パピとママ映画のblog

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サーホー★★★・5

2020年04月06日 | アクション映画ーサ行

              

「バーフバリ」シリーズで主人公バーフバリを演じたプラバース主演による、架空の都市を舞台にしたクライムアクション。

あらすじ:いくつもの犯罪組織が街を支配する大都市ワージー。ある日、組織の頂点に君臨するロイが交通事故と見せかけて殺害された。組織内では実力者の1人であるデウラージがロイの後継の座を狙うが、ロイの息子も父を引き継ぎボスとして名乗りを上げる。そんな中、200億ルピー相当の大規模な窃盗事件が発生。潜入捜査官アショークは女性警察官アムリタ―らとともに事件の捜査を開始する。窃盗団を追う中で、アショークは裏組織が隠し持つ金庫の存在にたどり着く。

<感想>日本を始め世界中でヒットした「バーフバリ」でブレイクを果たした濃ゆ~い顔の俳優プラバース。その最新作は、凄腕の捜査官が活躍するアクション。ボスの死を受け犯罪シンジケートで後継者争いが勃発する。捜査に乗り出した特別チームは、意外な真相にたどり着く。

まさにハリウッド級の大作感ある娯楽作品になっていた。さらには、インド映画でおなじみのパブリック・イメージとなる突然のミュージカルシーンが始まり、ラブストーリー勃発、お遊び的な幻想的ともいえる、久々に多種多彩に盛り込んだアクション映画。

「バーフバリー」では男気あふれる戦士を演じたプラバースだが、今作でも鍛え抜かれた肉体とみなぎる自信、比類なきダンディズムで存在感を発揮していた。格闘戦や銃撃戦、バイク&カーアクションから、スカイダイブまで超絶アクションを披露しており、カジュアルからフォーマルまでと多彩なファッションにも目を引かれる。

さらには、波乱万丈すぎるドラマはまだ序の口で、これでもかと詰め込まれた見どころの数々、スリリングなスパイ戦に家族の絆、裏切りと復讐の群像劇になってました。運命の女性とのロマンスに加え、歌って踊るミュージカルシーンで、お腹一杯な気分に浸れますからね。

しかし、インドではこの手の中年おっさんが売れっ子俳優とは、驚いたわ。お相手は、今までの派手なメイクでスタイル抜群の姉ちゃんではなく、すらりとした細身の体で、顔もインド人女優らしくなくて美しいマンディラ・ベーディーちゃん。アクションも踊りも上手でした。

華麗でハイテンションなカーアクション!万能すぎるアショークのドライビングテクニックはもちろん超ハイレベルだし、ワイスピメンバーも驚愕必死のカーアクションを見せつけるのだった。

ホテルの部屋での銃撃戦では、「ターミネーター」をTVで流したりして、ホテルの部屋の内と外に、分かれた銃撃戦。息がバッチリ合った男女のコンビネーション。アショークとコンビを組む美女捜査官アムリタとの相性は抜群であります。ブラピ&アンジーにも負けないくらいの圧巻のコンビネーションで敵を倒していく。

荒廃とした世界で多勢に無勢の戦闘を繰り広げるさまは「マッドマックス」級さながらでした。クライマックスでの大型トラック、リフト、ブルドーザー、バイクを巻き込んでのカーチェイス・アクションは、「ワイルドスピード」並みのメガトン級のアクション・シーンだった。

そして、死と隣り合わせのスカイダイビング&バトル。パラシュートもつけずに空中だいぶしたり、空飛ぶ敵とビル群で戦ったり、イーサン・ハントにも引けを取らないくらいの超人ぶりに圧倒されます。でもこれってCGじゃないの。

終末感あふれる世界で孤軍奮闘の大立ち回りと、テンポのいい場面転換といいたいが、ちょっと目が追い付かないくらい支離滅裂な感じで疲れた。とにかく3時間弱と長いので、最後の二人が歌って踊って幸せになるのは、いつものインド映画でこれはいらなかったのではと思った。

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