パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

デッドマン・ダウン ★★★.5

2013年11月02日 | アクション映画ータ行
『フライトナイト/恐怖の夜』『トータル・リコール』などのコリン・ファレル主演によるサスペンス。暗殺者の男と彼に復讐(ふくしゅう)を依頼した女が、思わぬ窮地に立たされながら惹(ひ)かれ合う姿を活写していく。監督は、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で注目を浴びたデンマーク出身の鬼才、ニールス・アルデン・オプレヴ。彼と同作以来のコンビを組むノオミ・ラパスが、秘めた過去を持つヒロインを好演する。謎とスリルが交錯する展開に加え、重厚なガンアクションの数々にも目を見張る。

<感想>この映画も仙台では上映されてなくて、隣町の109シネマへ見に行ってきました。男はマフィアに妻子を殺された・・・。そして復讐と誓った男は、マフィアに潜入し、人知れず悪党狩りを始めた。ヴィクターを演じるコリンファレルは、不動産業を仕切るヤクザのボス、アルフォンスが頼りにする子分だった。そのアルフォンスが何者かに脅迫され続けていたが、ついに手下のポールの死体が氷詰めで送り付けられてきた。

犯人を取引相手のヤクの売人だと思ったアルフォンスは、ヴィクターたちを従えて売人のアジトへ乗り込むのだが、突発的な銃撃戦になる。しかし、ヴィクターの献身的な戦いでアルフォンスは難を逃れる。この場面のコリン・ファレルのきびきびとした動きはまるで忍者のよう。まだここではヴィクターの素性は知られていない。
そして、彼の弟分のような存在のダーシー役には、ドミニク・クーパーが。「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」(11)では、イラクのサダム・フセイン元大統領の息子ウダイと、その影武者の1人2役に挑んだ俳優さん。彼がヴィクターを兄貴と慕ってくるのが辛いですよね。

そんなヴィクターに向かいの部屋に住む女、ノオミ・ラパスがアプローチしてくる。彼女は交通事故で顔に大きな傷を負っていて、ヴィクターとデートをするが、しかし突然彼女はヴィクターの殺しの現場を目撃したと言うのだ。そのことを黙っているのと引き換えに飛んでもない提案を出してきた。どこか男勝りな体格の彼女なのに、ヴィクターとのデートのために白いドレスを着ていそいそと出かけたのはいいが、近所の悪ガキたちに「モンスター」と虐められ、血だらけになって家へ引き返すシーンには、か弱い女っぽいノオミさんが観られて演技の幅を上げたなぁと感じました。
だが、彼女はヴィクターがただのチンピラではないということを知らなかったのですね。顔に痛々しい傷跡を残したベアトリスの母親役に、イザベル・ユペール演じるかわいらしい母親が出ています。
ところが、彼には大きな秘密があったのだが、寡黙な殺し屋を利用する女の復讐劇かと思わせる展開なの~、違うんですね、さらに方向転換する内容はラストにつれてどうなることやら結末を知りたくなりますから。
主人公ヴィクターは射撃の巧い男で、様々な武器を簡単に使いこなす、元ハンガリー国防軍に従軍していた。最初の襲撃シーンで使うのはチンピラ御用達のサブマシンガン、TEC9。コリン・ファレルが「トータル・リコール」でも使用していたクリス・ヴェクターである。

ヴィクターがライフルによる狙撃も行うが、それが処刑ウェポンのひとつ、ルーマニアが開発した狙撃ライフルFPK。マフィア潜入時に組同士の抗争でガンバルヴィクター。使う銃は、組から渡されたTEC9だが、でも自分の隠れ屋にはアサルト・ライフルFNSCARや、ヴィクターが携帯する自動拳銃はチェコが生んだ名銃のCz75。それに、プラスチック爆弾など軍隊なみのウェポンを揃えているのである。(全部資料より)

彼と敵対するアルバニア人ギャングは、ボスの弟が誘拐され身代金などの請求がなく、拉致されている場所がアルフォンスのアジトの地下室だという写真入りSDカードを、ヴィクターがノオミ・ラパスに手渡し郵送してくれと頼む。
つまり、ヴィクターが自分の手を汚さず、憎き復讐する相手のアルフォンスと、敵対するヤクの売人と抗争させるために仕掛けたワナだったのに。

だが、ノオミ・ラパスがそのSDカードを投函せず手に持っていたことで、ヴィクターの身も危うくなるわけで、ラストは彼女もアルフォンスの手下に捕えられ、そこへ売人が現れて示しがつかなくなる。そして、結末は壮絶な銃撃戦となり、ヴィクターもアメリカ製の最新サブマシンガン、クリス・ヴェクターを撃ちこむわけ。そうなんですよ、ヴィクターが復讐の鬼と化してバンバン撃ちまくります。それに、約束した彼女の交通事故の犯人も撃ち殺します。最後はノオミ・ラパスと車で逃げるんですけどね、そうそう二人のベットシーンはありませんから期待しないように。それでも、コリン・ファレルのファンとしては、彼の男らしいマシンガンの銃撃戦とか見れて痺れますから。
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