パピとママ映画のblog

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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女★★★・5

2017年07月29日 | アクション映画ーサ行

ユニバーサル・スタジオが同社の誇るクラシック・モンスターたちを豪華キャストとスタッフで甦らせる一大プロジェクト“ダーク・ユニバース”の記念すべき第一弾として、1932年の「ミイラ再生」を1999年の「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」に続いて、今度はトム・クルーズを主演に迎えてリブートしたアドベンチャー・ホラー大作。砂漠の地下深くに封印された邪悪な“王女”の恐るべき復活劇を壮大なスケールで描き出す。共演はアナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ、ラッセル・クロウ。監督は「M:i:III」「スター・トレック」など数々のヒット作の脚本や製作を務めてきたアレックス・カーツマン。長編の監督としては本作が2作目となる。

あらすじ:貴重な遺物の横流しに手を染める米軍関係者のニック・モートンは、激しい戦闘の続く中東で、地中に埋もれていた古代の遺跡を偶然発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネットの墓だった。

さっそく考古学者のジェニー・ハルジーと棺の調査に乗り出したニックだったが、気づかぬ間に封印されていたアマネットの呪いを解放してしまう。やがて棺をイギリスへと輸送するため一緒に飛行機に乗り込んだニックとジェニーだったが…。

<感想>久しぶりのトムちんの映画なので、IMAX3Dで鑑賞。この映画でトム・クルーズが演じるニック・モートンは、泥棒なんですね。古代の遺物を盗んではそれを闇取引して金儲けをしている。普段は軍人だけど、その軍人としての特権を利用して、誰よりも早く遺跡を発掘してブラックマーケットに売り捌いているわけ。
ニックは歴史にはまったく関心がなく、自分が取り扱うものについての知識も理解もない。そしてある時、恐怖に満ちた冒険に巻き込まれてしまうという物語。とにかく迫力満点のアクションに、心を揺さぶるスリル、そして恐怖に溢れている。

それと同時にキャラクターたちにはユーモアのセンスがあり、こういった映画に相応しいダークなユーモアが。アマネット役のソフィア・ブテラはミイラ役としては、エキゾチックな魅力とパワーを、この美しいミイラのアマネットにもたらしている、最高のキャスティングでした。

とにかく、ソフィア・ブテラの恐ろしくも妖艶な彼女のパフォーマンスは、圧倒的に凄かった。

ジキル博士のラッセル・クロウも、パワフルであり素晴らしい俳優であり、ジキル博士もハマリ役でした。中盤でトムちんとのファイトシーンがあるのですが、まるで格闘技というより相撲を取っているかのようでした。

ロンドンの地下に眠る十字軍の墓地のシーンも素晴らしく、また中東の戦闘地帯で古代エジプトの棺が発見される。

水銀の池に沈んでいる棺を引き上げると、米軍の輸送機でロンドンに運ばれることになるのだが、一緒にいった考古学者のジェニーは、この棺はエジプトの王女アマネットのものであることを棺の文字から解読する。

しかし、輸送機は大量のカラスの群に襲われ、操縦室のガラスは破られ墜落することになる。この時、1ケしかないパラシュートをジェニーに付けてやり自分は飛行機もろとも墜落し、死亡とみなされるのだ。

それが、どういうわけか、ニックは無傷のまま死体安置所で目覚める。このシーンでは、トムちんの筋肉隆々の素っ裸が見られますからね。ところが、飛行機と棺は修道院へ落下し、そこで棺の中から5000年前のエジプトの王女アマネットのミイラが甦るというか、水銀の池から出してくれたニックを操って、復活しようとしていたわけ。

ニックは、謎の組織である“プロディジウム”に拉致され、そのリーダーであるジキル博士に協力して、王女アマネットの呪いを払って彼女を倒す手助けをすることになる。このジキル博士の研究室は、ロンドンの自然史博物館の地下に古くからあるという設定だが、これをリアルに見せるためスタジオには、1400平方mもの広さのセットが組まれたそうです。

王女アマネットが復活するシーンは、まるでホラー映画であり、警察の男から人間の生き血を飲み干し蘇るし、その男はゾンビとなって王女の家臣となる。それに、ニックもジェニーを助けるために、自ら短刀で自分の心臓を一突きして、ゾンビ?・・・悪魔の化身のようになるわけ。ニックは、完全に王女アマネットと同化したように、目ん玉が蛇のような眼球でした。

それに、なんといっても圧巻なのが、ロンドンに砂嵐が押し寄せて来るシーンですね。

面白い俳優さんでは、ニックの相棒である米軍兵伍長のヴエイルですかね。アマネットに取り憑かれるてしまい、ゾンビになるも、ニックの前にだけは妄想と言うか幻覚で現れる。最後にも、ニックと一緒に砂漠へ逃げていくところなんかも、気の毒といいたい。
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