パピとママ映画のblog

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スター・トレック イントゥ・ダークネス★★★★

2013年08月19日 | アクション映画ーサ行
前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、クリス・パインやザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナらも続投するSFアクション大作の続編。謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。冷酷な悪役を、『裏切りのサーカス』のイギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチが怪演。人類の未来を懸けた壮大な戦闘に加え、人間味あふれる物語に引き込まれる。

<感想>先行上映、2Dにて鑑賞した。ド派手な見せ場をふんだんに盛り込んだ待望の続編。前作の後日から始まる正統的な続編である。ロンドンの爆破テロ、サンフランシスコの艦隊本部襲撃によりパイク提督の死亡という事件が起き、規律違反で副長に降格されていたカークは、首謀者のジョン・ハリソンなる謎の人物の暗殺という密命を帯びる。
だが、ハリソンは“超人”の能力を示し、カークを艦隊反逆の道に誘う。復讐の感情を抑え、暗殺でなく逮捕すべきではないか、調査船に新開発光子魚雷持ち込むのは規約とモラルへの背徳ではないか。クルーとの議論に至るこれらのエピソードは、アメリカ軍によるビン・ラディン殺害作戦や、日本への核持ち込みの議論を容易に連想させるようにもとれる。

冒頭の惑星ニビルの探査では、火山の噴火から住民の生命を救うべく冷凍爆弾の起動をスポックに指示する。だが、危機に陥ったスポックを助けるため、宇宙艦隊の最優先規約に反する行動に出てしまう。スポックを救出するが、彼は船長を解任されてしまう。宇宙艦隊にカークの規約違反を報告したのは、彼が助けたスポックなのだ。「命を救ってくれたことに感謝はするが、規則違反は報告の義務があり当然のことだ」と答えるスポック。カークは自分の判断は間違っていないと憤慨する。2人は別々の船での任務に就くことを命じられる。

その直後に、宇宙艦隊の資料保管庫で、多数の死傷者が出る爆破テロが発生。宇宙艦隊は幹部を非情召集し、対策会議を行う。だが、カークはその席で敵の狙いを直感で感知。しかし、時すでに遅く、会議場はハリソンによる攻撃を受けてしまう。カークの機転でかろうじて敵を撃退したものの、重傷を負ったパイク提督が絶命してしまう。
ニビルでは、現地の未開人に宇宙船を目撃され、「探査の目的から逸脱した」と非難されたカークは、マッコイらの助言も聞き入れない。
自分を宇宙艦隊に導き、父親代わりに指導してくれた恩師の死に動揺するカーク。彼はパイク提督の敵討ちのため、犯人ハリソンの追跡をマーカス提督に直訴する。しかし、ハリソンは宇宙艦隊の法が及ばないクリンゴン帝国宙域にトランスワープしていた。クリンゴン帝国の領域に惑星連邦の宇宙船が侵入するのは戦争の勃発を意味する。

そこでマーカス提督は、新型光子魚雷を中立地域から発射してハリソン暗殺をカークに指示するのだが、カークは民間の小型宇宙船に武器商人に扮して乗り込み、クリンゴン帝国の本拠地、惑星クロノスへの潜入を試みるわけ。クリンゴン人との銃撃戦に、そこへ銃を持ったハリソンが現れる。

意外にも簡単にハリソンを拘束したカークは、怒りにまかせて処刑することはせず、裁きを法廷にゆだねるため地球へと向かう。しかし、エンタープライズ号は突然の航行不能に陥ってしまった。そのエンタープライズの前に謎の巨大戦艦が出現する。そして、攻撃を仕掛けてきたのだ。応戦しようにも武器系統が全て使えず、さらにワープ速度も3倍という敵戦艦に対しては、逃げることすらできない。絶対絶命の危機の中、カークはハリソンに対して思いもよらぬ申し出をする。ここでネタ晴らしすると、映画を見るのがつまらなくなりますので、それは見てのお楽しみです。
地球の引力に引っ張られ、このままでは墜落必至のエンタープライズの運命は?・・・。

見せ所は、ベネディクト・カンバーバッチ演じる敵キャラクター、ジョン・ハリソンに、エンタープライズ号のクルーをかつてない危機へと追い詰める冷酷非情な男を演じている。
それに、意外にも機関部長のスコッティこと、サイモン・ペッグの活躍に驚きました。彼は誰よりもエンタープライズを愛し、その心臓部を任されて詳しいのだ。結構思ったことをはっきりと口にするタイプで、カークと喧嘩したりするも、肝心な時にはずばりと物事を言う。それがカークの心に響いて、エンタープライズを起動させるためって、自己犠牲って凄いことやるんだ。実際に、もうカークは死んだと思った。

今回のカークは最初に最悪な状況に陥れられる。エンタープライズ号は壊れかけるほどの打撃を受けてしまい、カークも同じように打撃を受け、自分の強さを試され、自分も気づいていない強さを発揮するよう強いられる。仲間たちと共に試練を受け、その試練を切り抜けて最終的にどこまで、彼らができるのか、どこまで自分たちを究極まで追い込んで、人を助けるために何ができるのかという。物語のテーマとしては自己犠牲であったり、忠誠心であったり、ファミリーだったりとか。でもやっぱり3Dで見たかったぞ。
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