パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

帝一の國 ★★★・5

2017年05月03日 | アクション映画ータ行
超エリート高校を舞台に、生徒会長になることに全精力を傾ける野心みなぎる主人公・赤場帝一が、一癖も二癖もあるライバル生徒たちと熾烈な政治闘争を繰り広げる高校生活を描いた古屋兎丸の人気ギャグ漫画を『共喰い』『溺れるナイフ』のなどの菅田将暉を主演に迎え、野村周平、竹内涼真らイケメン俳優の共演で実写映画化した異色コメディ。キャストは他に、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎。監督は「ジャッジ!」「世界から猫が消えたなら」の永井聡。
あらすじ:800人の天才エリート学生が通う超名門校、海帝高校。その生徒会長を務めた者は、将来の内閣入りが確約されているという。そんな海帝高校に首席で入学を果たした新1年生の赤場帝一(菅田将暉)。彼には総理大臣になるという明確な目標があった。つまり、彼は必ず海帝高校の生徒会長にならなければならなかったのだ。ライバルを全員蹴落とし、2年後の生徒会長選挙で勝利するためには、周到な戦略の下に、今から巧みに立ち回っていく必要がある。こうして帝一は、彼に負けず劣らず強烈な個性を持つライバルたちとの激しい学園権力闘争へと身を投じていくのだったが…。

<感想>主人公赤場帝一を演じる菅田将暉は、髪型をハードな七三で一見真面目風な感じで、間宮祥太朗演じる氷室ローランドに、目的のためなら手段を選ばすという意味で彼の靴を舐めるほどのしたたかさ。

間宮祥太朗演じる氷室ローランドは、茶髪のロン毛で票を集めるために金をばら撒きわいろを贈るという手法に、大人の選挙と同じような生徒もいる。

野村周平は帝一と敵対する東郷菊馬の役を、マッシュヘアーのメガネで凄~く性格の悪そうな顔を醸し出して、卑怯な罠で敵を失脚させたりする。

家は母子家庭で貧乏だが頭脳明晰であり、奨学金で私立の海帝高校入学した大鷹弾を、爽やかな笑顔で演じている竹内涼真。

最近よくこういう若手の青春映画には率先して出ている可愛い顔の千葉雄大くん、森園として生徒会長選挙に立候補する。今をトキメク若手の俳優たちが、個性的すぎるビジュアルで、ライバルたちを蹴落とそうと、暴走する姿が気になって仕方がなかった。

舞台は昭和の時代設定で多くの政治家を輩出してきた日本一の名門・海帝高校。ここには「生徒会長に選出された生徒は、有名大学への進学や政界へのコネなど、将来の成功が約束される」という伝統があった。赤場帝一の父親に吉田鋼太郎が扮して、自分が通産省の大臣にならなかったばかりに、本当はピアノ奏者になりたかった息子を、自分の母校である海帝高校へ入学させて、将来は政治家にならせて大臣に、そして総理大臣までなることを期待する。

ある者は総理大臣になるために、ある者は正義のため、各々の思惑のもとに生徒会選挙を競うクセ者だらけの高校生を、イケメン俳優たちが、髪を振り乱だして、ふんどし姿になり熱演するという。このふんどし姿の若手俳優が、檀上で太鼓を叩くシーンは、見どころの一つで大いに心躍るシーンでもありました。
本作の戦場は、少年漫画としては異色な「生徒会選挙」でありまして、ですが、たかが高校生の生徒会と侮るなかれ。いや、政治家ならともかく高校生がそこまでする必要があるのか?・・・なんて思うだろう。

しかしながら、本作の主人公・赤場帝一らが通う超名門校・海帝高校の生徒会長には、最強の学閥の支えによって、将来の内閣入りが約束されているオプションがあるというのだ。つまり彼らは、いつかは「国」を制するために、何が何でも選挙に勝とうとしているわけ。ですから、彼らにとっては、人生が懸かった大事なこととあって、票集めに奔走する様子は、さながら灼熱のスポ根作品でもあります。

そんな背景が分かっていても、「いくらなんでも」なことがこの映画の中では、次々と起きる。だから、赤場帝一が、勝ち目がないとみるや絶望のあまり切腹を試みたり、生徒の心を掴むために校庭で、突然輪になって「マイム、マイム」と、フォークダンスを踊り出したりする。輪がだんだんと大きくなり、つまり仲間が増えて票に繋がることになる。
それに、競争相手の氷室ローランドも、最後の1票で敗退したばかりに、学校の屋上から投身自殺を図るも、地面に体育マットが敷いてあり命が助かるのだ。大真面目だからこそ、素っ頓狂な行動に出る彼らの姿に、そんな彼らが、真剣に実行する作戦が、あまりに熱すぎるばかりに、吹き出しそうになったり、ちょっと笑っちゃたりもします。

が、しかし、そのギャップに油断して笑いが込み上げてきたその時に、自分の胸に問いかけて欲しいのだ。果たして自分は彼らのように、何かに真剣になったことがあるだろうか。命を懸けて取り組んだことがあるのかと。思い出しても無いのなら、彼らの奇行を笑ってはいけないのだ。だから、高校生の選挙活動に涙腺が緩んで涙がポロリと流れることもある。

今をときめく若手俳優たちが、イケメン要素を封印して、捨て身の演技で届けるトンデモ学園選挙のコメディ作品を、絶対に笑ってはいけないと思う。
死力を尽くした果てに、選挙の女神は誰に微笑むのか?・・・同年代の俳優たちの競演だからこそ生まれたグループが、同点決勝の末に友情と裏切りの交差が起こり、衝撃の熱き青春をただただ見つめることになるとは。
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