠藤憲一)を副校長として新たに派遣。剛太に信じることの大切さを教えてくれた羅門にかつての面影はなく、彼は力で生徒を制圧しようと暴走する。

特撮ヒーローものと熱血教師の学園ものをミックスしたような映画だが、テレビ版を見てないので、ややこしい人間関係を把握しきれず、置き去りにされてしまった感じがする。それでも、生徒に殴られてばかりいる主人公の教師が、仮面を被ると超人的な強さを発揮する落差が面白くて、生々しい格闘技アクションも爽快感を味わえます。
こちらも原作アリのバトル映画だが、各人の闘う動機づけを丁寧に見せ、かつ感情のピークと格闘シーンとがきっちりシンクロするので、ダレルことなく観ていられた。言ってみれば学園ものと平成ライダーのようだが、熱血教師のパロディとしても秀逸な設定だと思う。
ジャニーズの若手は、脚本に沿った演技が本当に上手い。その、ソツのなさは時として味気なさに繋がってしまうけれど、そこはベテランの遠藤憲一さんや萩原聖人さんが、きっちりアクを加えているので良しとしましょう。それにしても、教育省のエリートで、仮面ティーチャーの提案者である飯倉を演じた、斉藤工も変身したかっただろうにと思いました。
しかし、体罰を全面禁止した教育省が、荒廃とした学校に仮面ティーチャーを送り込むストーリーには説得力がなく、学校の問題が仮面という匿名の暴力ですべて解決するほど単純だとは思えないです。
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